スバル R1は他の軽自動車にはない魅力があった!ラインアップや特徴を紹介
スバル R1は、2005年にスーパースモールカーとして発売された車です。2022年10月現在では、新車の生産が行われていないため、中古車購入でのみ入手できます。情報が少ないこともあり、「R1はどのような特徴を持っているの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、スバル R1に興味がある方に向けて、車種の特徴やスペックを解説します。スバル R2との比較も行いますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・スバル R1のグレードは大きく分けて「R」「i」「S」「特別仕様車(Premium Black Limited)」の4つ!
・スバル R1は個性的なエクステリアやスタイリッシュな内装などデザイン面での魅力が多い!
・スバル R1は中古車でのみ入手可能。ネクステージの在庫状況をこまめにチェックしておこう!
スバル R1とは
スバル R1は、2010年に生産が終了している車です。リリースニュースなどがWeb上に残ってはいますが、基本的にはR1の情報が少なくなっています。
本章では、スバル R1の詳細やスペックを表にしてまとめました。またスバル R1が消えた理由についても触れています。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
わずか1代で終了した個性派軽自動車
スバル R1は、2005年に販売が開始されてから2010年までの6年間販売され、1代で生産終了となりました。
軽自動車の規格より小さいサイズで開発されており、スーパースモールカーとして親しまれています。小さめの車体に対して、少し大きめの15インチのアルミホイールを標準装備しています。
軽自動車のホイールサイズは14インチが基準です。スバル R1はボディサイズに対して大きいタイヤを搭載しているのが特徴といえます。
スバル R1が消えた理由は当時の需要との違い
スバル R1は、普通の軽自動車より小さい作りながら、細部にかなりこだわりをもって生産された車でした。軽自動車には珍しい4気筒エンジンを搭載するなど、走りにこだわるスバルならではのスポーティーなモデルであったといえるでしょう。
しかし、スバルR1が発売された時に軽自動車に求められていたのは、軽自動車と感じさせないような広い空間をもった車でした。通常の規格より小さい中にこだわりを詰め込むスタイルは、ニーズが一致しなかったことにより売り上げが伸び悩む原因となってしまいます。
その他にも好き嫌いが分かれてしまう丸いデザインや、通常の軽より大きなエンジン音なども人気に繋がらないまま生産終了となりました。
スバル R1の種類
スバル R1の種類は、大きく分けて「R」「i」「S」「特別仕様車(Premium Black Limited)」の4つです。グレードごとの特徴や、細かいスペックが気になっている方も多いでしょう。
ここでは、スバルR1のラインアップと、スペックについて解説します。R1を詳しく知りたい場合は、ぜひチェックしてください。
スバル R1のラインアップ一覧
スバル R1のラインアップは、以下の通りです。
グレード |
特徴 |
R |
エントリーグレードの「i」と新設定の「S」の間に位置付けられるモデル |
i |
R1におけるエントリーグレード。装備が充実しながらリーズナブルな価格で購入できるのが特徴 |
S |
新しく追加されたグレード。スーパーチャージャーエンジンを搭載するなどスポーティな特徴を持ったモデル |
特別仕様車(Premium Black Limited) |
内装がブラックで統一されているなど「黒」をモチーフにしたデザインが特徴的なモデル |
スバル R1のスペック
カテゴリー |
軽自動車 |
ボディタイプ |
セダン |
ボディサイズ |
全長:3,285mm 全幅:1,475mm 全高:1,510mm |
室内サイズ |
室内長:1,505mm 室内幅:1,205mm 室内高:1,175mm |
ホイールベース |
2,195mm |
トレッド(フロント/リヤ) |
1,295mm/1,285mm |
最低地上高 |
160mm |
乗車定員 |
4名 |
駆動方式 |
AWD |
トランスミッション |
i-CVT |
スバル R1はボディサイズが軽自動車の規格よりも小さく、特に全高が低くなっています。
軽自動車の規格は以下の通りです。
全長:3.4m以下
全幅:1.48m以下
全高:2.0m以下
スバル R1の魅力とは?6つの特徴
