プリウスの値段はいくら?新車と中古車の価格の違いも解説!
ハイブリッドカーの先駆け的存在として世界でも知名度が高いトヨタ プリウスは、1997年のデビュー以来、進化を続けてきました。ハイブリッドシステムを搭載するためどうしても値段が高くなりがちなハイブリッドカーですが、プリウスには手が届きやすいグレードやサブスクが設定されています。
自分にとって無理なく購入できる方法とはどのようなものでしょうか。歴代プリウスの特徴を振り返り、購入方法を検討してみましょう。
※目次※
・2023年にフルモデルチェンジし5代目となった新型プリウスの値段は、300万円台から設定されている
・サブスクの値段設定や中古車相場を確認し、お得に購入できる方法を検討しよう
・流通台数が多いプリウスは、中古車なら同じ予算内でワンランク上のグレードを狙える
5代目になった新型プリウスはいくらで買える?
低燃費性能が高い車やハイブリッドカーと言えば、トヨタ プリウスを思い浮かべるという方も多いでしょう。圧倒的な知名度を誇るプリウスは、これまで幾度も仕様変更を重ね、幅広いニーズに応えてきました。
2023年に新型として生まれ変わったプリウスにはどのような特徴があるのか、値段も含め調べてみましょう。
2023年にフルモデルチェンジが行われた
プリウスの名前が世界に知られたのは、1997年です。今では珍しくないハイブリッドカーですが、当時はまだ量産されていませんでした。トヨタが、世界初となる量産型ハイブリッドカーとして満を持して発表したのがプリウスです。
圧倒的な低燃費ながらも走行性能も申し分のないバランスが取れた新世代のエコカーとして注目を浴びています。2023年1月には、5代目となるHEV型プリウスが発表されました。続く3月には、PHEV型プリウスが登場しています。
新型プリウスは300万円台から設定されている
2023年に登場した新型プリウスには、3種類のグレード設定です。ただし、Xグレードはビジネス向けモデルという位置づけのため、公式サイトは別に設けられています。
エントリーモデルはGグレードで、値段は320万円です。燃費性能などを考慮するとバランスの取れた値段設定と言えます。
タイプ |
グレード |
駆動方式 |
新車価格 |
HEV |
X |
2WD |
275万円 |
4WD |
297万円 |
||
G |
2WD |
320万円 |
|
4WD |
342万円 |
||
Z |
2WD |
370万円 |
|
4WD |
392万円 |
||
PHEV |
Z |
2WD |
460万円 |
サブスクサービスのKINTO専用仕様車もある
トヨタは、誰もが気軽にプリウスに乗れるような取り組みの一環として、新サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」を2023年1月10日より開始しました。
新型プリウスのUグレードがKINTO専用仕様車にあたります。保険料・各種税金などの諸経費を月額利用料に含まれる他、KINTO Unlimited独自のサービスとしてアップグレード・コネクテッド機能の追加が特徴です。
なお、ZおよびGグレードは、通常のKINTOサブスクリプションサービスを利用できます。
手が届きやすい値段のサブスクもある5代目プリウスの特徴
2023年1月に登場した新型プリウスは、通算5代目のHEVモデルです。初代より貫いてきた環境性能の高さがさらにブラッシュアップされています。
他にも魅力あふれるポイントが盛りだくさんです。エクステリア・インテリア・性能面に分けて新型5代目プリウスの特徴をチェックしてみましょう。
エクステリア
先代モデルと5代目プリウスの大きな違いは、フロントマスクです。ウインカーおよびヘッドライトを左右の黒いラインと一体化したデザインを採用することにより、より磨きがかかった精悍な顔つきとなっています。
横から見ると、フロントからリアへ流れるラインはプリウスの伝統を感じさせるデザインです。国内初となる新規開発サイズの19インチ細幅大径タイヤを装着し、サイドシルエットにもスポーティーさを醸し出しています。
インテリア
新型プリウスのコックピットは、新型クラウンにも採用されている「アイランドアーキテクチャー」をコンセプトとしています。運転に集中しやすい環境を目指した設計で、圧迫感が感じられない空間や直感的操作が可能なディスプレイなどが特徴です。
インパネは低く奥まった造形とし、間接照明のアンビエントライトを採用するなど、シンプルかつエモーショナルな雰囲気にまとめられています。
外観同様「一目惚れするデザイン」へのこだわりが感じられるインテリアです。
性能面
「虜にさせる走り」を目指して開発された性能面は、シームレスな加速性能や思い通りダイレクトに反応するレスポンス性の良さが魅力です。高い環境性能との両立を高次元で実現しました。
国内初の第2世代TNGAプラットフォームを採用した低重心フォルムの高剛性ボディで、安定したなめらかな走りを体感できます。
最新予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の標準装備や、先進安全システム検知対象の拡大など、充実した安全性能も特徴です。
歴代プリウスはどんな進化を遂げている?
