車の故障で見積もりや修理にかかる時間はどのくらい?修理の流れや時間の目安
車に長く乗り続けていると、何らかの不具合や故障が出てくることは避けられません。幾種類もの機械部品で成り立っているためです。時には、注意していても事故に遭ってしまう場合もあります。
事故や故障などで車を修理する必要が生じた場合、見積もりを取った方が良いのか、見積もりや修理にはどのくらい時間がかかるのか気になるのではないでしょうか。見積もりや修理の流れや、かかる時間の目安についてご紹介します。状況により詳細は異なりますが、参考にしてください。
※目次※
・車修理は修理の箇所や規模により見積もりにかかる時間が変わることを覚えておこう
・修理完了までは修理箇所/部品の入荷状況/保険手続きなどによりかかる時間が変わる
・車修理は見積もりのほかネクステージの無料査定も受けて考慮しよう
車の修理はどのくらい時間がかかるの?
日常的に車を使用している方にとっては、事故や故障による車修理にかかる時間が気になるのではないでしょうか。一言で修理と言っても、単なる故障と事故の場合では、修理に至るまでの流れが変わります。それに伴い、修理にかかる時間が異なってくることを覚えておくことが必要です。
修理の流れ
車の修理が必要な場合は、まずどこに修理を依頼するかを決めましょう。業者を決めたらどこを修理する必要があるのか、修理費用がどれほどかかるのか見積もりを取ります。
部品パーツの在庫が無い場合は取り寄せることが必要です。また、修理箇所によってはさらに他の工場へ委託する方法が取られます。
事故の場合は、修理工場に依頼する前に保険会社により事故の原因や車の被害状況の調査が行われることが一般的です。事故相手側と保険会社同士の交渉がなされ、過失割合が決定した後に修理が開始されます。
修理に時間がかかる車両の特徴
車の修理時間は、年式など車両ごとの特徴により左右されます。例えば、年式が古いビンテージカーの場合は交換部品がどこにでもあるわけではないため、特定の店舗から部品を取り寄せることが必要です。ビンテージカーでなくても、年式が古い車の部品調達には時間がかかることを覚えておきましょう。
輸入車の場合、交換部品を海外から取り寄せることは珍しくありません。そのため、部品が届くまでに時間がかかります。
車の修理時の見積もりにかかる時間
修理を依頼する場合は、まず最初に見積もりを取るようにしましょう。見積もりにかかる時間は、修理箇所や状態により1台1台異なるため一概には言えません。ひと目で必要な修理箇所が分かる場合もあれば、問題の原因がすぐには分からない場合もあります。おおよその目安時間をご紹介しますので、参考にしてください。
見積もりにかかる時間の目安
通常、車両状態を見てひと目で修理が必要な箇所が判明している場合は、数十分から数時間ほどで見積もりを出してもらえます。エンジンの異常音や異臭の場合など、問題の原因となる特定箇所がすぐに分からないこともあるかもしれません。
その場合は部品を解体して分解したり、様々な機械を使用してひとつずつ確認する作業が必要です。そのため、見積もりが出るまでに数日かかる場合が多くあります。
修理の規模によってもかかる時間は変わる
修理の規模によっても見積もりが出るまでの時間が変わります。一目瞭然で分かるような小さな傷やへこみの場合は、数十分から数時間ほどです。
故障や修理必要箇所が複数ある場合は念入りにチェックがなされ、見積もりだけでも時間がかかることを覚えておきましょう。部品を取り扱っている店舗に金額を問い合わせたり、修理の箇所や規模によっては別の工場で受け入れ可能かを問い合わせたりといった作業が必要になります。
車の修理で見積もり以外にかかる時間
修理完了までには、見積もり以外にも時間を取られる要素があることを念頭に置いておきましょう。事故の場合などは特にそう言えます。関係する要素を把握しておくことは、代車や別の交通手段を考える助けになるでしょう。
修理箇所の写真を撮る時間
事故の場合は車の修理を依頼する前に、警察や保険会社の手続きを行う必要があります。加害者と被害者を特定し、過失割合を決めることが必要だからです。過失割合は損害賠償金に大きく影響します。そのため、証拠として事故時の車両写真が必要です。
大抵の場合、自分が加入している保険会社の担当者が事故現場に駆けつけてくれます。車両状態を確認し、破損箇所を撮影してくれますのでお任せしましょう。
ただし、保険会社の担当者によっては複数件担当していることも多く、写真撮影のために来るのに時間がかかる場合もあります。そのような場合は、修理を出すまでにしばらく待つことが必要です。
修理するパーツや部品の入荷待ち時間
