車の買取査定で値段がつかない車も存在する?理由や価格をつける方法を紹介!
車の査定額は様々な判断材料を基に算出されます。なかには車の買取査定で値段がつかない車もあるため、この査定に疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
では査定で値段のつかない車とはいったいどのような車なのでしょうか。ここではその例をピックアップしてご紹介します。
さらに、値段がつかない車に価格をつける手段や買取で注意するポイントなども解説しますので、査定を少しでも有利にしたいとお考えの方はぜひご覧ください。
※目次※
・車の買取査定で値段がつかないケースを4種ピックアップして紹介
・車の買取査定で値段がつかない理由がわかる
・値段がつかないこと以外にも気になる車査定時の注意点がわかる
車の買取査定で値段がつかない車も存在する?
車の買取り査定では値段がつかない車が存在します。値段がつかない車とはどのような車なのでしょうか。
ここではどのような車が値段のつかない車として扱われているのかについて、年式や走行距離、劣化具合、不動車、故障車など5つの点から徹底解説していきます。
年式が古い車
年式が古い車は値段がつかない傾向にあります。年式とは、新車を購入して初めての新規登録をした年月日であり、普通車の場合車検証に記載されている「初度登録年月」のことです。軽自動車の場合は「初度検査年月」に記載される年月を指します。
初度登録年月及び初度検査年月とは、運輸支局もしくは軽自動車検査協会で初登録した時の年月のことです。
新しく作られた車ほど初度登録年月や初度検査年月が現在の日付と近いため、買い手側は年式が新しいほど故障しづらいという印象を持っている傾向があります。
一方で年式の古い車は年式の新しい車に比べて故障の可能性が高まるため、この点を懸念材料にされてしまう点が特徴です。プレミア価値のある車でない限り、売却時の査定も下がる傾向にあります。
過走行距離の車
車の劣化・消耗の度合いは買取価格の判断材料のひとつです。走行距離が多いほど劣化・消耗が大きいと判断されてしまい、修復にかかる費用を理由に値段をつけてもらえない可能性があります。
値段がつかないレベルの走行距離の目安は10万kmです。中古車を購入する人もこの走行距離を目安にチェックしています。基本的に走行距離が短い車を買う傾向にありますが、メンテナンス状況や扱い方が丁寧であればその限りではありません。
内外装の破損や劣化した車
値段が付かない車として最も注意すべき点は、水没車や事故車であるかどうかです。修復歴があれば値段がつかないこともあります。
水没車とは洪水やゲリラ豪雨などによる水害で水没してしまった車のことです。日本自動車査定協会では『室内フロアよりも上まで浸水した車』もしくは『浸水の痕が複数ある車』を水没車の基準として定義しています。
錆を含む本来つくことのない汚れやシミだけでなく、車内がカビ臭くなることや、エアコン動作時の悪臭も水没車かどうかも判断材料です。
本当に水没車であれば仕方のないことですが、誤解を受けないようこのような例に該当しないよう扱うことが大切と言えます。
不動車・故障車
不動車とは自走ができない車のことを指し、故障車とは修理が必要な車のことを指します。故障などのトラブルがなくても、車検が切れているといった理由で公道の走行ができない場合も不動車です。また、修理を行えば自走ができる故障車でも、現時点で自走ができなければ不動車の分類となります。
不動車は中古車販売業者にとってリセールや費用対効果が望めません。リスクが高い商品であるため、値段がつかない傾向があります。
車の買取査定での基準
車の査定では、査定士が相場価格や日本自動車査定協会JAAIが定めた査定基準などを基に車の評価を行います。その評価をもとに価格を算出し、買取査定額が決定するのです。
買取業者ごとに査定基準は用意されており、メーカー、車種、年式、走行距離、事故歴・修復歴はチェックされる項目です。
見た目の評価として外装や内装の確認が行われます。マフラーやトランクなどもチェックされる項目です。機能評価としてエンジンの動作確認も行われます。バッテリーやエンジンオイルなど定期交換の有無もチェック事項のひとつです。
このほかにも査定には加点要素と減点要素があります。例えば、走行距離が平均より少ない場合は加点されることがありますが、外装に傷があればその程度によって減点される仕組みです。
車の買取査定で値段がつかない理由
ここまで取り上げた車は買取査定において値段がつきにくく、買取金額にあまり期待は持てません。しかし、明確な理由がないと納得ができない方もいるでしょう。
ここではなぜ買取査定において値段がつきにくいのか、その理由をリセールや費用対効果の点から解説していきますので、査定における理解度を深めたい方はぜひチェックしてください。
リセールが望めない
リセールとは再販売のことです。リセールバリューは下取・買取など車を再販売する時の価格を指します。リセールが望めない場合は値段がつけられないと判断されるケースもあるため注意が必要です。
例えば、人気のない車種であれば買い手がつかない、売れ残る可能性があります。売れ残るということはその分コストもかかるため値段がつけられないことがあり、仮に状態が良くてもリスクを避けるために買取不可と判断されてしまうこともあります。
費用対効果が望めない
費用対効果とは、かけた費用に対する効果(利益)の有無を指します。中古車を下取り・買取する場合、修理や整備の検討が必要です。古い車であれば、エンジンなど主要部位にかかるメンテナンス料金が高まってしまう可能性もあります。
その対応に対して発生する費用には人件費も必要です。これら費用と買取価格とのバランスが取れていない車は0円として判断される場合もあります。
値段がつかない車でも価格をつける方法
