セリカシリーズの歴代モデルを紹介!派生車も含めると種類は豊富!
トヨタ セリカは、販売が終了した現在でもファンの多い人気車種です。最も古いモデルのセリカは1970年までさかのぼります。歴代のセリカにはどのようなタイプがあったのか興味がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、セリカの歴代モデルごとの特徴やスペックを紹介します。現在では希少なセリカに興味がある方や購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
3.歴代モデル紹介:2代目セリカリフトバックからセリカXXも誕生
4.歴代モデル紹介:3代目セリカリフトバックはサファリ・ラリーで初優勝
5.歴代モデル紹介:4代目セリカリフトバックからコンバーチブルも誕生
6.歴代モデル紹介:5代目セリカはトヨタ初4輪操舵システム採用
7.歴代モデル紹介:6代目セリカから全車3ナンバーボディに拡大
8.歴代モデル紹介:最終モデル7代目セリカはライトな新感覚GT
・セリカは派生によってリフトバックやコンバーチブル、XX、GT-FOURが展開されている。
・ワイドで迫力あるエクステリアデザインを堪能したいなら3ナンバー化された6代目を狙おう。
・セリカは中古車市場でも希少な存在。セリカの中古車を探すなら購入後のアフターサポートも万全なネクステージへお任せ。
セリカの歴代モデルを振り返る前に概要を理解しておこう
セリカの歴代モデルについて理解を深めるためにも、まずは概要を把握しましょう。セリカの誕生は、1970年12月までさかのぼります。2ドアハードトップクーペスタイルだった初代セリカは、1973年4月にセリカリフトバックへと派生されました。
その後セリカリフトバックをベースに、セリカXX・セリカ GT-FOUR・セリカ コンバーチブルといった、ボディタイプやスペックの異なる3つの派生車種が誕生します。
歴代モデル紹介:セリカの派生モデルとして登場
1973年4月6日、初代セリカをベースにリフトバックタイプが誕生します。当時は、アウトドアライフとスポーティーな走りを求めるユーザーが急拡大していた時代です。セリカらしいスペシャリティカーのイメージを残しつつ、積載能力など魅力がアップしたリフトバックが誕生しました。
セリカリフトバックは1973年4月に派生したモデル
1970年12月1日に誕生した初代セリカから派生した車種が、セリカリフトバックです。セリカリフトバックは、当時のテレビCMでも話題となったキャッチコピー「足のいいやつ」を掲げたカリーナと、プラットフォームを共用しています。
テールゲートは大きく開き、シートバックを倒すことで、キャンプ用品や長尺の荷物も積載が可能です。リフトバックの誕生は、セリカの派生車種がさらに増えるきっかけになります。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
2000GT |
1600GT |
車両型式 |
RA25-MQ |
TA27-MQ |
車両重量(kg) |
1,040 |
995 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,215×1,620×1,280 |
|
ホイールベース(mm) |
2,425 |
|
エンジン型式 |
18R-G |
2T-G |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC |
|
排気量(cc) |
1,968 |
1,588 |
最高出力(PS) |
145 |
115 |
歴代モデル紹介:2代目セリカリフトバックからセリカXXも誕生
1977年8月22日、セリカリフトバックは2代目へと進化します。排ガス規制が厳しくなる時代の流れがあったにもかかわらず、セリカの象徴とされていたDOHCエンジンが採用されていました。2代目セリカリフトバックから、セリカXXも派生車として誕生します。
2代目セリカリフトバックの特徴
2代目へとモデルチェンジされたセリカリフトバックは、初代モデルと変わらず、カリーナのプラットフォームを共用しています。
大きなガラスやワイドなBピラー、車体が低くスマートに見えるベルトラインといった特徴的なエクステリアは、CALTY社がデザインしたものです。初代モデルの上級グレードに採用されていた衝撃吸収バンパーは、2代目よりウレタン素材に変更されています。ウレタン素材になったことで、20kgの軽量化にもつながりました。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
