スズキ バレーノとは?国内販売終了モデルや国外新型モデルについて解説!
現在、各メーカーからさまざまなコンパクトカーが販売されています。中でもスズキから販売されていたバレーノは、走行性能・燃費性能・安全性能に優れる車でした。現在では、国内での販売は終了しています。
しかし、インドでは現在も販売され、2022年2月には新型も登場しました。そこで本記事では、スズキ バレーノについてご紹介します。国外新型モデルも含めて解説するので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・スズキバレーノは、スズキから販売されていたコンパクトカー。2020年7月で生産が中止されており、現在新車で手に入れることはできない。
・インドでは、2022年2月に新型が発表された。インドにおけるバレーノの人気は乗用車のモデル別販売台数では上位10モデル以内に入るほど。
・スズキの中古車を探すならネクステージがおすすめ。豊富な在庫から希望の条件の車を見つけられる。
スズキ バレーノとは
スズキの世界戦略車としてインドで生まれたスズキ バレーノは、インドだけでなくヨーロッパなどで販売され、以前は日本でも売られていました。インドとヨーロッパを中心に開発されたモデルであるため、輸入車のコンパクトカーに近いモデルです。この項目では、スズキバレーノの特徴やグレードを解説します。
バレーノは既に販売終了している車
スズキバレーノは、スズキから販売されていたコンパクトカーです。2016年3月に登場し、日本では2020年7月までの約4年間販売されていました。
バレーノは、コンセプトカー「iK-2」をベースにしたコンパクトハッチバックであり、マルチ・スズキ・インディア社(インド)で生産されていた輸入車です。「2020年まで発売されていた」ということからも分かるように、2022年現在はすでに生産・販売を終了しています。
バレーノの特徴は、ボディサイズとスタイリングです。コンパクトカーとしてはボディサイズが大きく設計されており、広い室内空間が確保されています。エクステリア・インテリアともにエレガントなスタイリングになっており、高いデザイン性も人気の理由です。
グレードはXG・XT・XSの3種類
スズキバレーノには、3種類のグレードXG・XT・XSが存在し、それぞれのグレードで販売期間が異なります。XGが2016年3月から、XTは2016年5月、XSは2016年11月から販売を開始しました。最も新しく上級のグレードがXSであり、排気量や燃費性能が大きく改善されています。
グレードによって販売期間が異なるため、年式が新しい車両を望む場合は、XTやXSがおすすめです。一方、価格を抑えたい場合は、年式のやや古いXGがおすすめといえるでしょう。
スズキ バレーノの基本スペック
スズキバレーノは、全グレードに共通するスペックと、そのグレードならではのスペックがあります。特に最上級グレードであるXSは、トランスミッションや排気量で、他のグレードに差をつけていることが特徴です。
この項目では、スズキバレーノの基本スペックをご紹介します。先ほど紹介したXG・XT・XSに分けて見ていきますので、ぜひ参考にしてください。
共通のスペック
まずは、全グレード共通のスペックです。具体的には、ボディサイズ・室内寸法・ホイールベース・地上最低高・乗車定員が、どのグレードも同じ数値となります。具体的なスペックは、以下の表のとおりです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
3,995mm×1,745mm×1,470mm |
室内寸法 |
1,975mm×1,440mm×1,175mm |
ホイールベース |
2,520mm |
最低地上高 |
120mm |
乗車定員 |
5名 |
各グレードのスペック比較
ボディサイズなどは全グレード共通ですが、異なるスペックもあります。XG・XT・XSのそれぞれのスペックを比較していきましょう。
各グレードのスペック
グレード |
XG |
XT |
XS |
エンジン |
水冷 4サイクル 直列4気筒 |
水冷 4サイクル 直列3気筒 直噴ターボ |
水冷直列4気筒 |
弁機構 |
DOHC16バルブ 吸排気VVT |
DOHC12バルブ VVT |
DOHC16バルブ VVT |
最高出力 |
67kW(91PS)/6,000rpm |
82kW(111PS)/5,500rpm |
67kW(91PS)/6,000rpm |
最大トルク |
118N・m(12.0kg・m)/4,400rpm |
160N・m(16.3kg・m)/1,500-4,000rpm |
118N・m(12.0kg・m)/4,400rpm |
排気量 |
1.242L |
0.996L |
1.242L |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
無鉛プレミアムガソリン |
無鉛レギュラーガソリン |
