スバル フォレスターのスポーツグレードの実力は?旧モデルの中古相場も紹介
スバル フォレスターは、たくましさと快適な乗り心地を兼ね備えたSUV車です。2018年6月に現行の5代目モデルが誕生しました。改良のタイミングでスポーツグレードが追加されましたが、どのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、フォレスターのスポーツグレード「SPORT」と「STI Sport」の概要を解説します。最後まで読むことで他のグレードとの違いを理解できるでしょう。
※目次※
・フォレスターにはSPORTとSTI Sportのスポーツグレードがある。
・2020年10月に追加されたSPORTは、最上級グレードにふさわしい仕様が魅力。
・2022年8月に追加されたSTI Sportは、スポーツセダンのような高い操縦安定性と乗り心地を両立させた専用チューニングが施されたモデル。
スバルフォレスターはSUV好きから高評価!
スバル フォレスターは、街中はもちろん、山道や雪道などの悪路でも快適な走りを実現します。SUVファンからも人気が高く、支持されているミドルSUVです。
アウトドア派からファミリー層まで、幅広い層にフィットするフォレスターの人気ポイントをピックアップして紹介します。
デザイン性が高い
まず目を引くのが、エクステリアの美しさです。たくましさとシャープさを残しながらも、流れるような曲線が美しいモダンキュービックフォルムで、高級感があるエクステリアは街中にもオフロードにもマッチします。
ボディカラーのラインアップは、メーカーオプションを含めると10種類(グレード別)と豊富です。アクセントカラーが入るグレードもあり、個性的なデザインも楽しめます。
インテリアはブラックを基調とした洗練された仕様で、足元や左右席間など随所にゆとりのある空間が特徴です。カーゴルームは509Lあり(SPORTは520L)、床下収納も可能です。たっぷりの荷物を積み込めるので、遠出やアウトドアでも活躍するでしょう。
小回りが利きやすく、ハンドル操作に対して正確かつ迅速に反応する設計で、取り回しやすさにも優れています。快適に運転でき、乗り心地が良いのも魅力です。
アイサイト搭載で安全性も高い
スバルの車両は航空機メーカーの設計思想を受け継ぎ、シートの形状やディスプレイの配置などドライバーが快適に運転できるよう多くの工夫がされています。疲れにくい、見やすい、などのメリットは、安全性にもつながる外せないポイントです。
フォレスター全グレードに最新の予防安全システム「アイサイト・ ツーリングアシスト」が搭載されており、よりスムーズな運転支援が期待できます。アイサイト搭載の車両は、非搭載車と比較して追突事故の発生率が84%減少したデータもあり、第三者機関からの予防安全性能評価(2019年度)において最高ランクを獲得しています。
フォレスターのスポーツグレードとは
現行のフォレスターは、2018年6月に販売開始されました。当初のグレードにはスポーツグレードが含まれていませんでした。ここからは、後に追加されたSPORTとSTI Sportの概要、2023年8月の改良について解説します。
マイナーチェンジで追加された「SPORT」や「STI Sport」
2018年6月、5代目となるフォレスターが誕生しました。当初はAdvance、Premium、Touring、X-BREAKのみのグレード展開で、スポーツグレードはありませんでした。
2020年10月に改良が行われ、新たなグレード「SPORT」が追加されました。スポーティーな走りと上級グレードにふさわしい機能性に優れた装備が採用されています。
2022年8月の改良では、ボディカラー展開の変更とライティングスイッチの操作性見直し、「STI Sport」がラインアップに加わりました。
2023年8月には上質感を更に高める装備を拡充
2023年8月には、後退時ブレーキアシストの設定変更、障害物検知時の警報タイミングを早める改良が行われました。この改良で、見通しが悪くなりがちな後退時の安全性を高めています。
また、フォレスターの最上級モデル「STI Sport」のみ採用されていた、ブラック塗装のシャークフィンアンテナ、ルーフスポイラーが全てのグレードに標準装備されるようになりました。SUVにふさわしい力強さと上質さが高まっています。
スポーツグレードを含むフォレスターの現行グレード
フォレスターの現行モデルには、SPORTやSTI Sportなどのスポーツグレードの他に、Touring、X-BREAK、Advanceのグレードがあります。搭載するエンジン、燃費性能、ボディサイズなどのスペックにどのような違いがあるのでしょうか。
スタンダードなモデル「Touring」
「Touring」は、基本性能を備えたスタンダードモデルです。2.0L DOHC 直噴+モーターエンジン(電動技術e-BOXER)が搭載され、従来モデルと比較してより軽快な走りを実現しています。ボディカラーはSPORT同様、全10種類です。
