車のLEDヘッドライトは自分で交換できる?メリットや取り付け方法も解説
車のヘッドライトは、夜間やトンネル内の暗がりを照らしたり、周囲に車の存在を知らせたりする役割があります。ヘッドライトが適切な明るさでない場合、前方が見えにくくなり非常に危険です。
車のヘッドライトに搭載されるライトはハロゲンライトやHIDが主流でしたが、最近では、明るくて長寿命のヘッドライトにLEDライトを採用する車が多くなっています。
そのような中、ヘッドライトを自分でLEDライトに交換できるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、車のLEDヘッドライトの交換方法に合わせて、LEDライトに交換するメリットやデメリットを解説します。
※目次※
6.LEDライトが搭載された車に乗り換えるならネクステージへ!
・車のLEDヘッドライトは、バルブ部分なら自分で交換できるが、ユニットごと取り換えは難しいので業者へ依頼しよう!
・LEDのヘッドライトは、明るくて寿命が長く消費電力は少ないが、交換費用の高い点がデメリット!また、まぶしさから対向車にストレスを与えることがある。
・取り付けるLEDを選ぶ際は、明るさ以外にも光の色や冷却性能、装着方法を比較した選択がおすすめ。
車のヘッドライトを自分でLEDに交換することは可能?
ヘッドライトにLEDが導入される前は、ハロゲンランプやHIDが採用されていました。ハロゲンランプやHIDが搭載されている車のヘッドライトをLEDに交換できるのでしょうか。
車のヘッドライトを交換する方法は、主にバルブ交換とユニット交換の2通りです。ここでは、これらの交換方法について詳しく見ていきましょう。
バルブだけなら自分で交換できる
バルブは前照灯用の電球のことを指します。バルブ部分だけなら自分でも交換可能です。作業は、もともと付いているバルブを外し、LEDのバルブを装着するだけです。
単純な作業のように見えますが、ヘッドライト消灯直後はバルブが高温になっているなど作業には危険が伴います。また、配線を間違えれば回路に負担を与えるため、注意が必要です。
ショートを起こすと、動作しないだけでなく故障の原因にもなります。自信がない方は、無理せず専門業者へ依頼しましょう。
ユニット交換は業者がおすすめ
バルブ交換だけでは対応しきれない場合は、ヘッドライト本体をLED対応ユニットに取り換える必要があります。ユニットを交換するには専門的な知識や技術がいるため、業者への依頼がおすすめです。
ヘッドライト本体はバルブよりも高価で、交換時に周囲のパーツを着脱する必要もあります。そのため交換費用が高くなる傾向にあるでしょう。
相場は2万円~5万円ですが、高級車や純正のLED対応ユニットになると、部品だけでも数十万円かかる場合があります。費用を抑えたい方は、依頼先を比較してから選ぶとよいでしょう。
車のヘッドライトをLEDにするメリット
導入された当初は、高級車に多く実装されたLEDのヘッドライトですが、最近では幅広い車種に採用されています。ヘッドライトは、LEDが実装されるまでハロゲンランプやHIDが一般的でした。
LEDの特徴として、消費電力が少なく、寿命が長いという点が挙げられます。この他にも、ハロゲンランプやHIDと比較してLEDが優れている点があります。ここでは、LEDヘッドライトのメリットについて詳しく見ていきましょう。
消費電力が少ない
LEDは省電力で稼働できるため、他のライトに比べて、バッテリーにかかる負担の少ない点が特徴です。一般的にハロゲンランプやHIDは、片側で35W~60Wほどの電力を使います。一方のLEDを使用した場合は、片側約30W~33Wです。
車はエンジンの回転を利用して発電するオルタネーターという機械を使用します。オルネーターで発電した電気をバッテリーに充電し、必要な箇所に供給する仕組みです。消費電力が少ないほどバッテリーに負担をかけることが少なくなるため、車の電力を消費LEDならヘッドライト点灯時に使う電力を節約でき、バッテリートラブルも起こりにくくなるでしょう。
寿命が長い
発光ダイオードという半導体を活用してLEDは光っています。ハロゲンランプやHIDと違い、物理的な劣化が少ないため高寿命です。ハロゲンランプの寿命は約2年、HIDは約3年~5年といわれています。それに対してLEDは約15年で2万時間以上利用できます。
ただし、寿命は使用環境によって変化します。寿命に作用する要因はLEDの弱点である熱や振動です。そのため車用のLEDは弱点から守る加工が施されていますが、車の環境下によって熱や振動は異なります。
明るくなるまでが早い
ハロゲンランプやHIDは、起動速度は遅く光が安定するまで数秒かかります。LEDはレスポンスが早く、光量を瞬時に最大まで上げることが可能です。
