車の査定は匿名でできる?買取・下取りの相場の調べ方と高く売るコツも紹介!
軽い気持ちで車の査定額を知ろうと思ったとき、個人情報の入力を求められ、躊躇した経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。実は、大まかではありますが、匿名で車の買取相場を調べることができるのです。
そこでこの記事では、匿名で査定額を知る方法や匿名査定のメリット、匿名で査定を受ける際の注意点についてご説明します。最後には、車をできる限り高く売るためのポイントもあわせて解説するので、今所有している車の価値を知りたい方は最後までご覧ください。
※目次※
・匿名査定は大まかな相場しか把握できないため、正確な査定結果を知るためには個人情報の提供が必要になる
・営業電話を避けたい方は、直接店舗に持ち込むかJAAIの有料査定を受ける
・査定価格を上げるには、定期的に掃除やメンテナンスを行い、オプションの内容を把握しておく
車の査定ではなく相場確認ならネット(匿名)でできる
車の買取価格がいくらになるのか、大体の査定結果は、匿名でも簡単に調べられます。あくまでも相場の査定額になりますが、オンラインで目安を知ることが可能です。
とくにトヨタとレクサス、日産は、下取りの査定額の目安をHPで公開しています。入力すべき情報は少なく、匿名でも査定額がわかるので、まずは3社のHPの利用法をご紹介します。
トヨタの査定
トヨタの「下取り参考価格シミュレーション」では、メーカーと車種、年式という3つの項目を入力するだけで、参考価格がわかります。ただしメーカーは国内の9社のみとなり、外国車の査定額を知ることはできません。
上記の3項目を入力すると、ボディタイプとモデルを選択する画面に移ります。それぞれの項目がリスト形式で整理されているため見やすく、形式も表示されます。該当するものを選ぶと、次の画面ではグレードと仕様を選択可能です。
この画面では燃料のタイプも確認しながら愛車と同様の仕様か確認できるので、選択ミスを起こすことがありません。駆動方式やシフトなども確認して選択しましょう。これが最後の選択肢となり、決定ボタンを押すと査定価格が表示されます。
一例として、日産のスカイライン、2019年式、350GT FOURハイブリッド 無煙プレミアムガソリン、4WDで査定価格を調べてみました。目安の金額は2,420,000円(2020年7月時点)で、他社の車も評価されていました。
レクサスの査定
レクサスの「下取り参考価格シミュレーション」も、トヨタ同様にメーカーと車種、年式の3つの項目を選択するだけで、下取りの参考価格を知ることができます。下取りのデータがない場合もありますが、45のメーカーに対応しているのが特徴です。
メーカーを選択すると対応車種が表示され、車種を選択すると年式が自動で表示されます。そのため、査定してもらいたい車種を把握していれば、簡単に入力することが可能です。
一例として、レクサスのES、2019年式、AXZH10 ES300h 2WDでシミュレーションしてみると、389万円でした。対応メーカーが多くデータが反映されていない車種もありますが、一度レクサスの下取り価格のシミュレーションをしてみましょう。
日産の査定
日産の「下取り参考価格シミュレーション」でも、9つの国産メーカーの査定額の目安を調べられます。メーカーと車種、年式、グレード/仕様を順番に選んでいき、合計で5つのステップを踏むだけで、参考価格の確認が可能です。
車種選びの画面では、多くの車種をあいうえお順にソートして絞り込むことができます。たとえばトヨタ車の場合などは、とても多くの車種が表示されるため、愛車の車種を見つけるのが大変ですが、仮にプリウスなら「は行」から簡単に選択可能です。
車種、年式を選ぶと、グレード名が一覧で表示されます。型式や駆動方式、ミッション、排気量のほか、新車価格や装備も一覧に表示されることが特徴です。グレード名を覚えていないという場合でも、いくつかの手がかりを見ながら愛車と同じグレードを見つけられます。
一例としてトヨタのプリウス、2017年式、A CVT 1800ccの4WDは、101.0万円~122.0万円というシミュレーション結果でした。欠点としては、年式次第で人気車種でも結果が表示されないことも多い点が挙げられます。この場合は、実店舗での査定が必要です。
ネット査定以外で車の買取相場を匿名で確認する方法