スズキ バレーノの性能をチェック
バレーノの性能について気になる方も多いのではないでしょうか。車選びの中で性能は重要なポイントになります。性能は車によってそれぞれ異なるので、どのような違いがあるか知ることで自分に合った1台を選べるでしょう。
この項目では、バレーノの走行性能や燃費性能、安全性能の3つの性能について詳しく解説します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.走行性能
バレーノには、当時新開発された軽量で高剛性を両立するプラットフォームが採用され、しなやかで応答性が高いサスペンションが備わっています。これにより、高い居住性と積載性を両立し、長距離の運転でも快適な走行が可能です。
またバレーノは、K12C型デュアルジェットエンジンや、新開発のエンジンであるK10C型ブースタージェットエンジンを搭載します。K12C型デュアルジェットエンジンは、デュアルインジェクションシステムを採用したエンジンで、優れた燃費と力強い走行が可能です。
新開発のK10C型ブースタージェットエンジンは、1.0Lの少ない排気量ながらも、1.6L自然吸気エンジン相当の高出の高出力・高トルクを実現しています。そのため、街乗りから高速走行まで幅広い場面で快適な走行が可能です。
2.燃費性能
車の性能の中でも「燃費性能」はとても重要な要素です。燃費を重視して車を購入するという方も多いのではないでしょうか。
バレーノのグレード別の燃費性能は次の通りです。バレーノはボディが軽くなるよう設計されています。そのため、どのグレードも高い燃費性能です。XTグレードに搭載されている1Lのターボエンジンは実用燃費の向上に高い効果をもたらしています。
グレード |
XG |
XT |
XS |
燃費(JC08モード) |
24.6km/L |
20.0km/L |
24.6km/L |
3.安全性能
車を運転することは危険も伴うため、安全性能が高い車種を選びたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
バレーノには、「レーダーブレーキサポートⅡ」と呼ばれる緊急自動ブレーキを、全グレードに標準装備しています。前方にある車両に衝突しそうになった場合、危険を察知して警報で知らせるシステムです。
また、前方の車両との車間距離を計測することが可能なため、車間距離を一定に保てます。バレーノは事故を未然に防ぐための装備があることから、安全性能が高いと言えるでしょう。
スズキ バレーノにおける内装の3つの特徴
バレーノの内装についても気になる方が多いのではないでしょうか。車内空間は快適なカーライフを過ごすために大切です。バレーノの内装には広々とした車内空間や大容量の収納スペースなどの特徴があります。
この項目ではバレーノにおける内装の特徴を3つ解説します。快適なカーライフを過ごすための参考にしてください。
1.広々とした車内空間
バレーノは新開発したプラットフォームを採用したことで、ホイールベースが2,520mmと長めの設計です。さらに、搭載するエンジンがコンパクトなためエンジンルームが小さく、広い車内空間を実現しています。
2.大容量の収納スペース
バレーノのラゲッジスペースは、320Lと大容量です。形状によっても異なりますが、9.5インチのゴルフバッグなどであれば、リヤシートを倒すことなく横置きで積載できます。リヤシートを倒せば、さらに長尺物の荷物も積載可能です。
また、ラゲッジスペースには上段・下段に装着できるラゲッジボードやサイドポケットを備えます。これにより、多彩なアレンジが可能です。
3.落ち着きが感じられるデザイン
バレーノの内装カラーは、ブラックのベースにメッキが施されています。ピアノブラックの塗装にシルバーの加飾が施されていることで、上質感ある落ち着いた印象です。上位グレードでは、インパネ部分のデザインが異なり、シルバー加飾部分が増えておりさらに高級感があります。
バレーノのシートはグレード別で異なり、上級グレードのXTでは本革表皮、標準グレードのXSではファブリック表皮が採用されています。シートヒーターが全グレードで標準装備されているため、寒い日でも快適に運転できるでしょう。
スズキ バレーノの中古車価格相場
バレーノの新車価格・中古車価格相場は、次のとおりです。
新車価格 |
157万3,000円~176万円 |
中古車価格相場 |
132万円 |
在庫はXSモデルの1台限りですが、2019年式と比較的新しい年式です。新車のXSモデルと比較すると価格は下がっています。しかし、装備・安全性能・運転支援などを備えていることもあり、価格差はおおよそ25万円です。
(2022年9月時点の情報です)
(参考:『バレーノ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ バレーノの新型モデルがインド国内で発売開始
