【トヨタアクアのグレードまとめ】それぞれの値段、特徴、違いを解説
2011年の登場以来、コンパクトカーの代表格として幅広い層から支持を集めているのがトヨタアクアです。ハイブリッドカーでありながらも価格は安く、燃費性能にも優れているため、気になっている人も多いのではないでしょうか。だからこそ、どのグレードを選ぶかは重要になってきます。「装備が足りない」「不要な装備が多い」となってしまわないように、グレードごとの違いについてご紹介するとともに、売却を検討している人向けにもお得な情報をご紹介します。
※目次※
3.アクアのスポーツ用グレードは「G GR SPORT」シリーズ
・アクアはグレードによって特徴が異なる
・目的に合わせて、各グレードの装備を確認しながらお気に入りの1台を選ぼう
・アクアの購入でお困りの方はネクステージへ!
アクアのグレード比較・一覧表
アクアはトヨタのコンパクトタイプのハイブリッドカーです。
小型化・軽量化などを重視したハイドブリッドシステムが特徴。駐車ラインの確認が容易になるリバース連動機能など、安全装備も充実しています。
ボディーカラーは全9色。2020年8月のマイナーチェンジ後のグレードは下記表の通りです。
グレード |
燃費 |
新車価格 |
中古車価格 |
L |
29.8km/L |
1,818,300円 |
約499,000円〜 |
S |
27.2km/L |
1,921,700円 |
約299,000円〜 |
G |
27.2km/L |
2,126,300円 |
約299,000円〜 |
G GR SPORT |
27.2km/L |
2,440,900円 |
約1,899,000円〜 |
G GR SPORT・17インチパッケージ |
- |
2,610,300円 |
約1,899,000円〜 |
S Business Package |
27.2km/L |
1,952,500円 |
約1,099,000円〜 |
S Glamper |
27.2km/L |
2,083,400円 |
約904,000円〜 |
S Style Black |
27.2km/L |
2,068,000円 |
約904,000円〜 |
Crossover Glam |
27.2km/L |
2,198,900円 |
約1,679,000円〜 |
アクアの基本となるグレードはL・S・Gの3種類!
アクアの基本となるグレードはL・S・Gの3種類です。
いずれもボディタイプは共通で、ハッチバック式のコンパクトカーです。以下に3種の共通データをリストアップします。
ドア数 |
5ドア |
乗車定員 |
5名 |
型式 |
6AA-NHP10 |
全長×全幅×全高 |
4050×1695×1455mm |
ホイールベース |
2550mm |
トレッド前/後 |
1470/1460mm |
室内長×室内幅×室内高 |
2015×1395×1175mm |
主なグレードの違い
アクアは主に3グレード展開がベースとなるのが特徴の車種です。基本3グレードはL・S・Gの3種ですが、それぞれ性能や装備などが異なります。
3種それぞれの特徴を簡潔に表すと、以下のようになります。
L:3種のうち最も廉価かつ低燃費なモデル
S:3種のうちコストパフォーマンスに優れた標準モデル
G:3種のうち最も高価なハイグレードモデル
低燃費を極めたグレード「L」
グレード「L」はアクアの基本グレード3種のうち、最も廉価かつ低燃費を実現したモデルです。
以下、グレードLの基本装備をご紹介します。リヤドアが手動式になっているなど、廉価を実現するために一部簡素化されているものの、標準的な装備は一通り揃っています。
■装備
・UVカット機能付のグリーンガラス
・ウレタンステアリングホイール
・電動収納式ドアミラー
・プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ
■安全性能
・EBD搭載のABSとブレーキアシスト
・車両接近通報装置
・ドライブスタートコントロール
・ヒルスタートアシストコントロール
■快適性能
・L用ファブリックのシート表皮
・一体式フロントヘッドレスト
・フロントにパワーウィンドウ(リヤドアは手動式)
・一体型の可倒式リヤシート
■インテリア
・合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメント
・ヒーターコントロールパネル
・オートエアコン
・クリーンエアフィルター
■ボディカラー
・スーパーホワイトⅡ
・シルバーメタリック
・ブラックマイカ
使い勝手が良く快適なグレード「S」
グレード「S」は3種のうちコストパフォーマンスに優れているのが特徴で、アクア自体の標準的なモデルとしての役割を担っています。
スタンダードモデルにふさわしく、廉価版のLでは簡素化されていた部分も標準装備しています。Lとは異なる主な変更点は以下の通りです。
■装備
・UVカット機能付プライバシーガラス
・ウレタンステアリングホイール(シルバー加飾を追加)
・時間調整式のフロントワイパー
・テレスコピック機能付きのチルトステアリング
■快適性能
・上下調整式フロントレストヘッド
・分割式の可倒式リヤシート
・パワーウィンドウスイッチベース(運転席・助手席)
・時間調整式ワイパー
■インテリア
・シルバー加飾ステアリングホイール
・ピアノブラック加飾サイドレジスター
・シルバーアクセントカラーのパワーウィンドウ
・運転席シートバックに買い物フックを追加
■ボディカラー
