トヨタ・ブレイドとはどのような車?魅力や最新の売買価格も紹介
ブレイドは、2006年に誕生したトヨタの最上級ハッチバックです。コンパクトサイズでありながら、品質の高い装備と上品なエクステリア、高性能なエンジンを搭載した魅力的な車として評価を得ていました。
2012年に販売は終了しているため、現在は中古車のみで購入できます。しかし、ブレイドがどのような車なのかよく知らない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、トヨタ ブレイドの特徴と魅力、グレードのラインアップを紹介します。最新の中古車価格や買取価格も紹介しますので、購入や売却を検討している方は参考にしてください。
※目次※
・トヨタ ブレイドは2006年~2012年まで販売されていた最上級ハッチバック。
・ブレイドはコンパクトなボディに2.4Lまたは3.5Lの高性能エンジンを搭載し、充実した装備を採用した上質なモデル。
・ブレイドは販売期間が短いため、中古車市場でも取り扱い数が少ない貴重な車。ネクステージでブレイドを探してみよう。
トヨタ・ブレイドの歴史
トヨタ ブレイドは、2006年~2012年まで販売されていた最上級ハッチバックです。2代目は発売されず6年間で販売は終了しましたが、上級セダンに匹敵する安全性能と快適性能、上品なエクステリアデザインに魅力があり、高く評価されていました。
ここでは、ブレイドの誕生から販売終了までの歴史を紹介します。
2006年:初代の発売
トヨタ ブレイドが誕生したのは2006年12月です。「大人の高級ハッチバック」をテーマに開発されており、安全性能と快適装備は上級セダンに匹敵するほどの質を持ち合わせています。
発売から1か月後となる1月には、月販目標台数の3,000台に対し2.5倍となる約7,500台の受注を受け、好調なスタートを切りました。
グレードは、スタンダードモデルの「ブレイド」と上級モデルの「ブレイドG」の2種類です。
2007年:「マスター」が新登場
2007年8月には、高性能の3.5L V6型エンジンを搭載した「マスター」と「マスターG」が追加されました。
マスターシリーズは、通常モデルよりパワーのあるエンジンを搭載していることに加え、専用チューニングを施したサスペンションやメッシュタイプの専用グリルなどを採用しています。通常モデル同様、Gタイプは高級感のある装備を採用した上級モデルです。
2008年:「Version L」の登場と一部改良
2008年10月には、一部改良とともにGタイプのモデルに「バージョンL」が設定されます。これにより、ブレイドGとブレイドマスターGは、さまざまな箇所に本革を採用した質感の高いグレードも選べるようになりました。
また、一部改良では全グレードのラゲージルームの容量が拡大され、リアシートを倒すことなくゴルフバッグを横置きできるように進化しています。
2009年:初のマイナーチェンジ
ブレイド初のマイナーチェンジは2009年12月に実施されました。マイナーチェンジでは、外観と内装をより一層高級感のあるデザインに変更しています。
ブレイドには、専用チューニングされたサスペンションを採用する「Sパッケージ」が設定されました。ブレイドマスターGは、トヨタ初搭載となる6 Super ECTを採用したことにより、よりスポーティーな仕様に進化しています。
2012年:生産・販売終了
トヨタ ブレイドは一度もフルモデルチェンジを実施することなく、2012年4月に生産を、6月に販売を終了しました。発売当初は高評価を得たものの、その後の売り上げが伸び悩んだことが要因です。
販売期間が短く中古車市場での販売台数が少ないことに加え、おしゃれな高級ハッチバックという新しい市場を開拓した車として希少性があるため、現在も根強い人気があります。
(参考:『ブレイド(トヨタ)のモデル・グレードカタログ一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・ブレイドの特徴や魅力とは
「大人の高級ハッチバック」がテーマのブレイドは、優れた性能と美しいデザイン、高い快適性を追求して開発されています。ゆとりのある走行性能やクラストップレベルの安全性能をはじめ、新しい魅力を感じられる車として高評価を得ました。
ここでは、ブレイドの主な特徴と魅力を紹介します。
先進的なデザイン
ブレイドのエクステリアは、L字型のヘッドランプと彫りの深い造形、アルミホイールに施されたメッキ塗装など、走りと格の高さを感じさせる独創的なデザインです。
インテリアは、質感の良いスエード調表皮のインパネに加え、一部のグレードでは本革をあしらったシートやシフトレバーノブ、ドアアームレストなどが採用されました。素材にこだわった上質感のあるデザインに仕上がっています。
ゆとりのある車内空間
ブレイドはコンパクトサイズでありながら、シートポジションや操作系装備の配置などにより、心地良さとゆとりを感じられる室内空間を創出しています。一部改良では、ラゲージルームの容量を拡大したことにより、多くの荷物を積載できるようになりました。
