車の下取り価格を知る方法と買取との違い
ディーラーや自動車販売店で車を買い替える際、店舗側から下取りをすすめられることがあります。ところが、実際の下取り価格を見ると「思っていたよりも安かった」と感じる方が多いのではないでしょうか。
買取よりも下取りのほうが安くなってしまうのはよく知られていますが、後悔しないために相場をチェックしておくのがおすすめです。今回は、下取りの参考価格の検索方法から買取査定の進め方などを解説していきます。買取・下取りの違いを理解するだけでなく、信頼できる業者選びのポイントも覚えておきましょう。
※目次※
3.車の下取り価格を見てショックを受けた人は「買取」を検討しよう
・メーカーによっては売りたい車種の下取り参考価格を公式ホームページから簡単に検索できます。
・下取りは買取よりも低価格になる可能性が高いため、車を高く売りたい方には買取の依頼がおすすめです。
・複数の店舗から査定額を比べるなら一括査定が便利。ただし、トラブルに発展することもあるため、できれば信頼できる店舗に直接確認しましょう。
車の下取り価格を調べるディーラーショップの「参考情報」
車の下取りを考えている方は、実際に査定価格が出る前に参考情報を集めておくのがおすすめです。メーカーの公式ホームページでは下取り価格情報の開示やシミュレーションが利用できることも多く、下取りをするかしないかを決める1つの基準になります。参考価格から差し引かれる要素も解説していくので、直前に迷わないようあらかじめチェックしておきましょう。
トヨタの購入サポート用「下取り参考価格情報」
トヨタでは公式ホームページで下取りの参考価格検索が可能です。下取りに出す車のメーカー、車種名、年式、ボディタイプ、型式、仕様、グレードを選ぶだけで簡単に調べられます。
項目の選択に迷わなければ1~2分で検索できるので、ぜひ活用してみましょう。なお、対象となるのは国産メーカーのみです。もちろんトヨタ以外のメーカーでも検索できるので、下取り価格の基準を知るために役立ちます。
日産の「下取り参考価格シミュレーション」
日産の公式ホームページからも下取り価格のシミュレーションができます。こちらも国産メーカーであれば、日産以外の自動車も対象です。メーカー・車種名・年式・詳細仕様の順に選択して下取り参考価格を検索します。
ただし、年式の古さなどが理由で一部の車種はデータがない可能性もあります。かなり多くの車種が掲載されていますが、すべてが該当するわけではないことを覚えておきましょう。
下取り参考価格からさらに差し引かれる要素
インターネットから検索できるのは、あくまでも現在の参考価格です。大まかな目安として設定されているので、表示金額より安くなる、または高くなる可能性は大いにあります。
とくに、車体のキズやへこみは下取り価格が下がる要素のひとつです。走行距離が長い、大がかりな修理歴があるといった場合もマイナス査定になり、参考価格を下回ってしまうでしょう。
買取と下取りの違いとは
ディーラーや自動車販売店を通して車を購入する際は、下取りをすすめられることがほとんどです。古い車を売却するには「買取」という方法ありますが、この2つには明確な違いがあります。
下取りは、新しい車を購入する店舗で行います。購入額と下取り額の差が小さければ小さいほど、お得に車を購入できるということです。一方、買取は新しい車の購入に関係なく現在の車を売却する方法です。一般的には、下取りよりも買取のほうが高く売れることが知られています。
車の下取り価格を見てショックを受けた人は「買取」を検討しよう
販売店で下取りの見積もりが出たとき、「想像していたよりも安い……」とショックを受けた方も多いのではないでしょうか。ある程度予想していた価格よりも大幅に下回ってしまうと、このまま下取りに出すべきかどうか迷ってしまいます。少しでも車を高く売るために検討したい買取についてご紹介していきます。
中古車買取業者で査定をしてみよう
実際に買取を進める前に、まずはどのくらいで売れるのか査定を申し込みましょう。業者によってはインターネットから簡単に無料査定を依頼できます。ここでは中古車買取に強みをもつネクステージを例に、査定申し込みの流れを見ていきましょう。
査定申し込みページにアクセスしたら、売りたい車のメーカー、車種名、年式、走行距離を選択します。下部にはお客様の情報をご入力いただき、「無料の査定を申し込む」をクリックしてください。営業時間内に担当オペレーターから概算価格をお伝えいたします。問題なければ、査定担当者が実車のチェックを進める流れです。営業時間内であればお電話でもご相談いただけます。
中古車の査定で必要な書類
査定を依頼する前には、車検証を必ず用意しておきましょう。運転中の携帯が義務付けられているため忘れることはないかもしれませんが、万が一紛失した場合は早急に再発行手続きを行います。
