中古車「スバル レオーネ」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!
スバル レオーネは、1970年代から1990年代にかけて販売されていたスバルを代表する車種のひとつです。水平対向エンジンや4WDシステムの搭載など、ユニークなポイントがいくつも存在します。
旧車に興味がある方の中には、レオーネの購入を検討している方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、レオーネの特徴や歴史、ライバル車種に関する情報を紹介します。
レオーネがどのような車なのかを詳しく知り、自分が探している車か判断するのに役立つでしょう。
※目次※
・レオーネは1970年代~1990年代前半に生産されていたスバルの車種
・4WDシステムやターボエンジンを採用しているなど、走行性能を重視した車
・流通の少ない車種やライバル車種を検討するなら全国約3万台の在庫があるネクステージへ!
中古車「スバル レオーネ」のおすすめモデルとは?
レオーネはスバルが1971年~1994年に製造していた車
初代レオーネは1971年に登場し、その後は何度かモデルチェンジを実施しつつ1994年まで製造・販売されていました。2022年時点で主流のカーデザインと比較すると、直線主体のデザインで旧車らしいと感じる方も多いでしょう。
登場した初代はクーペタイプとなっており、位置づけは名車と呼ばれたスバル1000の後継車です。旧車が好きな方には見逃せない1台なので、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
さまざまなボディタイプの車をラインアップ
多種多様な車をラインアップしているのもレオーネの特徴です。世代ごとに生産していた車種は異なりますが、以下のような車を設定していました。
・セダン
・エステートバン
・クーペ
・ツーリングワゴン
走行性能を重視する方や積載性・実用性を重視する方など、自分のニーズに合わせて適切な車種を選べるのも魅力です。2022年9月時点では生産終了から時間が経過していて中古車の台数も少なくなっています。
日産からOEM供給を受けて販売された時期もある
スバルが生産するレオーネは1994年に販売終了しましたが、その後もレオーネの車名を冠する車はいくつか存在します。これらの車は日産自動車が開発・生産している「ADバン」のOEM車で、スバルが開発した車ではありません。
以前のレオーネとは異なり、2WD車が設定されていたりディーゼルエンジン搭載車を用意していたりするなど、いくつか違いが存在します。積載性を重視した商用車であるため、スバルが生産していたレオーネとは趣が異なる1台です。
中古車購入におすすめなのは3代目レオーネ・セダン
これからレオーネの中古車を購入するのであれば、比較的年式が新しく性能面で優れる3代目レオーネ・セダンがおすすめです。3代目レオーネ・セダンは、高速性を確保するためにエアロ性能を強化したデザインに仕上げています。
4WD車もラインアップしているなど、より性能にこだわった1台といえるでしょう。ただし、レオーネの中では新しい車であるとはいえ、生産終了から相当の時間が経過しているため中古車市場に流通している台数は少なくなっています。
3代目レオーネ・セダン以外のおすすめ車種
3代目 レオーネ・エステートバン
エステートバンは、3代目レオーネのうち商用車として位置付けられている車です。ボディサイズは全長4,410mm × 全幅1,660mm × 全高1,460mmとコンパクトで、1.6Lクラスの水平対向4気筒エンジンを搭載しています。
これまでのレオーネと同様に4WDを採用した車に加えて、2WD(FF)をラインアップしたのが特徴です。レオーネの購入を考えていて、積載性を重視したいと思っているなら3代目エステートバンを検討してみても良いでしょう。
3代目 レオーネ・ツーリングワゴン
3代目レオーネには、走行時の安定性と積載性を両立した車としてツーリングワゴンも設定されました。ボディサイズは全長4,410mm × 全幅1,660mm × 全高1,455mmで、商用モデルのエステートバンとほぼ同じサイズです。
一方でエンジンは1.8Lクラスのものにアップグレードされており、よりパワーがある走りを楽しめます。トランスミッションはエステートバンの5速MTではなく、3速ATを搭載しました。積載性に優れたハッチバックカーという分類は同じですが、細かい点に違いがあることが分かるでしょう。
2代目 レオーネ・4WD ハードトップ RX
2代目に設定されていた「ハードトップ RX」も見逃せない1台です。4WDセダンとしてはじめてスポーティさを重視したグレードであるRXを設定した車で、走行性能を重視して開発されました。
コンパクトなボディに1.8Lクラスの水平対向4気筒NAエンジンを搭載し、力強く機敏な走りを楽しめます。強化サスペンションを搭載しており、乗り心地にも気を配っている車です。
1982年に生産開始した車で入手が難しいという難点がありますが、中古車市場で見かけたら検討してみてもよいでしょう。
中古車「レオーネ」の特徴
コンパクトなボディに1.8L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載
レオーネは、比較的コンパクトなボディに高い走行性能を発揮するエンジンを搭載した車です。3代目レオーネ セダンを例にすると、ボディサイズは全長4,370mm × 全幅1,660mm × 全高1,425mmで、1.6Lの水平対向4気筒NAエンジンを搭載しています。
ステーションワゴンは全長4,410mm × 全幅1,660mm × 全高1,455mmのコンパクトボディに、1.8Lクラスの水平対向4気筒ターボエンジンを搭載した車です。全幅が狭い設計になっているため、狭い道を走るときでも運転しやすいでしょう。
初代レオーネは世界初の量産型4WDセダン
1975年に販売した初代レオーネは、量産型セダンとして初めて4WDシステムを搭載した車です。商用車としては、1972年に販売した初代レオーネ エステートバンがすでに4WDシステムを搭載していました。
初代レオーネに搭載した4WDシステムはエステートバンと同様のもので、ドライバーの操作によって2WDモードと4WDを切り替えられるセレクティブ方式です。積雪路や荒れ地などのオフロード走破性に優れており、さまざまな路面状況に対応できます。旧車でありながら、必要とされる走行性能をきちんと備えた車といえるでしょう。
当時としてはスタイリッシュなエクステリア