バレーノは、インド国内においては2022年2月に新型モデルが発売されています。現状、日本への導入は未定ですが、新型モデルの登場により今後日本での復活も期待されている状況です。ここでは、バレーノの新型モデルをご紹介します。
インド国内においてバレーノは人気車種
バレーノの人気はインド国内では非常に高く、乗用車のモデル別販売台数では上位10位以内に入るほどです。10モデル中スズキの車が8モデルを占めており、ワゴンR・スイフトに次いでの人気を誇ります。また、2015年の発売から6年後の2021年11月には、インド国内累計販売台数100万台を達成するほどの人気です。
新型モデルのバレーノは、従来のパッケージングを引き継ぎながらも、車高を抑えて車幅が広く作られています。主要諸元は次の通りです。
全長×全幅×全高 |
3,990mm×1,745mm×1,500mm |
ホイールベース |
2,520mm |
定員 |
5人 |
エンジン |
1.2Lガソリン |
トランスミッション |
5MT/5AGS |
内外装や先進装備の特徴
バレーノ外装は、ルーフラインの後方にかけて傾斜を強め、スタイリングをさらに強調したデザインに設計されています。サイドのシャープなキャラクターラインと、フロント部分の細かなフロントグリルと車幅を強調するクロームの加飾により力強い外観です。
内装デザインにおいては、ドアの内装とインパネ周りの造形にこだわっています。乗員を包み込むような形状をしており、柔らかさが感じられるデザインです。内装色は、黒と紺色のツートンで統一されています。
また、後席の快適性も特徴です。シートクッション素材と形状にこだわって改良を施し、高い座り心地を実現しています。後部座席用エアコン吹き出し口・USBソケットなどの装備も充実しており快適な走行が可能です。
バレーノと同クラスのスズキのコンパクトカーを3車種紹介
バレーノはインド国内では新型が登場しており、日本への導入の期待が高まっています。しかし、正式な導入の発表はありません。日本国内で販売されている車であれば、同クラスのスズキのコンパクトカーも非常に魅力的です。走行性能や燃費性能にも優れています。
スズキ ソリオ
スズキ ソリオは、コンパクトカーながら車体が大きめになっており、荷物を積んでも広々とした室内空間が確保できます。リアシートスライドで広さをアレンジすることもできるので、頭上も足元もゆったりとした空間でリラックスできるでしょう。走行性能や環境性能、安全性にも優れており、バランスの良い完成度が魅力です。
スズキ ソリオの新車価格は、151万5,800円~235万7,300円です。また、2022年9月時点の中古車価格は、29万8,000円~245万円となっています。装備が充実し、年式が新しいほど高額の傾向です。
(参考:『ソリオ (スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ イグニス
スズキ イグニスは、マイルドハイブリッドを全車に搭載したコンパクトカーです。エレガントなエクステリアデザインとは対照的に、シンプルさをとことん突き詰めた機能的なインテリアとなっています。「スズキ セーフティサポート」による安全性の高さも大きな魅力でしょう。
スズキ イグニスの新車価格は、150万1,500円~209万2,200円です。また、2022年9月時点の中古車価格は、83万1,000円~139万9,000円となっています。年式が新しく、装備が充実しているほど高額な傾向です。
(参考:『イグニス(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スイフト
スズキ スイフトは、すっきりとしたデザインが特徴的なコンパクトカーです。車体が比較的軽く作られており、快適なドライビングを実現します。ボディサイズが短く低く造られているのにもかかわらず、エンジンルームの最小化によって、広い室内空間を確保しました。
スズキ スイフトの新車価格は、138万8,200円~216万7,000円です。また、2022年9月時点の中古車価格は、9万9,000円~179万9,000円となっています。年式が新しく、装備が整っているほど高額となる傾向です。
(参考:『スイフト(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキバレーノの中古車を購入するならネクステージへ!
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PRスズキの秀逸コンパクトカー
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まとめ
バレーノは、燃費性能・走行性能・安全性能が整うスズキのコンパクトカーです。インドでは、新型が販売されているなど、多くの方から愛されています。国内での新車販売は終了しているため、購入希望の方は中古車がおすすめです。
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