査定の段階では車検証があれば基本的に問題ありません。一方で、買取が決定したあとの手続きでは、自賠責保険証、印鑑証明書、リサイクル券など他にも多くの書類が必要になります。手続きの代理を依頼する場合は実印を押した委任状も用意しておきましょう。車検証以外は査定時に不要ですが、早めにそろえておくと安心です。
査定にかかる時間
インターネットや電話による概算見積もりは、ほんの数時間で結果を知ることができます。対して、実質的な買取金額である「精算見積」を出してもらうには、車の内部や小さな部品までチェックした上で、商談の時間も必要です。
車の査定自体は30分程度で完了することが多く、長くても1時間以内に終わるでしょう。査定が終わると内訳の説明があり、値上げの余地があれば商談します。買取金額に双方が納得したところで、ようやく査定終了です。全体で1~2時間程度ですが、車の状態によってはさらに長時間になることもあります。
車の買取査定を行う前にやっておくべきこと
車を買取に出すことが決まったら、手続きまでスムーズに進められるよう準備しておきましょう。とくに、査定価格が大幅に低くなるとトラブルにもなりかねません。双方が気持ちよく取引できるよう、なるべく多くの情報を集めておくことが大切です。買取査定前にやっておくべきことを3点ご紹介します。
査定相場を知る
査定を依頼する前に、依頼予定の店舗で相場を確認しておくと安心です。メーカー公式の下取りシミュレーションよりも実際の査定金額に近づくため、店舗のホームページなどから査定を申し込んでみましょう。
一方で、査定相場は店舗によって幅があります。少しでも高く売るためには、複数店舗で相見積もりをとるのがおすすめです。売却する車の市場における適正価格を知っておけば、値上げ交渉もしやすくなります。
必要書類があるかどうか確認する
実際に車を買取に出す場合に必要な書類は以下の6点です。
- ・自動車検査証（車検証）
- ・自賠責保険証明書
- ・自動車税納税証明書
- ・実印および印鑑登録証明書（軽自動車の場合は認印のみで可）
- ・リサイクル券
車内で保管していることが多い車検証以外は普段使う頻度が低いため、「どこにあるかわからない」という方も多いでしょう。上記は買取手続きで必須の書類なので、当日紛失に気付くことがないよう早い段階で用意しておくと安心です。軽自動車の場合は実印および印鑑登録証明書が不要になります。
取り外した純正オプションを探しておく
車の購入時に純正オプションを取り外した場合は、査定と同時に提出するのがおすすめです。中古車の買取において、純正オプションの有無はプラス査定に大きく影響します。とくに人気車種であれば高額査定にもつながるため、保管している場合は査定日までに探しておきましょう。
また、社外パーツの場合でも人気が高いものや、もともと高額なものであればプラスポイントになりえます。純正に比べるとインパクトは劣ってしまいますが、念のため相談してプラス査定につなげていきましょう。
ちなみに一括査定はやるべき？
一括査定は、足を運ぶことなく多数の店舗を比較できるため便利な手段です。しかし、インターネットから複数の業者に対して一斉に個人情報を提供するため、トラブルにつながる可能性も否めません。
こういったサービスでよく見られるのは、「営業の電話が多い」というデメリットです。入力した情報は各業者の顧客リストに保存されることが多く、他店舗へ依頼したあとも継続して電話がかかってくることもあります。
これは中古車の買取・下取りに限ったことではありませんが、しつこいと感じる業者が少なからず存在することは覚えておいたほうがいいでしょう。すべての業者に当てはまることではないものの、心配な人には必ずしもおすすめできる方法ではありません。
買取の査定は信頼できる業者に依頼しよう
買取の査定を依頼する場合は、価格だけでなく「信頼できるかどうか」を重視することが大切です。買取価格が高くても、サービスが悪いとトータルの満足度が下がる可能性があります。高額買取を目指しつつ、自分に合った業者に絞っていきましょう。
創業からどのくらい経っているか、規模の大きさ、雰囲気や情報管理の確かさなどから信用度の高い業者を選ぶのがおすすめです。買取業者と信頼関係を築くことができれば、今後何か困ったことや次の買い替えで悩んだことがあっても相談しやすくなります。
まとめ
車の購入と同時に下取りを依頼する場合、下取り価格の低さにショックを受ける方は多いでしょう。スムーズに乗り換えられるメリットはあるものの、価格で見れば買取のほうがお得になります。
ネクステージではお客様の車を丁寧に査定し、お客様にご満足いただける高額買取をモットーとしています。買取から売却まで一貫して行い、中間コストを削減することでお客様へ還元できるのが強みです。もちろん、お取引後のアフターケアも徹底しております。査定見積もりサービスは無料でご利用いただけますので、この機会にぜひご検討ください。
