残クレを一括返済しよう！メリットや手続きのポイントをご紹介
車を購入する際、便利なローンを利用する方は多いのではないでしょうか。しかし、ローンの期間が長いとそれだけ金利がかさみ、支払総額が大きくなってしまいます。そのため、ローンの途中で「一括返済」や「一部返済」などを検討するケースもあるでしょう。
今回は、近年車の購入方法によく選ばれる残クレ（残価設定ローン）をメインに解説します。残クレの特徴をおさらいしつつ、一括返済が可能か、また一括返済するメリットやデメリットも説明しますので、残クレや一括返済を検討している方はぜひ参考にしてください。
※目次※
・残クレの一括返済はメリットとデメリットがあるため、状況に合わせて検討しよう
・一括返済の負担を軽減するためにも手放すときは高価買取を狙おう
・ネクステージなら残クレの一括返済を行った車も高価買取が目指せる！
残クレは一括返済ができるの？
残クレでも、他のローン同様に一括返済を行うことは可能なのでしょうか。まずは残クレの特徴をおさらいしつつ、一括返済できるかどうか見ていきましょう。
仕組みをきちんと理解した上でベストな選択ができるように検討してください。
残クレの特徴
まずは残クレ（残価設定ローン）の特徴をおさらいします。残クレのイメージとしては、返済という契約期間中の車に乗る権利を得る方法です。購入時にまとまった資金がなくとも、月々の支払いを抑えつつ車を利用できる他に、以下のような特徴があります。
残クレの特徴
・3～5年ごとにライフスタイルに応じて次の車に乗り換えやすい
・「残価」という形で乗り換え時の下取り価格が保証されている
・契約期間の最終回に「乗り換え」「返却」「乗り続ける」が選べる
・特定のメーカーを好む方に向いている
一括返済もできる
他のカーローン同様、残クレも一括返済可能です。一括返済によって、都度の返済の手間や返済総額も減らせます。ただし、タイミング次第では一括返済をしてもお得にならないことがあるため、慎重に判断しましょう。
残クレの一括返済について、メリットやデメリットを後述していくのでそちらも併せてチェックしてみてください。
残クレを一括返済するメリット
ローンの残債分を一括で返済すると、今後の定期的な出費を抑えられる点が魅力です。残債は車の所有権に影響する部分でもあるため、近い将来に売却を検討している方にとってもメリットが大きいでしょう。
車のローンを一括返済して得られるメリットを4つご紹介します。
利子が減り支払総額が減る
ローンを組む際、ほとんどのケースで上乗せされるのが「利子」です。月単位または年単位で数%の金利で利息を支払わなければなりません。一括返済すると、残債分の利子を減額・免除できる可能性があります。
例えば、車両価格200万円の車を3年ローン・金利2.001%で購入した場合、3年間で支払う総合的な返済額は206万2,278円となり、本来の購入金額より6万2,278円上乗せされます。一定期間をローンで支払い、残金を一括返済することである程度の節約ができるでしょう。総返済額が減額できる点は一括返済の大きなメリットです。
車を自分の所有物にできる
ローンの返済中、車の所有権（所有者名義）は多くの場合ローンを組んだ金融機関やディーラーにあります。原則的にローンを完済するまで変更できないため、車の大がかりな改造や売却、廃車ができません。所有者がユーザー本人でなければいけないのは、完済を逃れて売却したり手放したりするなど貸し倒れのトラブルを防ぐためです。
ローンを完済すれば所有権を自分に変更でき、改造・売却なども自由に行えます。手続き上の問題だけでなく「所有者が自分以外の名前になっているのが嫌」と感じる方もいるでしょう。ローン申し込み時に予定していた時期よりも早い段階で所有権の欄が自分の名前に変わるため、車に対する愛着も強くなります。
支払い期日など精神的な負担を軽減できる
車をローンで購入すると、数年のあいだは月々数万円の出費が続くのが一般的です。購入金額が小さいほど期間・金額も減りますが、返済に伴って精神的な負担を感じる方もいるでしょう。住宅ローンのような、複数のローン返済を抱えている場合はさらに出費が増えます。
一括返済は、ユーザーの精神的負担を軽減できる点もメリットの一つです。支払い期日に迫られることが減るため、日常的な買いものや旅行などのイベントを気兼ねなく楽しむきっかけになるかもしれません。
ローンなどで借入をした場合、信用情報機関に債務者としての情報が記録され、返済状況などの履歴が都度残されます。借り入れをすると「毎月の返済が滞りなく行われている」「延滞や滞納があった」などの情報が記録される仕組みです。
一括返済をして債務残高（未払いの借金）が減れば、個人としての信用（規定通りに返済できる可能性）が上がります。また、他のローン審査に通りやすくなる、融資枠がアップするなどの利点も覚えておいてください。車以外にもローンを検討している場合、一括返済は大きなメリットとなるでしょう。
残クレを一括返済するデメリット
残クレを一括返済すると、金銭的な部分だけでなく、返済に伴う精神的な負担も軽減できます。日常に影響するメリットの反面、デメリットも理解しなければなりません。
場合によっては総返済額が節約できないことがあるため、ここでは一括返済する際のデメリットを3つご紹介します。
手元の資金が少なくなる
