マークXはトヨタが販売した高級セダン!最終モデルの基本スペックを紹介
マークXは走行性に優れたスポーツセダンです。上級ファミリカーのマークIIの後継車として誕生したモデルであり、新生代のプレミアムカーとして誕生しました。高級セダンに乗ってみたいと思うときに、マークXを候補として考えている方もいるのではないでしょうか。
このマークXの生産は2019年で終了しましたが、中古車なら求めやすい価格での購入が可能です。そこでこの記事では、マークXの特徴についてご紹介します。最終モデルの基本スペックについてまとめましたので参考にしてください。
※目次※
・マークXはトヨタが販売していたスポーツタイプの高級セダン。マークIIの時代を含めると全部で11代のモデルを販売していた。
・マークXの魅力はエレガントなエクステリアデザインとハイパワーのエンジン。通常グレードに加えてスポーツグレードが設定されていた。
・マークXをお得に購入するならネクステージがおすすめ。3万台の在庫台数の中から自由に車選びができる。
マークXは躍動的なデザインが特徴の高級セダン
マークXは躍動感のあるエクステリアに上質なデザインを取り入れた高級セダンです。後輪駆動を採用しており、高級車でありながらもスポーティーに設計されています。
高い人気を誇ったマークIIの後継モデルとして発売されましたが、販売チャンネルの統合などにより2019年には生産終了を迎えています。ここでは、マークXの誕生までの経緯や再販売の可能性について見ていきましょう。
マークIIの後継モデルとして2004年に登場
マークXの車名は、成功や目標などの意味が持つ英語の「Mark」と未知の可能性を表す「X」を組み合わせています。車名の通り、新世代の目標となるモデルとして発売されました。
マークXの原点はマークIIです。1955年に発売されたクラウンと1957年に発売されたコロナの中間に位置する上級モデルのセダンとして1968年に発売されました。累計登録台数が480万台を達成したマークIIでしたが、基本スペックや車両性能を一新させた新しい高級セダンとして2004年にマークXが誕生します。
2019年12月に生産終了
新時代に合わせた高級スポーツセダンとしてデビューしたマークXでしたが、2019年12月に生産終了しました。先代のマークIIを含めると合計で11代のモデルを販売していたマークXでしたが、51年の歴史に幕を閉じます。
マークXは販売終了した現在でも人気は高く、再販売を期待されているモデルのひとつです。ただし、現状では難しいとされています。トヨタではカムリ、プリウス、カローラなどのセダンを発売しており、豊富に選択肢が用意されているのが理由です。
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マークXが販売されていた15年間の歴史を振り返ろう
マークXは15年で2代のモデルが販売されました。どちらのモデルも品格を備えたデザインや上質で快適な居住空間が備わっています。
2009年にはマークXをベースにした2タイプのコンプリートカー、2014年にはスポーツコンバージョンモデルが販売されました。ここでは、2004年の登場から2015年の生産終了までの歴史についてご紹介します。
2004年11月:初代モデルが誕生
初代モデルが発売されたのは2004年11月です。「ダイナミック&スタイリッシュFRセダン」をテーマに掲げており、躍動感のあるデザインを取り入れました。
フロント部分はハイビーム、ロービーム、フォグランプを一列に配置された3連ヘッドランプを搭載しています。リア部分はマフラーとテールエンドを一体化したデザインが採用されました。
安全性能にも力を入れており、世界トップクラスの頭部保護性能が備わったボディが採用されています。歩行者が車体に衝突した場合でも、被害を最小限に抑えることが可能です。
2009年10月:2代目モデルが登場
2代目モデルは2009年10月に発売されました。初代モデルでのコンセプトであった上質さやスポーティーさは継承されながら、エクステリアやパワートレインなどに改良を加えています。
2代目モデルのテーマは「glam tech(グラムテック)」です。大胆で魅力的な意味を持つグラマラスと、近代的な技術という意味を持つテックを合わせた造語を採用しています。大胆で魅力的なデザインと高精度の技術が組み合わさったモデルとして発売されました。
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2009年11月:コンプリートカーの2モデルを発売
2009年11月には、モデリスタモデルの+Mスーパーチャージャーとヴェルティガが販売されます。モデリスタとはトヨタ直系のカスタマイズブランドです。感性、創造性、喜びをコンセプトに掲げており、既存のモデルと一線画するデザインを取り入れています。
+Mスーパーチャージャーについては「気持ちよく走ること」をテーマに掲げており、専用のスーパーチャージャーシステムが搭載されました。一方でヴェルティガでは「フォルムダイナミックス」をテーマに掲げており、力強さを与えるフロントスタイルになっています。
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2014年12月:スポーツコンバージョンモデルのGRMNを限定販売
2014年12月にはスポーツモデルのGRMNが発売されました。GRMNとはGAZOO Racing tuned by MNを省略した名称で、スポーツモデルのGRシリーズの頂点に立つブランドとして販売しています。
マークXのGRMNモデルでは「大人のスポーツFRセダン」をテーマに掲げており、足回りには専用チューニングを施しました。6速マニュアルトランスミッションを採用しており、自らの意思で車体を操れる楽しさを追求しています。
GRMNは2019年にも350台の限定で販売されました。エンジンの出力制御特性に専用チューニングを施しており、エンジンとのマッチングが図られています。
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マークXの最終モデルの特徴をチェック
マークXの最終モデルは2019年に発売されました。エクステリアやインテリアは高級セダンとして風格を表したスタイリッシュなデザインです。
