マツダ デミオが安い理由とは？中古車相場の傾向や選ぶポイント
1996年に誕生したデミオは、遊び心がある実用的なコンパクトカーとして発売当時から好調な販売を記録しています。車名変更を機に販売終了するまでの間、幅広い層から高く評価されてきました。
中古車市場にも流通台数が多く、リーズナブルな価格で販売されています。デミオの安い価格には、何か理由があるのでしょうか。この記事では、中古車を選ぶ際のポイントや相場価格について解説します。ぜひ車選びの参考にしてください。
※目次※
・デミオは2019年9月のフルモデルチェンジを機に「MAZDA2」へ車名変更したため、現在新車購入はできない
・年式や走行距離の他、ボディカラー・トランスミッション・修復歴などの違いで安い場合がある
・中古車購入の際は安い理由をきちんと確認し、なるべく実車をチェックしよう
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マツダ デミオが安い理由とは？
マツダのコンパクトカー デミオは、時代のニーズに合わせて進化し続けていましたが、2019年にグローバル車名への変更に伴い生産終了しました。
生産終了した現在でも、使い勝手の良いデミオは中古車市場で人気があります。人気の理由は安い車体価格です。なぜ安いのか、賢く購入するポイントは何かを見ていきましょう。
デミオは車名変更が行われている
マツダは、グローバル化とブランド戦略のために車名の世界統一名称を始めます。2019年9月にフルモデルチェンジをしたデミオも、グローバル名である「MAZDA2」に変更されました。基本的には同じ車です。
1996年にデビューしたデミオは、事あるごとにモデルチェンジを繰り返し、4代目まで販売されました。新型フォルムへの人気が高いのはもちろん、どの型にも根強いファンがいます。ガソリン車とディーゼル車があり、どちらも省燃費性に優れている点は多くの人を引き付ける魅力のひとつです。
改良で価格は落ちる
中古車には決まった価格がないため、さまざまな要素が影響して相場価格が確定します。そのため、単に安い車だから質が悪いということはありません。
デミオの中古車が安い一番の理由は、新車販売価格が低めの設定だったことが挙げられます。また、仕様変更や装備内容追加などの改良を機に、旧モデルの中古車流通量が増えることが一般的です。それに伴い、価格が落ちるという流れになっています。
加えて、デミオの最終モデルから3年以上経過したため、これからも相場価格は下がり続けるでしょう。お買い得な車を見つけやすくなることが期待できます。
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デミオってどんな車？
初代および2代目デミオは、実用性を重視した車でした。3代目モデルは、マツダの世界戦略車として位置付けられた車です。
4代目には「SKYACTIV TECHNOLOGY」が全グレードに搭載されました。共通している主な特徴についてチェックしておきましょう。
（参考：『デミオ（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
走行性能と乗り心地の良さが魅力
マツダ・デミオの最大の魅力は、その走りにあります。特にフルモデルチェンジ後のデミオは、走行性能が各段に向上しました。加速の伸びが良く、走行時の安定性にも優れているため、路面状態の良くない道路やカーブでも気持ちよく運転できます。
また、内装にもこだわっており、運転中の疲れをしっかりと受け止めてくれる座り心地の良いシートも高評価のポイントです。歩行者や交通量が多い道はもちろん、長距離ドライブにも最適の一台だといえるでしょう。
コンパクトカーなので室内は広くない
マツダ・デミオは室内広々というタイプの車ではありません。コンパクトな造りと走りやすさが魅力のため、大人数での移動や大量の荷物の運搬などの用途にはあまり向かないでしょう。
また、運転席と助手席にゆったりとしたスペースを割いている分、後部座席はやや狭めです。男性や体格のよい人は圧迫感を感じることもあるでしょう。
とはいえ、二人で長距離ドライブする分には何の問題もありません。用途をしっかり見極めてから購入を考えるのがおすすめです。
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デミオとマツダ2はどっちが安い？
デミオから車名変更されたマツダ2ですが、コンセプトやサイズ感は変わりません。マツダ2も発売されてから3年以上たつため、中古車市場への流通台数が増えてきています。
どちらが安いのか、両車の中古車相場を比較してみましょう。2023年1月時点でのネクステージにおける中古車情報です。
