カローラツーリングの燃費はどのくらい?競合車種との燃費の違いも比較
圧倒的な知名度を誇るトヨタ カローラシリーズのひとつであるカローラツーリングは、海外市場で需要が高いステーションワゴンです。荷室や室内空間も広いため、ドライブや旅行に重宝します。
日常使いはもちろん、ロングドライブを気楽に楽しむためには、燃費性能が気になるポイントでしょう。そこでこの記事では、カローラツーリングの特徴や燃費性能について解説します。競合車種とも比較しつつ、購入を検討してみましょう。
※目次※
・2019年登場のステーションワゴン カローラツーリングは、カローラフィールダーの後継モデル
・カローラツーリングは、TNGAプラットフォーム採用の低重心パッケージにより、快適な走りと燃費性能の良さを実現している
・良質なカローラツーリングをお得に購入したい場合はネクステージで探してみよう
カローラツーリングの燃費はどのくらい?
トヨタ カローラは、車に乗る人を中心に開発され、ニーズに合わせて進化し続けてきたロングセラーブランドです。カローラシリーズには、ステーションワゴンのカローラツーリングもラインアップしています。
カローラツーリングは、車本来の走りと美しさを追求して開発されましたが、燃費性能はどのくらいでしょうか。カタログ燃費をチェックし、実燃費の目安を立ててみましょう。
カローラツーリングのカタログ燃費
カローラツーリングは、ガソリンとハイブリッドの2種類からパワートレインを選択可能です。バルブマチック採用のエンジンや高効率化を追求したハイブリッドシステムなど、トヨタの高い技術ゆえに低燃費を実現しています。
グレードにより若干異なるものの、ハイブリッド2WD車の燃費はクラスでもトップレベルです。カタログ燃費は下記を参照してください。
WLTCモード(km/L) |
2WD |
4WD |
ガソリンモデル |
17.8~19.1 |
ー |
ハイブリッドモデル |
27.3~29.5 |
24.9~27.8 |
カローラツーリングの実燃費の目安
従来多くの国産車では、燃費性能の測定にJC08モードが使用されていました。実燃費が2割~3割ほど下がることが弱点です。燃費性能に期待して購入した車が実際には思うような数値ではなかった、との声が多数聞かれます。
実燃費との差を解消すべく、現在採用されているのはWLTCモードです。実際の走行状況に近い方法で測定されるため、実燃費とカタログ燃費との差はJC08モードほど大きくありません。
しかし、運転の仕方やメンテナンス具合により燃費性能が変化することも覚えておきましょう。これらを考慮した上で、カタログ燃費をもとに実燃費を想定するとよいでしょう。
カローラツーリングは低燃費で気持ちよく走れる設計
ステーションワゴンのカローラツーリングは、セダンの良さを兼ね備えた快適な乗り心地と安定した走行性能を体感できる車です。アウトドアや旅行など荷物を多く積みたい方やロングドライブや高速走行が多い方などに向いています。
ここでは、カローラツーリングの主な特徴を解説します。近年人気が高いSUVとの違いを考慮しつつ、ご自身の希望条件に見合う車かどうか考慮してみましょう。
2019年に車名変更が行われたモデル
カローラツーリングは、カローラフィールダーの後継モデルとして2019年に登場しました。実用性を重視したボックス型フォルムのカローラーフィールダーは、ビジネスシーンで活躍することが多い車でした。
購入者層の年齢が高いことやビジネス向けのイメージを一新すべくフルモデルチェンジを施し、カローラツーリングと車名変更しました。車本来の美しさを追求したカローラツーリングは、ワイド&ローフォルムのスポーティーな外観です。
加えて、ボディサイズも拡大し、スタイリッシュ感を全面に押し出しました。ビジネスシーンだけでなく普段使いにも活躍する車として、若年層の人からも高評価されています。
TNGAプラットフォームが採用されている
カローラツーリングにも、他のトヨタ車同様、トヨタ新世代クルマづくりの理念に基づいたTNGAプラットフォーム(低重心パッケージ)を採用しています。重量バランスや車両安定性に優れており、思い通りに運転できる操縦安定性が特徴です。
サスペンションは、ドライバーの動きを解析して最適化されており、運転ストレスを軽減してくれます。高剛性ボディと軽量化を両立させ、静粛性や安全性も考慮された設計です。
加速と低燃費を両立させるエンジンの搭載
カローラツーリングのガソリンモデルには、1.5Lダイナミックフォースエンジンが搭載されています。ロングストローク化や高速燃焼技術、直噴技術を採用したTNGA思想に基づいたエンジンです。
コンパクトかつ軽量化を追求したエンジンに、発進用ギヤ機構付きのCVTを組み合わせることにより、スポーティーな加速と低燃費を両立させています。
ハイブリッドシステムは、新型1.8L 2ZR-FXEエンジンとモーターの組み合わせです。最大熱効率40%を達成し、エンジン回転上昇フィールが向上したことにより、クラストップレベルの低燃費が実現しました。
カローラツーリングと3つの競合車種との燃費の違い
アウトドア派やファミリー層にはSUVやミニバンの人気が高い中、ステーションワゴンならではの魅力に引かれている方も多い傾向です。
快適な乗り心地と広い室内空間が魅力のステーションワゴンは、トヨタ カローラツーリング以外にも多数販売されています。ここでは、代表的な3車種の燃費を調べてみましょう。
スバル レヴォーグ
走りの楽しさを追求したスバル レヴォーグは、どのシートも乗り心地が良く、車での移動時間を快適に過ごすことを目指して設計されています。スバルグローバルプラットフォームにフルインナーフレーム構造を組み合わせ、走行性能および乗り心地の良さを高度に両立させました。