車の買取査定で値段がつかないケースについて触れてきましたが、1度査定を行い値段がつかなかった車であっても価格をつける方法を紹介します。
ここではその方法をディーラー下取りや一括査定、車買取専門店、廃車買取業者の4つの視点から解説しますので、少しでも買取価格を上げたいとお考えの方はぜひチェックしてください。
ディーラー下取りに出してみる
車の売却方法として挙がるのが下取りと買取です。下取りとは、現時点で利用中の車を売却して次に利用する車の代金として補填するサービスのことを指します。一方買取で行うのは現在所持している車の売却のみです。
ディーラーで新車購入の予定がある場合は、値段がつかない車であっても0円以上で査定される可能性があります。これはディーラーの目的が下取りではなく新車の販売にあるからです。
新車を購入する代わりとしてディーラー側に交渉をしてみる余地があるだけでなく、新車の手続きに対する手間も減らせるため、手続きをスムーズに進めたい方におすすめと言えます。
一括査定で買取額を競わせる
一括査定とは、個人情報や売却を検討している車の情報を入力することで提携している業者に対して査定を申請できるサービスのことです。入力する情報は車種や年式、走行距離などで、必要な情報は車検証にも記載されています。
様々な業者に対して実際に何度も連絡を取って見積もりを取ることは時間も手間もかかるため、時短に繋げることができるという面からも注目されているシステムです。
基本的に査定は無料で行われることが多く、キャンセル料もかかりません。なかには値段をつけて買取してくれる業者がいるため、諦めたくない方は一度一括査定を行ってみることをおすすめします。
規模の大きい車買取専門店で査定する
規模の大きい車買取専門店で査定をしたほうが良い理由としては、販売ルートを独自に持っている点が挙げられます。
これは大手企業だからこそ成せるサービスです。店舗展開が多いことで、買取した車をすぐに売ることのできる販売力を高めることができます。
すぐに売ることができるということは、車の価値を下げずに売ることができるということです。これにより、より高額な査定金額を提示できます。
他の買取業者で値段がつかない車であったとしても、値段をつけることのできる可能性が高いため、大手の買取専門店は値段がつかない車を売りたいと考えている方にとって重宝する存在です。
廃車買取業者で査定してもらう
どうしても車に値段がつかない場合は廃車買取業者で査定してもらいましょう。廃車買取業者では前述した年式の古い車や過走行距離の車、内外装の破損や劣化した車、不動車・故障車などであっても買取を行ってくれます。
これは廃車買取業者の利益が中古車販売ではなく、車の部品を売ることで発生しているからです。大きな金額を望むことは難しいですが、廃車を専門的に扱っているからこそ少しでも金額がつく可能性がありますに。
仮に部品が使用できないケースであっても、廃車買取業者にとっては利益のある資源です。車に使われている部品の多くは金属で作られているため、廃車買取業者は金属資源として販売します。
買取査定で値段がつかない場合でも使える手段としてぜひ頭に入れておいてください。
値段がつかない車の買取で注意するポイント
値段がつかない車を買取してもらう場合、自己負担額や還付金、引取り費用など、費用面において注意すべき点が複数あります。
買取金額をもらうどころか逆にお金を支払うケースもあるため、ここで紹介する内容は必見です。
自己負担の費用は発生しないか
普通自動車なら印鑑登録証明書が必要です。印鑑登録証明書の住所と車検証の住所に相違がある場合、住民票が必要なケースもありますがこれらにかかる費用は自己で負担します。
その他にも、印紙代や代行手数料が掛かりますが通常であれば買取査定額から引かれる項目です。しかし、値段がつかない=0円の場合は差し引くためのお金が存在しないため、自己負担でこの費用を支払う必要があります。
値段がつかない車を買取してもらう場合、印紙代や代行手数料などの自己負担をしないかわりに0円⁼無料引取としている場合もあります。買取してもらう際には、自己負担額が発生しないかどうかもきちんと確認しましょう。あります。
未経過分の還付金の扱い
還付金とは、未経過分の税金を返金してもらえるお金のことを指します。車を売る時に還付金として受け取れる税金は自動車税(種別割)やリサイクル料金の2点です。
ただし、これは国の制度で還付が行われるわけではありません。買取業者が未経過分の自動車税(種別割)やリサイクル料金相当額を買取額として上乗せすることが一般的です。そのため、買取業者との交渉が必要なケースもあります。
一方で自動車税環境性能割や自動車重量税、自賠責保険料については還付を受けることはできません。ただし、自動車重量税や自賠責保険料は抹消登録することで還付されます。
引取り費用の有無
引取り費用は不動車を買取してもらうケースなど、レッカー代として発生する可能性があります。レッカー費用が掛かる場合は1万円を超えることが多く、買取価格がつかない場合はマイナスになる可能性があるため注意してください。
中古車買取店でも廃車買取店でも引取り費用が発生するケースと買取額から相殺できるケースがあるため、一度査定を行い費用について相談するとよいでしょう。引取り費用の有無も含めて最終的にどの業者に買取を依頼するかを検討することをおすすめします。
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まとめ
年式が古い車や走行距離が長い車、そして破損や劣化がある、動かない車など、買取査定で値段がつかないケースは複数あります。
しかし、そのような車であっても買取に出すことは可能です。状態によっては廃車業車へ依頼することがベストであることもありますが、ますは中古車販売店へ買取依頼をしてみましょう。
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