また、マイナーチェンジではパーキングブレーキをセンターレバー式から足踏み式に変更し、大型のコンソールボックスを新設したことで使い勝手も向上しています。
安定した走行
2.4L 直列4気筒エンジン(2AZ-FE)を搭載したモデルは、リアサスペンションにダブルウィッシュボーン式を採用しています。これにより、優れた操縦性と走行安定性を実現しました。
3.5Lエンジン(2GR-FE)を搭載したモデルは、専用チューニングを施したサスペンションとマニュアル感覚の操作を楽しめる6速ECTの採用により、圧倒的なパワーとゆとりのある加速、優れた静粛性を実現しています。
安全性能の高さ
ブレイドは、衝突時の衝撃を骨格に分散・吸収するボディ構造、骨格の強度を高めてシートバックへ沈みやすくしたシート構造を採用しています。これにより、頭部傷害軽減においてトップクラスの安全性能を実現しました。
車内のさまざまな箇所にエアバッグを設置し、衝突時の被害軽減をサポートしていることも特徴です。VSC(横滑り制御機能)とTRC(タイヤ空転抑制機能)の採用により、悪路での車両安定性も確保しています。
(参考:『トヨタ ブレイドはどんな車?特徴やスペック、後継車やおすすめハッチバックを紹介|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・ブレイドのグレード別スペック
ブレイドのグレードは、駆動方式やバージョンL・Sパッケージなどの仕様により複数から選べますが、大きく分けると4種類です。ここでは、その4種類「ブレイドG」「ブレイド」「ブレイドマスターG」「ブレイドマスター」の最終モデル(2009年12月発売)の基本スペックと主な装備、特徴を紹介します。
(参考:『中古車「トヨタ ブレイド」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!|中古車の【ネクステージ】』)
ブレイドG
ブレイドGは、ブレイドの上級モデルです。
肌触りの良さにこだわったアルカンターラと本革を合わせたシートの採用、3連LEDイルミネーションランプを組み込んだ天井大型イルミネーションの装備など、高級感のある室内空間を演出しています。ブレイドGの基本スペックは以下の通りです。
駆動方式 |
FF |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高(mm) |
4,260×1,760×1,515 |
4,260×1,760×1,530 |
車両重量(kg) |
1,400 |
1,460 |
室内長×室内幅×室内高(mm) |
1,985×1,480×1,245 |
|
ホイールベース(mm) |
2,600 |
|
10・15モード燃料消費率(km/L) |
13.4 |
12.8 |
ブレイド
ブレイドは、ベースグレードでありながらゆとりのある走行性能を備えています。
専用のフロントスポイラーとサスペンションを装備したスポーティーな仕様の「Sパッケージ」は、ブレイドのFFのみに設定されました。ブレイドの基本スペックは以下の通りです。
駆動方式 |
FF |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高(mm) |
4,260×1,760×1,515 |
4,260×1,760×1,530 |
車両重量(kg) |
1,390 |
1,450 |
室内長×室内幅×室内高(mm) |
1,985×1,480×1,245 |
|
ホイールベース(mm) |
2,600 |
|
10・15モード燃料消費率(km/L) |
13.4 |
12.8 |
ブレイドマスターG
ブレイドマスターGは、V6型の3.5Lエンジンに6速ECTを合わせた高性能なグレードです。
ブレイドGに採用された上質な装備に加え、本革巻きのシフトレバーノブやメッキ加飾のシフトゲートパネルなどの採用により、より一層高級感をアップさせています。ブレイドマスターGの基本スペックは以下の通りです。
駆動方式 |
FF |
全長×全幅×全高(mm) |
4,260×1,760×1,515 |
車両重量(kg) |
1,480 |
室内長×室内幅×室内高(mm) |
1,985×1,480×1,245 |
ホイールベース(mm) |
2,600 |
10・15モード燃料消費率(km/L) |
10.2 |
ブレイドマスター
ブレイドマスターは、ブレイドマスターGと同様の高性能エンジンを搭載しています。
マニュアル感覚で操作できるパドルシフト付きの6速ECTや、優れた制動力を確保する大型のディスクブレーキなどの採用により、高い走行性能を備えていることが魅力です。ブレイドマスターの基本スペックは以下を参考にしてください。
駆動方式 |
FF |
全長×全幅×全高(mm) |