残債分の金額が大きいほど、まとまった資金が必要です。数万円程度であれば負担は感じにくいものの、購入金額によっては100万円以上の支払いを求められます。
一括返済を決断する前に計画を立てた場合でも完済後に「想像していたより貯蓄の残金が少ない」と感じることも想定しておくと良いでしょう。完済だけを目的にすると、一括返済後の負担が増すリスクもあります。貯蓄額も視野に入れて計画を立てることが大切です。
手数料が必要な場合もある
ローン会社は、元金に対して金利を上乗せすることで収益につなげています。ユーザーが返済期間中にまとめて返済すると、本来受け取る予定であった金利の収益が得られません。この収益を補う位置づけなのが手数料の支払いです。
金利がなくなる代わりに手数料が上乗せされることになるため、結果的には返済額が節約できない場合もあります。手数料の取り扱いは金融機関やディーラーによって異なるため、一括返済を申し込む前に確認しておくと安心です。
残価の保証がなくなる
残価設定ローンでは契約時に設定された残価（完済時点での下取り価格）が保証されていますが、一括返済をすると完全に自身の所有物となり、契約時に合った残価の価格保証はなくなります。
需要の少ない車種であれば希望の査定金額が付かないこともあるので、返済を続けた方がお得な場合もあることを理解しておきましょう。一括返済の手続きを進める前に、一括返済を行う場合の査定金額と、残クレの契約時に設定した残価の比較を忘れずに行ってください。
なお、一括返済ではなく一部繰り上げ返済では規定条件を満たしていることを条件に、残価の保証や最終回特約内容（返却・再クレジット・買取の選択肢）は維持されます。
残クレの一括返済におすすめのタイミング
車のローンを一括返済するタイミングが分からない方もいるでしょう。資金に余裕ができたため車のローンを一括返済できるケースや、何らかの理由で車のローンを一括返済しなければならないケースなどさまざまです。
ここでは、ローンの一括返済を行うのにおすすめのタイミングを3つ紹介します。
家計に余裕ができたとき
家計に余裕ができたタイミングは、一括返済を検討するおすすめのタイミングです。ローンは元金に対して利子がかかるため、借りる期間が長くなるほど返済総額は大きくなります。
長期的に利子を支払い続けることを考えると一括返済がベストですが、家計に余裕がない状態で行うとその後金銭的に苦しくなってしまうため、自分の家計の状態をよく確認しましょう。
なお、返済期間が残りわずかの場合は、一括返済を行うと手数料の関係でかえって高く付くことがあります。一括返済した方が得かどうかは比較・検討が必要です。
車を買い替えるとき
車を売却したり買い替えたりする場合、車のローンを一括返済しなければならないことがあります。買った車自体が車のローンの担保になっていることがあり、完全に自分の車になっていないためです。
車のローンが残っている状態で車を買い替えたい場合は、まず車を査定に出します。査定額が車のローン残債額以上であれば、完済もしくは新しい車の購入費用への充当が可能です。
車のローン残債額より少なかった場合は、不足分を一括返済することになります。ローン返済途中の売却や買い替えは慎重に判断しましょう。
廃車にするとき
車を所有していると、事故などによってやむなく廃車にしなければならないことがあります。廃車にする場合に注意しなければならないのは、車のローンの一括返済を求められるケースです。
ローンの返済途中などで車の所有権が自分にない場合、そのままでは廃車にできません。 大半のローン会社や金融機関は、過失事故でない限り車のローンの一括返済を求めることはありませんが、可能性の一つとして知っておく必要があります。
仕方なく廃車にする場合は「買取」を選択し、一括返済の返済額を少なくすることが大切です。損傷具合にもよりますが、廃車買取業者の査定を受けたり、相見積もりで高値買取を狙うことをおすすめします。
残クレを一括返済する時の流れ
残クレを一括返済する場合、手続きは大きく2つのステップに分けられます。
ここでは一般的な一括返済の流れを紹介しますので、おおよその流れを把握し、必要書類や手続きに漏れがないように準備しておきましょう。
一括返済の手続きを行う
一括返済の意思が固まったら、車を購入したディーラーではなくローン会社に一括返済を希望する旨を連絡することがおすすめです。
最近では少なくなってきたものの、ディーラーはユーザーの残クレの利子で収益を上げている都合上、一括返済に前向きな回答が得られないこともあります。まずはローン会社に連絡し、一括返済に伴う手続きの詳細な説明を受けましょう。
一括返済の手続きは、郵送での書類のやり取りで完結するケースと、手続きのために販売店に出向く必要があるケースがあります。どのような手続き方法を取るのかも忘れずに確認しておくとよいでしょう。
車の名義を変更する
一括返済を完了しても、所有者を変更しなければ車の所有者はローン先になっていることが多いです。そのため、一括返済を行った後は、車の名義変更を行いましょう。
車の売却を行う際も車の所有者が本人になっていなければ、スムーズな売却が行えない可能性があるため、早めに行っておくことがおすすめです。
残クレを一括返済するときにローン会社へ確認する項目
「車をローンで購入したい」と考えている方は、金利の計算方法や支払い期日を把握しておくことをおすすめします。現在一括返済を検討している場合は、なるべく早い段階でローン会社に相談しましょう。
