ジムニーシエラの燃費は意外と悪くない？ジムニーやライバルとも比較して解説！
スズキのジムニーシエラは、ジムニーの普通車モデルとして登場したSUVです。ジムニーシリーズは今なお人気が衰えず、納車まで長い時間がかかると言われているほど、国内外から評価が高まっています。しかし、「ジムニーシエラは燃費が良くない」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ジムニーシエラの燃費について詳しく解説します。ジムニーやライバル車の性能とも比較して実情に迫る、ジムニーシエラの燃費が気になる方必見の内容です。
※目次※
・ジムニーシエラは1998年に発売された「ジムニーワイド」の流れを汲む3代目モデル。街乗りの燃費は12~15km/L程度で、それほど燃費は悪くない
・ライバル車のトヨタ「ライズ」やマツダ「CX-3」などと燃費を比べるとライズやマツダがやや上回るものの、劇的な差はない
・ジムニーシエラは普通自動車で、街乗りにも適している。購入するなら在庫が豊富ですぐに手に入る中古車がおすすめ。ネクステージで探してみよう
ジムニーシエラの燃費はどれくらい？
20年以上の歴史を持ち、現行モデルは3代目のジムニーシエラは、悪路でも安定して駆け抜ける走行性の高さが魅力のモデルです。しかし、燃費がどれくらいなのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ジムニーシエラの特徴や燃費を詳しく検証します。グレードやトランスミッションごとにまとめましたので、愛車選びの参考になるでしょう。
ジムニーシエラは唯一無二の小型本格クロカン車
ジムニーシエラは1998年に発売された「ジムニーワイド」の流れを汲んでおり、2000年のマイナーチェンジなどを経て、2002年に「ジムニーシエラ」に改名されました。2018年にフルモデルチェンジが行われ、現在は3代目のモデルが販売されています。
軽自動車にあたるジムニーとは異なり、ジムニーシエラは普通車のカテゴリーに入ります。サイズはコンパクトでありながら、本格派のクロスカントリー車で、悪路走破性の高さはジムニーと同様、随一の性能を誇ります。
ジムニーシエラの燃費
ジムニーシエラには「JC」と「JL」の2種類のグレードがあり、トランスミッションによっても燃費に多少の差が出ます。5MT車の燃費は15.0km/L、4AT車は13.6km/L（ともにWLTCモード）です。高速道路で計測すると燃費は多少改善され、5MT車が15.9km/L、4AT車が14.6km/Lになります。総じて5MT車の方が燃費効率は高いといえるでしょう。
JCとJLのグレードによる燃費の差はなく、どちらを選んでも同じ程度の燃費が期待できます。購入するモデルを選ぶ際はトランスミッションに注意する必要がありますが、グレードは好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ジムニーの燃費と比較する
それぞれに歴史があるジムニーとジムニーシエラですが、もっとも異なる点は搭載しているエンジンです。ジムニーは軽自動車であり、660cc直列3気筒のターボエンジンを搭載しています。一方のジムニーシエラは普通自動車で、1,500cc直列4気筒エンジンが採用されています。インテリアにそれほど大きな差はないので、走行性が主な違いといえるでしょう。
ジムニーのグレードはXC、XL、XGの3種類がありますが、グレードによる燃費の差は特に見られません。5MT車の燃費は16.2km/L、4AT車は13.2km/Lです。ジムニーシエラと比較すると、5MT車はジムニーがやや優位ですが、4MT車ではそれほど大きな違いはありません。
ジムニーシエラの燃費はそこまで悪くない
ジムニーシエラの街乗りの際の燃費を計測すると、概ね12~15km/L程度は出ることが多いという意見もあります。これは、メーカーが発表している燃費と比較してもそれほど悪くありません。
とはいえ、ジムニーシエラの購入層としては、走行性能などを重視して選ぶドライバーが多いでしょう。燃費をそれほど重要なポイントと捉えていない場合も多いという点に注意が必要です。
従来の計測方法の「JC08モード」は実燃費と20%ほど差が出てしまうといわれていましたが、最近ではより実用的で精度の高い燃費を計測できる「WLTCモード」が採用されるケースが多くなっています。そのため、メーカーの発表値と実燃費の差はそれほど大きく開かない傾向にあるのです。
ジムニーシエラの燃費をライバル車と比較！
代表的なジムニーシエラのライバル車として、トヨタの「ライズ」やマツダの「CX-3」などが挙げられます。どちらもメーカーを代表するコンパクトSUVで、ジムニーシエラの立ち位置に近いモデルといえるでしょう。
そこで、それぞれのモデルの燃費はジムニーシエラとどのように異なるのか検証しました。ライバル車と比較した燃費性能が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
トヨタ ライズ
ダイハツからのOEM車として販売されているトヨタの「ライズ」は、2019年11月に登場した車種で、3代目ジムニーシエラの販売開始時期と近いといえます。どちらも4mを下回るサイズのコンパクトSUVで、エクステリアのデザイン性がトレンドに沿っているという点も共通しているでしょう。
ライズとジムニーシエラは、どちらも走行性が高く、街乗りでも軽快に走行できる取り回しの良さが魅力です。ライズにはXの2WD、Zの2WDと4WDの合計3種類のモデルがあります。燃費はXとZの2WDだと18.6km/L、Zの4WDは17.4km/L（どちらもWTCLモード）で、ともにジムニーシエラを若干上回っています。
マツダ CX-3