スバル R1はエンジンやサスペンションなどに特徴があります。特にエンジンにポイントがあり、スバルならではの走りを実現した軽自動車です。。
本章では、生産終了後も高い性能で人気のあるスバル R1の魅力や特徴を詳しく解説します。
直列4気筒エンジン
スバル R1は、直列4気筒エンジンが搭載されていますが、一般的に軽自動車や小型自動車のエンジンは、直列3気筒エンジンが搭載されています。
直列4気筒エンジンは、一般車に多く搭載されているエンジンです。軽自動車にも関わらず、一般車と同等の走行性能を実現していることがスバルR1の大きな特徴です。
スバル R1の最高出力と総排気量は以下の通りです。
最高出力:40kW(54PS)6,400rpm
総排気量:658cc
軽自動車に高いエンジン性能を取り入れてることこそ、スバル R1ならではの魅力です。
独立懸架式サスペンション
スバル R1には、独立懸架式サスペンションを搭載しています。一般的な軽自動車のサスペンションは、左右の車軸が1本でつながっている車軸式です。
車軸式の場合、左右が1本の軸に繋がっていることで必要なスペースが少なくコストや耐久性に優れていますが、同時に動きが制限されることで乗り心地が独立懸架式よりも少し劣ります。独立懸架式は、左右の車軸が別々に動くため、操縦性や乗り心地に優れています。
そのため、悪路でも高い走行性能を実現できるサスペンションです。
個性的な外装デザイン
スバル R1の外装デザインは、タマゴ型をしており、個性的なデザインです。昭和の名車であり、てんとう虫の愛称で親しまれた「スバル360」を彷彿とさせます。
スバル R1は、カラーバリエーションも豊富です。
カラー |
対象グレード |
オブシディアンブラック・パール |
全グレード |
チタニウムグレー・メタリック |
S/R/i |
アメジストグレー・メタリック |
R |
トパーズイエロー |
R/i |
ベリーレッド・メタリック |
S/R/i |
シルキーホワイト・パール |
R/Premium Black Limited |
モカブロンズ・パールメタリック |
Premium Black Limited |
スタイリッシュな内装
スバル R1のコックピットは、ジャージ素材を採用しています。オプションで本革を選択できるため、高級感を感じられる仕様です。上質な手触りをもつシートを採用しており、座り心地に優れています。
また、グレードによって内装デザインが異なります。「R」「S」は、レッド&ブラックのツートーンカラーです。そして「i」は、グレー&ブラックのツートーンカラーとなっています。特別仕様車「Premium Black Limited」は、その名前の通り、ブラックで統一されたものです。
ラゲッジデッキ
R1は、2名乗車を基本(大人2名乗車と荷室が基本の2+2シーターパッケージ)としており、多彩なシートアレンジが楽しめます。リアシートを格納すればラゲッジデッキとして使用できるため、少人数でのアウトドアなど、休日のあらゆるシチュエーションで活躍してくれます。
また中折れ式の助手席シートバックは、背面をテーブルスペースとして使用可能です。必要時には4名乗車も可能なシートレイアウトができるのも魅力的と言えます。また、リヤのラゲッジ荷室床面下部には、深さ20cmのサブトランクが装備されているのも大きなポイントです。
優れた操作性
スバル R1のタイヤサイズは「155/60R15」です。タイヤ幅は155なので、軽自動車の標準グレードに多いサイズになります。タイヤサイズは15インチとなっており、軽自動車の中では大きめです。
また、ラジアル構造なので、操縦性に優れていることが特徴です。転がり抵抗が少ないため、燃費性能にも優れています。
スバル R1とR2の違いを比較してみよう
スバルのラインアップには、R1と似ているR2があります。R1とR2は非常に似ていますが、それぞれの車種で異なる点があります。
本章では、スバル R1とR2を比較解説します。各車種の特徴、新車・中古価格について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
特徴
スバル R1は3ドアなのに対して、R2は5ドアです。乗車定員はどちらも4名です。
ボディサイズが異なることからドア数が違います。
スバル R1とR2のボディサイズは以下の通りです。
R1:全長:3,285mm 全幅:1,475mm 全高:1,510mm
R2:全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,520mm~1,525mm
全幅は同じですが、R2はR1と比べて全長と全高が大きくなっています。
