自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

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自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

自動車のエアコンは、快適なドライブには欠かせません。冷房や暖房があまり効かなかったり不調が続いていたりして、「エアコンが故障しているのでは」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、自動車のエアコンが壊れたときの対処方法について解説します。故障や臭いの原因が分かれば、トラブル回避に役立てられるでしょう。エアコンの正しい使い方や長持ちさせる使い方も紹介します。

 

※目次※

1.自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?

2.自動車のエアコンが臭い原因とは

3.エアコンの正しい使い方

4.エアコンを長持ちさせる使い方

5.車が故障したら買い替えも検討しよう

6.まとめ

 

■POINT

 

・自動車のエアコンが正常に作動しないときは、ガス漏れやコンプレッサーの故障、冷却水不足が原因として考えられる

・自動車のエアコンから嫌な臭いがする場合、フィルターの汚れやエバポレーターのカビを疑おう

・コンプレッサーへの負担を減らすために、エンジンの回転数が低いときにエアコンを使用するといった工夫が必要。ただし、故障の程度によっては買い替えた方がよいケースも

 

 

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自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?

自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

突然自動車の冷房や暖房が効かなくなったら、故障を疑う方がほとんどでしょう。しかし、故障以外にもさまざまな原因が考えられます。ここでは、エアコンが正常に作動しない原因や自分でできる対処方法、修理費用について見ていきましょう。

 

エアコンのガス漏れ

冷房の不調は、ガス漏れやガス不足が原因であることがほとんどです。エアコン内部は気密性が高い構造ですが、エンジンや走行による振動の影響を受け続けているうちに、わずかな隙間が生まれます。その隙間からガスが少しずつ漏れることで冷房の効きが悪くなりますが、2年~3年かけてガス不足になるなら問題ありません。

 

ただし、経年劣化で気密性が低下したり接合部分に損傷があったりすると、通常よりも早いペースでガスが減ります。エアコンの部品を点検して、問題があれば修理や交換を、問題がなければガスを補充すれば冷房機能が復活するでしょう。

 

コンプレッサーの故障

コンプレッサーとは空気を圧縮する装置で、空気を冷やすのに必要不可欠です。ガスが十分にあるのに冷房が効かない場合、コンプレッサーの故障が考えられるでしょう。

 

コンプレッサー自体は頑丈な構造で、めったに故障しません。一方、コンプレッサーの作動に関わる電磁クラッチはトラブルが生じやすい部品です。電磁クラッチの不良や故障からコンプレッサーが正常に作動せず、冷房が効かなくなる事例が数多く報告されています。

 

電磁クラッチやコンプレッサーの修理や交換は、プロによる重整備が必要です。コンプレッサーの故障が疑われる場合には、行きつけのディーラーや整備工場に相談しましょう。

 

冷却水の不足

暖房の効きが悪い場合、原因として考えられるのが冷却水の不足です。冷却水はエンジンの冷却に用いられ、その際に得た熱を暖房に利用します。つまり、冷却水が足りなければ、暖房が正常に作動しません。

 

さらに、冷却水が不足すると、オーバーヒートの危険性が高まります。暖房の使用頻度にかかわらず、冷却水のチェックはこまめに行いましょう。

 

サーモスタットの故障

サーモスタットとは、エンジンとラジエーターホースの間に取り付けられていて、冷却水の温度によって開閉する弁のことです。冷却水の温度を調節し、エンジンの温度を一定に保つ役割を担っています。

 

経年劣化が原因でトラブルが生じたサーモスタットは、弁としての機能が失われて正常に閉じません。そうなると、エンジンの温度は一定に保てても、暖房が正常に作動しなくなります。特に、外気温が低くなる冬には性能が落ちるでしょう。

 

自分でできる対処方法は?

紹介した4つの不調のうち、エアコンのガス漏れなら自分で対処できるかもしれません。ガス不足により冷房が正常に機能しない場合、市販のエアコンガスや専用のチャージングホースを購入して補充するという対処が可能です。

 

ただし、エアコンガスの取り扱いにはリスクが伴い、補充前の点検や整備には知識と経験が求められます。自分で対処するのが不安な方は、整備工場に相談しプロに依頼した方がよいでしょう。無理に自分で解決するよりも安全で、万が一のリスクも抑えられます。

 

エアコンの修理費用はどれくらい?

エアコンの修理費用は、故障した箇所や修理内容によって大きな差があります。故障箇所と修理内容ごとの費用の目安は以下の通りです。また、トラブルの原因を特定する「エアコン診断料」として、1万2,000円~1万5,000円程度の費用が別途かかる場合があります。

修理内容

費用の目安

エアコンのガス補充

3,000円~5,000円

エアコンのガス漏れ修理

2万円~3万円

冷却水の交換

5,000円程度

コンプレッサーの交換

5万円~10万円

サーモスタットの交換

1万円程度

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自動車のエアコンが臭い原因とは

自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

「久しぶりにエアコンを作動させたら嫌な臭いがして困った」という経験がある方もいるのではないでしょうか。エアコンの臭いの原因は、故障以外にも存在します。ここでは、エアコンの臭いの原因と対処方法について見ていきましょう。

