中古車「トヨタ ブレイド」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!
トヨタ ブレイドは、コンパクトなボディに力強いエンジンを搭載したユニークなハッチバックカーです。中古のハッチバックカーの購入を検討している方の中には、ブレイドが気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ブレイドの特徴や中古車選びを行う際のおすすめモデル、購入を検討する際に比較しておきたいライバル車などを紹介します。自分にマッチしたハッチバックカーを購入したいと考えている方は、開発コンセプトや特徴を確認することでブレイドが自分にマッチした車かを判断してみましょう。
※目次※
・トヨタ・ブレイドはコンパクトなボディに力強いエンジンを搭載したプレミアムハッチバックカー
・おすすめのグレードは3.5Lエンジンを搭載しながらインテリアのクオリティも高い「ブレイド マスターG」
・生産終了を迎えたブレイドを探すなら、全国の中古車から探せるネクステージをチェックしよう!
中古車「ブレイド」のおすすめモデルとは?
2006年12月に発売した高級ハッチバック
ブレイドは2006年から2012年まで販売されていた車で、「洒落た大人の高級ハッチバック」というテーマを掲げて開発されました。オーリスの姉妹車として販売開始した車ですが、この2車種は搭載しているエンジンが異なります。
ベースグレードではいずれも水冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載していますが、ブレイドは3.5Lクラスなのに対してオーリスは1.8Lクラスです。
わずか6年でモデルチェンジすることなく販売終了した車ですが、「大排気量エンジンを搭載した高級コンパクトハッチバック」という珍しい車であるといえるでしょう。
おすすめモデルはブレイド マスターG
ブレイドにはいくつかのグレードが存在していますが、その中でもおすすめのものは「マスターG」です。マスターGのスペックを以下にまとめましたので、購入を検討している方はぜひご参考ください。
ボディタイプ |
ハッチバック |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,260mm × 1,760mm × 1,515mm |
車両重量 |
1,480kg |
最小回転半径 |
5.5m |
燃料消費率 |
10.2km/L |
エンジン |
水冷V型6気筒DOHC |
排気量 |
3.456L |
ブレイドの中でも排気量3.5LとなっているマスターGは、その加速感からより快適な走りをサポートしてくれることでしょう。
中古車「ブレイド」のその他モデルを紹介
ブレイドG
ブレイドのラインアップのうち、2.4Lクラスのエンジンを搭載した車の中で上位グレードに位置付けられているのがブレイドGです。ベースグレードのブレイドとは異なり、シートに本革&アルカンターラを使用しています。インテリアカラーにアイボリーを設定しているのも特徴です。
他にも、座席の調整が殿堂になっていたり独立エアコンを搭載していたりするなど、上位モデルならではの装備が充実しているのもメリットといえるでしょう。便利装備が充実した車を探している方や、上質さを重視する方に向いています。
2WD車と4WD車の両方をラインアップしているため、よく走るエリアの路面状況や用途を考慮して適切なほうを選びましょう。
ブレイド
比較的リーズナブルな価格で購入したいと考えているなら、ベースグレードの「ブレイド」がおすすめです。ベースグレードであるとはいえ、運転支援装置(VSC・TRC)を搭載しています。いざというときに役立つ側方エアバッグをはじめとした安全装備もきちんと搭載しており、基本的な性能・装備に問題はないでしょう。
一方で、上位グレードに搭載されている電動でシートを調整する機能や独立エアコンは搭載していません。必要な装備はきちんと搭載しつつも、便利装備を省くことで価格を下げています。
走行性能などの基本的なスペックには大きな違いはなく、4WD車もラインアップされているため、ブレイドらしい走りを十分に楽しめるでしょう。
ブレイド マスター
「マスター」は3.5Lクラスのエンジンを搭載したブレイドのうち、ベースグレードに位置付けられている車です2.4Lクラスの車と同様に、上位グレードのマスターGで採用されている独立エアコンや本革&アルカンターラシートなどは採用していません。
その分安価に購入できるのがメリットなため、3.5Lエンジンを搭載したブレイドをリーズナブルな価格で購入したい方に向いています。
こちらも搭載しているエンジンのスペックや基本的な走行性能はマスターGと変わらず、「走りを楽しむ」という観点において大きな違いはありません。
中古車「トヨタ ブレイド」の特徴
