4WDのSUV車の特徴やメリットは?おすすめの車種も紹介します
SUV車のラインナップを見ていると、多くの車種に4WDタイプが用意されていることがわかります。2WDと比較すると価格が高いことが特徴ですが、この価格差を埋める魅力が4WDにあるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、4WDのSUV車の特徴やメリットに迫り、デメリットも併せながら解説します。おすすめできる車種やリーズナブルに購入するための方法にも触れ、SUV車の購入を検討している方に、最適な車の選び方をお伝えします。
※目次※
・4WDのSUVは2WDと比較してよりパワフルで、オフロードを走行する際にポテンシャルを発揮しやすい
・一方で2WDと比べると新車価格が高くなることがデメリットであり、ライフスタイルによっては必ずしも4WDが必要とは言い切れない
・高額になりやすい4WDのSUVをリーズナブルなお値段でお求めなら、20,000台の在庫をもつネクステージのご利用がおすすめ
4WDのSUV車の特徴
4WDとは、前輪と後輪のすべてが駆動する形式の車で、「四駆」と呼ばれることもあります。SUVは主にアウトドアなど過酷な環境でも走破できるように設計された車なので、必然的によりタフな4WDが採用されることが一般的です。
悪路を走る場合、前輪と後輪のどちらかが駆動する2WDでは、タイヤが空回りした場合に前進ができません。しかし4WDならば、すべての車輪にエンジンの力を届けることができ、パワフルに前進することが可能なため、SUVのコンセプトにマッチします。
4WDと2WDのメリット・デメリット
SUVとの相性がよい4WDにはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットもあります。反対に2WDには2WDのメリットとデメリットがあるため、双方の特徴を知ることが大切です。
ここからは双方の利点と難点を細かく解説します。この情報をヒントにしながら、理想とするスタイルを実現させられる駆動方式はどちらなのか検討してみましょう。
4WDのメリット
4WDの場合、前後輪両方に動力配分を行うため、2WDよりも駆動力が高いことが最大のメリットです。スリップしやすい路面を走行する場合、前後輪のいずれかがグリップを失うと走れなくなりますが、4WDならもう片方のタイヤで切り抜けられます。
SUVの場合はハイパワーエンジンを搭載することもありますが、こういったスペックのエンジンやタイヤのポテンシャルを引き出しやすいことも4WDの利点です。加速時、あるいは高速走行中の安定感も高まり、快適な運転が可能です。
4WDのデメリット
一方でデメリットとなるのは、2WDよりも使用する部品の数が多くなることです。ドライブシャフト、差動装置、制御機能などが代表的な例になりますが、部品が増えるぶんだけ重量が多くなり、燃費が悪くなることには注意しなければなりません。
これらの問題はハンドリングにも影響を与えることになるため、小回りを利かせた運転を好んでいる方にとってはマイナス要素になるでしょう。また、2WDよりも4WDのほうが一般的に見て価格が高くなることも難点です。
2WDのメリット
2WDは4DWと比較して車両本体価格が安く、経済的であることが大きなメリットです。同クラスの車種をより安く購入したいという場合には、2WDを選ぶことをおすすめします。使用する部品が減り、重量が少なく運転しやすいことも2WDの魅力です。
一般道を中心とする街乗りが目的なら、2WDでも走行性にまったく問題がありません。オフロードを走行することが基本的にはなく、舗装された道路以外を走る機会があまりないという場合、性能面では2WDで十分です。
2WDのデメリット
前後輪のどちらかに重量が偏るため、バランスを取りにくいという難点があります。FF(前輪駆動)の場合は前方に重量がかかるようになりますし、FR(後輪駆動)の場合は後輪がスリップしやすくなるうえ、室内の空間を取りにくいこともデメリットです。
悪路の走行やスポーツ走行にも2WDはあまり向いているといえません。岩などに引っかかって駆動する側のタイヤが浮いてしまうと、走行すること自体が不可能になってしまう場合があることにも注意する必要があるでしょう。
SUVの種類は主に5つある
一言でSUVといっても、その種類はひとつではありません。主に5つのタイプが用意されており、それぞれ強みや特徴が異なっています。
ここからは、SUVを5タイプに分けて、それぞれがもつ魅力を詳しく紹介します。普段どのような車の使い方をすることが多いのか、これからどんな乗り方をすることが増えそうなのかを考えながらタイプを選びましょう。