パワートレインは2タイプになっており、上位グレードでは3.5Lのパワフルなエンジンが採用されました。ここでは、マークXの最終モデルの特徴について、5つの項目に分けてご紹介します。
洗練されたエクステリアデザイン
最終モデルのボディカラーは全部で6色です。セルフストアリングコートを全色に採用しており、小さなすり傷ができた場合でも自己補修して新車時の光沢を保持します。
ヘッドランプは消費電力の少ないLEDが採用されました。車両の体制の変化に関わらず照射軸を一定の方向に向けるオートレベリング機能が備わっています。ボディは構造用接着剤を使用した高接合剛性ボディです。快適な乗り心地や正確な操作性を体感できるように設計されています。
上質な空間を演出するインテリアデザイン
最終モデルは、スーパーUVカットガラスや左右独立式のフルオートエアコンが標準装備です。エアコンには花粉除去機能が搭載されており、快適な車内で上質の走りを楽しめます。
運転席のシートは無段階で電動調整が可能です。上下調整にも対応しており、体格に合わせて適切なドライビングポジションを設定できます。
後部座席のシートは6:4分割の可動式です。リクライニング機構が搭載されており、シーンに合わせて自由にアレンジできます。
衝突回避支援パッケージを全車に搭載
最終モデルは、先進の衝突回避支援パッケージのトヨタセーフティセンスが全車に標準搭載です。
ミリ波レーダーと単眼カメラが車両に搭載されており、歩行者や対向車を素早く検知して危険を回避したり事故を最小限に抑えたりします。
最終モデルでは、ヒルスタートアシストコントロールが搭載されました。ブレーキからアクセルに切り替える際、センサーが坂道と判断したときにはブレーキ油圧の自動で保持する機能です。坂道発進における車両のずり落ちを緩和できます。
多彩なオプションを用意
最終モデルではエクステリアやインテリアをはじめ、さまざまなオプションが用意されました。エクステリアのオプションのひとつは、マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフで、エンジンをオフにした後でも機能する機能や挟み込み防止機能などが備わっています。
インテリアのオプションのひとつは快適温熱シートです。腰や肩の部分にヒーターが付いており、寒い日でも快適に運転を楽しめます。他にも一部のグレードには本革シート、リアのドアトリムのイルミネーションなどがオプションで搭載可能です。
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高級セダンにふさわしい優れた走行性能
最終モデルではV6型の3.5LエンジンとV6型2.5Lエンジンの2種類が設定されました。最高出力はそれぞれ234kW、149kWとなっており、パワフルで安定した走りを楽しめます。グレードごとのJC08モードでの燃料消費率は以下の通りです。
|
2WD |
4WD |
350RDS |
10.0km/L |
- |
250RDS |
11.8km/L |
10.6km/L |
250S |
11.8km/L |
10.6km/L |
250G |
11.8km/L |
10.6km/L |
250G Fパッケージ |
11.8km/L |
10.6km/L |
最終モデルでは走行モード制御スイッチが搭載されています。搭載された走行モードは全部で3つです。アクセル操作に対する反応を早めたスポーツモード、アクセルに対する駆動力を制御したスノーモード、エコドライブをサポートするエコモードがあります。
(参考:『マークX(トヨタ)の燃費情報』)
マークXの最終モデルの基本スペックを確かめておこう
マークXでは通常のグレードとスポーツグレードが設定されました。スポーツグレードには2種類のモデルが用意されており、それぞれ350RDSと250RDSをベースにしています。
マークXのサイズは全グレードで共通となっていますが、パワートレインは350RDSのみ3.5Lのエンジンです。標準搭載されている装備もグレードによって異なるため、購入の際には事前に確かめておきましょう。
通常グレードの基本スペック
マークXの最終モデルでは4つのグレードが設定されました。また、250GにはFパッケージが設けられています。
Fパッケージはシンプルな装備が特徴です。250Gではアルミホイールが搭載されていますが、Fパッケージでは樹脂フルキャップを搭載したスチールホイールが採用されています。
|
350RDS |
250RDS |
250S |
250G |
250G Fパッケージ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,770mm×1,795mm×1,435mm |
4,770mm×1,795mm×1,435mm~1,445mm |
4,770mm×1,795mm×1,435mm~1,445mm |
4,770mm×1,795mm×1,435mm~1,445mm |
4,770mm×1,795mm×1,435mm~1,445mm |
総排気量 |
3.456L |
2.499L |
2.499L |
2.499L |
2.499L |
最高出力 |
234kW |
149kW |
149kW |
149kW |
149kW |
最大トルク |
380N・m |
243N・m |
243N・m |
243N・m |
243N・m |
スポーツグレードの基本スペック
スポーツグレードは名称の通り、走行性能に特化したモデルです。フロントやリアのサスペンションには専用チューニングを施した専用パーツが使われています。前傾姿勢のセッティングになっており、コーナリングでも滑らかな走りが可能です。
エクステリアには専用フロントバンパーやブラック塗装を施したリアスポイラーなどが標準装備されています。
|
350RDS GRスポーツ |
250RDS GRスポーツ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,795mm×1,795mm×1,420mm |
4,795mm×1,795mm×1,420mm |
総排気量 |
3.456L |
2.499L |
最高出力 |
234kW |
149kW |
最大トルク |
380N・m |
243N・m |
マークXはいくらで売買されている?