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・セメントグレーメタリック
・スーパーレッドⅤ
を追加
各種装備が充実した高級グレード「G」
グレード「G」は3種のうち、もっとも装備が充実している高級グレードです。
本革仕様のステアリングホイールや、スエード調のシート表皮など、高級感を演出する各種装備によってラグジュアリー感を高めているのが特徴。
信号待ちや渋滞などに役立つ先行車発進告知機能や、ペダルの踏み間違いによる事故を防止するインテリジェントクリアランスソナーなど、安全性を高める装置も多数搭載しています。
■装備
・リバース連動機能付ドアミラー(助手席側)
・本革巻きステアリングホイール
・クルーズコントロール
■安全性能
・先行車発進告知機能
・プリクラッシュセーフティ
・インテリジェントクリアランスソナー
・オートマチックハイビーム
■快適性能
・アームレスト付運転席
・ピアノブラック加飾のパワーウィンドウ
■インテリア
・スエード調のダブルステッチ付シート表皮
・合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメント
・高輝度シルバー塗装フロントカップホルダー
・メッキ加飾のインサイドドアハンドル
■ボディカラー
・ボディカラーはSと同様
アクアのスポーツ用グレードは「G GR SPORT」シリーズ
車のラインナップの魅力の1つといえば、標準グレードを上回るスポーティーな走りを表現してくれる、スポーツ用グレードです。
アクアにはスポーツ用グレードとしてG GR SPORTと、専用パーツで更に高級感を追加したG GR SPORT・17インチパッケージがあるので、それぞれの魅力をご紹介します。
G GR SPORT
トヨタの社内カンパニーである「TOYOTA Gazoo Racing カンパニー」が、スポーツモデルブランドの「GR」を展開しており、その9車種目として発表されたのが「G GR SPORT」です。
3種の標準グレードのうち、高級仕様のGをベースに開発されたため、G GR SPORTと名付けられました。
ベース車であるアクアは低重心ですが、G GR SPORTはその特徴を更に推し進めています。
ステアリングを切り始めたときに確かなレスポンスや手応えを感じ取れるように、追従性の高い操舵フィールを追求しているのがポイント。
GRエンブレム付のフロントスポーティシート、本革巻きシフトノブ(シルバーステッチ仕様)、ロゴ付スタートスイッチなど、雰囲気あふれる専用パーツも多数採用されています。
G GR SPORT・17インチパッケージ
「G GR SPORT・17インチパッケージ」は、G GR SPORTに専用の各種パーツを追加して、更にパワーアップを施した特別仕様車です。
特別なG GR SPORTを更に特別にしたような、スポーティーな高級感が特徴。
特に光るのが足回りです。迫力ある195/45R17タイヤ(ブリヂストンPOTENZA RE050A)に、切削光輝を施した専用の17インチアルミホイルを組み合わせることで、ダイナミックな走行感を演出しています。
先鋭的なデザインの大型リアルーフスポイラー、モータースポーツ感あふれる本革巻きのステアリングホイール、GRのロゴを施した本革巻きのシフトノブなど、ラグジュアリーな追加パーツも魅力です。
その他、GRロゴ付の専用ホワイトブレーキキャリバーやLEDイルミネーションビームなど、豊富な追加パーツが施されています。
アクアのSグレードをベースにした用途別ラインアップ
アクアは用途別にチューンナップした、特別なラインアップが用意されているのが魅力です。
アクアの3種の標準グレードのうち、コストパフォーマンスに優れたSをベースにしているのが特徴。
ビジネス仕様、アウトドア用、デザイングレードなど、バラエティ豊かなアクアの特別グレードをご紹介します。
ビジネス用グレード「S Business Package」
「S Business Package」は標準グレードのSを、ビジネス用に更に使いやすくしたグレードです。
インテリアカラーとしてナチュラルグレーを採用し、ビジネスシーンに適した印象を与えます。
大きな特徴は、リヤシートを倒すことでフルフラットを実現できる構造になっていることです。
専用のデッキボードを搭載しているので、余裕のある容量と奥行きを実現しています。段差のないフラット構造で、配送時の積み下ろしを楽にサポート。
十分な広さが確保されているので、ダンボールなどが荷くずれしにくく納品にも便利。プレゼンなどで使用するスクリーンにも対応しています。
アクセルの踏み間違いによる不意の衝突事故を回避するインテリジェントクリアランスソナーや、車線の逸脱を知らせるレーンディパーチャーアラートなど、多数の安全装置を搭載しているのもポイントです。
アウトドア用グレード「S Glamper」
「S Glamper」はSグレードをベースに、アウトドアを意識した専用装備を多数採用しているのが特徴のグレードです。
専用のドアミラカバー、アウトサイドドアハンドル、ホイールキャップは全てがブラック加飾。
引き締まったブラックデザインが、アウトドアの多彩な色彩に自然に溶け込みます。自然な色合いの専用のLEDヘッドランプも搭載。
エクステリアだけでなく、ドアトリムやサンバイザーなどのインテリアも、ブラックを基調としているのが特徴。
コハクの専用ファブリックシート表皮を採用することで、カジュアルになりすぎない大人のアウトドアを演出してくれます。