メーカーのオンライン査定は、匿名で目安の査定額を確認できるため、非常に便利です。ただし、表示されるのは下取りの価格であり、買取価格からは剥離することになります。メーカーのシミュレーション以外でも、車の相場を匿名で知ることは可能です。以下の2つの方法を試し、買取価格の目安をより深くチェックしてみましょう。
中古車相場を確認する
中古車販売業者のHPを見ると、愛車と同じ年式やグレード、似た走行距離の中古車が販売されていることがあります。この価格相場の7~8割が査定価格になることが一般的なので、100万円で売られている車種の場合、査定額の目安は70~80万円です。
ネクステージのHPでは、メーカーと車種、形式、年式、走行距離などから愛車とよく似ている車を探すことができます。ホンダ N-BOXの場合、2020年7月現在は合計319台の販売数があるので、愛車に近い車を見つけることは簡単です。
中古車相場は、メーカーシミュレーションと同じく匿名で閲覧できますし、サイトに会員登録をする必要もありません。それに加えて、より詳細な情報を加えて検索できるため、実際の査定額に近い参考価格がわかることもポイントです。
買取の査定では、ボディカラーや走行距離、車検残なども、価格を決める重要なファクターになります。こういった条件が似ている車をサイト上で見つけられれば、実際の査定結果との剥離が少ない目安額がわかります。
オークションサイトを確認する
ディーラーが下取りした車は、中古車としてオークションに流されることがあります。そのため、オークションサイトから落札相場を確認するという方法も有効です。この場合におすすめできるサイトは、「オークサポート」になります。
オークションのメリットは、国産車以外のメーカーの落札相場も確認できることです。ディーラーでは9つの国産メーカーの車種以外を調べられませんが、オークサポートでは、外国車を含む70社以上のメーカーの相場を知ることができます。
入力項目は走行距離や排気量、装備なども含むため、比較的正確な情報を入手することも可能です。ただし、オークションの落札相場は水物で、タイミングや運によって大きく変動するため、参考値にしにくいことが欠点です。
匿名で車の査定価格相場を調べるメリットは?
匿名で車の査定価格相場を調べることで、いくつかのメリットがあります。実店舗に足を運び、車を査定してもらうことで、細かく査定してもらうことはできますが、移動時間がかかるなど手間も必要です。今回は3つのメリットについて紹介するので、興味のある方は匿名で車の査定価格相場を調べてみてください。
無料で調べられる
匿名での車の査定を利用すれば、無料で価格相場を知ることができる点がメリットです。車の専門家に直接査定してもらうと、具体的に下取り価格を把握することはできますが、見積もり料金が発生する場合があります。
確実に売る前提で査定を受ける場合は、必要経費として割り切ることができますが、見積もり次第で売らない可能性がある方は、見積もり料金だけ支払うことになるかもしれません。匿名査定でも大まかな相場を知ることはできますので、匿名査定の結果をもとに専門家に査定してもらいましょう。
営業電話の心配がない
匿名査定では個人情報を知られることがないので、営業電話がかかってくる心配がありません。直接車の査定をしてもらう場合は、事前に個人情報を記入・入力した上で査定を申し込むことになるため、営業電話がかかってくるケースがあるでしょう。
営業電話の対応が苦手な方ほど匿名査定の恩恵が大きいので、個人情報を教えたくない方は、匿名査定の活用をおすすめします。
個人情報流出リスクの心配がない
匿名査定は個人情報を相手に渡さないので、実店舗での査定に比べると、個人情報流出のリスクが低くなります。セキュリティに力を入れている会社でも個人情報の流出が実際に起きているため、無駄に個人情報を提供することは避けるべきでしょう。
個人情報が流出すると、詐欺や押売販売などのトラブルに巻き込まれる可能性が高くなり、日常生活に影響することもありえます。個人情報流出防止の意味でも匿名査定は有効です。
車の売却では買取相場の把握が重要
車を売却する方は、事前に大体の相場を知っておくことで、実際の査定結果に対して高いのか安いのか判断することができます。良心的な店舗であれば、少しでも高く買い取ってくれますが、中には少しでも安く買い取ろうとする悪質な店舗もあるので、実際の査定結果を過信しない方が良いでしょう。
買取相場を細かく把握する必要はなく、100万円~120万円のように大まかな範囲を押さえておけば、実際の査定がどのような結果だったのか判断することが可能です。範囲内、もしくは買取相場よりも高い場合は、前向きに売却を検討してみましょう。
匿名の査定で分かるのは車の相場だけ!