4,260×1,760×1,515 |
車両重量(kg) |
1,470 |
室内長×室内幅×室内高(mm) |
1,985×1,480×1,245 |
ホイールベース(mm) |
2,600 |
燃料消費率(km/L) |
10.2 |
トヨタ・ブレイドの最新売買価格
高級ハッチバックとして発売されたブレイドは、コンパクトサイズの車としては少し高めの価格に設定されました。しかし、現在は中古車のみの購入になるため、新車より大幅に安く購入できます。
ここでは、ブレイドの販売当時の新車価格とネクステージで販売している現在の中古車価格、買取相場を見ていきましょう。
販売当時の新車価格
2008年以降に発売されたブレイドの新車価格は以下の通りです。ブレイドマスターは2008年10月の一部改良時の価格、他は2009年12月に発売されたマイナーチェンジ以降の価格を記載しています。
グレード名 |
駆動方式 |
新車価格(税込み) |
ブレイドG |
FF |
269万円 |
フルタイム4WD |
287万9,000円 |
|
ブレイド |
FF |
230万円 |
フルタイム4WD |
248万9,000円 |
|
ブレイドマスターG |
FF |
330万円 |
フルタイム4WD |
- |
|
ブレイドマスター |
FF |
277万2,000円 |
フルタイム4WD |
- |
中古車価格
2024年8月現在、ネクステージで販売しているブレイドの中古車価格は39万9,000円~58万7,000円(税込み)です。ブレイドGは37万9,000円~42万9,000円(税込み)で購入できます。現時点では、ブレイドマスターGとブレイドマスターの在庫はありません。
2012年の販売終了からすでに12年経過しているため、中古車価格は新車価格の4分の1程度まで下がっています。購入しやすい価格ですが、流通量が少ない希少な車でもあることから購入したい方は小まめにチェックするのがおすすめです。
(参考:『ブレイド(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
買取相場
販売期間が短く中古車の流通量が少ないブレイドですが、ネクステージでは現在までに65件の買取実績があります。最新の買取実績は以下の通りです。
モデル名 |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
ブレイドG |
2010年式 |
3万1,458km |
28万7,000円 |
ブレイド (Sパッケージ) |
2009年式 |
10万4,266km |
14万4,000円 |
ブレイドG (バージョンL) |
2009年式 |
9万4,232km |
17万6,000円 |
ブレイドマスター |
2008年式 |
9万6,619km |
10万7,000円 |
(2024年8月時点の情報です)
(参考:『ブレイド(トヨタ車)の買取相場・査定実績一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・ブレイドの中古車をネクステージで探そう!
トヨタ ブレイドはすでに販売終了から10年以上の期間を経過しているため、中古車は全て高年式のモデルです。中古車を購入する際は、メンテナンスがしっかりできているかやどの程度の経年劣化があるかをしっかりと確認し、良質な車両を選びましょう。
ここでは、ネクステージでブレイドを購入するメリットを紹介します。
お客さまファーストで品質からサービスまで徹底!
ネクステージは、全てのお客さまに満足していただくために徹底した品質管理とサービスを実施しています。「お客さまファースト」がネクステージの理念です。
車をお選びいただく際は個体差を比べるお客さまの疑問や不安をさまざまな視点から説明し、安心してお選びいただけるお手伝いをしています。
カーライフプランに合わせた整備の提案や、自動車保険の契約内容確認とアドバイスも行っているため、お気軽にご相談ください。
全国総在庫3万台!取り寄せもOK
ネクステージの全国総在庫は3万台以上です。専任のバイヤーがこだわりの仕入れを行い、品質の良い車両を豊富に取りそろえています。ブレイドのような希少な車も最寄り店舗まで取り寄せられるため、実車を確認した上で購入可能です。
また、ネクステージは修復歴車や水害車を取り扱っていません。高年式の車両でも徹底的な品質管理と第三者機関による品質鑑定を実施しているため、安心してお選びいただけます。
まとめ
トヨタ ブレイドは、ゆとりのある走行性能と優れた安全性能が魅力の最上級ハッチバックです。上級セダンに匹敵する性能に加え、先進的なデザインや快適性の高い室内空間も魅力があります。
ブレイドは生産終了モデルですが、走行性能と使い勝手の良さは現在でも十分に通用するため、選択肢のひとつとして考えてみるのもよいでしょう。ブレイドの購入を考えている方は、豊富な在庫と安心のサポートを提供するネクステージをご利用ください。