2.4Lまたは3.5Lの大排気量エンジンを搭載
ブレイドは大排気量エンジンが特徴的な車ですが、グレードによって搭載しているエンジンが異なります。いずれも、ぜひご参考ください。
ブレイド・ブレイドG |
2.4L 水冷直列4気筒DOHC(2AZ-FE) |
ブレイド マスター・ブレイド マスターG |
3.5L 水冷V型6気筒DOHC(2GR-FE) |
税負担をはじめとしたランニングコストを削減したい方は「ブレイド」「ブレイドG」を、パワフルな走りを味わいたい方は「ブレイド マスター」「ブレイド マスターG」を選ぶとよいでしょう。
ブレイドは、コンパクトカーでありながら大排気量でパワーがあるエンジンを搭載した珍しい1台です。
VSC & TRC搭載で安定した走りを実現
走行時に車両を安定させてくれる機能として、VSC・TRCを搭載しているのもブレイドの魅力です。VSC・TRCはそれぞれ以下の機能を指します。
VSC(横滑り抑制機能) |
車両の横滑りを検知したときにエンジン出力とブレーキをコントロールして車両を安定させる |
TRC(タイヤ空転抑制機能) |
車輪の空転が発生したときにブレーキを作動させつつエンジンの出力を下げ、空転を抑える |
いずれも積雪路や悪路を走行するときの安定性を確保してくれる機能です。運転負荷を軽減しつつ安全性を高めてくれる装備といえるでしょう。
ハイクオリティな塗装で高級感があるエクステリアを実現
ブレイドは高級感を重視したコンパクトカーとして開発されたため、エクステリアの質感がよいのも魅力です。塗装膜の厚さもプレミアムセダンと同等で、高級感がある光沢を実現しています。なお、ブレイドのカラーラインアップは以下の通りです。
標準カラー |
・ジンジャーレッドマイカメタリック ・シルバーメタリック ・ブラックマイカ ・ダークブルーマイカ ・スーパーレッドV |
オプションカラー |
・クールホワイトパールクリスタルシアン ・ディープゴールドパールクリスタルシャイン |
グレードを問わずすべてのカラーが設定されているため、中古車を探すときも好みのカラーに出会える可能性があるでしょう。
コンパクトでありながらもゆとりがある車内空間が魅力
コンパクトカーは車内空間が狭くなりがちですが、ブレイドは十分なキャビンスペースを確保しています。ヘッドクリアランスやシート間のクリアランスも十分に確保しているため、後部座席に乗車しても窮屈に感じることは少ないでしょう。
運転しやすさと快適性を両立した車なので、ファミリーカーとして使用したい方にもおすすめです。狭い道を走るときや駐車スペースに収めるときにも、不便に感じる可能性は低いでしょう。
インテリアは落ち着いたカラーでまとめられている
インテリアカラーはダークブルーとアイボリーの2種類です。このうち、アイボリーが設定されているのは上位グレードの「ブレイドG」「ブレイド マスターG」のみで、ベースグレードはダークブルーのみとなっています。
いずれのカラーも落ち着いた印象で高級感があり、上質なドライビング空間を演出してくれます。インテリアの質感を重視するのであれば、本革&アルカンターラシートを搭載した上位グレードがおすすめです。ベースグレードを選んだ場合、シートのマテリアルはファブリックになるためやや質感が劣ります。
中古車購入時に比較したい「ブレイド」のライバル車種5選
レクサス CT
グレード |
CT200h “version L” |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,335mm × 1,765mm × 1,460mm |
車両重量 |
1,440kg |
最小回転半径 |
5.2m |
燃料消費率 |
21.3km/L |
エンジン |
直列4気筒 |
排気量 |
1.797L |
(2022年8月現在)
「CT」はレクサスが販売しているプレミアムハッチバックカーで、エントリーモデルという位置付けです。CTはハイブリッド車となっており、1.8Lクラスのエンジンに加えて73kW出力のモーターを搭載しています。
ハイブリッド車ならではの力強い走りや静粛性を味わえるため、こちらを検討してみてもよいでしょう。レクサスは高級車ブランドですが、CTはエントリーモデルで比較的リーズナブルに購入できるのもメリットです。
(参考:『CT(レクサス)の中古車一覧』)
マツダ MAZDA3 FASTBACK
グレード |
20S Proactive |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,460mm × 1,795mm × 1,440mm |
車両重量 |
1,380kg |
最小回転半径 |
5.3m |
燃料消費率 |
16.4km/L |
エンジン |
直列4気筒DOHC |
排気量 |
1.997L |
(2022年8月現在)