2000・DOHC・GT 5速マニュアル |
1800・ST 5速マニュアル |
1600・ST 5速マニュアル |
車両型式 |
C-RA40-BLMQG |
B-TA42-BLMSS |
E-TA41-BLMSS |
車両重量(kg) |
1,050 |
945 |
935 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,410×1,640×1,305 |
4,330×1,635×1,310 |
|
ホイールベース(mm) |
2,500 |
||
エンジン型式 |
18R-GU |
3T-U |
12T-U |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC |
水冷直列4気筒OHV |
水冷直列4気筒OHV |
排気量(cc) |
1,968 |
1,770 |
1,588 |
最高出力(PS) |
130 |
98 |
88 |
セリカXX誕生
1978年4月13日には、2代目セリカリフトバックをベースに、セリカXXの販売が開始されました。車名に使われた「X」は「未知数」を表しています。Xを2つ並べた車名は「セリカXX(ダブルエックス)」と呼ばれてきました。
ベース車となったセリカリフトバックから、ホイールベースや全長の延長、搭載されるエンジンの変更が行われています。下記は車両スペック表です。
グレード |
2600・G |
車両型式 |
E-MA46-BLMQE |
車両重量(kg) |
1,180 |
車体寸法(全長×全幅×全高・mm) |
4,600×1,650×1,310 |
ホイールベース(mm) |
2,630 |
エンジン型式 |
4M-EU |
エンジン種類 |
水冷直列6気筒OHC |
排気量(cc) |
2,563 |
最高出力(PS) |
140 |
歴代モデル紹介:3代目セリカリフトバックはサファリ・ラリーで初優勝
1981年7月2日、セリカは3代目へとモデルチェンジします。1982年10月には、ホモロゲーション用車両「GT-TS」が200台限定で販売されました。
1984年に行われたサファリラリーでは、初優勝を果たしています。ここでは、3代目セリのリフトバックタイプについて紹介しますので、参考にしてください。
3代目セリカリフトバックの特徴
3代目へと進化したセリカリフトバックのエクステリアデザインの特徴のひとつが、ヘッドライトです。ヘッドライトにはセミリトラクタブル式のライズアップ(ポップアップ)ヘッドライトが採用されています。
ヘッドライト消灯時はボディ面とレンズ表面が一体の面となることで、走行時の空気抵抗を低減できる点が特徴です。
大きなバックドアを開くと、広々とした荷室空間が広がっています。リアシートは左右独立して前方へ倒せるため、大きな荷物や長い荷物を載せながら人を乗せたい場合に便利です。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
2000GT・GT |
SX |
ST |
車両型式 |
E-RA63-BLMOF |
E-TA63-BLMZE |
E-SA60-BLMSS |
車両重量(kg) |
1,165 |
1,105 |
1,020 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,450×1,665×1,320 |
4,450×1,665×1,310 |
|
ホイールベース(mm) |
2,500 |
||
エンジン型式 |
18R-GEU |
3T-EU |
1S-U |
エンジン種類 |
直列4気筒DOHC |
直列4気筒OHV |
直列4気筒OHC |
排気量(cc) |
1,968 |
1,770 |
1,832 |
最高出力(PS) |
135 |
105 |
100 |
歴代モデル紹介:4代目セリカリフトバックからコンバーチブルも誕生
1985年8月20日、セリカは4代目へとモデルチェンジされます。当時、世界中の若い世代から人気を集めていた車の特徴は、基本性能の高さと洗練されたスタイルでした。そのニーズに応えるべく、トヨタは世界で最もスタイリッシュで高性能な車を開発テーマに掲げセリカの開発を進めます。
横置きエンジンと前輪駆動を採用、フルタイム4WDも設定
4代目へとモデルチェンジされ、エンジンと駆動輪のレイアウトが変更されました。先代までは後輪を駆動する構造でしたが、4代目よりエンジンが横置きとなり前輪駆動へと変わっています。
