電気自動車を充電する方法や注意点、必要な時間や料金を解説
地球環境や家計に優しいと言われている電気自動車は、人気も高くガソリン車から乗り換える方が増えている傾向にあります。しかし、初めて電気自動車に乗り換える方については、給油の代わりとなる電力の充電方法に戸惑ってしまう方も少なくありません。
そこで本記事では、電気自動車の充電方法のパターンと、充電スポットを利用する際のマナーや注意点も併せて紹介します。電気自動車への乗り換えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
9.まずは車の購入費を抑えよう!ネクステージの中古車がおすすめ
・電気自動車はガソリン車と異なり、外出先の充電スポット以外に自宅での充電も可能できる
・充電スポットを利用する場合は、メーカーや各社が発行している充電認証カードを用意しておこう
・充電しながら乗る電気自動車への乗り換えは、全国展開しているネクステージを活用しよう!
電気自動車の充電をする2つの方法
従来のガソリン車とは大きく燃料補給の方法が異なる電気自動車では、主に充電スポットを利用して充電する方法と、自宅の充電設備で充電する二通りの方法があります。
そこでここからは、電気自動車を充電するこれら2つの方法について詳しく解説します。
充電スポットを利用する
電気自動車で外出した際に充電する場合、充電スポットが利用できます。なお、主な充電スポットは以下の通りです。
・コンビニエンスストア
・駐車場
・商業施設
・宿泊施設
・道の駅
・自治体
・自動車ディーラー
・ファミリーレストラン
・パーキングエリア(サービスエリア)
2022年7月現在、充電スポットは日本全国に21,852拠点まで普及しています。うちCHAdeMO(急速充電)が8,004拠点、100V/200Vの普通充電が13,619拠点、TESLAが229拠点となっています。
自宅の設備を利用する
自宅に充電設備を取り付けることによって、電気自動車は自宅充電が可能になります。自宅の充電設備には、以下のような種類があります。
・コンセントタイプ
・スタンドタイプ
・V2H機器
コンセントタイプは設置費用が抑えられるため、自宅充電設備の中では主流となる設備です。一方のスタンドタイプは、設置場所が自由に選べるタイプのため、駐車場と家が離れているケースで採用されています。
V2H機器に関しては、コンセントタイプ並びにスタンドタイプよりも充電速度が速く、災害時など車に貯めていた電力を家でも使えるようにする充電設備です。
電気自動車の充電スポットの利用方法
電気自動車に乗り換えた場合、多くの場合が充電スポットを利用するでしょう。しかし、これから電気自動車に乗り換える場合、その利用方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、外出先で充電スポットを利用する際の方法について詳しく解説します。
1.充電認証カードを用意しておく
充電スポットを利用するには、まず充電認証カードを用意しましょう。この充電認証カードは、各自動車メーカーが発行するカードや、充電インフラの整備・拡充を行うe-Mobility Powerが発行する「e-Mobility Powerカード」などがあります。
各カードの発行会社によって充電料金のプランが変わるため、任意の充電認証カードを発行しましょう。充電認証カードの契約を行っていない場合でも充電自体は可能ですが、充電料金自体が高くなる傾向があるため、カードは事前に発行することをおすすめします。
2.充電スポットを探す
充電スポットは日本全国に21,852拠点(2022年7月現在)ありますが、外出時に場所を確認するためには、Web上で確認できる充電スポット専用の検索サービスを利用しましょう。なかには、高速道路の充電スポットを検索できるサービスもあります。
また、事前に走行ルートを計画し充電スポットを経由するプランを立てておくと、ドライブ中のスタンド探しの手間などを削減できるためおすすめです。
3.充電スポットで充電する
充電スポットの利用方法は、以下の手順で行いましょう。
1.充電スペースに車を停める
2.車のメインスイッチをオフにする
3.充電口のふたを開ける
4.充電ガンを接続する
5.指示に従い充電カードで認証する
6.スタートボタンを押して充電を開始する
7.充電完了後は充電終了ボタンを押す
8.充電ガンを元の位置に戻す
9.充電口を閉める
以上で充電は完了です。
充電スポットを利用する際のマナー
充電スポットを活用する際には、一定のルールのもとで利用を行います。そのため、他の利用者に迷惑にならないよう、事前に利用時のマナーを覚えておきましょう。
