車の買取で見積を出す流れとは?見積もりで失敗しない方法を解説!
車の買取で一番気になることといえば、査定額の見積です。初めてお車を査定してもらう方の中には、どのような流れで見積が出るのかわからずに不安なお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。大切な愛車を買取に出すからには、見積で失敗してしまうことは回避して、できるだけの高額査定の見積を出してもらいたいところです。
そこでこの記事では、車の買取で見積を出す流れや見積で失敗しない方法、高額査定を出すためのポイントについてご紹介します。
※目次※
・車の買取で見積を出す流れを把握して、スムーズな買取ができるように準備しておく必要がある
・見積で失敗しないためには、見積の正しさと業者間の価格を確認することが大切
・高額査定を出すためには、適切な準備とアピールなどの6つのポイントがある!
車の買取で見積を出す流れとは?
車の買取を検討するときに、見積を出してもらうのは非常に大切です。少しでも高額の買取を実現するためには、複数の業者に見積を出してもらって、比較する必要があります。車買取で見積を出す流れを把握しておくと、多くの見積をスムーズに集めることが可能です。
ここでは、車の買取で見積を出して入金するまでの流れを順番に解説します。
車の売却方法を決める
まずは、車の売却方法を次の3つの中から決めましょう。
- ①ディーラー下取り
- ②中古車買取店
- ③個人売買(オークションなど)
ディーラー下取りのメリットは、新車を購入するタイミングで売却手続きを同時に進められることです。下取りに出すことで売却額が新車購入費用から差し引かれるので、手間がかからない方法として多くの人が活用しています。ただし、下取り価格は中古車買取店の相場よりも安くなる傾向にあります。
もっともおすすめの方法が、中古車買取店への売却です。新しい車を購入できる店舗なら、購入と売却が同時に行えるので、ディーラー下取りと手間の少なくなります。さらに買取価格はディーラー下取りよりも高額になりやすいので、もっともお得に売却することができるでしょう。
最後に、オークションの個人売買でも、車を売却することは可能です。車売却に伴う手数料が発生しないので、売れれば車の価値をそのまま受け取ることができるでしょう。ただし、個人売買はお互いの信用の上で成り立つ取引であるため、車業界に詳しくないと厄介なトラブルが発生するリスクがあるので、あまりおすすめできません。
売却する店を決める
売却方法が決定したら、次は売却する店を決めます。ディーラー下取りなら新車を購入するディーラーで車を売却することになるので、売却のために改めて店を選ぶ必要はありません。
中古車買取店への売却を選んだ際は、できるだけ高く買い取ってもらうために意識したいポイントがあります。それは、全国規模で店舗を構えている大手買取業者を選ぶことです。
全国各地に店舗を展開している買取業者は、市場相場に詳しく適切な査定を行ってくれることがほとんどです。また、大手買取業者の方が信頼性が高いので、高額な買取につながるだけではなく、トラブル発生のリスクが抑えられたり、高いサービスを受けられたりできるでしょう。
信頼できる買取店を選ばないと、相場どおりの金額で買取してもらえず、結果的にディーラー下取りと変わらない買取となってしまうかもしれません。しっかりと選ぶようにしましょう。
高額査定のために準備する
少しでも高額に査定してもらえるように、買取に出す準備を進めていきましょう。具体的にどのような準備をするのかというと、「車内清掃」と「備品整理」です。
車内清掃できれいに掃除しておくと、車を丁寧に乗ってきたことをアピールすることにつながります。車内のゴミや汚れを取り除いたり、ニオイが気になる場合は消臭したりするなどして、査定士の印象をできるだけよくしておきましょう。
また、取り外した純正オプションや取扱説明書といった備品を揃えておくことも査定額アップには効果的です。車を購入した際に受け取った備品は、なるだけ多く揃えておくようにしましょう。
査定を受ける