1986年10月にはフルタイム4WD「GT-FOUR」も販売されました。世界ラリー選手権「WRC」の本格的な参戦へのきっかけともなっています。4年後の1990年の入賞に大きく貢献した車です。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
2000・ TWINCAM16・GT-R |
1600・TWINCAM16・GT |
1800・ST |
車両型式 |
E-ST162-BLMVF |
E-AT160-BLMVF |
E-ST160-BLMSL |
車両重量(kg) |
1,120 |
1,080 |
1,030 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,365×1,690×1,295 |
||
ホイールベース(mm) |
2,525 |
||
エンジン型式 |
3S-GELU |
4A-GELU |
1S-iLU |
エンジン種類 |
直列4気筒DOHC16バルブ |
直列4気筒OHC |
|
排気量(cc) |
1,998 |
1,587 |
1,832 |
最高出力(PS) |
136 |
111 |
89 |
セリカ コンバーチブル誕生
1987年10月5日、4代目セリカリフトバックをベースに、コンバーチブルモデルが登場します。コンバーチブルへの改装を行ったのはアメリカのASC社です。
電動スイッチを操作すると、油圧ポンプや油圧シリンダーによって幌が開閉します。電動スイッチは運転席に座ったまま操作ができるため、信号待ちの間に開閉が可能です。フルオープンタイプモデルのため、どのシートに座っても開放的なドライブを楽しめます。
歴代モデル紹介:5代目セリカはトヨタ初4輪操舵システム採用
1989年9月6日、5代目へとモデルチェンジされたセリカは、歴代モデルとは異なりアーティスティックなエクステリアデザインへと変わりました。トヨタでは初となる4WSが採用されたことで、取り回しの利きやすさと、高速道路上や悪路での走行安定性が向上しています。
トヨタ初の4輪操舵システムを採用、全体的にパワーアップ
5代目のセリカには、4輪を操舵するシステム「4WS」が採用されています。4WSが採用されたのは、トヨタの中でセリカが初めてです。
「未来感覚」をテーマに開発された5代目セリカは、曲面や滑らかな曲線を基調とした斬新なエクステリアデザインに仕上がっています。
一部グレードには、当時世界初のアクティブコントロールサスペンションが採用されました。4輪それぞれで減衰力やばね定数を変化させることで、加減速時・コーナリング時の車両姿勢を安定させられます。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
GT-R |
Z-R |
S-R |
車両型式 |
E-ST182-BLMVF |
E-ST182-BLMGK |
E-ST182-BLMSK |
車両重量(kg) |
1,210 |
1,180 |
1,170 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,420×1,690×1,305 |
||
ホイールベース(mm) |
2,525 |
||
エンジン型式 |
3S-GTE |
3S-FE |
|
エンジン種類 |
直列4気筒DOHC16バルブ・ターボ |
直列4気筒DOHC16バルブ |
|
排気量(cc) |
1,998 |
||
最高出力(PS) |
225 |
140 |
歴代モデル紹介:6代目セリカから全車3ナンバーボディに拡大
1993年10月8日、セリカは6代目へとモデルチェンジが行われます。高剛性化と軽量化を実現したプラットフォームに、新開発のサスペンション(一部グレード)が搭載されました。先代よりワイド化したボディなど、6代目セリカの特徴を紹介します。
外観が一新される
6代目へとモデルチェンジされたセリカは、全幅が先代よりも拡大されています。1,750mmにワイド化されたことで、これまでコンパクトな5ナンバーサイズを保ってきたセリカも、3ナンバーサイズとなったことで迫力ある見た目へと進化しました。
足回りには、新たに開発されたスーパーストラットサスペンションが採用されています。新開発のサスペンションによって、安定感のある走りとレスポンスの良いハンドリングを味わうことが可能です。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