 

エアコンフィルターが汚れている

エアコンの臭いの原因のひとつとして、エアコンフィルターの汚れが考えられます。エアコンフィルターの役割は、ホコリや臭いを除去し、車内にきれいな空気を循環させることです。しかし、長く乗っているうちに、フィルターにはホコリや花粉がたまります。喫煙する方がいれば、たばこの汚れや臭いも蓄積するでしょう。

 

特に、ホコリっぽい臭いや焦げたような臭いがする場合、エアコンフィルターがかなり汚れている恐れがあるので注意が必要です。エアコンフィルターの汚れを放置すると、フィルターの目詰まりが原因で冷房や暖房の性能が低下する場合があります。

 

エバポレーターにカビが生えている

エバポレーターとは熱交換器のことで、取り込んだ空気を冷やす装置です。エバポレーター内部は結露によって水がたまりやすいにもかかわらず、家庭用エアコンのようなカビ対策機能はありません。カビにとっては繁殖に最適な環境といえるでしょう。

 

エアコンから酸っぱい臭いや鼻を突くような臭いがするなら、カビが原因かもしれません。嫌な臭いがするほどカビが繁殖している場合、カビが放出する胞子のせいでアレルギー反応が出たり、車内に新たなカビが発生したりとさまざまな悪影響が生じます。

 

エアコンフィルターを交換する方法

エアコンフィルターの装着位置がグローブボックス(助手席の小物入れ)の裏なら、比較的簡単に外して交換できます。ただし、車種によってはグローブボックスの裏になかったり、装着位置が分からなかったりするケースもあるでしょう。自分で交換できないときは、無理をせずにディーラーに依頼することをおすすめします。

 

〈グローブボックスの裏にエアコンフィルターがある場合の交換方法〉

1.グローブボックスを外し、エアコンフィルター脱着用のふたを手前方向に外します。

2.中にあるフィルターの両端をつまんで丁寧に取り出します。

3.新しいフィルターを取り付けます。これまでと逆の手順で、グローブボックスの装着まで済ませれば交換完了です。

 

エアコンフィルターは、通販サイトやカーアイテム専門店で2,000円~3,000円程度で販売しています。購入時にはサイズが間違っていないか確認しましょう。

 

エバポレーターをキレイにする方法

エバポレーターは車種によって取り外し方が大きく異なります。簡単に外せるように設計されている車種なら、丁寧に取り外して洗浄液で洗浄しましょう。洗浄液は3,000円程度で購入できます。

 

簡単に取り外せなかったりひどいカビを完全に洗浄したりしたい場合には、ディーラーや専門業者に依頼した方が無難です。エバポレーター洗浄の費用目安は5,000円~4万円程度と幅があり、車種や汚れの程度によって異なります。費用が心配な方は、事前に見積もりを取るとよいでしょう。

 

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エアコンの正しい使い方

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家庭用エアコンと同じく車のエアコンも正しい使い方があります。正しい使い方を知れば、「暖房を早く効かせたい」「暑い車内をすぐに冷やしたい」「窓ガラスの曇りを取りたい」といったさまざまな悩みを解決することが可能です。ここでは、自動車のエアコンの正しい使い方を紹介します。

 

車のエアコンの仕組み

車のエアコンを正しく使うために、仕組みについて見ていきましょう。冷房は家庭用エアコンと同じ原理ですが、暖房の仕組みは根本的に異なります。

 

車の冷房は家庭用エアコンと同様に、液体が気体になるときに周りの熱を奪う「気化熱冷却」を利用する仕組みです。車の場合、冷媒ガス(エアコンガス)による気化熱冷却を密閉した冷却回路内で行います。気化とコンプレッサーの圧縮による液化を繰り返して循環させることで、限られた冷媒ガスで空気を冷やすことが可能です。

 

一方、暖房はエンジン熱を利用する仕組みで、家庭用エアコンとは異なります。エンジンをかけてすぐに暖房が効かないのは、エンジンが十分に温まっていないためです。

 

25度がベスト

自動車部品メーカー「マレリ(旧カルソニックカンセイ株式会社)」が2017年に発表したデータによると、車のエアコンの適正温度は国産車が25度、欧州車が22度と報告されています。

 

国産車の場合、25度より高くても低くても燃費に影響があり、車内の快適性と燃費性能のバランスを取りたいなら25度がベストです。外気温に応じて設定温度を調節するときも、25度を基準に上げたり下げたりするとよいでしょう。

 

除湿と暖房は梅雨時に使用

車の暖房はエンジン熱を利用するので、送風だけで車内を暖められ、コンプレッサーを作動させるA/Cボタンを押す必要はありません。ただし、A/Cボタンを押してから暖房を使用すると、「除湿+暖房モード」として活用できます。

 

「除湿+暖房モード」は、湿度が高く窓ガラスが曇りがちな梅雨の時期に大活躍するので、エアコンの活用方法のひとつとして覚えておくとよいでしょう。

 

A/Cボタンの使い方

A/Cボタンはコンプレッサーを作動させるときに使用します。冷房の際には、冷媒ガスを圧縮するためにコンプレッサーを作動させる必要があるので、A/Cボタンを使いましょう。