そこでここからは、充電スポットを利用する際に押さえておきたいマナーについて詳しく解説します。
充電が終わったらすぐに車を移動する
充電スポットを利用する場合は、充電時間中は待機することになるため、時間を潰さなければなりません。例えば、急速充電の場合、80%程度充電できるまでに30分から40分程度はかかるため、一時的に車から離れてしまうこともあるでしょう。
しかし、充電スポットの停車スペースは次の利用者が使うため、充電が完了したらすぐに移動させる必要があります。充電完了後も放置してしまうのはマナー違反となるため、充電が終了したら速やかに移動しましょう。
充電ケーブルを元の位置に戻す
外出先で利用する充電スポットの充電設備は、自宅充電のように自分専用の充電設備ではありません。そのため、次に利用する方が気持ちよく使えるように配慮を心掛けることがおすすめです。
例えば、利用後には充電ケーブルをそのままにしたり放置するのではなく、きちんと元の位置に戻しておくなど、次の利用者が使いやすいようにしておきましょう。
カラーコーンを元の位置に戻す
充電スポットの駐車エリアには、通常の駐車スペースと区分けするためにカラーコーンなどが設置されているケースがあります。そのため、利用する際にはカラーコーンをどけてから駐車しなければなりません。
このような場合は、充電を終えたら元の位置に戻すのがマナーと言えます。そのまま駐車スペースから出てしまうのではなく、きちんと所定の位置に戻すことを忘れないでください。
充電スポットを利用する際の注意点
従来のガソリンスタンドとは、燃料補給のやり方が大きく異なる充電スポット。電気自動車に乗り換えて充電スポットを利用する際には、注意しなければならない点がいくつか存在します。
そこでここからは、充電スポットを利用する際に注意するべきポイントを詳しく解説します。
急速充電は満タンに出来ない
電気自動車の充電方法には普通充電と急速充電の二通りが存在しますが、普通充電は充電時間も非常に長いので、一般的には急速充電にて充電を行うことが多いでしょう。
この急速充電では普通充電よりも強い電圧を利用しているため、短時間での充電が可能です。ただし、過充電を防ぐために満充電ではなく、全体の80%程度まで充電する仕様となっていることは理解しておきましょう。
営業時間に気を付ける
ガソリンスタンドの場合は24時間営業のセルフも多く、給油に困ることは少なかったかもしれません。しかし、充電スポットの場合、商業施設や自動車メーカーなどに併設されている形が多いため、営業時間に配慮しながら利用を行うことがおすすめです。
基本的に充電設備を設置している施設の営業時間によって異なるため、自宅に充電設備がなく、充電スポットのみで充電を考えている方は事前に確認しておくとよいでしょう。
長時間車を放置しない
急速充電の場合、30分程度時間がかかるため、充電中は車を離れ、他の場所で時間をつぶしている方もいるかもしれません。しかし、次の利用者が訪れた場合は、充電が終わり次第速やかに車の移動を行います。
また、1回30分などのように利用時間が決まっている充電スポットで、「もう少し充電したい」と時間を追加する場合も、次の利用者が現れた場合は交代するように心掛けるとよいでしょう。
電気自動車の充電時間はどのくらい?
充電スポットに設置されている充電設備の種類は、普通充電の場合と急速充電の二通りがあります。どちらの設備で充電を行うかによって、充電時間が大きく異なってくるため、タイムスケージュールを理解しておきましょう。
そこでここからは、普通充電と急速充電の充電時間について詳しく解説します。
普通充電でかかる時間
普通充電設備には、出力が3kWもしくは6kWのタイプが存在します。どちらの設備で充電するかによっても大きく充電時間が変わるため、充電設備の種類に注意しなければなりません。
例えば、バッテリー容量が40kWhの電気自動車で、容量の半分に当たる20kWhを出力が3kWの設備で充電する場合「20kWh÷3kW=6.666…時間」が必要になります。
一方で、出力が6kWの設備で充電する場合「20kWh÷6kW=3.333…時間」と、3kW設備の半分の時間で同じ電力量を充電できます。
急速充電でかかる時間
非常に時間を要する普通充電に対し、急速充電では20kWから50kWの高出力で充電を行うため、短時間で充電が可能です。
例えば、先ほどの普通充電と同じ20kWを急速充電で充電した場合、約1時間で充電が完了します。ただし、多くの急速充電設備は30分で停止するようになっているため、10kW時点で一度充電が止まります。
電気自動車の充電にかかる料金は?
