スバルのSUV!フォレスターとXVを比較、それぞれの特徴を解説

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スバルのSUV!フォレスターとXVを比較、それぞれの特徴を解説

スバルのSUV!フォレスターとXVを比較、それぞれの特徴を解説

スポーツモデルに強いイメージのスバルですが、最近のモデルラインアップの中では、SUVを豊富に設定しています。なかでも人気の高いフォレスターとXVは扱いやすいボディサイズと充実の装備、スタイリッシュなデザイン、高い走破性などからSUVとしてだけではなく、スバル車の全体の中でも高い商品力を備える主力のモデルといえるでしょう。

 

今回はそんな人気のフォレスターとXVの違いを中心に徹底比較し、それぞれのモデルの特徴を中心に紹介していきましょう。

 

※目次※

1.フォレスター × XV モデル解説

2.フォレスター × XV サイズの違い

3.フォレスター × XV 走行性能の違い

4.フォレスター × XV中古車に見られる傾向

5.フォレスター × XV 最新モデルスペック

6.まとめ

 

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フォレスター × XV モデル解説

フォレスターとXV、どちらも同じスバルの人気SUVというカテゴリーの中で、異なるポイントはどこなのでしょうか。それぞれの魅力や特徴の違いなどを具体的に掘り下げて、説明していきましょう。

 

フォレスター

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フォレスターの初代モデルがデビューした1997年当時、SUVというカテゴリーもまだ明確に存在しなかったこともあって、現行モデルと比較すると“車高の高いステーションワゴン”という印象が強かったモデルです。初代と2代目にはSTi仕様などにローダウンサスペンションが装備され、最低地上高を低めたモデルも設定されていたのも特徴のひとつです。

 

3代目からはSUV色を強め、最低地上高を215mmへアップし、悪路走破性も高いものとしています。またこの世代からはエンジンが従来の主力であったEJ系から新世代BOXERと呼ばれるFB系も追加されました。4代目からはFA/FB系エンジンとリニアトロニックCVTの組み合わせが主力となったほか、X-MODEと呼ばれるAWD制御機構や電動テールゲートなどの装備で商品力を高めています。

 

現行モデルとなる5代目は2018年に登場します。先代からのSUVらしいタフネスな印象はそのままに、内外装の各部を洗練したほか、ハイブリッド仕様のe-BOXERを追加するなど全面的に刷新し環境性能も大きく向上しているのが特徴です。また、スバルの新世代プラットフォーム「SGP=SubaruGlobalPlatform」を採用したモデル。走行性能や衝突安全性などを含めすべての面で進化。2020年には大幅改良を実施し、フロントマスクをはじめ各部が進化、熟成を果たしています。

 

XV

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XVの初代モデルは2012年に登場しました。XVが登場する前に3代目インプレッサをベースとしたインプレッサ XVというモデルもありますが、こちらは車高がベースのインプレッサと変わらず内外装だけを専用としたモデルであり、厳密には異なります。5ドアモデルとなる4代目インプレッサSPORTをベースに最低地上高を200mmとし、専用ホイールや専用色を含めた多彩なボディカラーなどXVならではのエクステリアが特徴です。

 

また、2013年にはスバル初のハイブリッド車として「XV ハイブリッド」を追加しラインアップを充実させています。2代目XVは2017年に登場。2.0Lに加え1.6Lも設定しました。2018年モデルからはe-BOXERと呼ばれるハイブリッド車を追加しています。駆動方式はすべてAWDでトランスミッションもリニアトロニックCVTに統一されています。

 

初代モデルに設定のあった運転支援システム「アイサイト」はフルモデルチェンジで操舵新機能を追加したver.3へ進化させ、歩行者保護エアバッグの全車標準装備など安全性能にも磨きをかけています。シャシーはベースのインプレッサ同様SGPと呼ばれる新しいプラットフォームを採用し、運動性能や安全性などを大きく向上させている点も特徴です。2023年からは後継のクロストレックが発売予定で注目を集めています。

 

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フォレスター × XV サイズの違い

それでは中古市場の主力である5代目フォレスターと2代目XVの大きな違いのひとつであるサイズをボディ、重量、ラゲッジスペースの3つの項目に分けて見ていき、その特徴を紐解いてみましょう。

 

車体のサイズ

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2代目XVのボディサイズは全長4465mm、全幅1800mm、全高1550mmでホイールベースが2670mmとなっています。全長と全幅については都市部でも扱いやすいサイズで全高もほとんどの立体駐車場に対応できる高さとなっているのがポイントです。

 

オプションでルーフレールを装着した場合は、全高が1595mmと40mmほどアップします。立体駐車場に対応できないケースが増えるデメリットがありますが、ルーフレールを装着するとアンテナもシャークフィンタイプに変更されるなど、エクステリアの印象を変えるアイテムだけに悩ましい選択といえるでしょう。

