DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

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DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

車の塗装はクリアの塗膜を含めて何重にもなっていて、めったなことでは剥がれないように塗られています。しかし塗装はいずれ剥がれてしまうため、ぶつけてしまったり経年劣化したりすると剥がれてしまうこともあるでしょう。

 

塗装が剥がれた状態のままにしておくと車体がさびるなど、さらなるトラブルを招く可能性があるため早めに対処したいところです。そこでこの記事では、車を塗装するための基本的なテクニックや手順や、困ったときの対処法について紹介します。

 

※目次※

1.DIYで車を塗装するのは難しい?

2.車の塗装は4つの層でできている

3.DIYで車を塗装するときの準備

4.DIYで車を塗装するときの流れ

5.DIYで車を塗装する際の注意点

6.DIYで車を塗装するなら難易度の低い色がおすすめ

7.車の塗装を劣化しにくくするコツはある?

8.まとめ

 

■POINT

・車の塗装は下地・中塗り・上塗り・クリアの4層でできている。

・DIYで車の塗装を行う道具はカー用品店などで購入できる。

・車の塗装をDIYで対応するかは、失敗のリスクも考慮して判断しよう。

 

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DIYで車を塗装するのは難しい?

DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

車の塗装は、専門的な技術が必要なので基本的には業者に頼むのが無難です。しかし車を自らカスタムすることが好きで、メンテナンスコストを抑えたい場合にはDIYに挑戦するのもありでしょう。

 

小傷程度であれば、自分でやってしまったほうが時間もコストも抑えられる場合があります。まずはDIY塗装の注意点などを見て行きましょう。

 

道具はカー用品店で手に入る

車の塗装に必要な道具にはさまざまなものがあります。詳しくは後半で説明しますが、これらはカー用品店で購入できます。

 

求める仕上がりのクオリティによって使う道具も異なり、値段も変わってきますので、自分自身の経験やスキルとも相談して、納得できるものを選びましょう。

 

失敗のリスクが伴うため慎重に判断しよう

大切な愛車ですから、塗装が剥がれた状態でも自分自身で車にスプレーを吹きかける作業に勇気が必要ではないでしょうか。家具など車以外のものにDIYでの塗装経験があるという方でも、車の塗装は非常に難しい作業です。

 

万が一、DIYでの塗装に失敗した場合は修正する範囲がむしろ広がり、塗装作業を行う前よりも状況が悪くなってしまうリスクがあります。自分で塗装することに不安がある場合は業者に塗装を任せたほうが美しく仕上がるだけでなく、手間もかからずリスクを回避して愛車をきれいな状態に戻せます。

 

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車の塗装は4つの層で出来ている

DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

簡単なDIYとはいっても立派な塗装作業です。そのため、車の塗装の仕組みを理解しておくことが必要です。

 

塗装の仕組みを理解しておけば、失敗を防ぐことや、塗装をよりきれいに仕上げることにつながるでしょう。車の塗装とはどのような仕組みでできているのかを解説します。

 

防錆や塗装のベースとなる「下地」

車の塗装で最初に行う工程が着色する土台作りで欠かせない「下地」です。塗装をきれいに仕上げるためにフラットにする目的もありますが、防錆効果を高めるためにも欠かせない工程です。

 

下地で使用する塗料は仕上げたい色とは異なり、下地専用の塗料を使用します。グレーなどの色が使用されます。

 

上塗りの補強をするための「中塗り」

「中塗り」は、下地の上に重ねることでより仕上がりを良くするための工程です。色は下地に近い色を塗ることもあれば、完成に近い色が選ばれることもあります。

 

この工程を行うことで、次に行う上塗りの仕上がりが変化するため、美しく仕上げるために行う作業となります。

 

ボディカラーを彩る「上塗り」

「上塗り」は、最終的に見える色となる部分です。丁寧に塗りながら、理想の色に仕上げます。この工程で色ムラや塗装が上手くいかない場合は仕上がりもイマイチとなってしまうので特に丁寧に仕上げたい工程です。

 

また、下地や中塗りを行うのは、この上塗りをきれいに仕上げるための工程ですので、どれも欠かすことはできません。

 

塗装を保護するための「クリア」

着色を終えた車を保護する目的で塗るのがクリア塗装です。多少の小傷などで塗装が剥がれてしまわないように、透明な層を作ります。クリア塗装をすることで、車体のツヤも増します。

 

ソリッドを使用する場合はクリア塗装は必須ではありませんが、塗るとより美しくなります。

 

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DIYで車を塗装するときの準備

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塗装は手だけでできる作業ではないため、道具の用意が必要になります。その道具も手順や場所によって変わってくるため、不適切な道具を使ってしまうと失敗につながることがあります。なるべく失敗を防ぐためにも、事前に準備するものを確認しておきましょう。

 