マツダの「CX-3」は、街乗りに適したクロスオーバーSUVとして、2015年に登場しました。ジムニーシエラと同様にコンパクトサイズのSUVで、日常生活でも気軽に乗り回すことができます。
「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE（スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー）」という技術を取り入れ、心地よい走行性を追求していることも似ている点です。
CX-3はガソリンエンジンとディーゼルエンジンをラインアップしています。燃費はガソリンエンジンの15Sモデルの場合、2WDが17.0km/L、4WDは15.7km/L（ともにWLTCモード）です。ジムニーシエラが4WD車であることを考えると、それほど大きな違いはないといえるでしょう。
ジムニーシエラの魅力とは
普通車カテゴリーに入るジムニーシエラは、ジムニーとはまた違う魅力を多く持っています。路面環境が良くない過酷な場面に限らず、街乗りでも快適性が高いので、日常的に乗る車としても有用です。
ここでは、ジムニーシエラの代表的な3つの魅力を紹介します。古くからの伝統を受け継ぎながら進化する性能を確認しておきましょう。
クロカンらしいワイルドなデザイン
悪路でも軽々と駆け抜ける走破性の高いジムニーシエラは、クロスカントリー車らしいワイルドなデザインが目を引きます。「ジムニーシエラらしさ」を追求した、機能性が高く無駄のないエクステリアは、さまざまなシチュエーションで運転してみたくなる魅力があるデザインです。
5スロットグリルや丸型で独特の形状のヘッドランプ、独立ターンランプは、まさにジムニーシエラを象徴するエクステリアといえるでしょう。ガラス面を直立させて雪を溜まりにくくするなど、多くの工夫が施されています。
街乗りでも快適な走行性能
普通車のカテゴリーに相当するジムニーシエラは、排気量の高いエンジンを搭載しているため、街乗りではジムニーよりも余裕のある走行を実現できます。2代目ジムニーシエラよりも排気量がアップしているため、快適なドライブを楽しめるでしょう。
現行モデルの3代目ジムニーシエラは1,460ccの水冷4サイクル直列4気筒DOHCを採用し、1,328ccだった2代目と比べて、性能はおよそ10%向上しています。ジムニーシエラは悪路を難なく進める走破性の高さも魅力のひとつですが、オンロードで快適に走行できるという点でもおすすめしたい一台です。
過酷な環境にも適応できる足回り
ジムニーやジムニーシエラは、初代から最新モデルまで「パートタイム4WD」を採用し続けています。前輪と後輪がシンプルな構造で直結しているので、ぬかるんだ道や急斜面などで空転しても、安定した駆動力を確保できることが特徴です。
また、以前から採用されてきた仕組みのひとつに「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」があります。一般的な乗用車とは左右の車輪の接続方法が異なり、凹凸（おうとつ）のある道など過酷な走行環境でも高い悪路走破性を発揮できる構造が魅力です。
ジムニーシエラは中古車で手に入れよう
新車の納車まで1年以上かかるともいわれるジムニーシエラを手に入れるなら、中古車の購入を検討してみましょう。カスタムを楽しむドライバーも多く、純正パーツを選ぶ楽しみも生まれます。
ここではジムニーシエラを中古車で購入するメリットや、購入の際にチェックすべきポイントなどを紹介します。
ジムニーシエラを中古車で手に入れるメリット
ジムニーシエラは人気が高く、今も新車の納車まで長い時間がかかる状況が続いています。比べて、中古車なら比較的すぐに納車できることがメリットです。
また、ジムニーシエラはカスタムパーツが豊富で、独自のアレンジを楽しむドライバーが多いモデルです。カスタムには費用がかかりますが、中古車で安価に車両を購入し、浮いた予算でパーツを購入すると、お得に自分だけのジムニーシエラを作ることができます。
足回りのチェックをしよう
中古車を選ぶ際にチェックするポイントのひとつである「足回り」とは、ブレーキ関連やホイール、ドライブシャフトやタイロッド、ポールジョイン、ステアリングラックなどの各パーツの総称です。
足回りが弱っているとトラブルが起こりやすく、場合によっては重大な事故につながる可能性もあるので、目視やスタッフへのヒアリング、メンテナンスノートなどでしっかりチェックしましょう。可能であれば試乗しておくと安心です。
ジムニーシエラは在庫豊富なネクステージで！
中古車のジムニーシエラを購入するなら、在庫が豊富なネクステージで探すことをおすすめします。人気が高いモデルのため、全体的に中古車価格は高めですが、2019年式の最新モデル「ジムニーシエラJL（4WD/5AT車）」などは約230万円から探すことができます（2020年9月17日現在）。
クルーズコントロールが搭載されたグレードの高いモデルなど、新車であれば納車まで長い時間を必要とするモデルでも、中古車なら比較的在庫は豊富です。欲しいと思ったタイミングで、今すぐお気に入りの一台を手に入れられるでしょう。ネクステージは、お客様のニーズに合わせた最適な一台をご紹介します。
まとめ
ジムニーシエラの燃費性能やライバル車の性能と比較した特長などについて紹介しました。ジムニーシエラの燃費は悪いと言われることもありますが、実際にはそれほど悪いわけではありません。それよりも、悪路走破性の高さなどに惹かれて購入を決める方が多いようです。
高品質の中古車を購入するなら、販売実績が豊富で信頼できる大手の業者から購入することが重要です。ネクステージは十分な販売実績を持ち、プロのスタッフが理想の車をご案内いたします。中古車の購入をお考えの際は、ネクステージにお気軽にご相談ください。
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