車の準備が完了したら、申し込んで査定を受けていきます。「店頭査定」と「出張査定」の2とおりありますが、基本的にどちらの査定方法を選んだとしても、査定額に影響はありません。
また、査定を受ける際には、担当する査定士に希望買取額を事前に伝えないようにしましょう。なぜなら希望買取額を先に伝えてしまうと、その希望額以上を提示されにくくなるからです。
良心的な買取業者なら、誠実に相場どおりの金額を提示してくれるでしょうが、できるだけ安く買い取りたいと考えている業者だと、希望額以上の査定をしてくれることは基本的にありません。買取相場を詳しく知らない場合は、希望額を聞かれたとしても、下手に答えない方が賢明です。
見積もりが出たら売却の準備を行う
査定が完了すると、見積もりを出してもらえます。見積もり金額に納得できたら、次は売却のために必要となる書類などを準備しましょう。一般的に、車を売却する際には以下の書類が必要です。
|
共通 |
普通自動車の場合 |
軽自動車の場合 |
必要書類・準備物 |
・車検証 ・自動車納税証明書 ・自賠責保険証 ・リサイクル券 ・入金先情報 |
・実印 ・印鑑証明書 |
・認印 |
車検証の住所と現住所が異なっていたり名字が変わっていたりする場合は、追加で住民票や戸籍謄本などの提出を求められることがあります。発行してもらうまでに時間がかかるものもあるので、査定を受ける前に準備を進めておくと、スムーズに売却できるでしょう。
車両を引き渡して入金を待つ
必要書類を提出して売却の契約が済めば、車両の引き渡し日を決めます。売却と同時に車を新しく買い替える場合は、納車と引き渡しを同じ日に設定すると、車が手元にない時期を作らずに売却することが可能です。
また、どうしても納車日に引き渡しが行えないときは、代車を用意してくれる買取業者もあります。大手買取業者では、条件によって代車の手配を無料で行ってくれるところもあるので、検討してみましょう。
車の引き渡しが完了したら、あとは買取金額の入金を待つだけです。ローンに残金がある場合は、その残金を差し引いた金額が銀行口座に入金されます。入金が完了するまでの期間は、引き渡しが完了してから1週間以内が目安です。
車の見積で失敗しない方法
複数の買取業者に車の見積を出してもらったのはいいものの、見積選びを間違うと、後悔することになってしまいます。「ほかの業者を選んでいれば、時期を少し遅らせていれば、もっと高値で売れたのに」というように、見積での失敗には注意が必要です。
ここでは、見積で失敗しない方法として、2つの注意点についてご紹介します。
見積が正しいか確認する
見積もりで失敗しないためには、その見積もりが正しいかどうか確認しましょう。正しい見積もりとは、中古車業界の相場に則った見積もりのことです。
見積もりが正しいのか判断するためには、事前に車の価格相場を知っておく必要があります。インターネットでできる一括査定サービスを利用したり、中古車情報誌をチェックしたりするなどして、自分の車の車種や年式、走行距離で、どの程度の価格が付けられているのか調べておくといいでしょう。
業者間の価格を確認する
売る業者が違えば、見積もり価格も違ってくる可能性があります。業者の違いで見積もり価格がどのように変動するのか、比較して確認しましょう。ひとつの業者のみで見積もりを出してもらうのではなく、複数の業者に見積もりを出してもらって、どこが一番いいのか吟味することが重要です。
また、依頼する業者を選ぶのと同様に、査定を依頼するタイミングにも注意しましょう。高額査定が期待できるタイミングは、決算月(9月と3月)の前や、年式更新月(1月)の直前がいいといわれています。
高額査定を出す6つのポイント
車の買取では、できるだけ高額な査定額で見積を出してほしい方がほとんどでしょう。長く愛用していて古くなったお車でも、今から意識できる高額査定のポイントを守ることで、大切に乗っていた愛車の査定額アップにつながる可能性があります。
ここでは、高額査定を出すために押さえておきたい6つのポイントについて解説します。
車の相場を理解する