匿名で分かる査定価格は、あくまでも参考程度の相場でしかありません。特にディーラーによる下取りの場合は、カラーや走行距離などが無視された参考価格なので、必ずしも表示された結果のとおりに査定されるわけではない点を頭に入れておきましょう。
場合によっては、実際の査定結果で匿名による査定結果よりも大きく下がることもあります。大まかな相場は把握できますが、実際の売却額がいくらになるのか明確に知ることはできませんので、具体的な査定結果を知りたい方は、個人情報込みで査定を申し込みましょう。
匿名で車を査定してもらうことが難しい理由
匿名で車を査定してもらうことで大まかな買取相場を把握することはできますが、具体的に下取り価格を知りたいときや実際に売却したりするときは、個人情報込みで査定を申し込まなければなりません。ここでは、なぜ匿名だけで車を査定することができないのか、その理由をご説明します。
現車のチェックが欠かせないため
車の価値を明確にするには、現車のチェックは必須です。買取価格や販売価格は、車のコンディションによって大きく変わるため、現車に価値をつけてもらうためには実際に査定業者に車の状態を見てもらう必要があります。
実際に車を見せないにしても、車の細かい状態について伝える必要があり、そのためには直接査定業者と連絡を取らなければなりません。直接連絡を取っている時点で、個人情報は伝えていることになるので、物理的に匿名だけで車の細かい査定をすることは困難です。
最終的には車の売買につながる
車の査定は最終的に売却するために行うため、査定自体は個人情報を伝えずに行えても、売却の契約を結ぶときに個人情報は提供しなければなりません。一般的に、査定業者と買取業者は同じ場合が多いため、査定で個人情報の提供を避けたところで、最終的に個人情報は知られてしまいます。
査定の申込みはあくまで売買取引が前提であるため、査定において個人情報は不可欠なものといえるでしょう。
個人情報が必要でも営業電話なしで査定を受ける方法
しつこい営業電話を避けるために、個人情報なしの査定方法を模索している方も多いのではないでしょうか。個人情報込みの査定を申し込むと営業電話がかかってくる可能性が高くなりますが、実は営業電話がかかってくるリスクを下げた上で、個人情報込みの査定を受ける方法があるのです。2つの方法を紹介するので、都合の良い方を参考にしてみてください。
買取店に直接持ち込む
どうしても営業電話を避けたい場合は、買取店に直接車を持ち込んで査定を受ける方法が有効です。住所や電話番号などの個人情報を記入する必要はありますが、査定後、担当者と直接やり取りするため、売却するかしないかはその場で結論を下すことができます。
車の状態を反映した査定結果なので、売却する際の金額を正確に把握することが可能です。売却する場合もスムーズに話を進めることができるため、電話が苦手な方は直接持ち込むことを検討してみましょう。
JAAIの有料査定を受ける
売却する気はなくても、現在の車の価値を知りたい方は、JAAIの有料査定を利用してみましょう。査定のための費用はかかりますが、現在の車の価値を正確に把握することができます。
今は売却する意思はないが、売却時期を明確にするために査定を受けたい方などにおすすめです。しかし、売却前提で査定を申し込みたい方は、費用がかかるため、買取業者に査定してもらった方がコストを抑えることができるでしょう。
車を高く売りたい人必見!査定のポイント
車を1円でも高く売りたいという場合は、業者が何を重視して査定しているのかを知っておくと便利です。査定ポイントを押さえれば、それに合わせた準備ができるようになります。
ここからは、とくに重点的に査定されるポイントを4つに絞ってお伝えします。高値で売るための攻略法として参考にし、査定を受ける前に準備を整えましょう。
査定の基本基準