マークXは生産終了しており、中古車でのみ購入可能です。新車とは異なり、中古車は車両ごとに価格が異なります。価格を決定する要素は年式、走行距離、グレード、車検の有無などです。需要と供給のバランスによって価格が変わることもあります。
購入の際には、予算やライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。ここでは、マークXの中古車販売価格や買取相場をご紹介します。
マークXの中古車販売価格
中古車の魅力のひとつは先代モデルも選択肢に含められることです。マークXは初代モデルと2代目モデルがありますが、初代モデルなら初期費用を抑えられます。ネクステージにおける2023年4月時点での中古車販売価格の相場は以下の通りです。
|
中古車販売価格 |
初代モデル |
34万9,000円~59万9,000円 |
2代目モデル |
39万9,000円~334万9,000円 |
2代目モデルについては幅広い価格帯で販売されています。GRスポーツなどのスポーツグレードの中古車販売価格は高めの傾向です。一方で初代モデルは100万円以下で購入できます。
(参考:『マークX(トヨタ)の中古車一覧』)
マークXの買取相場
ネクステージにおける2023年4月時点でのマークXの買取相場は1万7,000円~448万8,000円です。車両の状態によって価格は変動しますが、マークXなら400万円以上の高価買取を期待できます。マークXの過去の買取例は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
250Sファイナルエディション |
2020年式 |
2万4,109km |
254万3,000円 |
250G |
2017年式 |
3万9,593km |
50万6,000円 |
250S |
2017年式 |
4万2,849km |
153万8,000円 |
250G Fパッケージ |
2017年式 |
6万5,869km |
110万6,000円 |
マークXの中古車の購入ならネクステージがおすすめ
マークXを取り扱っている中古車販売店は全国にあります。ただし、店舗によって販売価格や車両の状態は異なりますので、状態や価格が理想に近い車両を見つけ出す必要があります。
マークXの購入をお考えの方は、ぜひこだわりの品質管理と豊富な在庫台数を兼ね備えたネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージの2つの魅力についてご紹介します。
豊富な在庫と品ぞろえで車選びをサポート
ネクステージの店舗数は200以上です。普通車、軽自動車、輸入車など、全国の店舗に3万台の在庫があります。現行モデルに加えて、過去に販売されていたモデルも多数用意しており、予算やライフスタイルに合わせた車選びが可能です。
ネクステージでは、専門的な知識を有した熟練のバイヤーを車種別に配置しています。グレードやカラーバリエーション別に取りそろえているのが特徴です。修復歴車や水害車などのトラブルの多いモデルについては事前に排除しており、不安の少ない中古車を購入できる環境作りを目指しています。
各種保証と付帯サービスで新しいカーライフを応援
ネクステージで提供している保証は有料保証と無料保証の2タイプです。有料保証では、24時間体制のロードサービスや定期的な無料点検などのサービスを付帯した「サービスサポート」、低年式の車両でも加入できる「Nextageサポート」などの保証を用意しています。
無料保証は普通車や軽自動車などの国産車や輸入車が対象です。正規ディーラーの輸入車については、ディーラーの保証基準に基づいています。マークXについては3か月、または3,000kmが保証期間が無料保証の対象となっており、新しいカーライフのスタートが受けられます。
まとめ
マークXはマークIIの時代を含めると、約50年に長きにわたって販売していました。2019年に生産終了しましたが、現在でも高い人気を誇るモデルのひとつです。美しいエクステリアデザインや高性能のエンジンを搭載しており、希少価値が高まる可能性があるでしょう。
マークIIをお探しの方はネクステージをご利用ください。Webサイト上では複数の条件を設定できる車両検索システムを用意しており、自宅での車選びが可能です。最寄りの店舗へのお取り寄せにも対応していますので、ぜひマークXの購入を検討してみてください。