また、スバル R1の内装カラーは、黒と赤の組み合わせのみです。R2はアイボリーと黒の2色から選択できます。
中古車相場
スバル R1は、2022年10月現在、ネクステージに在庫がない状態です。
R2の中古車相場は、19万9,000円程度(2022年10月時点)になります。ネクステージで取り扱っている在庫は、2008年式のもので、走行距離は3万kmです。
(参考:『 R2(スバル)の中古車一覧』)
スバル車の特長的な3つの魅力!こだわりの独自技術
スバル車の中には、運転支援システムのアイサイトや水平対向エンジンなど独自技術が採用されているモデルもあり、特長的な魅力があります。
本章では、スバル車の独自技術について解説します。スバル車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
運転支援システムのアイサイト
スバルでは、アイサイトと呼ばれる運転支援システムを採用しているモデルが存在します。アイサイトは、車内に搭載されたカメラで前方の状況を認識する機能です。その情報を元に車や人との距離を捉え、事前に事故を防ぎます。
2020年に発売された新型レヴォーグには、新世代アイサイトを搭載しており、360度の状況把握が可能になりました。
水平対向エンジン
フォレスターなどに搭載されている、スバルの代名詞的な存在である水平対向エンジンは、走行の安定性と操作性を実現しています。ピストンが向き合うように配置されており、振動を打ち消し合う機能です。そのため車内への振動が少ないことが特徴です。
また、エンジンの低重心化が可能なため、室内サイズを大きくすることが可能になります。
スバルグローバルプラットフォーム
スバル車では、2016年にフルモデルチェンジされたインプレッサから「スバルグローバルプラットフォーム」を複数の車種に採用しています。
車体の剛性を向上させることで、走行時や衝突時の安全性を高いレベルで実現可能です。さらに、車内の騒音や振動が少ないため、乗り心地を向上させています。そのため、会話をしても声が聞き取りにくいことが少なめです。
スバル R1の中古車を探すならネクステージがおすすめ
スバル R1はすでに販売が終了しており、中古車でしか買えないことを考えると、どのような状態の中古車を購入するのかはとても重要です。
中古車を購入するなら、信頼できる販売店から購入することをおすすめします。R1を購入する際には、豊富な品揃えや中古車の保証が手厚いネクステージにお任せください。本章では、ネクステージの強みを紹介します。
豊富な品揃えの中から目当ての車を探せる
中古車は販売店にある在庫しか選べないため、品揃えに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。ネクステージは、全国展開しており、在庫台数約3万台を用意しています。
加えて、車種別に専任の担当者を配置していることが特徴です。職人技の仕入れで豊富な品揃えを実現しています。担当者が徹底的に調査を行っており、人気車種をカラーやモデルをバリエーション豊富に取り揃えていることが魅力です。
ネクステージでは、全国250店舗以上を展開しています。最寄り店舗に気になる在庫がない場合でも、他店舗にあれば取り寄せ可能です。
最寄り店舗で商談や購入ができるので、お客様に移動の負担がかかりません。また、リーズナブルな価格で提供しています。
中古車の保証が手厚い
ネクステージは、中古車の保証も手厚く、低年式車へのサポートも万全です。ネクステージで販売されている車には、国産車・輸入車問わず、無料保証が付帯しています。
より充実した保証をお求めの方には、メンテナンスパック付き有料保証「サービスサポート」をご用意しております。低年式(初度登録から13年以上経過)の車であっても、1年間の保証がつく「Nextageサポート」もお選びいただきますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
スバル R1は2005年から約6年間販売されていた車です。軽自動車の規格より小さいサイズであることが特徴で、直列4気筒エンジンを採用するなどスバルの走りへのこだわりが詰まったコンパクトカーで今でもその性能から注目されています。
スバル R1はすでに生産が終了しているため、手に入れるなら中古車を購入するしかありません。購入の際には、購入後の保証が手厚く、豊富な品揃えを用意しているネクステージをご利用ください。Webサイト上で車両検索を行い、気になる車の詳細ページから在庫確認が可能です。見積もり依頼もできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。