査定額が高額かどうかを判断するためには、車の相場を理解しておきましょう。一般的に車の査定額の相場は、中古車として販売する価格の7~8割程度となっています。
ご自身の車の車種や年式、走行距離、オプションの有無などの条件と似ている中古車の価格がわかれば、どれくらいの査定額になるのか、推測することができます。
ただし、この方法で推測した金額は、あくまで査定額の目安です。正確な査定金額は、実際に査定士の目で車両の状態を見たときに決定されるので、推測した金額と誤差が生まれる可能性が高くなります。
より正確な査定額を事前に知りたい場合は、日本自動車査定協会(JAAI)が提供している査定サービス「JAAI-Net」(有料)を利用するといいでしょう。
査定基準を知る
買取業者の査定は、日本自動車査定協会に定められた5つの査定基準をもとに行われます。
- 1.年式と走行距離
- 2.外装の状態(キズやへこみ、塗装など)
- 3.内装の状態
- 4.エンジンの状態
- 5.車両経歴(事故歴、修復歴、改造歴など)
年式と走行距離は査定額を決めるもっとも大きなポイントで、1年あたり10.000km以内の走行距離が妥当だと捉えられています。たとえば3年落ちなら30,000km以内、5年落ちなら50,000km以内の走行距離なら、評価がマイナスになる可能性は低くなります。
また、外装や内装、エンジンの状態も査定基準として重要視されますが、査定アップ額よりも修復費の方が高くなることが多いので、無理に修理しておく必要はありません。
なお、車両経歴で修復歴がある車は、今後もまた故障するリスクが懸念されて買い手がつきにくい傾向にあるので査定額が低くなりがちです。
整備記録簿を用意する
整備記録簿は、メンテナンスノートや定期点検整備記録簿とも呼ばれており、車1台につき1冊用意されている書類です。整備記録簿には、過去にその車がどのような修理や点検を受けたのかが記録されています。
整備記録簿を用意しておくと、故障をきちんと修復されていることが証明されるので、車を正しく査定してもらえることにつながります。
整備記録簿はいわば“車の健康診断書”です。車の健康状態を正しく評価してもらうために、整備記録簿は大切に保管し、査定のときに提出しましょう。
オプションをアピールする
新車購入時にメーカーオプションを追加で取り付けているなら、そのオプションをしっかりとアピールしましょう。純正カーナビやETC、シートヒーターなど、車の機能性や快適性が向上するオプションは、査定のプラス評価に直結します。
細かいオプションだと何を取り付けたのか忘れてしまっている可能性もあるので、新車購入時の見積書を照らし合わせたり車の隅々までチェックしたりして、オプションの有無を確認して、説明できるようにしておきましょう。
車をきれいにしておく
車をきれいにすることが、査定額アップに直接結びつくわけではありません。ですが、車が汚いと査定士への印象が悪くなって、査定額に悪影響を及ぼす可能性もあります。車の状態がきれいだと「定期的に整備されていて、大切に乗られていた」というように査定士への印象をよくすることにつながります。
キズやへこみなどを完全に修理しておく必要はありませんが、車内のゴミや汚れを取り除いたり、外装を軽く洗車したりするなどして、最低限の清潔さを取り戻しておくようにしましょう。
ニオイに注意する
車内をきれいに掃除するときに、ニオイがないかどうかも同時に確認するようにしましょう。タバコやペットのニオイをはじめ、普段使っている芳香剤や整髪料、香水のニオイのように、ライフスタイルに応じた人のニオイが車内に残りがちです。
車を買い取る側としては、次の買い手のことを考えると、車内は無臭であることが一番です。もし気になるニオイが車内に残っているようなら、脱臭剤などを利用してニオイをできる限り除去しておくようにしましょう。
まとめ
今回は、車の買取で見積を出す流れや、見積で失敗しない方法についてご紹介しました。大切な愛車を正しい見積で買い取ってもらうためには、相場を確認したり、業者間で見積を比較したりすることが大切です。
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