5代目登場に至るまでの歴代プリウスも、時代の流れにより変化したニーズに対応してきました。トヨタのこだわりや技術が投入され、発表のたびに世間の注目を浴びています。
初代から4代目までどのように進化してきたのか、主な特徴を振り返ってみましょう。今見ても魅力的な内容となっています。
アメリカセレブから太鼓判を受けた初代プリウス
初代プリウスの発売は1997年、当時ハイブリッド車というのはまだ開発されておらず、この1997年に発売された初代プリウスが世界初のハイブリッド車でした。これまでの車と比較すると約2倍の低燃費を現実化し、CO2の排出量の半減にも成功しています。
発売した3年後の2000年には海外輸入も開始したところ、地球環境に敏感なアメリカで人気が高まり、セレブたちがこぞって愛用するなど社会現象となりました。
世界初の試みが多数!2代目プリウス
2代目プリウスが発売されたのが2003年です。ホイールベースを150mm延長させ、ボディサイズが大きくなり、車内も広くなりました。また、走行性能や燃費も世界トップレベルに向上した他、駐車時のハンドル自動化搭載も世界初で、トヨタの本気を感じられる一台です。
よく使用するスイッチやメーター、シフトノブなどはどんな形だと操作しやすく見やすいのかなど、とことん乗りやすさと使いやすさを追求して作られています。
3代目プリウスはわたしたちがよく知るモデル
2009年に発売された3代目プリウスは、一気にプリウス人気に火が付きました。中には、この3代目プリウスが初代プリウスだと思っている人もいるほどです。エンジンの拡大・モーターの強化により、高速道路走行時の燃費を向上させることに成功しています。
天井部のソーラーパネルで電力を蓄え、熱さを感知したら自動で換気し、炎天下に駐車した車内の熱さを軽減してくれる機能も搭載されました。
3代目プリウスはかなり爆発的な人気ぶりによりかなり売れたといわれています。流通量が多いということは、価格相場も低くなるため、中古車としては絶好の購入チャンスです。
4代目プリウスは機能性の遊び心を駆使した一台
2015年から発売され始めたのが4代目プリウスです。従来までの丸みを帯びたボディラインとは一変、クールなデザインとなって発売されました。シートの座面の位置によって素材や厚みを調整したり、スイッチにこだわり、視線導線を少なくしたりするなど快適で安全なドライブができるように作られているのが特徴です。
美しい車が美しく走ることによって地球が美しくなるというコンセプトを元に、あらゆる技術を結集させ世界一の低燃費を実現させました。
PRトヨタ プリウスαの中古車
※価格は支払総額
歴代プリウスの値段を見てみよう
これまで登場した歴代プリウスには、それぞれの良さがあります。新車の値段には、予算の都合で手が届かなかったという場合、中古車市場で自分好みの一台を見つけてみましょう。
中古車市場では、生産終了モデルも狙い目です。新型とそれ以外の歴代モデルの中古車相場を紹介します。2023年8月時点のネクステージにおける相場価格です。
新型プリウスの中古車相場
5代目新型プリウスは、2023年8月時点でネクステージに22台在庫しています。フルモデルチェンジされてまだ間もないにもかかわらず流通台数が多いということは、人気の程を物語っているのではないでしょうか。今後さらに流通台数が増えていく見込みです。こまめにチェックしましょう。
登録済未使用車 |
429万9,000円~459万9,000円 |
上記以外の中古車 |
399万8,000円~529万9,000円 |
(参考:『プリウス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
歴代プリウスの中古車相場
4代目2022年発売モデルまでのネクステージにおける在庫数は、678台です。現在、2009年式モデルまで購入できます。流通台数が多いためリーズナブルな値段です。日常使いの足として購入する方も多くいます。
2022年までの中古車 |
35万9,000円~319万9,000円 |
新車・登録済未使用車・中古車の違い
車探しをしている場合、さまざまな用語が出てきます。何となく意味は分かるものの、具体的にどのような違いがあるのか説明できない用語もあるのではないでしょうか。
この項目では、新車・登録済未使用車・中古車の違いを押さえておきましょう。それぞれのメリット・デメリットも合わせて解説します。
値段は高いが自分仕様の車に仕上げられる新車
新車とは、購入時に初めてナンバー登録された車のことをいいます。新車は新しいけど高いというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
