ソリオのスタートはワゴンRの派生モデル!基本スペックや特徴を紹介!
ソリオはスズキが販売するコンパクトタイプのトールワゴンです。軽自動車よりもサイズが大きく、ミニバンよりもコンパクトに設計されており、現在でも安定した人気を保っています。
実用性に優れた車を探している方の中には、ソリオを候補として検討される方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、ソリオの基本スペックや進化の過程についてご紹介します。新車や中古車の販売価格についてもまとめているので、購入の際の参考にしてください。
※目次※
・ソリオはコンパクトサイズのトールワゴン。発売当初はワゴンRワイドやワゴンR+という名称を用いていた
・ソリオの魅力は広い車内空間と取り回しの良さ。4代目モデルでは荷室が広くなったことで積載容量がアップ
・ハイブリッドモデルもあるがガソリンモデルに比べて価格は高くなる。ネクステージの中古車からお買い得な車両を探してみよう
ソリオはワゴンRの派生モデルだった
ソリオという名称が登場したのは2000年12月です。ワゴンRソリオという名称で販売されていましたが、2005年8月には現在と同じソリオに名称が変更されました。
ワゴンRソリオという名称を用いていたように、ソリオには軽自動車のワゴンRと深い関わりがあります。ここでは、ソリオの概要やデビューまでの流れを見ていきましょう。
スズキが販売するコンパクトワイドワゴン
ソリオにはスペイン語で王座や王様という意味があります。コンパクトながらも広い車内空間があり、名前の通り王座に座っているような気分で運転を楽しめるでしょう。
ソリオには取り回しの良さという魅力があります。2000年に発売されたモデルでは3,510mm、現行の4代目モデルでも3,790mmという全長です。コンパクトに設計されているので、街乗りや狭い路地での駐車場でもストレスを感じにくいでしょう。一方で軽自動車よりも排気量が大きいので、ロングドライブにも適しています。
ワゴンRワイドがソリオのスタート
ソリオの最初のスタートはワゴンRワイドです。日本で初めてとなるトールサイズの軽自動車のワゴンRがヒットしたことにあやかり、1,000ccのエンジンを搭載したワゴンRワイドを発売しました。
ワゴンRと似たようなデザインですが、ボディサイズは大きめに設計されています。当時のモデルはリアシートを倒した場合で633Lの積載が可能となっており、助手席に足下にあるシートアンダーボックスをはじめ、さまざまな場所に収納スペースを設けています。
このワゴンRワイドは1999年にワゴンR+に変更しており、現在ではソリオという名称で販売しているのです。
ソリオの歴代モデルの魅力に迫る
ソリオの現行モデルは2020年に発売された4代目です。ワゴンR+の誕生から20年以上が経過しましたが、定期的にモデルチェンジをしながら販売を続けています。また、ソリオの人気にあやかって2012年には派生モデルも誕生しました。
ここでは、ソリオの初代モデルから現行モデルまでの歴史や進化の過程を見ていきましょう。
1999年:ワゴンR+からソリオへ変更
ワゴンR+が発売されたのは1999年5月です。ワゴンRワイドのコンセプトを継承しており、取り回しの良いサイズやゆとりを感じられる車内空間を特徴としています。
パワートレインには1,000ccの自然吸気エンジンとターボエンジンが設定されました。バリアブル・バルブ・タイミング機構を採用しており、低速から高速までスムーズな走りを体感できます。
このワゴンR+は、2000年12月のマイナーモデルチェンジの際に名称がワゴンRソリオに変更されました。加えて、2005年8月にはワゴンRソリオからソリオに変わります。
2010年:2代目モデルが誕生
ソリオの2代目モデルが登場したのは2011年1月です。軽自動車からのステップアップを検討する方などに向けて、「乗って楽しく、使って便利、燃費も優れたコンパクトハイトワゴン」をテーマに掲げており、利便性の高い機能が搭載されて販売されました。
新しく備わった機能のひとつは後席両側スライドドアです。ドアの開口部は580mmに設計されており、乗降がしやすくなっています。加えて、センターウォークスルーを採用しており、前席や構成への移動が楽になりました。
パワートレインは1.2Lの自然吸気エンジンです。副変速機構付きCVTを搭載しており、燃費性能が向上しています。
2012年:ソリオの派生モデルが登場
2012年6月にはソリオの派生モデルであるソリオバンディットが誕生しました。若年層をターゲットにしており、存在感を与えるスタイリッシュなデザインが採用されました。
エクステリアではブラックの塗装を施したフロントマスクやLEDのポジションランプを搭載したヘッドライトが搭載されています。インテリアではストライプ柄の専用シートやブラック基調のインストルメントパネルが採用されました。
ソリオバンディットはソリオと同様に安定した販売を続けており、2020年からは3代目モデルを販売しています。
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2015年:3代目モデルの販売を開始
3代目モデルが登場したのは2015年8月です。初代モデルからの特徴を継承しながらも、新しい機能や装備が搭載されました。
3代目モデルの特徴のひとつはボディサイズです。室内長が2,515mm、室内高が1,360mmとなり、先代モデルよりもゆとりのある空間に変わりました。加えて、新開発のプラットフォームを採用により、衝突安全性や走行性能が大幅に向上しています。