DIYで塗装をするのに必要なもの

塗装するだけなら、ボディカラーに合うスプレーさえあれば問題なさそうに感じますが、実際には幾つものアイテムをカー用品店などで購入する必要があります。

 

例えば塗装が要らない部分を塗料で汚さないようにするための「マスキングテープ」も必須です。傷や汚れが残ったまま塗装をするとデコボコした仕上がりになるため、それを防ぐための「液体コンパウンド」を購入して使用することもおすすめです。

 

塗料そのものは、ボディカラーと同じかそれに似た「カラースプレー」を調達して利用します。より細かく塗装できる「スプレーガン」をそろえると便利です。最後に仕上げようの「クリアスプレー」、そしてスプレーのムラを消す「ぼかし剤」を購入すれば、必要最低限のアイテムがそろいます。

 

DIYで塗装する場所の選び方

DIYで塗装するときは、どのような範囲をどのような方法と道具を用いて塗装するのかを考えて場所を選んだほうが良いでしょう。

 

大前提として、塗装にちりやほこりは大敵です。工場のような屋内で作業をするのなら問題は少ないといえますが、外でやるような場合は風でほこりが舞い上がらないような場所を選んだほうが良いでしょう。

 

またスプレー作業時は風に気を付けましょう。風の吹く方向によっては自分にかかったり、近隣の家などあらぬ方向に塗料が飛んだりする危険性があります。塗装は乾くと落ちにくい性質があるため、散布する前の場所選びには十分に気を配りましょう。

 

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DIYで車を塗装するときの流れ

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DIYで塗装をするために必要なアイテムと大体の予算が分かりました。ここからは、DIYで塗装を行う際の流れを、修復方法とともに具体的にお伝えします。

 

作業内容そのものは簡単そうに見えますが、実際には高い技術が必要なことが分かります。均一にムラなく塗装する技術の習得には、それなりにとき間がかかるものです。

 

1.ぼかし剤でボディにスプレーをする

第一段階としては、ぼかし剤を使って塗装が必要な箇所全体にスプレーします。先ほど紹介した「下地」の工程にあたります。素人が下地作業を行う場合は、ぼかし剤を使うことが特に有効で、これによってさびを防ぎ、この後に塗る塗料のツヤを出せます。

 

ぼかし剤はまんべんなく、全体に対して均などに吹きかけることを意識しましょう。通常の塗料と比べると目立ちにくい色ですから、集中力が求められます。腕を動かすスピードは、1秒あたり10cm程度が目安です。

 

2.カラーペイントを塗り重ねる

カラースプレー、あるいはスプレーガンを使ってペイントを重ねます。失敗しないためのポイントは、まずスプレーをしっかりと振ってから試し塗りをすることです。最初はダマが出てしまうことがありますので、車以外のところに吹き付けて慣らしましょう。

 

吹き付けるときは、ムラが生まれないように一定のスピードを維持したまま車全体を塗装して行きます。一度で塗り切るのではなく、3回~4回程度は重ねてペイントしましょう。全体を均一に塗装できるまで重ね塗りを続けます。

 

3.クリアペイントでクリア塗装をする

パールかメタリックの場合は、クリアペイントを行います。カラーペイントを終えた直後ではなく、先に塗った塗料を乾かすために5分程度時間を空けてからクリア塗装をすることがポイントです。クリアに関しても、カラーと同じように3回~4回塗り重ねて仕上げて行きます。

 

クリアはカラーよりも軽く、薄めに吹き付けるときれいに仕上がりやすくなります。あくまでもツヤを出し、塗装を守ることを目的に行うのがクリアですので、厚塗りしすぎないように注意しましょう。

 

4.ぼかし剤で再びスプレーをする

最初に使用したぼかし剤をもう一度使い、塗装した箇所全体にスプレーして馴染ませるのが最後の工程です。1回目のぼかし剤は、さびを防ぐなど機能性を高めることを目的に使いましたが、仕上げのぼかし剤は塗装を美しく仕上げるために使います。

 

ぼかし剤は、その名前の通り、塗装した境目をぼかして分かりにくくするために使います。スプレーを使うことによる濁りやムラ、塗った場所と塗っていない場所の境目を目立たなくするため、必須です。

 

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DIYで車を塗装する際の注意点

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塗装する際は、ただ塗料を塗布すれば良いわけではありません。きれいな絵を描きたい場合に絵の具の具合を気にするのと同じように、車を塗装する場合にも気を配る必要が出てきます。

 

塗装は乾いてしまうとやり直しが困難になってしまうため、失敗を防ぐためには次のような点に気を付けたものです。

 

下地処理の丁寧さは仕上がりを左右する

ボディと塗装をきちんと接着するために、下地処理が非常に重要といえます。下地処理が甘いと塗装が上手く定着せず、乾いた後に剥がれる可能性も大きくなるでしょう。

 