アイサイト(コアテクノロジー)、SI-DRIVE、左右独立温度調整機能付フルオートエアコン、シートヒーター、フロントシートバックポケット、アクティブ・トルク・ベクタリング、サマータイヤ&17インチアルミホイールなど、基本的な装備がそろっています。
アイサイトセイフティプラス(運転支援)やドライバーモニタリングシステムは、メーカーオプションです。
全長×全幅×全高 |
4,640 mm×1,815 mm×1,715 mm |
燃料消費率 |
18.6 km/L (JC08モード) 14.0 km/L (WLTCモード) |
新車価格(税込み) |
306万9,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アウトドア向けモデル「X-BREAK」
「X-BREAK」は、基本性能にアクティブさを加えたモデルです。2.0L DOHC 直噴+モーターエンジン(電動技術e-BOXER)を搭載しています。
ボディカラーはアイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、追加料金でクリスタルホワイト・パールの4種類です。シートには撥水ポリウレタンシートを採用し、水の浸透を防ぎます。
主な標準装備は、アイサイト(コアテクノロジー)、シートヒーター、オールシーズンタイヤ&ガンメタリック塗装17インチアルミホイール、LEDフロントフォグランプ、撥水カーゴフロアボード、ルーフレールなどです。
アイサイトセイフティプラスやドライバーモニタリングシステムは、オプションで装着できます。
全長×全幅×全高 |
4,640 mm×1,815 mm×1,730 mm |
燃料消費率 |
18.6 km/L (JC08モード) 14.0 km/L (WLTCモード) |
新車価格(税込み) |
330万円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
充実した装備の上級モデル「Advance」
「Advance」は、従来通り電動技術「e-BOXER」を搭載しています。安全性を高める先進技術と上質なデザインが魅力の上級モデルです。
ボディカラーは、SPORTやTouringと同様に全9種類(うち2種類は追加料金で選択可能)からセレクトできます。他のグレードと異なる点は、オプションでシート素材を本革に変更できるところです。高級感あるインテリアを演出できます。
シートヒーター、運転席シート自動後退機能、運転席シートポジションメモリー機能、ドライバーモニタリングシステム、アイサイトセイフティプラスなど、乗り心地や安全性に配慮した機能が標準装備されるのが特徴です。
全長×全幅×全高 |
4,640 mm×1,815 mm×1,715 mm |
燃料消費率 |
18.6 km/L (JC08モード) 14.0 km/L (WLTCモード) |
新車価格(税込み) |
343万2,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ターボエンジン搭載モデル「SPORT」
「SPORT」は、2020年秋に登場したハイクオリティーモデルです。1.8L 直噴ターボエンジンを搭載し、力強い走りを味わえます。
ボディカラーはアイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ホライゾンブルー・パール、サファイアブルー・パール、カスケードグリーン・シリカ、オータムグリーン・メタリック、ブリリアントブロンズ・メタリック、追加料金でクリスタルホワイト・パール、クリムゾンレッド・パールの全10種類です。
フォレスターの標準装備に加えて、ドライバーモニタリングシステム、アイサイトセイフティプラス、スバルリヤビークルディテクション、アダプティブドライビングビーム、オールシーズンタイヤ&ダークメタリック塗装の18インチアルミホイールなどを採用しています。ハイクオリティーな装備が特徴です。
全長×全幅×全高 |
4,640 mm×1,815 mm×1,715 mm |
燃料消費率 |
16.5 km/L(JC08モード) 13.6 km/L(WLTCモード) |
新車価格(税込み) |
349万8,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
高性能の最上級モデル「STI Sport」
「STI Sport」はモータースポーツで培った技術を取り入れ、車との一体感を味わえる最上級モデルです。マンホールや路面の凹凸も自然にいなす、専用ダンパーを備えています。
外装にはブラックパーツ、STIロゴが装着され、内装には専用マルチインフォメーションディスプレイが装備されています。
全長×全幅×全高 |
4,640 mm×1,815 mm×1,715 mm |
燃料消費率 |
16.5 km/L (JC08モード) 13.6 km/L (WLTCモード) |
新車価格(税込み) |
377万3,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フォレスターは旧モデルの中古車もおすすめ!価格相場は?