3代目モデルは先代モデルと同様に高い支持を得ており、2015年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
2020年:4代目モデルが誕生
4代目モデルが発売されたのは2020年です。新型モデルでは取り回しの良さという魅力を残しながらも、ボディサイズに変更が加えられました。
先代モデルの全長は3,710mmでしたが、新型モデルでは3,790mmになっています。サイズが拡大されたことによって座席部分だけでなくラゲッジスペースも広がりました。
室内空間の改良も実施されており、インテリアの質感がアップしています。安全面では予防安全技術のスズキセーフティサポートが搭載されており、運駐中における事故のリスクの軽減がなされました。
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新型ハイブリッドも登場しているソリオの魅力
車を選ぶ際のポイントのひとつにエクステリアやインテリアのデザインがあります。搭載された機能やパワートレインをチェックする方もいるでしょう。
4代目ソリオは広々とした空間になっているだけでなく、ハイブリッドも登場しているため選ぶモデルによって燃費も変化します。ここでは、進化を重ねたソリオの4代目モデルから4つの特徴についてご紹介します。
開放感を与える広い車内空間
4代目ソリオは使い勝手と快適性を高め、従来モデルよりも車体サイズを拡張したモデルです。全長が長くなったことで車内空間が広くなっていますが、最小回転半径は4.8mとなっており、小回りの性能は維持されています。
運転席は良好な視界を保てるように設計されました。ガラスエリアを広くしており、前方に加えて側方からの歩行者や自転車の視認性も向上しています。
リアシートはスライドやリクライニングの機能が搭載されました。最大で165mmのスライドが可能となっており、積載する荷物の量に合わせてシートのポジションを変えられます。
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先進の予防安全技術を採用
現行モデルでは安全機能が向上しました。さまざまな体型に対応したシート、優れた操作性が特徴のステアリングホイールが搭載されています。
予防安全技術のスズキセーフティサポートでは最新の機能が備わりました。ステレオカメラで前方の車両との車間距離を保つアダプティブクルーズコントロール、システムが運転中のふらつきを感じたときにはブザー音で知らせるふらつき警報機能などが搭載されています。
現行モデルではサイドエアバッグやカーテンエアバッグが全車に装備されており、万が一のときの被害を軽減するよう配慮されています。
新機能の搭載により快適性が向上
現行モデルは利便性に優れた機能が追加されました。パワースライドドアには予約ロック機能が搭載されており、ドアが閉まる前にロックを予約できます。
エアコンにはスリムサーキュレーターが採用されており、運転席、助手席、後部座席との温度差を解消できます。
インストルメントパネルにはUSB電源ソケットが一部のグレードに搭載されました。後席にはアクセサリーソケットが配置されており、車内でスマートフォンやタブレットなどの充電が可能です。
低燃費と力強さを両立させた高性能のパワートレイン
ソリオのパワートレインはガソリンとハイブリッドの2種類です。ハイブリッドには通常のハイブリッドに加えてマイルドハイブリッドが設定されています。
エンジンには1.2Lの4気筒が採用されました。熱効率を高めた設計になっており、燃費性能と走行性能に優れています。現行モデルのソリオとソリオバンディットの燃料消費率は以下の通りです。
【ソリオの燃料消費率(2022年12月発売モデル)】
|
2WD |
4WD |
G |
19.0km/L |
17.8km/L |
ハイブリッドMX |
19.6km/L |
18.4km/L |
ハイブリッドMZ |
19.6km/L |
18.4km/L |
ハイブリッドSZ |
22.3km/L |
- |
(参考:『ソリオ(スズキ)の燃費情報』)
【ソリオバンディットの燃料消費率(2022年12月発売モデル)】
|
2WD |
4WD |
ハイブリッドMV |
19.6km/L |
18.4km/L |
ハイブリッドSV |
22.3km/L |
- |
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ソリオとソリオバンディットの基本スペック
ソリオやソリオバンディットは、価格が異なるいくつかのグレードが設定されています。グレードによって装備や選べる車体の色などが変化するため、購入計画を立てるときには前もってグレードごとの違いを把握しておくと良いでしょう。
ここでは、ソリオとソリオバンディットに分けて、各グレードの特徴や基本スペックについてご紹介します。
ソリオの基本スペック
2022年12月発売モデルのソリオで設定されているグレードはハイブリッドSZ、ハイブリッドMZ、ハイブリッドMX、Gの4つです。
このうち、ハイブリッドSZはハイブリッドシステム、ハイブリッドMZとハイブリッドMXはマイルドハイブリッドシステム、Gはガソリンモデルとなっています。ハイブリッドSZを除く3グレードでは駆動方式の選択が可能です。ベーシックグレードのGの2WDモデルの基本スペックは以下の通りになっています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,790mm×1,645mm×1,745mm |