手続きが遅れると支払い額が増える結果につながるリスクがあります。以下に紹介する項目を参考にしつつ、一括返済に関する知識を得て支払いを終えるまでの流れを理解することが大切です。
手続きの流れを確認する
ローンの一括返済は、通常の返済と異なる手続きが必要になります。電話での問い合わせのみでは本人確認が不十分なため、窓口や郵送での手続きが必要となるケースがほとんどです。
ローン会社の公式サイトから申し込めるのであれば、インターネットで手続きを進めても良いでしょう。郵送で申し込む場合は、ローン会社から指定の書類が送付されることもあります。返送して受理されるまでに時間を要するため、郵送を希望する方は早めに準備を始めましょう。
支払い方法を確認する
通常のローンは指定口座から自動的に引き落とされますが、一括返済の場合は支払い方法の変更が可能です。対応できる支払い方法は、ローン会社によって異なります。以下に挙げる一般的な選択肢を知っておくと良いでしょう。
・ローン返済と同じ口座からの引き落とし
・別の口座を指定して引き落とし
・クレジットカード
・銀行振込
・窓口で現金支払い
月々の支払いと同じ口座からの引き落としのみとしているケースもあるため、希望の支払い方法がある方は相談してみるのもおすすめです。
支払期日を確認する
一括返済を申し込んでから実際に支払うまでには、一定の期間があります。支払期日まで日数が少ないケースもあるため、何日ゆとりがあるか具体的な日数を把握しなければなりません。「口座の残高が足りなくて引き落としできなかった」という事態にならないよう注意しましょう。
支払い日に希望がある場合は、申し込みを済ませる前に伝えておきます。希望日に合わせて期日が設定されることもあるため、複数の希望を伝えても良いでしょう。クレジットカードで支払う場合は、紐付けた口座から引き落とされる日付を把握しておくと安心です。
残クレを一括返済すべきか判断するポイント
車のローンの一括返済は高額な出費になりやすく、自分のキャッシュフローや資産状況、ライフイベントを考慮しないと資金難に陥りかねません。ここでは、返済に困らないローンの組み方を4つ紹介します。
車の保有期間を計画しておく
車のローンは返済期間が長くなるほど毎月の返済額は少なくなりますが、車を買い替える際はローンを一括返済しなければなりません。一括返済となるとまとまった資金が必要で、一時的に家計を圧迫する恐れがあります。
そのような状態になることを避けるために、車のローンは車の保有期間に合わせて組むのが一般的です。7年で車を買い替える予定であれば、7年で返済するローンを組みましょう。
車の保有期間に合わせての車のローンを組むことが難しい場合は、昇給やボーナスを計画に入れると、無理なく返済できるローンを組めることがあります。
家計との兼ね合いで検討する
車を買うことも重要ですが、家計を維持することも重要です。車のローン返済が家計を圧迫するようなことがあっては本末転倒でしょう。車のローンを組む時は、まず家計の負担にならないかどうかを試算してください。
収入から生活費を差し引いて、車関連に割り当てられるお金がいくらあるのかといったキャッシュフローを確認することが重要です。キャッシュフローを確認した上で、家計にダメージを与えない範囲で車のローン返済額を検討しましょう。
ライフイベントとの兼ね合いを考える
人生には、結婚や住宅購入などのライフイベントがいくつかあります。ライフイベントが近づくと、まとまった資金が必要になることもあるでしょう。
出費が重なって資金繰りに困る事態を避けるために、ライフイベントが過ぎた後に車を購入するのがおすすめです。
今すぐ一括で返済したいなら資産の売却も考える
多少のゆとり資産がある方で、どうしても一括返済をしたいと考えている方は資産を切り崩すことも選択肢になるでしょう。車も資産の一つです。年式の浅い車を所有している方は売却を検討してはいかがでしょうか。
動かない車だとしても、値段が付く可能性はあります。車の必要性が高くない場合は、残債を一括返済する手段として手持ちの車を査定に出してみましょう。
残クレを一括返済して乗り換えるならネクステージへ！
残クレの一括返済を行う上でも、より高価買取を狙える買取業者を選びたいところです。
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高価買取でお財布に優しい乗り換えが目指せる
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まだ車を手放すことを決めていない方でも、気軽に試せるのでおすすめです。まずは一度、ネクステージをチェックしてみてください。
まとめ
車の購入金額が高額な場合、ローンを組むことで購入時の負担を軽減できます。ローンを返済していく過程で、収入の変動や資産によっては「残債分をまとめて返済したい」という方もいるでしょう。
一括返済によって精神的な負担を減らすメリットもありますが、手数料や返済後に家計が苦しくなりすぎないかなどを考慮して判断することが大切です。
残クレを含め、ローンでの中古車購入、一括返済について不安・疑問がある方はネクステージまでご相談ください。すぐに資金が用意できない場合は、残債分を含めてローンを組み直すことも可能です。安価で高品質な中古車を多数取り揃えてお待ちしております。