S Glamperのもう1つの特徴は、交通事故防止に優れた車が認定される、政府公認の「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」であることです。
先進ライトや車線逸脱警報など、安全装置がアウトドアライフをサポートします。
スタイリッシュデザイングレード「S Style Black」
「S Style Black」は、大人の余裕を感じさせるスタイリッシュなデザインの特別グレードです。
合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメント、ブラック加飾のシフトノブ、ピアノブラック加飾のパワーウィンドゥスイッチベースなど、黒を基調とした落ち着いた色合いで大人のラグジュアリー感を演出。
上品なインテリア装備の中でも、特に注目したいのがファブリックシートです。シートの表皮に特殊加工を施すことで、車内にこもりがちな臭いを徹底的にガード。色合いだけでなく空気までも高級感を漂わせます。
採用された表皮の消臭機能は非常に高く、汗などのアンモニア消臭試験において、テストの2時間後に臭いの95%をカットするという結果が出ています。
紫外線だけでなく赤外線もカットする特別仕様のフロントグラスや、ドアミラーが自動で格納するドアミラーなど、独自の快適装備も充実。
車格が大きいSUV風の「Crossover Glam」
「Crossover Glam」はアクアの魅力である低燃費はそのままに、車格を一回り大きくすることで、SUV風の佇まいを獲得したユニークなグレードです。
合計8つのソナーでガラスや壁を感知して、不意の衝突を防ぎやすくするインテリジェントクリアランスソナーなど、多数の安全装置を標準で搭載しているので、ボディの大きさだけでなく実際の安全性も高くなっています。
シックなダークブラウンにリボン加飾を施すことで、派手すぎない落ち着きのあるラグジュアリー感を獲得したシート表皮など、こだわり抜いたインテリアも魅力。
ボディカラーとして、専用設定色のオリーブマイカメタリックが独自に設定されているのもポイント。
標準的なアクアとは少し違った1台を選びたい、という場合に特におすすめです。
アクアのグレード選びにお悩みならGがおすすめ!
アクアには多数のグレードがラインナップされているので、どのグレードを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。
アクアのグレード選びにお悩みの場合は、基本3種のうち、高級仕様のグレードGがおすすめです。
標準的なグレードであるSとの価格差は約20万円ですが、この差額で多数の高級仕様パーツと安全装備を搭載できるので、実はGはコストパフォーマンスにも優れています。
アクアのグレードの調べ方
中古車のお店などで良さそうなアクアを見つけたけれど、どのグレードなのかわからないという場合があります。
グレードがわからなければ、どのような装備が標準で搭載されているかや、中古車の値段が適切かなどを確認するのが難しくなります。
そこで、アクアのグレードを調べて確認するための方法を解説します。
グレードの調べ方
車体番号があれば、トヨタの公式サイトで検索して車のグレード情報を確認することができます。
車体番号は車にとっての戸籍のようなものです。全ての車は異なる車体番号を持っているので、車体番号がわかればどの車かがわかります。
なお、車体番号とは通称であり、正式名称は「車台番号」です。車検証などには正式名称である車台番号として記載されているので、注意しましょう。
車体番号の見方
車の車体番号がわからない場合は、車検証(自動車検査証)かコーションプレートで確認することができます。
車体番号は正式名称である「車台番号」という欄に記載されています。車検証の左側の上部に車台番号の欄があるので、車検証が手元にあれば確認してみましょう。
車検証が手元にない場合は、車のコーションプレートで確認できます。
コーションプレートは車の名刺のようなもので、車体番号や製造工場などの情報が金属板に刻印されたものです。
アクアのコーションプレートは、一般に助手席側センターピラーに取り付けられています。
アクアは買取でも人気が高い
2011年12月に登場したアクアは、初期のグレードでも一般的に60万円前後で取引されています。初期のLグレードでも20万円程度の買い取りが期待できるでしょう。
また、同じく低燃費のプリウスよりも一回り近く値段が低いことからも、中古車市場では人気の高い車種のひとつです。
ただし、中古車の買取相場は日々変化し続けていますので、タイミングを逃さずに売却を検討してみてください。
アクアの購入、買取ならネクステージ
トヨタアクアの購入を検討している人、売却しようかと考えている人、いろいろいるでしょう。しかし、どこで購入もしくは売却すれば良いのか悩んでいませんか。そんなときは、全国に販売店を展開するネクステージにお任せください。買取と販売の両方に力を入れているネクステージであれば、納得する金額で購入・売却することができます。すべてのお客さまに満足していただけることを第一に考え、常に価格・品質・サービスの改善をし続けていることが強みです。
まとめ
アクアは3種の基本グレードを中心に、ビジネスグレードやアウトドアグレードなど、用途にあわせた多種多様なグレードを展開しているのが魅力の車です。
どのグレードのアクアが良いかわからない場合は、高級仕様の装備や多数の安全装備が採用されたグレードGが特におすすめです。
ネクステージは豊富な在庫によって多種多様なアクアを取り揃えていますので、お気に入りのアクアを見つけるための大きな手がかりになりますよ。