車を下取りしてもらうのに最適なタイミングとは！？実は買取がおすすめの理由!
※目次※
「車を売るなら、なるべく高く買取ってほしい」と考える方は多いでしょう。しかし、高値で買取ってもらうためのベストなタイミングがわからず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車を下取してもらうのに最適なタイミングについてご紹介します。あらかじめ査定に影響を及ぼす要素について知識を身につけておけば、よりよい条件で査定を受けられるようになります。
ほかに、混同されがちな「下取」と「買取」の違いについても解説していきます。これから車を手放す予定がある方は、ぜひ最後までご一読ください。
・車の使用歴が短いほど高く売れる！古くなるほど買取価格は下がるが、1月~3月と9月・10月は高く売れやすい傾向がある！
・年式や走行距離は買取価格に大きく影響する！高く売りたいときはボディのキズやオプションパーツにも気を配ろう！
・下取は手間がかからないが、価格は低くなりやすい！買取は、高値で売れるが手続きが面倒！
車を下取り・買取してもらうベストなタイミングはいつ？
高値で車を売却するためには「車をいつ売るべきか」というタイミングの課題があります。同じ車を売るのでも、タイミングによって金額に差がつくことは珍しくありません。適切な売却タイミングを知ることは、賢い売買をする上で重要な要素になっています。
結論から述べると、車はできるだけ早く売ったほうが売却額は高くなります。中古車を買う方でも、使い込んだ古い車よりも新しく使用歴が少ない車のほうを選ぶ傾向にあります。
車は長く乗ると、自然と車体にダメージが蓄積していきます。各所にキズや不具合が出ると徐々に売却額は下がっていきますので、よく運転する方ほど早く売ったほうがよいでしょう。
使用歴や走行距離が長い車の場合は、売りに出すシーズンも重要になります。1月~3月と9月~10月は車が売れやすい時期のため、売却額も高めに設定されやすい傾向があります。この時期は多くの企業が決算時期でもあるため、次の車を安価で手に入れたい場合もチャンスです。
車の下取・買取額に影響する要素とは？
車の査定額はさまざまな要素から複合的に算出されるため、気にかけておくべき事柄は多岐にわたります。どのような部分に気を配れば、売ったときに高値を維持できるのかを早い段階で知っておくことはとても重要です。この項目では、査定に影響する代表的な要素をご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
モデルチェンジ
車種のニューモデルが出ているかどうかは、査定の重要な指針になります。ニューモデルが出ると古いモデルを売ってそちらに買い替えようとする人が多く、市場に旧型の車種が供給過多になるためです。
中古車を買う人も古いものよりも新しいモデルを欲しがるので、古い車種は売れにくくなり市場価格が大きく下がることになります。特に外観や機能に大きな仕様変更があるフルモデルチェンジがあった場合は乗り換えようとする人が多く、古い車の売却価格は大きく下落する傾向があります。
高値で売るためには、乗っている車の新型車種が出るのはいつなのか動向をチェックしておいたほうがよいでしょう。
年式や走行距離
年式と走行距離も売却価格に大きく影響を与えます。年式には「車が組み立て完了した日」と「車が登録された日」の2パターンの意味がありますが、重要なのは「車が登録された日」です。国産車の場合はこの2つに大きな差がないことが多くなっていますが、海外産の輸入車には大きな差がある場合があります。
年式は市場価値の重要な判断基準のひとつであり、年式が新しいほど売却価格は高くなります。年式の古い車はパーツが消耗していたり、劣化していたりして不具合が起こりやすくなっています。そのため、時間の経過とともに価値が下がっていきます。
走行距離も少ないほど高く売れますが、区切りとなる距離があるのが特徴です。5万キロメートルや10万キロメートルを境に売値が下がるケースが多くあります。車を手放すことを考え始めたら、これらの大台に達する前に売却することを考慮しましょう。
付属品やオプションなどの有無
「下取」で手放すケースでは、純正オプションは下取額にプラスに反映される場合が多く見られます。純正以外のものは反映されにくいので、下取を視野に入れている方は純正のパーツは可能な限り保存しておきましょう。
一方「買取」では、純正以外のパーツも評価に反映されやすい特徴があります。車のカスタマイズを進めている方は、買取を選んだほうが納得できる評価を得やすいでしょう。
ブレーキやシートベルトといった安全にかかわるパーツや、ナビゲーションシステム、ETCといった車載品は特に純正品が高く評価されます。シートやルーフを高価なものに換装している場合は、買取の際に有利になります。
