自動車の修理費用が安い業者はどこなの？選ぶ時のポイントや費用を抑えるコツ
自動車に思いがけないトラブルが生じた場合、真っ先に気になるのが修理費用です。修理依頼先は大きく「ディーラー」「整備工場」「大型カー用品店」に分けられます。この中で安い費用で修理を行える場所はどこなのでしょうか。
この記事では、修理依頼先ごとの特徴や依頼すべきケース、費用以外での見きわめ方などをご紹介します。状況や今後の乗り方などを考慮して、自分に合った業者を選びましょう。また、修理ではなく乗り換えについても解説しますので、別の選択肢として参考にしてください。
※目次※
4.自動車の修理費用が安い場所の比較【大型カー用品店の場合】
・自動車の主な修理依頼先「ディーラー」「整備工場」「大型カー用品店」の3つ。それぞれの特徴を理解しよう。
・修理費用を安くする場所を探す時のポイントを押さえよう。
・修理費用が高くつく場合は乗り換えの検討をしよう。ネクステージなら安くて高品質な中古車が見つけられる。
自動車の修理費用が安い業者はどこなの？
少しでも修理費を安く済ませたいと考える場合、業者選びは大切です。業者によっては費用だけでなく、仕上がりにも差が出ます。
自分に合った業者を知るためにも、まずは修理できる場所や業者ごとの違いについて見ていきましょう。
修理できる場所は多い
自動車の修理は、ディーラーやピットが備わっている大型車カー用品店など、多くの業者で行うことができます。より身近な場所であるガソリンスタンドでも車の修理を受け付けているため、修理業者の選択肢は豊富です。
しかし、選択肢が多い分どこに修理を依頼するのかが重要になります。また、修理のクオリティを求めるか、費用を抑えることを望むのかでも修理業者の選び方は変わるでしょう。
業者ごとに違いはある
車の修理を依頼できる場所は多くありますが、その業者により違いがあります。それは、修理における費用だけでなく時間や技量までと広範囲です。
ディーラー修理は全国どの店舗でも技術が安定していますが、費用面においては高額となる傾向にあります。整備工場や大型カー用品店の場合は、ディーラーに比べ費用は安いものの、店舗によって技量に偏りが出てくるでしょう。
修理時間においても、飛び込み修理の可否や部品調達にかかる時間によっても左右されます。それぞれの業者の特徴を知り、費用以外のニーズにも合致する業者を見つけることも大切です。
自動車の修理費用が安い場所の比較【ディーラーの場合】
修理と聞いてはじめに思いつくのは、ディーラーではないでしょうか。全国に店舗があるため、居住地以外でトラブルに遭った時に心強い存在です。しかし、どのような状況であってもディーラーが一番いいとは限りません。
ディーラー修理がどのような場合に向いているのかについてを、注意点と併せて解説します。
保証サービスが使える
新車で購入した場合、3年の普通保証と5年特別保証がつきます。普通保証は消耗品以外の多くの部位を保証するもので、特別保証はエンジンやエアバッグをはじめとした、走行や安全に関わる部が保証対象です。中古車であってもこの保証期間が残っていれば保証継承ができます。
保証期間内の保証対象修理であれば費用を安く、場合によっては無料で行うことが可能です。
ディーラーはメーカー車への知識が高く純正パーツを多く扱うため、クオリティと共に安心感は高いと言えるでしょう。
ディーラーでの注意点
安心感がある一方で、保証外の費用に関しては注意が必要です。基本的に修理よりも交換が優先されるため、純正パーツを使用することから部品代が高くなります。
塗装や板金に関しては下請け業者に依頼するケースもあるため、仲介費用が上乗せになることも珍しくありまん。
そして、生産が終了している車種の場合は部品が調達できないこともあります。その場合は修理を断られることもあるため、ほかの業者を探す必要が出てくるでしょう。
ディーラーへ依頼するケース
最もディーラー修理が向いているのは「保証期間内である場合」です。修理箇所や内容によりますが、故障であればそこまで大きな費用はかからないでしょう。また、部品全体の相互性を考慮して、費用関係なく純正パーツを使って欲しいという場合もおすすめです。
ほかにも、不慮の事故などで保険会社とやり取りが必要になった場合、保険会社との取り次ぎを引き受けてもらえることもあります。このような点も安心感があると言えるでしょう。
自動車の修理費用が安い場所の比較【整備工場の場合】
ディーラーに次ぐ修理依頼先が、整備工場です。個人から法人まで大小さまざまな整備工場は、ディーラー以上に頼もしい存在となることもあります。
住居地によっては近隣にない場合もありますが、どのような場合に整備工場が向いているのかを見てみましょう。
技術力が高い
あらゆるメーカーを受け入れ修理している整備工場は、自動車全般の知識と技術力が高い傾向にあります。また、ディーラーでは断られてしまう生産終了モデルの修理も可能です。
車についた傷や凹みなども直接整備士に依頼することができるため、ディーラーに比べ費用が安く抑えられます。部品に関しても、中古パーツや互換性パーツを調達してもらえるため、修理費用全体を安く抑えることも可能です。
整備・板金工場での注意点
整備工場や板金工場に依頼する際の注意点は、工場によって技術力が異なるという点です。技術力が高い整備工場や板金工場を探すためには、レビューを参考にする、直接話を聞くなどして、依頼しても良いか見極める必要があります。
ほかにも気を付けておきたいのは、整備工場や板金工場は多くの車種を扱っている分、部品の在庫が少ない点です。修理によっては部品を取り寄せる必要があるため、修理完了までに時間がかるケースもあります。
整備・板金工場へ依頼するケース
整備工場や板金工場での修理が向いているのは「とにかく費用を抑えたい」「保証期間外である」場合です。