（参考：『MAZDA2（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
デミオの中古車相場
デミオには、ガソリン車とディーゼル車があり、発売当初からディーゼル車の人気が高いことが特徴です。中古車市場でも新車販売台数に比例して、ディーゼル車のほうが多く流通しています。走行距離が少ない良質なデミオが100万円前後で購入可能です。
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パワートレイン |
中古車相場価格 |
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ガソリン |
約19~129万円 |
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ディーゼル |
約49~139万円 |
マツダ2の中古車相場
マツダ2は、ガソリン車・ディーゼル車ともに燃費性能や走行性能に優れています。どちらがよいかは好みによるでしょう。販売傾向としては、車体価格が安いガソリン車のほうが若干多く売れています。
その流れを受けて、中古車市場でもガソリン車のほうが流通している状況です。まだ台数が少ないため、今後の市場動向を注目しましょう。
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パワートレイン |
中古車相場価格（万円） |
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ガソリン |
約125~171万円 |
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ディーゼル |
在庫なし |
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どのデミオが買い？安い理由は年式で変わる
デミオは、発売時期によりデザインや性能に違いがあります。中でも、2014年の4代目のフルモデルチェンジでは、マツダの新デザインテーマ「魂動」が採用されたため大きく様変わりしています。
中古車を選ぶ際は、どの条件を重視したいかを明確にしておきましょう。ここでは、賢く購入する上で押さえておきたいポイントを解説します。
新しいデミオに乗りたいなら4代目がおすすめ
マツダ・デミオのフォルムや走行性に引かれているのであれば、2014年以降の4代目がおすすめです。走りに重点を置いた車造りは初代から受け継がれるデミオのテーマではありますが、やはりフルモデルチェンジ以降の性能には目を見張るものがあります。
また、洗練された上品なフォルムも4代目の大きな魅力です。爽快な走り心地とクールな外観を求めるなら、4代目を選びましょう。
安さと質を求めるなら7年から10年落ちがおすすめ
走行性能に加え、価格が優先順位の上位にくるという方には、7年~10年落ちのデミオがおすすめです。デミオは4代目になる以前から快適な走りを追求しているため、7年~10年落ちであっても高い走行性能が期待できます。
決定的に違うのは、新しさとフォルムです。しかし価格はぐっと下がるため、デザインは重視しないというのであれば、7年~10年落ちでも十分満足できるでしょう。
前オーナーが丁寧に管理していたデミオであれば、外観や内装の状態も良好である可能性もあります。
とにかく安く乗りたいなら10年落ち以上がおすすめ
「とにかく安くデミオに乗りたい」という価格重視の方には、10年落ちのデミオをおすすめします。デミオ自体は15年程度は快適に使用できる丈夫な車です。
しかし、きちんとメンテナンスがされていることが前提となるため、メンテナンスが不十分の場合は新しい型であっても劣化が早くなります。10年落ちとなればなおさらです。購入を決断する前に、メンテナンスの履歴を把握しておきましょう。
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同じデミオでもどんな理由で安い車両があるの？
中古車市場を検索していると、同じ年式のデミオでも価格が異なるケースが多いことに気付くのではないでしょうか。どのような理由で価格が変動するのかを事前に把握しておけば、過度な不安を抱くことなく満足のいくお買い物ができます。
価格に影響する主な理由3点を解説しますので、安い車を探す際の参考にしてください。
人気色と不人気色の違い
中古車の相場価格は、需要と供給のバランスで決まります。そして、車の人気度はさまざまな要素により左右されますが、ボディカラーも相場価格に影響を与える項目のひとつです。