基本基準の中でとくに重んじられているのが、年式と走行距離です。年式が新しく、走行距離も少ない車のほうが、高額な査定を受けられます。より重視されがちなのが走行距離で、年式が古くても、あまり使われていない車であれば、高評価の対象になります。
外装は、塗装の状態やキズの有無が査定額を左右するポイントです。内部の状態がよくても、外装が悪い車は新しいオーナー候補から敬遠されてしまいます。業者としては見栄えがいい車に対して、よりよい査定を下すことが普通です。
次に、内装やエンジンの状態も詳しく検査されます。内装の汚れや損傷が激しい場合や、タバコやペットのニオイが付いていると減点です。エンジンも正常に稼働する場合は評価されますが、異音がするなどの問題があると、査定が下がります。
最後に、事故歴や修復歴、改造の有無などもポイントです。購入時の状態に近いほうが好ましく、高額査定につながります。事故歴がある場合は、買取の対象外となることがあるため、あらかじめ業者に問い合わせましょう。
車の掃除をする
まずは少しでも車をきれいに見せられるように、内外装の掃除をしましょう。外装に関しては、簡単な洗車を行う程度で構いません。キズやヘコミは可能であれば修理したほうがいいですが、改めて修理業者に依頼するほどではありません。
内装については、見た目だけではなく、ニオイにも注意しましょう。査定を受ける数日前から脱臭剤を使用して、十分に換気しておくことが重要です。香水のニオイも減点になるので、査定当日に運転する場合は、香水を使わずに出発しましょう。
内装に関しても、専門業者に依頼して修理する必要はありません。修理費用が査定額のプラス分を上回ってしまう場合があり、結果的に損をすることが多いので、簡単な掃除と脱臭をしておく程度で十分です。
オプションを把握しておく
下取りでは、メーカー純正のオプションだけが評価の対象になりますが、買取の場合は社外品でも査定のポイントになります。オプションだけで数十万円単位のプラス査定が出ることもあるため、この点も重要なポイントです。
とくに社外品のオプションを購入している場合、何を取り付けたのかを自分でも覚えていないことが意外にあります。申告を忘れたために見逃されてしまい、せっかくのプラス査定を受けられなくなる場合もあるため、注意しましょう。
主なオプションは、カーナビやETC、車載カメラなどです。そのほかにもシートヒーターや、前席以外のエアバッグなど、使っていることが当たり前になって申告し忘れてしまうオプションもあるので、事前に取り付けた装備の内容を把握しておきましょう。
メンテナンスの記録も忘れずに
車を査定する際には、メンテナンスの状態も詳しく確認されます。大きな修復歴があったり、事故歴があったりする車は買取対象外とする業者も多く、整備状況は業者にとって、重大なチェックポイントになります。
車を大切にしていた証拠として提示できるのが、整備記録簿です。これは次のオーナーにも引き継ぐ書類になるため、紛失していると減点になってしまいます。車本体の査定を受ける際に、必ず整備記録簿もセットで業者に渡しましょう。
取扱説明書など、車に付帯する書類も、多ければ多いほど査定のプラス要素になります。これらの書類も、一式まとめて業者に差し出しましょう。たかが書類とお思いかもしれませんが、これだけでも大きな差額が生まれます。
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まとめ
価格相場は匿名でも掴めますが、個人情報を伝えなければ、正確な査定に進むことはできません。ただし、個人情報を伝えると営業電話がかかってくる可能性が高いため、面倒を避けたい場合は、直接買取業者の査定を受けましょう。
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