レオーネは運転時の死角を減らす作りを意識しており、フロント・サイド・バックの3方向のガラスエリアを広くしています。これによりクリアな視界を確保し、ドライブ時にさまざまな方向を見やすいのがメリットです。
デフロスターやリアワイパーなど、当時としては効果的な装備を搭載していたのも特徴といえるでしょう。エクステリアデザイン全般に目を向けると、当時の車らしい直線主体のデザインに仕上がっています。近年の車とは異なり、旧車をイメージさせながらもスタイリッシュなデザインです。
シンプルかつ落ち着いたインテリア
インテリアは高級感がある仕上がりではありませんが、シンプルで飽きがこないデザインです。あると便利なステアリングチルトもきちんと搭載しているため、快適なドライビングポジションを維持しやすいでしょう。
LCDを使用したデジタルメーターは特徴的で、ここに魅力を感じる方もいるのではないでしょうか。なお、古い車なのでナビゲーションシステムは搭載しておらず、代わりにAM/FMラジオを搭載しています。
リアシートのクリアランスはやや狭め
レオーネのリアシートに目を向けてみると、フロントシートとのクリアランスが狭めの印象です。3人以上で乗車するときはリアシートを使うため、購入前には居住性や快適性に問題がないかをチェックしておきましょう。
フロントシートの快適性は比較的高く、2人までの乗車であれば居住性に大きな問題はないでしょう。ファミリーカーとして使用する場合など、リアシートの快適性を求める場合は事前に座ったときのゆとりなどを確認してくことがおすすめです。
中古車購入時に検討したいレオーネのライバル車種4選
スバル レガシィ
スバル車を検討しているなら、レオーネの後継車種として開発され、1989年に登場した「レガシィ」がおすすめです。
レガシィは2022年時点で現行車種としてラインアップされており、日本国内ではSUVタイプの「レガシィ アウトバック」を販売しています。セダンも存在しますが、こちらは日本では販売していません。
スバルの上位グレードの車として位置付けられており、走行性能・快適性・居住性二優れた車です。1.8Lクラスの水平対向ターボエンジンを搭載していて、低回転でも大きなトルクを発揮してくれます。
フルタイム4WDでさまざまな路面状況に対応でき、ラゲッジスペースの容量も十分です。多用途に使える車といえるでしょう。
(参考:『レガシィアウトバック(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ カローラ
国産セダンの購入を検討している方には、「カローラ」がおすすめです。カローラは1966年に登場し、レオーネと同自体に販売されていた車でありながら2022年時点でも現行車種ラインアップに加わっています。
1.8LのNAエンジンと1.2Lのターボエンジンを搭載した車に加え、1.8LのNAエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車もラインアップしているのが特徴です。
比較的コンパクトなセダンなので、運転しやすさを重視する方にもおすすめです。国産セダンの代表的な車種として知られており、一度検討してみても良いでしょう。4WD車はハイブリッド車のみに設定されています。
(参考:『カローラ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ グレイス
「グレイス」も国産コンパクトセダンを検討している方にとって見逃せない1台です。搭載しているエンジンは1.5Lの水冷直列4気筒NAエンジンですが、最大22kW出力のモーターを組み合わせたハイブリッド車にすることで十分なパワーを発揮しています。
ガソリン車もラインアップしていますが、ハイブリッド車のほうが充実しているため、特別な理由がなければハイブリッド車を選んだほうが良いでしょう。4WD車は全タイプに設定しています。
(参考:『グレイス(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 AD
レオーネの商用車を検討しているのであれば、日産が生産している「AD」も併せて検討してみてはいかがでしょうか。ADはスバルにOEM供給されていた時代があり、2001年までレオーネバンという名前で販売されていました。
ADは現行車種であるため、比較的新しくコンディションがよい商用車を購入したい方におすすめです。価格も安価で入手しやすいのもメリットといえるでしょう。
搭載しているエンジンは1.5LクラスのNAエンジンで、必要十分なパワーを発揮してくれます。走行性能や快適性に特別優れた車というわけではありませんが、日常利用で問題を感じることは少ないでしょう。また、最小回転半径が4.7mと小さく、小回りが利くのもメリットです。
(参考:『ADバン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル レオーネの中古車価格相場
スバル レオーネの中古車を購入しようと考えている方は、どの程度の価格で取引されているのか気になるのではないでしょうか。そこで、2022年9月17日時点におけるネクステージでの販売価格を以下にまとめました。
最低価格 |
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最高価格 |
- |
レオーネは生産終了からかなりの時間が経過しており、中古車の台数も少ない車です。同日時点でネクステージでは販売していないため、入手難易度が高い車といえるでしょう。レオーネシリーズのセダンやステーションワゴン、商用車などの購入を検討している方は、ライバル車を併せて検討することをおすすめします。
(参考:『レオーネ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
スバルがかつて生産していたレオーネは、市販車としてはじめて4WD車をラインアップするなど特徴的な車でした。1970年代から1990年代前半の名車として知られており、これから中古車を購入したい方もいるでしょう。
しかし、生産終了から長い時間が経過したことにより、流通台数が減って購入するのが難しい状況です。レオーネにこだわるのでなければ、ライバル車も含めて検討したほうが自分好みの1台を選べるでしょう。
ネクステージでは、レオーネのライバル車を含めて多種多様な車を取りそろえています。コンディションが整った車をラインアップしてお待ちしていますので、ぜひネクステージのWebサイトから気になる一台を探してみましょう。