幅広い層の人に人気がある色の車は購入希望者が多いため、車体価格が高くなります。一方、不人気色の車であれば在庫数のほうが多くなるため、安い価格に設定されることが一般的です。有料オプションカラーでも、人気のない色であれば比較的お得に購入できます。
AT車とMT車の違い
車のトランスミッションは、大きく分けてAT（オートマチック）とMT（マニュアル）に分けられます。 近年はAT車の人気が高く、AT車限定免許を持っている人が多数です。そのため、AT車の価格はMT車に比べて少し高めに設定されています。
デミオも同様のため、できるだけ安い価格で購入したい場合、AT車限定免許でない方はMT車を検討してみましょう。
修復歴の違い
年式・走行距離・ボディカラーなどがほぼ同じ条件であるにもかかわらず、他の車両と比較してかなり安い価格設定である場合は、修復歴の有無を疑ってみましょう。
修復歴車とは、車の重要部分であるフレームの修復を行った車を指します。フレームを一度損傷した車は、故障やトラブルにつながりかねません。購入価格が安いことも大切ですが、購入後のトラブルなどを回避するためには修復歴のある車は避けたほうが賢明といえます。
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価格が安い中古デミオを購入するときのポイント
上記項目をチェックして納得できた場合は、安い価格のデミオを購入したとしても問題ありません。しかし、少しでも長く乗る、安心して運転するためには、追加で確認しておきたい項目があります。より納得してデミオを購入できるよう、2つのポイントをチェックしましょう。
なるべく実車をチェックしよう
車を購入する際は、なるべく実車を自分の目で確認するようにしましょう。文面や写真だけでは判断しづらいケースが多々あるためです。
例えば、修復歴車や水没車である場合、写真ではきれいに修理した状態しか分かりません。実車を確認することにより、臭いや染みなどに気付きやすくなります。また、エンジン音やオイル漏れの臭いなども確認が必要です。可能であれば、試乗させてもらいましょう。
サポートの有無をチェックしよう
中古車は、新車とは異なり、前オーナーがいることが一般的です。前オーナーがどのような乗り方・保管の仕方をしていたかにより、車の寿命は変わってきます。
中古車で起こりうる故障やトラブルなど、万が一に備えて保証やサポートを付帯してくれる販売店で購入するようにしましょう。保証内容が購入車両に対応しているかどうかを事前にきちんと確認することが重要です。
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デミオの中古車を買うならネクステージにお任せ！
中古車を購入する前のチェックは非常に大切です。実車の確認や試乗、保証の有無などのサービスは、中古車販売店ごとに異なります。中古車は、実績が豊富で信頼できる販売店での購入が安心です。ここでは、ネクステージの強みの一部を紹介します。
最寄りの店舗で購入できる
ネクステージは全国に200以上店舗展開しており、在庫台数3万台を誇ります。マツダをはじめ、国産車から輸入車まで、幅広いジャンルの人気車種を数多く取り扱っています。
ネクステージのWeb検索ページでは、全国の在庫から希望条件に合う車を探せます。気になる車両を見つけた場合は、最寄りのネクステージ店舗にお取り寄せすることが可能です。
遠方のお客様への保証対応もある
ネクステージでは、購入車両全てに無料保証を付帯しています。安心できるサービスをお届けすることがモットーです。さらに充実した内容を希望する方のために、有料の保証付きメンテナンスパック「サービスサポート」を用意しています。
ネクステージのオリジナル保証サービスサポートでは、遠方にお住まいの方でも近くの工場で保証が受けられます。詳細については商談時にスタッフへお問い合わせください。
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まとめ
マツダのこだわりと技術が詰まっているデミオは、生産終了した現在でも中古車市場で需要の高い車です。安いデミオを中古で見つけた場合は、販売店に理由を尋ねてみましょう。豊富な商品と誠実な対応を持ち合わせている業者かどうかを見極めるきっかけにもなります。
ネクステージの強みは、販売実績が豊富で、購入後のサポート体制も充実している点です。車をお探しの場合は、ネクステージのWeb検索ページをご活用ください。気になる車は、車両詳細ページからいつでも無料でお問い合わせいただけます。
■この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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