現行モデルのフォレスターも、歴代モデル同様に多くの人気を集めています。グレードによっては、通常よりも長い納期を待たなくてはなりません。早い納車を望むのであれば、中古車がおすすめです。
中古車市場には、現行モデルのような魅力的な装備が備わったモデルがあります。歴代モデルを紹介しますので、現行モデルと比べてみましょう。
今なお高級感が漂う「Premium」
「Premium」は、2020年10月のマイナーチェンジを機に廃止となったモデルです。エンジンは2.5L水平対向4気筒DOHCを搭載し、18インチのホイールが標準装備されています。
ボディカラーはアイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ホライゾンブルー・パール、ダークブルー・パール、ジャスパーグリーン・メタリック、セピアブロンズ・メタリック、クリスタルホワイト・パール、クリムゾンレッド・パールの全9種類です。
全長×全幅×全高 |
4,625 mm×1,815 mm×1,71 mm |
燃料消費率 |
14.6 km/L (JC08モード) |
中古車相場(税込み) |
226万6,000円~277万8,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
コスパの良い4代目「2.0i-L/アイサイト」
2.0i-L/アイサイトには、スバルの安全運転支援システム「アイサイト(ver.3)」が標準装備されています。アクティブレーンキープによる操舵支援、プリクラッシュブレーキ、全車速追従機能付クルーズコントロールなどにより、事故防止能力を向上させたモデルです。
ボディカラーは、クリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、セピアブロンズ・メタリック、ジャスミングリーン・メタリック、ヴェネチアンレッド・パール、ダークブルー・パールの8種類があります。
全長×全幅×全高 |
4,610 mm×1,795 mm×1,715 mm |
燃料消費率 |
16.0 km/L (JC08モード) |
中古車相場(税込み) |
79万9,000円~201万1,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
4WD制御システムを搭載「2.0XTアイサイト」
2.0XTアイサイトには、電子制御AWD「アクティブトルクスプリットAWD」が採用されています。このAWDは、油圧多板クラッチを使い、前後のトルク配分を電子制御するシステムです。入力トルク、車輪速、舵角、横加速度信号などを活用することで制御精度を上げています。
ボディカラーは、クリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、セピアブロンズ・メタリック、ジャスミングリーン・メタリック、ヴェネチアンレッド・パール、ダークブルー・パールです。
全長×全幅×全高 |
4,595 mm×1,795 mm×1,715 mm |
燃料消費率 |
13.2 km/L (JC08モード) |
中古車相場(税込み) |
79万9,000円~222万5,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フォレスターの中古相場
ネクステージでは、フォレスターの中古車を取り扱っています。以下は中古車の相場一覧です。
グレード |
中古車相場(税込み) |
Touring |
186万円~241万2,000円 |
X-BREAK |
106万8,000円~350万3,000円 |
Advance |
238万6,000円~369万6,000円 |
SPORT |
331万2,000円~382万9,000円 |
STI Sport |
369万9,000円 |
(2023年10月時点の情報です)
フォレスターの中古車価格の特徴は、グレードにより価格の幅が広いことです。中古車はオプション装備込みの価格となるため、車によってはお得な価格で購入できます。
目当てのグレードがある場合は、中古車情報を小まめにチェックし、年式や価格の他にスペックも細かく確認するのがおすすめです。
PR5万km以下・良質なフォレスター
※価格は支払総額
まとめ
フォレスターは2020年10月に「SPORT」、2022年8月に「STI Sport」がラインアップに加わりました。他にも、充実した装備が魅力の上級モデル「Advance」、タフモデルとしての存在感が際立つ「X-BREAK」などがあります。
お得に購入したい方は、フォレスターの旧型モデルがおすすめです。旧型モデルでも、18インチを標準装備するスタイリッシュなグレード、力強い走りが楽しめるターボ搭載グレードもあります。好みとライフスタイルに合わせて車選びを楽しんでください。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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