電気自動車の場合、充電認証カードを利用して充電する場合やゲスト充電、または自宅で充電するケースなど、環境によっても充電料金が変わってきます。
そこでここからは、電気自動車の充電にかかる料金の代表例をそれぞれ紹介します。
充電認証カードがある場合
充電認証カードを発行している場合、カード発行会社によってサービス内容や料金が若干異なります。そのため、詳細は充電認証カード発行会社のプランや料金を確認する必要がありますが、下記はおおよその目安として覚えておきましょう。
充電認証カード登録料 |
約1,500円 |
月会費(普通充電) |
約500円〜2,500円 |
月会費(急速充電) |
約1,500円〜5,000円 |
充電料金(普通充電)/時間 |
約70円〜150円 |
充電料金(急速充電)/30分 |
約250円〜600円 |
ゲスト利用の場合
充電スポットは、充電認証カードがない場合でもゲストとして利用できます。ただし、ゲスト充電の場合、料金体系が充電認証カード有りの時と比べて割高になるケースが多い傾向にあります。
そのため、外出先で充電をすることが多い方は、充電認証カードの発行をおすすめします。
充電料金(普通充電)/分 |
約8円 |
充電料金(急速充電)/分 |
約50円 |
自宅で充電する場合
電気自動車は、充電スポットで充電する以外にも自宅で充電ができます。なお、自宅で充電する場合は、契約している電力会社のプランによっても変動しますが、おおむね1kwhあたり20円から30円程度に収まるケースが多いでしょう。
1kwhあたり20円だった場合、仮に日産リーフの40kwhバッテリーを充電するためにかかる費用は800円程度になります。なお、リーフの場合は満充電のWLTCモードで322km走行できますので、月に3回充電したとしてもわずかコストは2,400円程度に収まるでしょう。
自宅に電気自動車の充電設備を設置する場合の費用
自宅で充電できる環境を構築する場合、充電設備を導入しなければなりません。この充電設備には、普通充電に対応しているタイプや急速充電など、設備の種類によっても大きく費用が異なってくるため、設置する環境や予算に合わせて選定しましょう。
普通充電(コンセントタイプ) |
5万円〜50万円 |
普通充電(スタンドタイプ) |
50万円〜100万円 |
急速充電器 |
300万円〜1,500万円 |
なお、普通充電のコンセントタイプを設置するケースが一般的です。また、各自治体などで設置費用の補助金なども出ている場合が多いため、設置する際には補助金の有無を調べましょう。
電気自動車とハイブリッド車はどちらがおすすめ?
電気自動車は環境負荷も少なく燃費が良い車として注目されていますが、ハイブリッド車なども人気の高い車種になるため、乗り換えを検討している場合に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、電気自動車とハイブリッド車の特徴やメリットについて紹介します。
電気自動車のメリット
電気自動車は電気でモーターを動かす仕組みで、二酸化炭素や排気ガスを一切排出しません。走行中もエンジン音を発生させずに静かな車内空間を実現できることから、次世代のエコカーとして注目されています。
また、外出先の充電スポット以外にも自宅での充電も可能なため、充電待ちをすることもなく空いた時間を有効活用できるメリットもあります。
ハイブリッド車のメリット
一方のハイブリッド車は、モーターだけではなくガソリンエンジンも搭載している車です。二つの動力源があることから、エンジン走行時に電気を充電できるといったメリットがあります。
また、バッテリートラブルが発生した場合についても、エンジンを動力源にして走行が可能なため、トラブル発生時にも安心できるメリットがあると言えるでしょう。
まずは車の購入費を抑えよう!ネクステージの中古車がおすすめ
電気自動車、ハイブリッド車と迷う理由が車の維持費という方も多いでしょう。ガソリン代に比べて電気代は安いですが、パワーの面で物足りなさが出てくるかもしれません。悩みは尽きませんが、まずは購入費を抑えることを考えてみましょう。
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ネクステージでは、事故車や修復歴車といった粗悪品を完全に排除しており、販売している車は全て徹底した品質チェックを行っています。また第三者による品質鑑定も行っているため、リスクを軽減しながらご利用いただけます。
まとめ
内燃機関を持つ車の場合、燃料補給はガソリンスタンドに限られていました。しかし電気自動車では、外出先の充電スポット以外にも自宅で充電が可能になるため、燃費節約だけでなく利便性も大幅に向上します。
なお、近年では電気自動車をはじめとするハイブリッドカーなど、環境負荷にも優しく燃費の良い車に乗り換える方が増えている傾向にあります。ネクステージでも品質の高い電気自動車やハイブリッド車を取り扱っていますので、乗り換えをご検討中の方はお気軽にご利用ください。