SS-II・2000・TWINCAM16 |
SS-I 2000 16VALVE |
SS-I 2000 16VALVE・4WS装着車 |
車両型式 |
E-ST202-BLMVF |
E-ST202-BLMGK |
E-ST203-BLMGK |
車両重量(kg) |
1,190 |
1,150 |
1,180 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,435×1,750×1,305 |
||
ホイールベース(mm) |
2,535 |
||
エンジン型式 |
3S-GE |
3S-FE |
|
エンジン種類 |
直列4気筒DOHC16バルブ |
||
排気量(cc) |
1,998 |
||
最高出力(PS) |
180 |
140 |
歴代モデル紹介:最終モデル7代目セリカはライトな新感覚GT
7代目のセリカは1999年9月20日より販売が開始されました。誰が乗っても気持ちの良いドライブを楽しめる車を実現しています。2006年4月に、ファンに惜しまれつつも販売が終了しました。最終モデルのセリカについて、特徴を紹介します。
(参考:『セリカ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
大幅な軽量化と運動性能の向上
7代目へと進化したセリカのテーマは「ライトな新感覚GT」です。1.8Lのパワフルなエンジンを搭載しながらもフロント駆動仕様にしたことで、先代モデルと比べ60kg~90kgの軽量化を実現しています。
大幅な軽量化に加え、流れるような縦長のヘッドライトやボディラインによって、軽やかさと安定感を味わうことが可能です。
2種類のエンジン、5速・6速マニュアルトランスミッション、4速スーパーECTの組み合わせが選べます。
車両スペックをチェック
下記はグレード別の車両スペック表です。
グレード |
SS-II |
SS-I |
SS-II・ スーパーストラットパッケージ |
車両型式 |
GH-ZZT231-BLFVF |
GH-ZZT230-BLMGH |
GH-ZZT231-BLFVF(Z) |
車両重量(kg) |
1,120 |
1,090 |
1,140 |
車体寸法 (全長×全幅×全高・mm) |
4,335×1,735×1,305 |
||
ホイールベース(mm) |
1,305 |
||
エンジン型式 |
2ZZ-GE |
1ZZ-FE |
2ZZ-GE |
エンジン種類 |
直列4気筒DOHC |
||
排気量(cc) |
1,795 |
1,794 |
1,795 |
最高出力(PS) |
190 |
145 |
190 |
希少なセリカの中古車を探すならネクステージがおすすめ!
セリカはすでに販売が終了したにもかかわらず、根強いファンの多い車です。中古車を探すにも、条件に合う車が見つからないといった方もいらっしゃるかもしれません。セリカの中古車を探すなら、ネクステージがおすすめです。ここからは、ネクステージで中古車を探すメリットを紹介します。
全国の店舗から取り寄せられる
中古車の場合、好みの条件に合った中古車が最寄りの店舗にあるとは限りません。遠く離れた地域で販売されている場合もあるでしょう。
ネクステージなら、お近くの店舗に在庫がなく、遠方に在庫がある状況でも諦める必要はありません。ネクステージは全国に200店舗以上展開しています。どれほど離れた店舗でも、お好みの車が見つかれば、最寄りの店舗へ取り寄せが可能です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
無料保証は年式を問わず付帯
ネクステージでは無料保証を付帯できます。ネクステージで付帯できる無料保証には、年式や走行距離といった制限を設けておりません。歴代どのモデルのセリカにも無料保証を付帯可能です。
納車後、3か月もしくは走行距離3,000km以内であれば無料保証による修理を受けられます。エンジンの構造部品や経年劣化が起きやすいパーツも、保証対象項目の一部です。
まとめ
1970年12月に誕生したセリカから、セリカリフトバック・セリカXX・セリカ コンバーチブル・セリカ(GT-FOUR)といったさまざま車種が歴史を積み重ねてきました。歴代モデルごとに違った魅力があり、さらに興味が増した方もいらっしゃるでしょう。
セリカは中古車市場でも貴重な存在です。中古車を探す際には、ぜひネクステージをご利用ください。ネクステージでは、年式にかかわらず無料保証を付帯できます。中古車市場は流動的なため、セリカに興味のある方はチェックしましょう。