「MAZDA3 FASTBACK」は、マツダが製造しているCセグメントの車で、ブレイドよりやや大型のハッチバックカーです。
ガソリン車・クリーンディーゼル車・ハイブリッド車の3種類を設定しているため、好みに応じて選べるのも魅力的といえるでしょう。比較的リーズナブルな価格で販売しているのもうれしいポイントです。
(参考:『MAZDA3ファストバック(マツダ)の中古車一覧』)
スバル インプレッサ
グレード |
2.0i-L EyeSight |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,475mm × 1,775mm× 1,480mm |
車両重量 |
1,320kg |
最小回転半径 |
5.3m |
燃料消費率 |
16.0 |
エンジン |
水平対向4気筒DOHC |
排気量 |
1.995L |
(2022年8月現在)
「インプレッサ」はスバルのハッチバックカーで、スバル車ならではの水平対向エンジンを搭載しているのが特徴です。インプレッサには先進安全運転システム「アイサイト」を標準搭載しており、安全性能を重視する方にも向いています。
インプレッサにはハイブリッド車として「2.0e-L EyeSight」と「Advance」の2グレードをラインアップしており、こちらもおすすめです。燃費性能を重視するなら、ぜひ併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
ボルボ V40
グレード |
T3 Kinetic |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,370mm × 1,800mm × 1,440mm |
車両重量 |
1,480kg |
最小回転半径 |
5.2m |
燃料消費率 |
16.5km/L |
エンジン |
インタークーラー付水冷直列4気筒DOHCターボ |
排気量 |
1.497L |
(2022年8月現在)
「V40」はボルボのコンパクトハッチバックで、ボルボ車の中では最小クラスのボディサイズに仕上がっています。ガソリン車とクリーンディーゼル車がラインアップされているため、好みに応じて選ぶとよいでしょう。燃費性能を重視する方にはクリーンディーゼル車がおすすめです。
なお、V40は2019年に生産終了しており、これから購入する場合は中古車を探すとよいでしょう。
(参考:『V40(ボルボ)の中古車一覧』)
プジョー 308
グレード |
308 Allure BlueHDi |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,420mm × 1,850mm × 1,475mm |
車両重量 |
1,420kg |
最小回転半径 |
5.3m |
燃料消費率 |
21.6km/L |
エンジン |
ターボチャージャー付直列4気筒DOHC(ディーゼル) |
排気量 |
1.498L |
(2022年8月現在)
「308」はプジョーが製造しているCセグメントの車です。1.2Lのガソリン車と1.5Lのクリーンディーゼル車、1.6Lのガソリンエンジンとモーターを搭載したハイブリッド車の3種類が製造・販売されています。
本体価格や燃費性能、動力性能などを比較・検討して自分好みの1台を選べるのが魅力的といえるでしょう。
ボディサイズはブレイドよりやや大きいものの、最小回転半径は5.3mとマスターグレードよりやや短くなっています。運転しやすさを重視する方にとっても、308は有力な選択肢になるでしょう。
(参考:『308(プジョー)の中古車一覧』)
トヨタ ブレイドの中古車価格相場
これからブレイドに乗りたいなら中古車を購入する必要があるため、中古車価格の相場が気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは2022年8月17日時点での中古車価格をまとめました。
最低価格 |
26万9,000円 |
最高価格 |
69万9,000円 |
2006年から6年間しか製造されておらず、製造終了から時間がたっているため中古車台数も少ない傾向があります。ブレイドの購入を検討している方はこまめな中古車市場の確認や、ライバル車となるコンパクトハッチバックも含めて検討するとよいでしょう。
(参考:『ブレイド(トヨタ)の中古車一覧』)
まとめ
ブレイドはトヨタのコンパクトハッチバックカーで、力強い走りを楽しめる車種です。しかし、すでに製造終了しており、中古車台数も少なくこれから好みの車を入手するのが難しくなっていることはデメリットといえるでしょう。
そのため、ブレイドの購入を検討している方は、他者のプレミアムハッチバックカーを併せて検討するのがおすすめです。ネクステージではさまざまなハッチバックカーを多数ラインアップしていますので、ご購入を検討中の方はぜひWebサイトの車両検索をご利用ください。