輸入車や年式が古いなど車両によっては、部品調達までに時間がかかることが予想されます。また、ボディカラーやオプションパーツなど、こだわりの車の場合も部品パーツの入荷待ち時間が他の車より長くかかることを予想しておきましょう。
普段あまり故障しないような箇所の部品や、希少車種のパーツの場合も同様です。
事故の場合の保険手続きの時間
事故の場合は過失割合を決めることが必要ですが、どちらが加害者であるかを特定することが難航する場合も多くあります。どちらの側も譲らず、決めかねる場合は修理に出すまでに時間がかかることを覚えておきましょう。
それぞれの保険会社の担当者同士が話し合ってくれますが、話し合いが終わり保険手続きがなされてはじめて、過失割合に応じた修理が可能です。
混雑している時期の順番待ち
事故の場合もそうでない場合も時期によっては順番待ちが必要になり、時間がかかることが予想されます。例えば、年末や連休前は大抵の板金・修理業者はメンテナンスなどの繁忙期です。連休後も普段車に乗らない人たちがドライブすることにより起きた事故の結果、車の修理が殺到している場合もあります。
混雑している時期に重なってしまった場合は、普段よりも時間がかかることを予想しておきましょう。
見積もり後の車の修理箇所ごとにかかる時間の目安
車は、損傷箇所により修理にかかる時間が変わることを念頭に置いておくことが必要です。下記項目以降、主な修理箇所ごとにかかる時間の目安をご紹介します。
それぞれの車両状態、部品パーツの在庫、修理業者の状況、依頼時期など、他の要素も関係するため、あくまでも参考目安としてください。
車前方のフロントバンパー
車の前方にありエンジン周りの部品を保護する役割も兼ね備えているフロントバンパーは、こすりやすく傷をつけやすい部分でもあります。破損状況にもよりますが、傷やへこみの修理に必要なのはおよそ1~2日程度です。
フロントバンパーが完全に破損して交換が必要な場合は、もう少し時間がかかります。パーツ取り寄せに加えて、ボディカラーと合わせた特殊塗装が必要な場合は3~5日程度掛かる場合があることを覚えておきましょう。
車後方のリアバンパー
車後方を守るリアバンパーは、後ろから衝突されたときやバックしてぶつけてしまったときに破損します。破損したり外れたりしやすいのは、衝突のショックをバンパーが受けることにより、車体そのものを守る役目があるためです。
フロントバンパーの修理よりも時間がかかり、一般的な傷やへこみではおよそ3~4日程度とされています。修理ではなく交換の場合は、一週間程度見込んでおくと良いでしょう。
ドアやボディの傷やへこみ
ドアやボディも傷やへこみがつきやすく、目立ちやすい場所でもあります。板金修理工場などに修理を依頼できますが、およそ2~5日程度です。傷がドア一面についている場合など交換が必要であれば、1週間以上必要になります。
この場合もバンパー同様、パーツ取り寄せに加え、ボディカラーにより塗装が必要です。状況によっては修理期間が長引くことを予想しておきましょう。
クォーターパネルと呼ばれるサイドパネル・リアフェンダー部分の傷やへこみは、他の部分よりも修理時間が長くかかることが一般的です。数日から1か月と幅があるため、きちんと確認しましょう。
ガラスのひび割れ修理・交換
高速走行時など、何かの拍子でフロントガラス・リアガラスにひび割れが生じる場合があります。小さなひび割れの場合、作業自体は約2時間程度です。ひび割れが大きい場合は交換が必要となりますが、交換自体は1日で終わります。ただし、必要なガラスの在庫があるかどうかに左右されるため確認しましょう。
パワーウィンドウが関係しているドアガラスが故障した場合は、部品の交換が必要な場合が多くあり、2~3日かかることが一般的です。
エアコンが効かない
時には、エアコンが効かなくなることもあります。冷媒ガスが減っていることが原因のエアコン故障であれば、充填だけで修理でき、所要時間は1~2時間程です。コンプレッサーやファンモーターの不具合が原因の場合は、配管や機械などの修理や交換が必要になります。その場合は、およそ2~3日見込んでおくことが必要です。
部品の在庫がない場合は3~7日かかる場合もあります。電装系の修理ができる業者であれば、早く対応してくれるかもしれません。
マフラーの腐食や破損
居住地域やレジャーなどで海の近くに行く機会が多い場合、マフラー腐食の経験を持つ方が多い傾向にあります。雪が降る地域では、路面凍結防止剤による塩害に注意が必要です。年式が古い車では、経年劣化によるサビによる腐食や破損が生じることは珍しくありません。
マフラーの交換自体は約1時間程で終了します。ただし、交換が必要な場合はパーツ取り寄せのために数日見込んでおくことが必要です。車種によっては取付けが複雑な場合があるため確認しましょう。
車の修理で見積もりを取る時間は省いても良いの?