夜間以外にトンネル内や夕暮れ時でも、少ないタイムラグで前方を照らせるので、運転の安定性が向上します。
また、パッシングによる走行中の意思疎通にも有用です。対向車に対して一瞬だけハイビームをつけるパッシングは、素早く点灯させる必要があります。LEDなら反応が良く、伝えるタイミングを逃しません。
車のヘッドライトをLEDにするデメリット
LEDのヘッドライトは、他のライトに比べて優れている点が多くありますが、多少のデメリットも存在します。主なデメリットは、寿命や省電力ということもあり購入時の価格が割高です。また、LED特有の色合いは。場合によって見えにくく感じることもあります。
ここでは、ヘッドライトをLEDにする際のデメリットについて確認していきましょう。
見えづらい状況がある
LEDライトは色温度によって色味が変化し、数値が高いと青色の成分が強くなります。青色が強いライトはデザイン性こそ上がりますが、照射範囲は狭く投光が暗い点に注意が必要です。特に雨の日は、ライトが反射することで、車線の色と光が同化してしまうことも考えられます。
その反面、ハロゲンランプやHIDは、色温度がLEDよりも低いので広範囲に光を照射できます。光の色合いによって前が見えにくいと感じる方は、LEDライトの中でも色温度が低いタイプを選ぶようにしましょう。
交換費用が高い
LEDヘッドライトは、他のライトに比べて価格が高い傾向にあります。LED自体の値段が高いだけでなく、ヘッドライトがバルブと一体になっているケースも多いでしょう。ユニット交換の場合、バルブ交換と比べ交換費も高くなります。
また、生産国によっても価格が違います。商品ごとで異なりますが、外国産は安く手に入る傾向ですが、性能は値段に比例することが多いでしょう。価格の安さだけで選ぶと、性能が低い場合もあるので注意が必要です。
対向車がまぶしく感じる
LEDヘッドライトは白っぽく光るため、対向車がまぶしく感じるという声も多く聞かれます。ネット上で行われたアンケートでも、約7割の人がLEDヘッドライトをまぶしいと回答した結果も出ているほどです。
LEDの配光特性が原因のひとつとして考えられますが、光軸や品質によってまぶしいと感じることもあるようです。バルブ交換時に光軸を狂わせることがあるので、慣れていない方は業者に依頼して交換してもらうようにしましょう。
また、品質が悪い商品を装備していると、よりまぶしく感じることが多いようです。トラブルを避けるためにも純正のパーツを使用するようにしましょう。
光量の熱が低い
ハロゲンランプやHIDは、点灯時に光源が熱を発生させます。その点、LEDは光源の発熱量が少なく、その代わりに基盤部分が強く発熱します。光源が発熱する場合は、ヘッドライトまで熱が伝わりやすいので雪や氷の解凍が可能です。一方、内側の基盤部分が発熱するLEDは、ヘッドライトまで熱が届きません。
そのため、ヘッドライトに付着した雪などを解凍できず、降雪時にヘッドライトに雪が積もってしまう状況が発生してしまいます。ヘッドライトに雪が積もってしまうと、光が届かず視界が遮られます。そのため、ヘッドライトがLEDの車は多雪地域には不向きといえます。
車にLEDヘッドライトを自分で取り付ける方法
ヘッドライとのセルフ交換は費用を抑えたいにおすすめです。バルブ交換の場合は、作業もそれほど難しくありません。しかし、具体的な方法や要点を知らずに行ってしまうと、事故やけがにつながるため注意が必要です。安全な作業を正確に行うために取り付けの手順や注意点を、ここで把握しておきましょう。
取り付ける際の手順
バルプ交換を行う際は、作業時のやけどや汚れを防ぐため軍手や手袋を用意しておきましょう。バルブ交換の手順は以下の通りです。
1.ボンネットを開けてヘッドライトコードの場所を確認する
2.ヘッドライトコードの先端に付いたコネクターを取り外す
3.バルブの場所を確認する
4.バルブ裏の防水ゴムカバーを取り外す
5.バルブを固定している金具を外す
6.バルブ本体を取り外す
7.新しいバルブに交換する
8.外したストッパーを取り付ける
9.防水ゴムカバーを戻す
10.ヘッドライトコードの先端についたコネクターを戻す
11.ライトの点灯を確認する
基本的に取り外した手順に従って、戻していきます。外す順番やパーツの位置を覚えておくと、作業もスムーズに進むでしょう。
取り付ける際の注意点
バルブ部分や周辺は、高電圧かつ高温の部分が多々あります。作業時には、エンジンやヘッドランプのスイッチを必ずOFFにしましょう。
エンジンを切った後、すぐに作業をしてしまうとエンジンルーム内が高温なので非常に危険です。やけどの恐れがあるため時間を置いて作業をするようにしましょう。
バルブ自体の取り扱いも注意が必要です。素手でガラス部分に触れるとバルブの劣化を早めます。また、付着した油分に熱が集まりガラスが割れる原因にもなります。やけどや汚れの防止と合わせて手袋を使用しましょう。