 

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一方のフォレスターは全長4625mm、全幅1815mm、全高1715mmとXVよりも一回り大きく、取り回しの面で少し大きく感じる人も居るかもしれません。ただしホイールベースはXVと同じく2670mmで、最小回転半径についてはフォレスターもXVも同一の5.4mとなっており、どちらのモデルもスバルらしい視界の良さと相まって、見た目よりも扱いやすい印象です。

 

全高についてはフォレスターの場合、ルーフレールが装着されていない場合でも1715mmと都市部の立体駐車場などでは対応しない高さとなっているのがネックとなる場合がありそうです。

 

重量

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車両重量もボディサイズの小さいXVは2.0Lモデルで1420kgから1440kg、1.6Lモデルで1410kgといずれも1400kg台となっていますが、ハイブリッド車のe-BOXERでは1550kgと1500kg台になります。2.0Lとe-BOXER搭載車については、動力性能的に不満はなく、高速道路などでもさほど重量を感じることはないでしょう。

 

ただし1.6Lモデルについては2.0Lモデルとほぼ変わらない車重でありながら、40PS近く最高出力が異なるため、登坂路などでは若干の非力さを感じるかもしれません。

 

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一方のフォレスターは初期のモデルに設定されていた2.5L車で1520kg~1530kgとXVのe-BOXER並みの重量となり、フォレスターのe-BOXERモデルでは1620kg~1640kgとかなりの重量級となります。ちなみに2020年に追加された1.8Lターボモデルは1570kgとなっており、2.5Lとe-BOXERの中間の重量です。

 

フォレスターに関してはいずれのモデルでも車重に対してパワーは十分であり、非力さを感じることはないでしょう。XVと比較した場合フォレスターは100kg程度の重量増がありながらもWLTCモードではほぼ変わらない燃費である点は見逃せないポイントです。

 

荷室の広さ

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XVの荷室の広さはXVが高さ777mm(e-BOXER車は722mm)、奥行きが810mm、後席を倒した場合1740mm、荷室幅が1039mmとなっており、VDA方式の容量が385L(e-BOXER車は340L)と普段使いでは不満の無いレベルです。ただしゴルフバッグは3つまでしか搭載できないため、大人4人が乗車して人数分の荷物を積んで出かけることが多いユーザーには少々手狭な印象です。

 

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一方のフォレスターは高さ884mm、奥行きが900mm、後席を倒した場合1870mmで幅は1300mmとなります。容量はVDA方式で520L(e-BOXER車は509L)と定員分の荷物は余裕で搭載できます。また後席を倒した状態では大人2人が横になれる空間ができることから車中泊にも使えるところがポイントです。家族4人でキャンプや旅行に出かけることの多い人にはフォレスター、2人から3人家族であればXVでも十分なので、使用する環境や乗車人数に応じて選ぶとよいでしょう。

 

いずれのモデルもe-BOXER車ではバッテリー搭載の関係でサブトランク容量が制限されますが、XVについては後席を倒した時にフラットになるのはe-BOXER車のほうであることも特徴的な部分です。

 

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フォレスター × XV 走行性能の違い

ここからはフォレスターとXVを、それぞれ実際に試乗をしてみた印象を元に、乗り心地やパワー感、ステアリングフィールなど走りの面を中心に両車のキャラクターの違いを解説していきましょう。

 

フォレスターの強み

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フォレスターは2.0Lエンジンにモーターを組み合わせたe-BOXERのほか、年式により2.5L直噴自然吸気エンジンと1.8L直噴ターボエンジンがラインアップされています。2.5Lモデルは低回転から力強いトルクを感じますが、e-BOXERのモーターアシストならではのピックアップの良さと低燃費の両立も見逃せない魅力を備えています。

 

もちろん2020年モデルから設定された1.8Lターボの軽快感と加速感はSUVらしからぬスポーティな走りを実現するモデルです。最低地上高は220mmとし、ラフロードでの走破性が高く、X-MODEと呼ばれるAWDの制御も路面に応じて2モード設定されています。

 

トランスミッションは全車リニアトロニックCVTと呼ばれるチェーン式の無段変速機を搭載しています。ステップ変速制御との組み合わせでキレのある変速を実現しました。また2020年モデルのX-BREAK、2021年モデル以降のすべてのe-BOXER車にはe-アクティブシフトコントロールと呼ばれる変速制御を採用し、ブレーキングで高回転をキープし再加速時に力強い加速を可能としています。フォレスターは本格的なオフロードモデルという特徴を持ちつつ、スバルらしい走行性能の高さによりオンロードでも車高を感じさせない軽快な走りも可能としている点が強みといえるでしょう。

 