作業を早く終えたい心もありますが、焦らず入念に下地から仕上げて行くことが成功への近道といえます。

 

塗装が周囲に飛び散る可能性がある

スプレーを使用して塗装する場合は、飛び散りに細心の注意を払いましょう。飛び散りは凹凸が付いて意外と目立つものです。

 

単にマスキングテープをしただけでは風に吹かれれば塗装があらぬ方向に飛び散り、必要のない場所に色を付けてしまう可能性があります。それに気が付かず乾いてしまうと修正が難しくなってしまうため、天候条件などにも十分注意して作業を行いましょう。

 

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DIYで車の塗装をするなら難易度の低い色がおすすめ

DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

DIY塗装もしやすい色とそうではない色が存在します。なるべくきれいに仕上げたいときは、それらの色を見極めて作業をすることも成功に近づく秘訣となるでしょう。

 

例えば同じ「白」でも、ソリッドとパールは使用・混入している材料に違いがあるため、塗装の難易度もまるで変わります。

 

クリア塗装をしなくてもいい単色の「ソリッド」

基本中の基本ともいえる塗料が「ソリッド」です。特殊な材料を混ぜることはせず、白なら白、青なら青という風に単色で色を出して行きます。同じジャンルの塗料だけを組み合わせて、絵の具のように色を作り出せることも特徴的です。

 

その他の塗装にはクリア塗装と呼ばれる仕上げの塗装が必要ですが、ソリッドの場合は原則としてこれが不要になります。これは塗装後に変色するような恐れがないためであり、作業工程が減るぶん一般の方でも成功しやすい塗装になります。

 

マイカの粉が含まれている「パール」

通常の塗料の中にマイカという鉱物の粉が含まれている塗料が「パール」です。特徴は、半透明状態の膜がミルフィーユのように何層も折り重ねられていること。光の反射を際立たせる効果があるため、光沢を伴い高級感のある仕上がりになります。

 

パールは塗装後にマイカが露出することになるため、触ったときにザラザラとした感触が残ってしまいます。また、耐久性という面でもソリッドには遠く及びません。そのため、クリア塗装による補強が必須な塗料になります。

 

アルミ片が含まれている「メタリック」

通常の塗料にアルミ片を加えて、キラキラと反射する塗料に仕上げているものが「メタリック」です。反射する角度によって色合いが変わることが特徴的で、全体で使用しているカラーが1色だとしても、グラデーションのように見える塗料です。

 

こちらもクリア塗装が必須ですが、その理由はパールとは異なっています。メタリックに使用するアルミ片は、雨などに触れると酸化してしまい、やがて色落ちを招きます。それを防ぐために、クリア塗装によるコーティングが必要です。

 

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車の塗装を劣化しにくくするコツはある?

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せっかく塗装をしても、すぐに剥がれ落ちてしまっては意味がありません。無駄な作業を防ぐためにも、塗装は長持ちさせたいものです。それにもコツや方法が存在しますので見て行きましょう。

 

付着した汚れは小まめに落とす

車を使用する際は外気にさらされ、走行中には砂やほこり、花粉や虫などが付着してしまいます。これらをそのままにしておくと、塗装が劣化して行く原因となってしまいます。

 

小まめに洗車を行えば塗装に対する負担を減らすことができ、長持ちさせるでしょう。

 

保管時の環境を整える

砂や花粉など以外にも、紫外線や鳥のフンなど塗装に負担をかけるものはあります。これらは車を使用していないときにも塗装に影響を及ぼすので、保管する方法にも気を付けましょう。

 

ガレージなど屋根のある環境で保管するのが理想ですが、屋根のない駐車場で保管する場合は、カバーを使用すれば塗装への負担を減らせます。カバーのサイズは車に合ったものを選びましょう。

 

コーティング加工で塗装を守る

また、コーティング加工で保護するのもいいでしょう。コーティングをすることにより、砂などの汚れが付きにくく、落ちやすくなり、紫外線による影響も防げるでしょう。

 

コーティングの効果は一定期間続きますが、定期的にメンテナンスやコーティングをするとさらに効果が期待できます。

 

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まとめ

DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

車は走れば傷がつきます。走行中にタイヤから飛んだ石などとの接触は、どうしても回避できないからです。しかし小さい傷であればタッチペンで修復が可能です。

 

ただ、タッチペンとはいっても塗装は塗装であるため、技術と知識を用いることで仕上がりに大きく差が出てしまいます。上手に塗れたときは楽しくなりますし、車への愛着も増すでしょう。DIY塗装に付いて正しいノウハウを身に付けておけば、小傷は怖くなくなるかもしれません。

 

▼ライタープロフィール

DIYで車を塗装する方法とは?作業の流れや注意点を紹介

北野晶夫

オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。

新車取材の他チューニングカーやレースの取材なども行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。

 

 

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