車に装備するLEDヘッドライトの選び方
LEDヘッドライトは、メーカーによって明るさや色味など特徴が異なります。見た目の好みから選ぶことも大切ですが、機能面も重要です。
ここでは。LEDヘッドライトを選ぶ基準について確認していきましょう。重視したい特徴を明確にしておくと、選ぶ際もスムーズです。
光束(ルーメン数)を基準に選ぶ
LEDヘッドライトの明るさは車を運転する際に重要なポイントです。明るさはルーメン数で確認できます。ルーメン数とは光の総量を表す指標です。数値が大きいほど明るく、多くの光を照射できることを表します。
ただし、実際にはヘッドライトを通して照らすため、商品に記載される数値と実数値は異なります。商品によって表示方法が異なり、1本の数値や2本の総計などで記載されています。比較する際は、1本あたりの数値を参考にしましょう。
発光色の特徴で選ぶ
LEDヘッドライトでも色味によって見え方が異なります。LEDの発光色は、K(ケルビン)という色温度を表す数値で比較が可能です。数値が高いほど、白っぽい色味になります。
3,000Kくらいの黄色系は、空気中で乱反射をおこしにくく、広範囲を照らしやすいでしょう。5,000K前後の白色系は、暗がりを照らす視認性に優れています。そこから高くなると、青みがかった白色になり、より明るさが増します。なお、Kが高くなるにつれて、対向車がまぶしいと感じることも多いため、それらの要素もプラスして検討するとよいでしょう。
冷却性能で選ぶ
LEDは従来のランプに比べて発熱量が抑えられています。しかし、内蔵されたチップに電力を流して光るため、基盤部分の熱が上がりやすくなります。放熱が不十分だと動作不良や故障の原因にもつながるため、冷却機能の選別は重要です。
主な冷却方法は、ファンを使った放熱と熱の排出を手助けするヒートシンクを搭載した商品があります。特に、ファンタイプは冷却性能が優れており、冷却効果を重視する方におすすめです。
しかし、ファンタイプは場所を取ってしまう点が懸念点です。スペースを使わず利用したい方は、ヒートシンクタイプを選ぶとよいでしょう。
取り付け方法から選ぶ
車への取り付け方法も比較して選びましょう。ヘッドライトには規格がいくつもあり、形状や対応車種が異なります。事前に、ヘッドライトを交換する車の規格をしっかりと確認しておく必要があります。
またLEDバルブには、ドライバユニットとバルブ一体型になったものと別体型の2種類があります。一体型は、ドライバユニットとバルブが一緒になっているので、初心者でも設置が簡単です。別体型は、適合している車種が多いため、設置の自由度が増します。自分で配置を自由に決められる分、知識や経験が必要なので玄人向けといえるでしょう。
LEDライトが搭載された車に乗り換えるならネクステージへ!
LEDライトが搭載された車に乗り換えたい方は、ネクステージへご相談ください。豊富な在庫や充実した保証が中古車販売店ネクステージの強みです。
「お客様ファースト」の理念を掲げ、価格から品質やサービスまで、お客様にご満足いただける商品を提供します。最後に、ネクステージの強みである在庫と保証制度に関して紹介いたします。
豊富な選択肢から中古車選びができる
全国に店舗を展開しているネクステージは、気になる車を全国どこからでも最寄りの店舗に取り寄せられます。3万台を誇る豊富な在庫台数の中から、希望に合った最適な中古車の選択が可能です。
選んでいただける車は、他社の販売価格を徹底的に調査した良心的なプライスで、自信を持って販売しています。品質にもこだわり、修復歴車など粗悪な車は販売しません。万全の整備を実施し、価格以上の良質な車を提供します。
PRヘッドライトがLEDの中古車
※価格は支払総額
購入後の保証サービスも充実している
ネクステージでご購入いただいた車には、国産車や輸入車を問わず無料保証が付帯します。保証内容をより充実させたい場合は有料プランがおすすめです。期間中の無料点検からオイル交換やトラブル時のロードサービスまで、充実の保証内容をご用意しています。
また、長期的なカーライフのサポートが必要な方は10年保証がおすすめです。3・5・7ナンバーの国産車に限定の保証ですが、愛車に長く乗りたいという方は、ぜひこちらもご検討ください。
まとめ
車のLEDヘッドライトは、バルブ部分だけであればセルフ交換が可能です。ユニット交換が必要な場合は、業者へ依頼するとよいでしょう。
LEDヘッドライトは、省電力で長持ちするのが特徴です。その反面、費用が高く状況によっては見えづらい場面もあるでしょう。ご自身の環境や目的に合わせた選択がおすすめです。
LEDライトを搭載した車に乗り換えたい際は、ネクステージへご相談ください。豊富な在庫からお気に入りの一台をお選びいただけます。購入後も充実した保証サービスで、お客様のカーライフを徹底サポートいたします。