【アルファードの純正タイヤサイズまとめ】アルファードの純正オプションについて知ろう
圧倒的な存在感だけでなく、ラグジュアリー感を漂わせているのがトヨタの大人気ミニバン・アルファードです。快適なドライブを実現するためにはさまざまなポイントを重要視する必要がありますが、そのなかでもタイヤは車にとってはなくてはならない存在となっています。そのため、アルファードのタイヤサイズがどれくらいなのかが気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、アルファードの純正タイヤについて徹底解説していきます。
・安心・安全のドライブを実現するためにもタイヤに関する知識を広げることは大切!
・アルファードの純正タイヤはグレードによって大きさやホイールデザインが違う!
・タイヤの交換時期を知るためにも、スリップサインやゴムの劣化を定期的にチェック!
まずはタイヤサイズの見方を知ろう!
そもそもタイヤのことをあまり詳しく知らないという人もいるかもしれません。しかし、安心して車を走らせるためには、タイヤに関する知識を広げていくことも大切です。一般的に、タイヤサイズには以下のような情報が含まれています。
- タイヤの幅(mm)
- 偏平率(%)
- ラジアル構造
- リム径(インチ)
- ロードインデックス(LI):単輪
- ロードインデックス(LI):複輪
- 速度記号
- タイヤの外径(インチ)
- タイヤ幅(インチ)
- タイヤのカーカス強度(プライレイティング)
偏平率とは、タイヤの断面幅(S)に対する断面高さ(H)の比率を表す数値のことで、「H/S×100」で求められます。ロードインデックスとは、ある条件下においてタイヤ1本で支えられる最大付加能力を表す数値のことです。数値が高ければ高いほど、タイヤの負荷能力は高くなります。速度記号とは、ある条件下でタイヤが走行できる最高速度を表しています。
以下の表は、速度記号と最高速度の関係を示したものです。
タイヤ表示 速度記号 |
L |
N |
Q |
S |
T |
H |
V |
W |
Y |
最高速度 km/h |
120 |
140 |
160 |
180 |
200 |
220 |
240 |
270 |
300 |
また、タイヤに記載されている製造番号から、2000年以降なら下4桁、1999年以前なら下3桁の数字で製造年数を確認することもできます。これらの情報は、タイヤのサイドウォールに表示されています。安全にドライブするために重要なカギとなっているため、一つひとつの情報を正しく理解して、今後のカーライフに役立てていってください。
アルファードの純正タイヤサイズまとめ
では、アルファードの純正タイヤサイズはどれくらいなのでしょうか。サイズはグレードによって異なり、同じハイブリッドモデルでも一部で違いがあります。
【標準ボディ】
グレード |
タイヤサイズ |
ホイールデザイン |
HYBRID Executive Lounge |
17インチ |
スパッタリング塗装 |
HYBRID G“F パッケージ” |
17インチ |
ハイパークロームメタリック塗装 |
HYBRID G |
17インチ |
ハイパークロームメタリック塗装 |
HYBRID X |
16インチ |
- |
Executive Lounge |
17インチ |
スパッタリング塗装 |
GF |
17インチ |
ハイパークロームメタリック塗装 |
G |
17インチ |
ハイパークロームメタリック塗装 |
X |
16インチ |
- |
【エアロボディ】
グレード |
タイヤサイズ |
ホイールデザイン |
HYBRID Executive Lounge S |
17インチ |
スパッタリング塗装 |
HYBRID SR“C パッケージ” |
17インチ |
スパッタリング塗装 |
HYBRID SR |
17インチ |
ハイパークロームメタリック塗装 |
HYBRID S |
17インチ |
ハイパークロームメタリック塗装 |
Executive Lounge S |
17インチ |
スパッタリング塗装 |
SC |
18インチ |
切削光輝+ブラック塗装 |
S“C パッケージ” |
18インチ |
切削光輝+ブラック塗装 |
S“A パッケージ” |
18インチ |
- |
S |
18インチ |
- |
上の表の通り、アルファードのタイヤサイズは16インチ~18インチの全3種類、ホイールデザインも全3種類となっています。また、以下の表では、アルファードの純正タイヤのサイズごとに詳しい情報を示しています。
|
16インチ |
17インチ |
18インチ |
|
フロント・リア |
フロント・リア |
フロント・リア |
タイヤのサイズ |
215/65R15 |
225/60R17 |
235/50R18 |
タイヤの幅 |
215mm |
225mm |
235mm |
偏平率 |
65% |
60% |
50% |
ホイール |
16 |
17 |
18 |
タイヤの外径 |
685mm |
701mm |
692mm |
アルミホイールとスチールホイールの違い
タイヤのホイールを交換することで、車の走行性能(ハンドリングや乗り心地)が変化することを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。そして、これを叶えてくれるのがホイールの軽量化です。たとえば、軽い靴と重い靴とでは、どちらがランニングに優れているかと考えれば想像しやすいかもしれません。
タイヤに使われているホイールには、アルミホイールとスチールホイールの2種類に分けられます。その大きな違いこそが、ホイール本体の重さです。まったく同じデザインとサイズでホイールをつくった場合、スチールよりもアルミの方が確実に軽くなります。そのため、アルミホイールは軽量でデザイン性に優れているなどの理由から、幅広く使われるようになりました。しかし、アルミは柔らかく変形しやすい素材となっており、スチールほどの強度は期待できません。
両方のメリット・デメリットを理解したうえで、どちらの素材にするのか決めてください。
アルファードにスタッドレスタイヤを装着することは可能?