新車を購入するメリットとしては、自分の付けたいオプションやパーツを一から選べて、完全に自分好みの車に仕上げられることです。もちろん、オプションやパーツも有料なことがほとんどなので、こだわればこだわるほどに価格は上がってしまいます。ですが、こだわっただけ愛着も湧きますし、長く乗り続けることが可能です。
一方、新車のデメリットとしてやはり金銭的な面が一番大きいでしょう。しかし、新車は支払い方法が多様化されていることも多く、個人の無理のない支払い方法のプランを組むことが可能です。
他には、新車は納車まで時間がかかるというデメリットもあります。購入契約を交わしたのちに製造が行われるケースもあるため、遅いと納車に数カ月要してしまうことも珍しくありません。
新車の状態に近い中古車に該当する登録済未使用車
登録済未使用車とは、ディーラーで試乗車や展示車として使われたケースが多く、すでにナンバー登録された車のことをいいます。
登録済未使用車のメリットは、ナンバー登録はされているものの、走行距離はほとんどなく新車と同じくらいの車両状態ということです。試乗車や展示用に使われていた車のため、傷や使用感、汚れなどの心配もほとんどありません。一度ナンバー登録をしたということで中古車扱いになりますが、新車同様の車が少し安く購入できます。
一方登録済未使用車のデメリットは、ディーラーがどの車を試乗車や展示車として扱っているかは分からないため、お目当ての車を必ず購入できるという確信はない点です。また、オプションや車体の色など選択肢もかなり限られてきます。
登録済未使用車は一度逃してしまったら再度同じ車を手に入れるのは難しいため、気になる車があったら早めの購入決意をしましょう。
購入価格をとにかく抑えたいなら中古車一択
中古車とは、過去に他の人が乗っていた車のことをいいます。新車、登録済未使用車に比べて低価格で自分の好きな車を購入可能です。
中古車を購入するメリットは、価格が安いということが大きく挙げられます。年式や走行距離によっては新車の半額以下の価格で購入できるのはメリットです。また、納車までの時間が短かったり、生産終了してしまった車の購入が可能だったりするのもメリットであり、魅力と言えます。
一方中古車のデメリットは、車の状態やコンディションが悪いと不具合を起こしやすくなり、修理費用がかさんでしまうことがあることです。また、車を自分好みにカスタマイズしにくかったり、長期的に乗ることは難しかったりもします。
中古車を購入する際は、車の修復歴や事故歴などをしっかり確認しないと、安く購入できても後からお金がたくさんかかってしまう可能性があることを覚えておきましょう。
PR100万円以下のプリウス
※価格は支払総額
ネクステージでお買い得な値段のプリウスを探してみよう
登録済未使用車や中古車を探す場合は、在庫が豊富な中古車販売店を利用しましょう。在庫が多ければ多いほど、自分好みの車種・グレードに出会えるチャンスが高まるためです。
全国に200以上店舗展開しているネクステージは、探しやすい環境が整っています。
品質にも価格にもこだわっている
中古車、中でも生産終了モデルなどの低年式車を購入する際に不安な点は、故障やトラブルが生じるリスクが高いかどうかではないでしょうか。修復歴車や水没車などは、値段が安い反面、後から修理代が高くつく場合があります。
ネクステージでは、修復歴車のような粗悪な車両は一切取り扱っておらず、専門メカニックがていねいに点検・整備を行っているため安心です。価格設定もリーズナブルな値段となっています。
無料保証やサポートサービスがある
ネクステージの利用でうれしい特典は、購入した車に無料保証が付帯されていることです。国産車であれば3か月以内かつ3,000km以内・輸入車であれば1か月/走行距離無制限の保証が適用されます。
低年式車向けの保証や10年保証など、目的や車種別に設定されている有料保証も魅力的です。生産終了した低年式モデルに乗るか、新型モデルに長く乗りたいかを考慮して選べます。
まとめ
2023年に登場した5代目プリウスは、従来のイメージとは異なり、先進的かつ精悍さ漂う雰囲気へと生まれ変わりました。環境性能に優れていることはもちろん、デザイン性・走行性能・値段など、多方面にわたりバランスが取れています。
一方、歴代プリウスにもそれぞれの良さがあり、魅力あふれる点が豊富です。ネクステージのWeb検索ページでは、年式やグレードを絞って検索できます。重視したい条件を持ち合わせている車を探してみましょう。
▼ライタープロフィール
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。