スバル XVとマツダ CX-30!コンパクトSUVの魅力や違いを徹底比較
SUVらしい力強さと街中になじむスタイリッシュな雰囲気が魅力のクロスオーバーSUVは、幅広い層から高い支持を得ています。中でも、スバル XVやマツダCX-30のような運転しやすいボディサイズのコンパクトSUVの人気は衰える気配がありません。
スバル XVとマツダCX-30は、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの魅力を項目別に解説します。自分に合う車探しにお役立てください。
※目次※
5.スバル XVやマツダ CX-30以外の国産コンパクトSUVも見てみよう
・世界トップクラスの安全性能を搭載しているスバルXVは、悪路走破性に優れている
・エレガントな雰囲気が漂うマツダ CX-30は、都会の街並みに似合うクロスオーバーSUV
・積載量/燃費性能/走破性能など、どの条件を重視したいかを明確にして自分に合うコンパクトSUVを選ぼう
スバル XVとマツダ CX-30ならどっちを選ぶ?
スバルらしい躍動感あふれるデザインが魅力のXVは、現在は生産終了しているものの、人気はいまだに衰えていません。
同じくコンパクトクロスオーバーSUV マツダ CX-30は、2022年8月に一部仕様変更を施し、さらに進化しています。どちらにも良さがありますが、違いを比較しながら希望条件と照らし合わせて購入を検討しましょう。
スバル XVとは?
スバル XVは、2010年6月にインプレッサの仕様変更に伴い「新しいクロスオーバー」として追加設定されたモデルです。2012年の2代目以降、車名が「スバル XV」となりました。2013年にはハイブリッドモデルを発表しています。
その後2017年に3代目となりましたが、2022年秋のフルモデルチェンジを機に生産終了しました。後継車は「クロストレック」です。スバルのAWD技術と優れた悪路走破性能に加え、世界トップレベルとされる安全性能を搭載しており、路面状況をものともせず走りを楽しめるよう設計されています。
(参考:『XV(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-30とは?
マツダ CX-30は、マツダの世界戦略車となるべく、2019年9月に新世代商品第2弾として新たに追加設定されたCセグメントのクロスオーバーSUVです。マツダ3がベース車両となっており、マツダ独自のデザインコンセプトが採用されています。
機動性や利便性を重視しつつも快適さを追求し、上質でエレガントな雰囲気の車です。本格的な悪路走破を目指すのではなく、アウトドアを気軽に楽しめるよう設計されています。立体駐車場を利用できる車高もうれしい特徴のひとつです。
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル XVとマツダ CX-30のラインアップ
車を選ぶ際には、グレードのラインアップを確かめ、どのグレードが自分の生活環境や重視したい条件に合うかを考慮することが大切です。選ぶグレードによってエンジンの種類や排気量、装備内容などが異なります。
では、スバル XVとマツダ CX-30はどのようなグレードが用意されているのでしょうか。ここではスバル XVは最終モデル(2021年12月販売)、マツダ CX-30は現行モデルのグレードラインアップをご紹介します。
スバル XVのラインアップ
スバル XVは、ガソリン車とハイブリッド車を選べます。全車フルタイム4WD搭載です。最終モデルのグレードラインアップは、下記表を参照してください。
グレード |
エンジンタイプ |
排気量 |
1.6 i アイサイト |
ガソリン |
1,599cc |
1.6 i -L アイサイト |
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2.0 e -L アイサイト |
ハイブリッド |
1,995cc |
2.0 e -L アイサイト スマートエディション |
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2.0 e -S アイサイト |
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アドバンス |
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アドバンス スタイルエディション |
マツダ CX-30のラインアップ
マツダ CX-30には、ハイブリッド車とディーゼル車が用意されています。X Smart Edition以外は、2WDと4WDを選択可能です。詳細は下記表を参照してください。
グレード |
エンジンタイプ |
排気量 |
XD Proactive |
ディーゼル |
1,756cc |
XD Black Tone Edition |
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XD Proactive Touring Selection |
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20S |
ハイブリッド(e-SKYACTIV G) |
1,997cc |
20S Proactive |
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20S Black Tone Edition |
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20S Proactive Touring Selection |
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X Smart Edition |
ハイブリッド(e-SKYACTIV X) |
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X Black Tone Edition |
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X L Package |
スバル XVとマツダ CX-30はどんな違いがある?