 

また、「除湿+暖房モード」を利用する梅雨の時期にも活躍します。A/Cボタンを使うのは、車内を除湿したいときと覚えておくとよいでしょう。梅雨の時期以外にも、以下のようなシチュエーションで活用できます。

 

1.車に大人数を乗せ、汗や呼気から車内の湿度が高くなったとき

2.「車内の気温が高く、外気温が低い」という気温差から窓に結露ができやすいとき

 

内気循環の使い方

車のエアコンは、外気循環と内気循環の切り替えが可能です。外気循環は車外の空気を取り込み、内気循環は車内の空気を循環させます。

 

夏の炎天下に駐車していた車の車内温度を早く下げたいときは、窓を開けて換気しながら外気循環で冷房を入れましょう。快適な温度になったら、内気循環に切り替えます。温度を一定に保てる内気循環の方が、エアコンの負担を抑えられるためです。

 

ただし、内気循環は車内という密室の空気を循環させる性質上、長時間使い続けると車内の二酸化炭素濃度が高くなる危険性があります。30分に1回は外気循環に切り替えて、新鮮な空気を取り込むようにしましょう。

 

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エアコンを長持ちさせる使い方

自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

使用年数が長くなり走行距離が増えれば、経年劣化による車のトラブルは避けられません。しかし、負担が少ない使い方を心掛けることで、長持ちさせることが可能になるでしょう。ここでは、車のエアコンを長持ちさせる使い方について解説します。

 

エンジンの回転数が低いときに使う

エアコンはエンジンの回転数が低いときに使用しましょう。コンプレッサーを作動させる場合、特に気を付けなければなりません。

 

コンプレッサーの作動に関わる電磁クラッチのトラブルは、冷房機能の不調の原因のひとつです。エンジンとコンプレッサーの回転数が大きいほど、電磁クラッチの劣化が進みやすいといわれています。電磁クラッチの負担を減らすためにも、エンジンの回転数が低いときにエアコンを使うことを心掛けましょう。

 

スポーツ走行時はエアコンを使わない

エンジンの回転数が大きくなれば、コンプレッサーの回転数も増えます。コンプレッサーは保護機能を搭載していますが、エンジンの回転数が増えれば電磁クラッチの劣化は避けられず、コンプレッサー自体の負担が増えるでしょう。

 

コンプレッサーや電磁クラッチに負担をかけたくないなら、エンジンの回転数が上昇するスポーツ走行時にはエアコンを極力使わないようにしましょう。

 

冷却水に注意

冷却水が不足すると、暖房が正常に使用できなくなります。さらに、オーバーヒートでエンジンがゆがんだりさびたりする原因にもなるので、冷却水の量はこまめにチェックしましょう。エンジンルーム内のリザーバータンク(半透明でプラスチック製の容器)を見れば、冷却水の残量が確認できます。

 

冷却水の交換は2年に1回、残量のチェックは半年に1回が目安です。ディーラーやカーショップに相談して、補充や交換をしましょう。

 

A/Cボタンを定期的に使う

A/Cボタンを使用しない期間が長くなると、コンプレッサー可動部の潤滑剤が固まる恐れがあります。潤滑剤が固着した状態で作動させると可動部にダメージが生じ、最悪の場合、エアコンのガス漏れや可動部の損傷につながるでしょう。

 

燃費が悪くなることを考えるとコンプレッサーは使用したくないという方もいるかもしれませんが、エアコンの修理費用の中でもコンプレッサーの交換費用は高額です。できるだけ故障せずに済むように、A/Cボタンは定期的に使いましょう。

 

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車が故障したら買い替えも検討しよう

エアコンの故障だけなら、修理費用は比較的安く済みます。しかし、走行距離が長かったり年式が古かったりすると、経年劣化から故障箇所が増えることも考えられるでしょう。結果、修理費用が想像より高額になるかもしれません。

 

愛車に異変を感じた際は、買い換えを検討するのも選択肢のひとつです。買い換えるなら、ネクステージの中古車をおすすめします。ネクステージでは、国家資格を保有した整備士が車両を丁寧に検査し、安心できる良質な中古車だけを取り扱っています。

 

 

 

まとめ

自動車のエアコンが壊れたときの対処方法は?エアコンの正しい使い方を解説!

自動車のエアコンの調子が悪いときは、ガス漏れやコンプレッサーの故障、冷却水の不足といった原因が考えられます。また、フィルターの汚れやエバポレーターのカビが臭いの原因となることもあるでしょう。コンプレッサーに負担をかけないために、エンジンの回転数が低いときに使用するといった工夫をすれば、エアコンを長持ちさせられます。

 

高品質な中古車を購入するなら、信頼と販売実績が豊富な大手業者を選ぶことが大切です。ネクステージは長年にわたって築き上げてきた販売実績だけでなく、中古車の品質や取引内容に関しても大手業者として信頼していただけるでしょう。

 

エアコンの故障をはじめとするさまざまなトラブルで車の買い換えを検討している方は、ぜひネクステージにご相談ください。全国各地に店舗を展開し、良質な中古車を数多く取りそろえています。

 

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