全車4WDで、ガソリンモデルのみラインアップされています。燃費よりも快適な走りを重視したい方におすすめです。
WLTCモード(km/L) |
4WD |
ガソリンモデル(1.8L) |
13.6~13.7 |
ガソリンモデル(2.4L) |
11.0 |
マツダ MAZDA3
究極の人馬一体を追求したモデル MAZDA3は、自然な姿勢で運転できるコックピットやエレガントさを醸し出しているデザインが魅力です。パワートレインは3種類あり、世界初の燃焼制御技術SPCCIを採用した、マツダ新世代ガソリンエンジン搭載ハイブリッドモデルも用意されています。
燃費性能が一番優れているのはディーゼルモデルです。ハイブリッドモデルでは、新世代ガソリン搭載+モーターに6MTを組み合わせたグレードとなっています。
WLTCモード(km/L) |
2WD |
4WD |
ガソリンモデル |
16.6 |
ー |
ハイブリッドモデル |
16.4~17.5 |
15.9~17.7 |
ディーゼルモデル |
21.2 |
20.0 |
スバル インプレッサスポーツ
スバル インプレッサスポーツは、乗る人がいかに快適に過ごせるかを追求したモデルです。大学医学部と連携して設計したフロントシート、振動を吸収して抑える接着剤を使用した静粛性の高い室内空間など、最新技術を多数採用しています。
スバルグローバルプラットフォームやリニアトロニック採用により、ダイレクトな加速力や変速ショックを感じない滑らかで快適な乗り心地が魅力です。加えて、燃費性能も向上しています。実用的で快適なドライブを重視したい方におすすめの車です。
WLTCモード(km/L) |
4WD |
ガソリンモデル |
13.6~14.0 |
ハイブリッドモデル |
16.0~16.6 |
低燃費なカローラツーリングはいくらで買える?
快適な乗り心地と加速フィーリングの良さが魅力のカローラツーリングは、セダンとSUVの良さを兼ね備えた車です。重視したい条件や用途を考慮して、車の購入を決められます。
どのくらいの予算で購入できるのかを調べてみましょう。新車価格と中古車相場を紹介します。中古車相場は、2023年4月時点のネクステージにおける価格です。
カローラツーリングの新車価格
カローラツーリングのグレードは、ガソリン・ハイブリッドモデルともに、X・G・W×Bの3種類です。ベースグレードXはシンプルかつスタンダードな装備内容、中間グレードGは装備内容と燃費性能など全体的にバランスが取れています。
最上級グレードは、充実した装備内容が魅力です。ダイナミックかつスタイリッシュなアルミホイールで見分けられます。ハイブリッドモデルのほうが、高めの価格設定です。
ガソリンモデル |
207万円~250万円 |
ハイブリッドモデル |
246万円~304万8,000円 |
カローラツーリングの中古車相場
カローラツーリングが登場したのは2019年のため、中古車市場への流通台数はさほど多くありません。2023年4月時点のネクステージには、ガソリンモデルが10台、ハイブリッドモデルは9台の在庫があります。どの車両も走行距離が少なく、良質な状態です。
ただし、中古車市場の情報は、日々変化します。需要と供給のバランスに応じて相場価格も変化するため、気になる場合はこまめにチェックしましょう。
ガソリンモデル |
189.7万円~219万9,000円 |
ハイブリッドモデル |
189.9万円~284万9,000円 |
ネクステージでカローラツーリングの中古車を探そう
車を購入する際には、購入時の初期費用だけでなく、購入後の維持費も考慮に入れておく必要があります。そのため、燃費性能に注目して購入する方も多い傾向です。できるだけ初期費用を抑えたい場合は、中古車購入を検討するとよいでしょう。
良質な中古のカローラツーリングを探す場合は、全国に店舗を展開するネクステージをご利用ください。
条件にぴったり合う車両に出会える可能性が広がる
ネクステージは、全国に200以上店舗展開しており、中古車販売に関する実績が豊富です。専任の熟練バイヤーが徹底的に調査した上で、売れ筋モデルのグレードやカラーをバリエーション豊かに取りそろえています。
Web検索ページでは、全国店舗の在庫から希望条件を絞って簡単に検索可能です。気になる車を見つけたら、最寄りのネクステージにお取り寄せできます。ご自身にぴったりの高燃費の中古車をお探しください。
遠出するときも心強い保証サービスがある
ネクステージでは、安心できるカーライフをおくっていただくために、さまざまな保証をご用意しています。ご購入いただいた全車両には、基本項目をカバーした無料保証を付帯させています。
さらに内容が充実した有料保証パックや長く乗りたい方向けの10年保証、低年式車向けの保証など、幅広いニーズに応えた保証を用意していることがネクステージの魅力です。加えて、遠方にお住まいのお客様がトラブルに見舞われた場合にも対応しています。
まとめ
世界的に知名度が高く、幅広い層のニーズに応えたトヨタ カローラシリーズには、ステーションワゴンのカローラツーリングがラインアップしています。燃費性能や気持ちいい加速フィーリング、快適な乗り心地など全体的にバランスが取れている車です。
ネクステージでは、カローラツーリングをはじめ、良質な中古車を多数取りそろえています。車両検索で気になる車を見つけたら、詳細ページより無料で在庫確認や見積可能です。お気軽にお問い合わせください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。