毎日のように車を使用している方であれば、一刻も早く修理に出して車を使用したいと考えることでしょう。使用頻度に関わらず、見積もりを取らずに修理してもらいたいと思うことは自然なことです。では、見積もりを取る時間は省いても良いのでしょうか。この点について解説します。
見積もりは可能な限り取る方が良い
結論から申し上げますと、見積もりは可能な限り取ることをおすすめします。見積もりを取ることにより、修理費用が予想よりも高額であれば修理せずに買い替えるという選択肢を考慮できるためです。
部品代や工賃など、修理費用の内訳をきちんと把握できることもメリットと言えるでしょう。加えて、故障や不具合の原因がどこにあるのかを自分でも知ることができます。車についての知識が増えることは、カーライフを楽しむ上で役立つでしょう。
簡易的な無料査定はネットでもできる
修理見積もりは、業者により無料かどうかが変わります。修理を前提としている場合は無料で、そうでない場合は見積もり手数料がかかることも少なくありません。
正確な修理見積もりは車種や状況によりそれぞれ異なるため、実車確認が基本です。ただし、概算金額だけを知りたい場合は、ネットの簡易的な無料査定を試すことができます。小さな傷やへこみなどの場合は、特に便利です。
車種・形状・傷とへこみの場所、種類、大きさなどの情報を入力することで、見積もりシミュレーションを行えます。無料で概算金額を知りたい場合は試してみましょう。
車を手放すならネクステージの無料査定を受けてみよう!
見積もりの金額次第では、修理するよりも買い替えや廃車も選択肢に入れてみましょう。見積もりが高額になる可能性としては、車の骨格部分(フレーム)の修理や交換が必要な場合です。
また、保険会社が定めた過失割合や、車両の損傷度合いなども判断材料にできます。見積もり金額が大きい場合は、修理に出す前に、ネクステージの無料査定を受けてみましょう。
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買取した車の価値が落ちる前に再販する圧倒的な販売力も、高額査定が可能な理由のひとつと言えます。お客様の気持ちに寄り添うサービスを目指していますので、お気軽にネットやお電話で無料査定をお申し込みください。
乗り換えの車も探せる
修理見積もりと買取査定額を比較検討して、乗り換えるかどうかを考えてみましょう。乗り換えをご検討の際は、在庫数が豊富なネクステージでお探しください。ネクステージでは車種別に専任の熟練バイヤーを配置していることが特徴です。徹底的な調査により、売れ筋モデルをはじめとした圧倒的な品揃えを誇っています。
修復歴車など故障やトラブルにつながりかねない粗悪な車は一切取り扱っていません。だれもが安心して車選びができる環境づくりを実現していますので、乗り換えの際はぜひネクステージをご利用ください。
まとめ
車の修理が必要な場合は、費用の面で後悔しないためにもできる限り見積もりを取るようにしましょう。車の損傷箇所によっては修理完了までに時間がかかることを念頭に置くことが必要です。
見積もりが思ったよりも高額だった場合は、車を修理せずに乗り換えるという選択肢があります。その際には、ネクステージの無料査定をお試しください。その後、買取査定額を上手に利用した満足のいく車選びをお手伝いします。
いずれにしても、しっかり納得した上で車の修理や乗り換えを行うことが大切です。ぜひお気軽にご相談ください。