雪道や凍結した路面を走行するときにスタッドレスタイヤを装着することで、ノーマルタイヤよりもしっかりとグリップするため、安心・安全にドライブすることができます。地域によっては、年の半分近くでスタッドレスタイヤを装着しているところもあるかもしれません。そのため、アルファードでも問題なくスタッドレスタイヤの装着は可能です。
そもそも、スタッドレスタイヤは道路交通法によって、装着が義務付けられています。ただし、各都道府県によって細則は異なってくるため注意が必要です。また、雪道をノーマルタイヤで走行していると、公安委員会遵守事項違反となります。違反点数は加えられないものの、反則金が課せられます。反則金は車種ごとに違い、「大型車:7,000円」「普通車:6,000円」「二輪車:6,000円」「原付バイク:5,000円」となっています。さらに、毎年雪道でのスリップ事故が多発していますので、大きな損害になる前にスタッドレスタイヤの装着を検討してみてください。
タイヤは次第に劣化していっていることを覚えておこう!
愛車を購入して何年も経過しているのにも関わらず、タイヤの交換を行っていない、もしくは定期的な空気圧のチェックを怠っているという人もいるのではないでしょうか。しかし、タイヤは徐々に劣化していっています。タイヤが劣化する原因はさまざまで、そのひとつの目安となるのが走行距離です。タイヤは一回転ごとに発熱しており、変形を繰り返しています。そのため、走行距離が伸びれば伸びるほど劣化が進むことはいうまでもありません。
また、タイヤの空気圧が低い状態で走っていると、タイヤが発熱のし過ぎで摩耗を起こすことがあります。タイヤの適正空気圧は車種によって違うため、運転席のドア開口部分にあるステッカーに記載されている適正空気圧をチェックしてみてください。さらに、車を走らせていなくても、紫外線や雨など過酷な状況下にさらされ続けることでタイヤの劣化が進行することもあります。知らず知らずのうちにタイヤの劣化は進んでいますので、定期的なタイヤの交換を行うようにしましょう。
タイヤの買い替え時期はここをチェック
メーカーがタイヤの交換を推奨している年数は4年~5年ですが、タイヤの使用状況によっても異なります。しかし、「普通に走ることができるから大丈夫」と思ってタイヤの交換に踏み切らない人もいるでしょう。タイヤの交換時期は素人目線からでも簡単に見分けを付けることができます。定期的にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
スリップサイン(タイヤの溝)がない
タイヤの溝が擦り減ってきたら交換の目安というのは耳にしたことがあるかもしれません。タイヤにはスリップサインといって、タイヤの寿命を知らせるマークが付いています。一般的に新品タイヤの溝は8mm程度となっており、メーカーでは溝が4mm以下の状態での交換を推奨しています。ちなみに、道路交通法においては、残り溝が1.6mmになると「整備不良」と判断されて、違反点数が2点加えられるだけでなく、罰金(大型車:12,000円、普通車:9,000円)も課されるため注意が必要です。
また、法律違反になるだけでなく、スリップサインが出たタイヤを使用し続けることは危険です。タイヤの溝は走るたびに毎日少しずつ減っていきます。安全にドライブするためにも、スリップサインが出たらすぐにタイヤの交換に踏み切りましょう。
ゴムの劣化が進んでいる
タイヤには消費期限があり、メーカーが推奨している期間は4年~5年ほどです。スタドレスタイヤであれば、製造年数から3年ほどでの交換が良いといわれています。タイヤの使用状況によって交換時期は異なってくるものの、ゴムの劣化は着実に進んでいます。たとえば、タイヤに傷がついていないか、ひび割れはしていないかなど、常日頃からタイヤの健康チェックを行うことは大切です。もちろん、タイヤに傷やひび割れがあることを発見したら、すぐにタイヤの交換をしてください。
また、タイヤを交換する目安のひとつが走行距離です。タイヤの溝が1mm摩耗するまでに、走行距離5,000kmかかるといわれています。一般的な新品タイヤの溝は8mm程度なので、スリップサインが出る1.6mmまで到達するには、3.2万kmが必要になってきます。ただし、タイヤは走らせていなくても紫外線や雨などの影響で劣化が進むこともあるため、ひとつの目安として参考にしてみてください。
まとめ
タイヤは車を走行させるために欠かすことができないパーツのひとつです。アルファードにもグレードごとに純正タイヤが取り付けられていますが、より走行性能を高めるためにタイヤ本体やホイールの交換を検討してみてください。その際に気を付けたいことが、それぞれのメリット・デメリットについてしっかりと理解することです。また、タイヤは走らせるごとに劣化が進んでいます。
タイヤの交換はセーフティドライブにも大きく影響してきますので、定期的なチェックを怠らず、少しでも異常が確認されたら交換するようにしてください。