傷や凹みなどのダメージ
長く乗っていると車体にキズや窪みなどがつくことは珍しくありませんが、これらも売却時にチェックしましょう。キズなどのダメージは売却額を下げる要因になりますので、軽度のものなら売る前に自分で直してしまったほうがお得な場合もあります。
大きなキズは直そうとすると修理費用が高くなるケースが多く、売却額が上がったとしてもトータルではマイナスに転じるかもしれません。大きなキズがあるときは、修理せずに売りに出したほうがお得です。修理費用を考慮しながらケースバイケースで判断するようにしましょう。
車内の清潔感
車内のきれいさは直接査定に影響を与える項目ではありませんが、清潔にしておいて損はありません。査定時に車をチェックするのは人間ですので、内部が乱雑に汚れた車よりもきれいな車のほうが好印象を与えやすくなります。
車を売るときはバイヤーとの交渉も重要ですが、交渉は人と人との関わり合いの場です。相手がどのような人なのか、といった印象はやり取りに無視できない影響を及ぼすこともあります。余裕があればごみを処分して掃除機をかけるなどして、可能な範囲できれいに清掃しておきましょう。
下取と買取の違いとは？
車を売ろうとした際に、下取や買取といった言葉を目にする機会は多いのではないでしょうか。どちらも売却することですが、仕組みには大きな違いがあります。また、下取と買取にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらが自分に適しているのか見極めるのが重要です。
下取のメリットについて
下取は、売却の手間を大きくおさえられるのが最大の利点となります。下取りは現在所有している車の売却と、新たに購入する車の手続きを一貫して同じ店で行う取引です。そのため、面倒な交渉や書類手続きを最低限で済ませることができます。
買取店では値段がつかない低年式車、過走行車でも値段がつきやすい面もあります。自費で廃車にするしかない車を持ち込むことができるのは、大きな強みといえるでしょう。
ほかには、売却と納車のタイミングに気を配らなくてよいのもうれしい点です。下取りは所有している車の引き渡しと、購入した車の受領を同時に行うため、手もとに車がない期間が発生しません。代車を手配する必要がないので、このような面でも手間をおさえられます。
下取のデメリットについて
下取のデメリットは、売却額が低くなる場合が多いことです。下取では、マニュアルに沿って機械的に査定額を算出します。競合相手がいないので他社の価格を意識する必要がなく、中古車市場の需要なども反映されません。
下取では、現金を手にできない点にも注意しましょう。下取はその店で新たな車を購入するのが前提の取引のため、提示された金額はそのまま新たに購入する車の資金に充てられます。車を売って別の何かの資金源にする、といった利用方法はできません。
下取価格が新しい車の値引きに含まれてしまうケースが多く、下取の査定金額がいくらだったのか不明瞭になる懸念もあります。買取のほうがよいこともありますので、取引を進める前に査定額をしっかり提示してもらいましょう。
買取のメリットについて
買取は、下取と比較して査定額が高くなりやすいのが最大のメリットです。下取とは異なり、買取店は価格で競い合っています。買取店は、転売のための品ぞろえを充実させるため、多くの車を求めています。そのため、他店にとられまいとして買取価格を高く設定する傾向にあります。
買取では複数の店で見積もりを取って、最も高い査定額を出した店に売却する手法をとることもできます。社外製のパーツを用いたカスタマイズもプラスに評価されやすいので、車を高く売ることを第1に考える場合は買取がおすすめです。
買取のデメリットについて
買取を効果的に利用するには、複数の業者に見積もりを取る必要があります。いくつもの業者にコンタクトをとって手続きを行う必要があるため、下取よりも手間がかかるのが難点です。買取市場は流行や需要によって相場の変動が激しいので、ある程度の知識がなければ売却時期の見極めが難しい面も挙げられます。
また、低年式車、過走行車には値がつかないこともあります。すべての車が買取対象になるわけではないので、注意しましょう。さらに買取は、契約が成立するとすぐに車を引き渡す必要があります。新しく購入する車がある場合は、納車まで所有する車がありませんので、必要に応じて代車を用意しましょう。
まとめ
車は、新しいほど高値で売却できます。1月~3月と9月~10月は車の売買を強化している時期のため、買取額が上がる傾向があります。車を売って買い替えたいと思っている方は、下取してもらう目安にしてみるとよいでしょう。年式や走行距離にも気を配って、査定に出す前に相場価格をあらかじめ把握しておくことも重要です。
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