整備工場や板金工場はある程度融通を聞いてくれることが多いため、メンテナンスやカスタムの相談など、長く付き合っていける修理業者を探している場合も整備・板金工場に依頼するといいでしょう。
自動車の修理費用が安い場所の比較【大型カー用品店の場合】
タイヤなどの消耗品が購入できる大型カー用品店では、修理工場を併設している場合があります。そのような店舗で修理依頼が可能です。買い物ついでに頼めるなど、手軽さは最も高いと言えるでしょう。
大型カー用品点での修理がどのような場合に向いているのか、注意点と併せて解説します。
料金が安い
大型カー用品店では、純正ではなく店舗取扱のブランドパーツを使うことができるため、部品代を調整することができます。また、工賃が提示されている場合もあるため、事前に費用がイメージしやすいこともメリットです。
簡単な修理であればその日のうちに修理に応じてくれ、フロントバンパーのこすり傷であれば2万円程度で済むこともあります。
車や部品のメーカー、国産・輸入車などに囚われないだけでなく、自分で厳選したパーツを選べることも大型カー用品店の魅力と言えるでしょう。
大型カー用品ショップでの注意点
手軽に依頼することができる大型カー用品店ですが、修理を依頼する場合は仕上がりに差が出ることや、店舗によって修理費用が異なる点を考慮しましょう。
自動車の整備には、分解を伴うものと、そうでないものがあります。これにより「自動車分解整備事業」の届出が必要です。カー用品店に併設された工場がこの届出をしていない場合、エンジンやミッションをはじめとした分解を伴う内部の修理はできません。
さらに、店舗によっては持ち込み部品への条件が設けられている場合もあるため、持ち込みを考える場合は事前確認が必要になります。
大型カー用品ショップへ依頼するケース
修理箇所に制限がある可能性が高い大型カー用品点では、軽度な故障や不具合などに向いています。部品代・工賃共に安いため、修理費用全体をを抑えることができるでしょう。
また、店舗に部品があれば即日対応してもらえることもあるため、修理を急ぐ場合も大型カー用品店がおすすめです。ただし、併設工場の大きさによっては待ち時間が生じることを考慮しておきましょう。
自動車の修理費用が安い場所を選ぶ時のポイント
ディーラー、整備工場、大型カー用品店、それぞれに特徴や注意点がありますが、修理費用を抑えるためにはさらなるポイントがあります。
自動車の修理費用が安い場所を選ぶ時のポイントは「状況で選ぶ」「かかる期間で選ぶ」の2つです。ここではその2つのポイントについてご紹介しますので、修理業者を選ぶ際の参考にしてください。
状況で選ぶ
車の修理先は、今後どうするかによって変わります。3年から5年の短期間で車を乗り換えようと考えている人は、ディーラーがお得です。ディーラーでは、部品の修理ではなく「交換」を行います。
純正パーツを使用することが多いことも考慮すると、売却時の査定額は別所で修理した場合よりも期待ができるでしょう。
反対に、車を長く乗りたいと考える場合は、整備工場がおすすめです。整備工場では「修理」の優先順位が高いため、修理費用を抑えられます。気軽に相談しやす区なるなど、長い付き合いができれば多くのメリットが生まれるでしょう。
小さな故障や軽度な修理は、大型カー用品がおすすめです。内容によっては即日の対応も可能なため、費用だけでなく時間の節約にもつながります。
かかる期間で選ぶ
仕事などで車を早く使いたい場合は、かかる費用よりも修理期間で業者を選びましょう。パンクなどの簡単な修理に関しては、三者に大きな差はありません。しかし、複雑な修理や部品調達に時間がかかる場合は、業者ごとに納車日にズレが生じるでしょう。
修理を依頼する前に見積もりを取り、その時に大まかな日数を確認することをおすすめします。費用よりも期間を優先させる場合、かかる日数が少ない業者に依頼しましょう。
修理にいく日かの日数がかかる場合、代車の検討が必要になります。ディーラーや整備工場では大抵代車を用意していますが、必ずしも借りられるとは限りません。その場合、レンタカーなどの手配が必要になります。
故障した自動車は修理より乗り換えの方が安い場合もある
部品や工賃代は修理箇所によって異なりますが、車の修理の中で高額になりやすいものがエンジンやフレームです。思いの外修理費用が高額だった場合、乗り換えてしまった方が安く済むケースもあります。
ここでは乗り換えを行った方がいい時期などをご紹介しますので、修理費用が高くつく、または乗り換えを検討している場合は参考にしてください。
乗り換え時期も検討しよう
車の状態によっては修理費用が高くつくことがあります。その場合、修理するよりも乗り換えた方がお得です。費用が高くつく可能性がある時は、中古車などを検討しましょう。
乗り換えには適した時期があり、年数と走行距離で見極めることができます。まず走行距離ですが、乗り換えに適したラインは3万km・5万kｍ・10万kmです。また、年数は車検に合わせて3年目・5年目が見極め時期になります。
7年を超えている場合は、修理するよりも乗り換えた方が安く済むケースも多くなる傾向にあるため、乗り潰すことを想定してないのであれば買い替えを検討することもおすすめです。
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まとめ
車の修理費用を安く抑えるには、修理したい車の状態や今後の状況によって変わります。今後車を売る可能性が高ければディーラー、長く車に乗ることを考えるのであれば整備工場、簡単な故障であれば大型カー用品店を選びましょう。
しかし、程度走行距離、年数が経っている車であれば、修理よりも買い替えた方ががお得です。
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