XVの強み

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XVは登場時に2.0Lと1.6Lの自然吸気エンジンの2種類のパワーユニットを設定して登場しましたが、2018年モデルからe-BOXER搭載のAdvanceが追加設定、さらに2019年モデル以降はe-BOXER車と1.6L車の2種類へ整理されました。

 

2.0L車とe-BOXER搭載車については、XVの小柄なボディにマッチする十分な出力特性を備えますが、1.6Lモデルは少々非力さが否めないものの、シティユースでは特に不満なく扱える印象です。トランスミッションはXVも全車リニアトロニックCVTを採用し、2020年モデル以降のe-BOXER搭載車にはe-アクティブシフトコントロールも搭載されています。

 

200mmのロードクリアランスとフォレスター譲りの2モードX-MODEによりコンパクトSUVのカテゴリーながら悪路走破性も高く、積雪路や未舗装路などでも頼もしい走りを実現しています。それでもフォレスターよりボディサイズが小さい上に最低地上高が20mm、全高が165mm低いこともあり、重心の低さからオンロードでのコーナリング性能はXVのほうが軽快な印象です。もちろんプラットフォームはSGPを採用しており、軽い車両重量と相まってワインディングでの気持ちよい走りが特徴です。

 

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フォレスター × XV中古車に見られる傾向

ネクステージの中古車検索では、XVが100万円代後半から200面円台前半で低走行の個体が多く、リーズナブルに手に入れることができることができるのが魅力です。年式も新しいものが多く、走行距離も5万キロ以下という良質な個体がほとんどです。また登録されているモデルのほぼすべてにナビやETCといったオプションが装備されており、車両購入時に新たに追加でかかる費用を抑えられる点も嬉しいポイントです。

 

フォレスターは何より豊富な在庫数が魅力です。今回紹介した5代目はモデルライフ後半ということもあり、2.5Lエンジン搭載の前期モデルから、1.8Lターボモデルの後期型まで、かなりの数が掲載されていますが、程度の良い低走行の先代や先々代モデルも多いことも特徴です。予算に応じて排気量やグレードだけでなく、ルーフレールやサンルーフといったメーカーオプション装着車も幅広く選べる点もフォレスターの中古車では特徴のひとつとして挙げられます。

フォレスター × XV 最新モデルスペック

ここまで紹介したフォレスターとXVは、それぞれ多彩なグレード展開となっています。そのなかでも人気モデルである1.8Lターボエンジン搭載のフォレスターSPORTと、e-BOXER搭載のXV 2.0e-Sアイサイトのスペックをまとめました。

 

フォレスター SPORT スペック

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・エンジン:1.8L 水平対向4気筒 DOHC 直噴ターボ

・ホイールベース:2670mm

・全長×全幅×全高:4640mm×1815mm×1715mm

・車両重量:1570kg

・乗車定員:5名

・ボディタイプ:SUV

・駆動方式:AWD

・メーカー希望小売価格:305万円(2023年1月現在・税抜)

 

SUBARU XV 2.0e-S アイサイト スペック

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・エンジン:2.0L 水平対向4気筒 DOHC 直噴+モーター(e-BOXER)

・ホイールベース:2670mm

・全長×全幅×全高:4485mm×1800mm×1550mm

・車両重量:1550kg

・乗車定員:5名

・ボディタイプ:SUV

・駆動方式:AWD

・メーカー希望小売価格:264万円(2023年1月現在・税抜)

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まとめ

フォレスターとXVは同じスバルのSUVというカテゴリーながら、ボディサイズやパワーユニットの違いがあります。しかし、プラットフォームやAWD性能といった走りの面から運転支援システムのアイサイトや歩行者保護エアバッグなどスバルならではの高い安全装備などはどちらも備えています。どちらも魅力的なモデルなので自分のライフスタイルに合わせて選択することをおススメします。ネクステージの豊富な在庫からきっとあなたにぴったりのフォレスターとXVが見つかるはずです。  

 

この記事の執筆者

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井元 貴幸
自動車ライター
初代レガシィの10万キロ世界速度記録をドキュメンタリー番組で目にして、その走行性能と耐久性に感動したことがきっかけで、レガシィに憧れ、そのまま自他ともに認めるスバルマニアに。BG型、BH型、BP型、BR型と4世代のレガシィツーリングワゴンのターボモデルを乗り継ぎ、現在の愛車は初代レヴォーグ2.0GT-S アイサイト。2017年から2018年にかけては、スバル公式のモータースポーツ応援プロジェクトリーダーを担当。オーナー目線でのスバル車のフィーリングや装備や改良ポイント、さらにはカスタマイズ、チューニングまでスバル関連のことについては新旧問わず造詣が深い。トラックやバスなどの大型車や特殊車両なども得意とするジャンルやメーカーに特化した自動車ライター。

 

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