スバル XVとマツダ CX-30の違いは、エンジンタイプだけではありません。デザイン性・走行性能・居住性・安全装備などの面で目指す方向性が異なり、どちらも魅力あふれる特長があります。大まかな違いをチェックしてみましょう。
デザインの違い
XVの車体サイズは、全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,550mmで、アドバンス スタイルエディションのみ全高が1,575mmです。
外装は、ヘキサゴンモチーフのフロントグリルをはじめ、軽快でカジュアルスポーティーな雰囲気です。運転に集中できる視認性の高いコックピットやホールド感のあるシートなどの内装も、走りを楽しみたい人の心をくすぐります。
CX-30は2023年4月時点で発売されている全グレードが同じボディサイズで、全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mmです。専用の内外装デザインが採用されています。クーペ風の流麗なフォルムや工夫されたCピラーデザインなど、シンプルな造形の中にも質感にこだわったデザインです。内装は、居心地の良さを追求した質感高いエレガントな雰囲気を醸し出しています。
走行性能の違い
両車とも各メーカーこだわりのエンジンが搭載されており、走行性能に違いがあります。パワフルな悪路走行を楽しみたいのか、街乗り中心で静粛性を求めるのかなどに着目しましょう。
XVのガソリン車は最高出力115PSの1.6Lエンジン、ハイブリッド車は145PSの2.0Lエンジン搭載です。悪路走破性に優れているものの、エンジンノイズが多少気になるという声が聞かれます。
CX-30のディーゼル車は、130PSの1.8Lエンジン搭載です。ハイブリッド車は2.0Lエンジン搭載で、e-SKYACTIV Gは156PS・e-SKYACTIV Xは190PSを記録しています。平坦な道での乗り心地に優れていることが特徴のエンジンです。
居住性の違い
居住性に影響を与えるホイールベースは、XVのほうがやや長めの設計です。そのため、XVの後席スペースが若干広い印象を受けます。ただし、実際に乗ってみるとCX-30と大差ありません。
荷室開口部の広さは変わらないものの、ハイブリッド用バッテリーを搭載しているXVのほうが荷室スペースがやや狭い設計です。代わりに、備え付けのフックを活用して小物を吊り下げたり、荷物を固定したりといった使い勝手の良さを追求しています。
安全装備の違い
スバルもマツダも独自の安全技術を開発し、予防安全に積極的に取り組んでいる自動車メーカーです。そのため、どちらの車も安全装備が充実しています。
XVの最終モデルでは、後退時自動ブレーキシステムが標準装備となっており、アイサイトセイフティプラスにサイドビューモニター機能が追加されました。フロントビューモニターはオプション設定です。
CX-30には、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、危険を未然に回避したり万が一の際に被害を軽減したりする先進技術が全グレードに搭載されています。後側方車両接近警報・後退時車両接近警報も標準装備です。
コンパクトSUVを選ぶポイント
取り回しがしやすいコンパクトSUVは、場所や年代を問わず、幅広い層から支持されています。アウトドアにさほど頻繁に行かない人でも雰囲気を味わえ、街並みにもなじむ車として好評です。
国内で販売されているコンパクトSUVの種類はさまざまですが、どのような基準で選べば良いのでしょうか。主なポイントを押さえておきましょう。
荷室や積載量を確認して選ぶ
家族や友人を乗せて出かける機会が多いのであれば、居住性を確認しましょう。座席だけでなく、荷室スペースの確認が必要です。人数が多ければそれだけ荷物が増えることが予想されます。荷室スペースが広ければ、乗車人数が多くても快適なドライブが可能です。
キャンプやアウトドアが好きな方であれば、持っていきたい荷物の大きさや量を確認した上で積載量をチェックしましょう。シートアレンジが多彩であれば、荷物の長さや大きさに合わせられます。
ハイブリッドモデルを検討する
毎月の維持費が気になる方は、燃費性能をチェックしましょう。ハイブリッドモデルは、基本的に燃費性能に優れています。AT車かMT車でも異なり、駆動方式でも違いがあるため確認が必要です。
2WDのほうが燃費は良いケースが多いものの、坂道などの悪路走行性は若干劣ります。また、燃費性能に優れたハイブリッドモデルは購入費用が高くなるケースがあることも覚えておきましょう。
オフロード目的なら走破性をチェックする