総排気量 |
1.242L |
最高出力(エンジン) |
67kW |
最大トルク(エンジン) |
118N・m |
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ソリオバンディットの基本スペック
ソリオバンディットで設定されているグレードはハイブリッドSVとハイブリッドMVです。ハイブリッドSVはハイブリッドシステム、ハイブリッドMVはマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。また、ハイブリッドMVには2WDと4WDから選択可能です。
ハイブリッドSVは上級モデルに設定されており、パドルシフトやメッキドアハンドルなどが標準で装備されています。ハイブリッドMVの2WDモデルの基本スペックは以下の通りです。
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,790mm×1,645mm×1,745mm |
総排気量 |
1.242L |
最高出力(エンジン) |
67kW |
最大トルク(エンジン) |
118N・m |
最高出力(モーター) |
2.3kW |
最大トルク(モーター) |
50N・m |
ソリオの販売価格や買取相場を確かめておこう
車を購入する際に気になるのは性能だけでなく、いくらくらいで買えるのかという価格に関する部分もあります。車を手に入れるには車両本体価格に加えて法定費用や初期費用がかかるので、その点も考慮しながら購入方法を検討しましょう。
ここでは、ソリオの新車販売価格と中古車販売価格をご紹介します。買取相場もまとめているので参考にしてください。
ソリオの現行モデルの新車販売価格
ソリオとソリオバンディットの新車販売価格は185万200円~224万6,200円です。ソリオバンディットはソリオよりも高く設定されています。
4WDモデルは2WDモデルよりも約12万円高い金額設定です。4WDはタイヤのスリップロスが少ないため、走行安定性があります。一方で燃費性能に劣るため、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
【ソリオの新車販売価格】
|
2WD |
4WD |
G |
158万1,800円 |
170万7,200円 |
ハイブリッドMX |
185万200円 |
197万5,600円 |
ハイブリッドMZ |
202万2,900円 |
214万8,300円 |
ハイブリッドSZ |
222万2,000円 |
- |
(2023年1月時点)
【ソリオバンディットの新車販売価格】
|
2WD |
4WD |
ハイブリッドMV |
206万400円 |
213万1,800円 |
ハイブリッドSV |
224万6,200円 |
- |
(2023年1月時点)
ソリオの中古車販売価格の目安
中古車は新車よりも安い価格で販売している傾向にあり、新車では手に入れられない先代モデルの購入が可能です。
ソリオ |
中古車販売価格 |
4代目モデル |
160万9,000円~229万9,000円 |
3代目モデル |
59万9,000円~169万5,000円 |
2代目モデル |
39万9,000円~114万9,000円 |
(2023年1月時点)
(参考:『ソリオ(スズキ)の中古車一覧』)
ソリオバンディット |
中古車販売価格 |
4代目モデル |
199万9,000円~239万9,000円 |
3代目モデル |
89万9,000円~194万9,000円 |
2代目モデル |
54万9,000円~114万7,000円 |
(2023年1月時点)
新車販売価格が200万円以上するグレードでも、中古車なら100万円台での購入が可能です。先代モデルについては100万円以下で手に入れられる可能性があります。
ソリオとソリオバンディットの買取相場
ネクステージにおける、2023年1月時点でのソリオの買取相場は2万9,000円~288万9,000円です。ソリオバンディットの買取価格は3万9,000円~230万2,000円となっています。
過去の買取実績では、2020年式で走行距離が6585kmのGグレードが219万3,000円でした。2021年式で走行距離が7,868kmのハイブリッドMVグレードが209万2,000円です。
走行距離、年式、車両の状態、ボディカラーなどによって価格は変動しますが、ソリオやソリオバンディットなら200万円以上の高価買取も期待できます。
(参考:『ソリオバンディット(スズキ車)の買取相場・査定実績一覧』)
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車両状態表の開示や品質管理の徹底
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他にも、台風や豪雨などの影響を受けた水害車、実際の走行距離を把握できないメーター改ざん車なども排除しているので中古車が選びやすい環境となっています。
まとめ
ソリオの魅力はコンパクトなボディと広い車内空間です。先進の機能を搭載しており、走行性や利便性にも優れています。軽自動車よりも広くコンパクトな車をお探しの方にとってニーズを叶える一台といえます。
ソリオやソリオバンディットの中古車をお探しの方は、ぜひネクステージのWebサイト上で中古車検索をお試しください。ご希望条件を選択するだけで、ご要望を叶える中古車の販売状況がご確認いただけます。