オフロード走行を楽しみたい場合は、走行性能がポイントになります。SUVの中には、快適性やデザイン性を重視したモデルもあり、SUV全てが走破性能に優れているわけではありません。
本格的なオフロードを楽しみたい場合は、ラダーフレームを採用した頑丈なつくりのクロスカントリーSUVが向いています。最低地上高が高めの車は、障害物がある道でも安心して走行可能です。
スバル XVやマツダ CX-30以外の国産コンパクトSUVも見てみよう
スバル XVやマツダ CX-30以外にも、魅力ある国産コンパクトSUVが数多く販売されています。燃費性能や走破性能に加え、販売価格や視認性の良さなどもチェックしておきたい項目です。人気があるコンパクトSUVの中から、代表3車種をご紹介します。
トヨタ ヤリスクロス
トヨタ ヤリスクロスは、燃費性能と走破性能の両立を実現した車です。TNGAプラットフォーム採用を採用した低重心設計のボディが特徴で、軽快な走りを楽しめます。ボディサイズは全長4,180mm~4,200mm×全幅1,765mm×全高1,580mm~1,590mmです。
1.5L直列3気筒エンジン搭載で、ガソリンとハイブリッドを選べます。リアシートは4:2:4分割が可能で、真ん中のシートを倒せば長い荷物を積むことが可能です。中古車価格の相場は、約166万円~313万円となっています。
(2023年4月現在の情報です)
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ライズ
トヨタ ライズは、全長3,995×全幅1,695×全高1,620mmで、狭い路地が多い住宅地でも小回りが利くサイズです。また、最小回転半径が4.9m~5.0mのため、普通車にもかかわらず楽に方向転換ができます。
荷室容量は369Lで、クラストップレベルです。ガソリンモデルは1.0Lまたは1.2Lエンジン・ハイブリッドモデルは1.2Lエンジン搭載で、街乗りにはちょうどいい走行性能となっています。中古車価格の相場は、約145万円~275万円となっています。
(2023年4月現在の情報です)
(参考:『ライズ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルはセンタータンクレイアウト採用で、ゆとりある居住空間を確保しています。ボディサイズは全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm~1,590mmですが、室内長が2,010mmあるため、見た目よりも広く感じられる印象です。
1.5Lのエンジンを搭載し、ガソリンとハイブリッドモデルを選べます。燃費性能を重視し、快適でラグジュアリーな雰囲気を楽しみたい人に人気です。中古車価格の相場は、約90万円~405万円となっています。
(2023年4月現在の情報です)
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
コンパクトSUVの購入はネクステージで!
日本の道路事情にちょうどいいサイズのコンパクトSUVは数多く販売されているため、選択肢が豊富にあります。同じ車種でもグレードにより価格に差があるため、事前の確認が大切です。
中古車であれば、予算内でワンランクアップしたグレードやオプション付きのモデルを購入できるチャンスが増えます。参考情報として探してみましょう。
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全国に200以上店舗展開している中古車販売店ネクステージでは、総在庫数3万台を取り扱っています。売れ筋モデルを徹底的に調査し、カラーやグレードのバリエーション豊富な仕入れが特徴です。
ネクステージでご購入いただいた全ての車には、無料保証を付帯しています。SUVをお探しの場合、ネクステージのカテゴリー別専門店でも探すことが可能です。
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まとめ
スバル XVやマツダ CX-30などのコンパクトSUVは、幅広い層の人から支持されています。アウトドア派の方から運転に自信がない方まで、運転しやすいボディサイズの車として人気です。
コンパクトSUVを選ぶ際は、それぞれの特徴を把握して希望条件と照らし合わせてみましょう。ネクステージでは、気になった車は詳細ページより在庫確認や見積もりを無料で依頼できるため、お気軽にお問い合わせください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。