走破性と快適性に優れた「クロスオーバーSUV」
SUVの代表格といえるタイプがクロスオーバーです。モノコック構造と呼ばれる、ボディそのものの強化に注力した設計を行っていることが特徴的で、重量そのものを減らせるため、快適性に優れた車に仕上がっています。
走破性そのものも高く、悪路にも難なく対応します。4WDだけではなく、FFなどの2WDタイプもラインナップに加えられることが多いこともクロスオーバーSUVの特徴であり、セダンと同じ感覚で乗れるSUVが欲しいという方との相性がよいタイプです。
悪路に強い「クロスカントリーSUV」
舗装されていない道路や悪路に対して絶対的な強みを発揮するタイプがクロスカントリーです。先ほどのクロスオーバーとは構造の考え方が異なり、ボディよりもフレームを強化することを重視しているため、走行中にボディが歪みにくくなります。
外見上の特徴としては、車高が高いことを挙げられます。これにより、ボディに障害物が引っかかることを避けやすくなります。また、福変速機が搭載されているので、急な斜面にもパワーを失うことがありません。
アウトドア向けの「ミドルサイズSUV」
その名のとおりミドルクラスのボディサイズをもつSUVです。基本的にはクロスオーバーSUVの長所をそのまま引き継いだタイプになりますが、それよりも一回り小さなボディサイズを採用しており、気軽なアウトドアに向いています。
外見だけでなく、内面もミドルクラスであることも特徴のひとつです。オフロードの走破性はクロスカントリーにはおよびませんが、これから紹介するコンパクトSUVや軽SUVよりも優れており、中間的なSUVとして人気です。
手軽に運転しやすい「コンパクトSUV」
こちらもクロスオーバーSUVの一種です。コンパクトカーサイズのSUVということで、とくに手軽に運転しやすいことが大きなメリットです。SUVを扱うことに不安があるという方にとっても、乗りやすいタイプといえるでしょう。
コンパクトSUVの人気は、日本国内において近年になって急上昇中です。以前と比べてラインナップも豊富であり、さまざまなメーカーの車種を選択肢に含められることもメリットになっています。どちらかといえば舗装路を走ることが多いという方におすすめです。
おしゃれなデザインが多い「軽SUV」
軽SUVはSUVのカテゴリーに位置づけられているタイプではありますが、あくまでもベースは軽自動車です。軽をSUVのような見た目に仕上げていることが特徴的で、クロスカントリータイプなどと比べると性能ではおよびませんが、手軽なアウトドアに向きます。
軽SUVの特徴は、おしゃれなデザインが多いことです。そもそも走破性を重視した構造ではないぶん、デザイン性を意識した設計が可能になっています。コンパクトSUVに次ぐジャンルとして、こちらも人気が高まっています。
4WDのSUV車に向いている人は?
SUV車の購入を検討している場合でも、4WDタイプを選ばなければいけないわけではありません。2WDと比較すると高価になりやすいという特徴もありますので、価格よりも性能重視という方が選ぶタイプであることを前提として考えましょう。
それを踏まえたうえで4WDのSUV車に向いているのは、雪道や極端な悪路を走行する機会が多いという人です。すべてのタイヤにエネルギーを伝えられるため、パワフルで安定した走行に期待でき、アイスバーン状態の道でも運転しやすくなります。
また、趣味でオフロードを走る機会が多い人も、4WDを選んだほうが快適な走行を実現させられる可能性が高くなります。山道や川の近くなど、障害物が多いゾーンを走りたいという場合には、4WDを選んだほうがメリットを感じられるでしょう。
おすすめの4WDのSUV車5選
4WDのSUVが合っていると感じた場合、次に気になるのが「どの車種を選べばよいのか」ということではないでしょうか。SUVの人気は高まっており、多くのメーカーが競い合って優れた車種を誕生させています。
ここからは、とくにおすすめの4WDのSUV車を5車に厳選して紹介します。はじめてSUV車に乗るという場合は、この5車の中から気になったものを選んでみるとよいでしょう。
いかついボディが特徴の「トヨタランドクルーザー」
SUVとして典型的な外見をもつ車を希望するのであれば、いかついボディが特徴の「トヨタランドクルーザー」がおすすめです。4WDタイプとしてはGX、AX、AX Gセレクション、ZXという4つの車種が用意されています。
エントリーモデルとして用意されているのが「GX」です。こちらはWLTCモードでの燃費が6.9km/Lであり、4.6Lのエンジンを搭載した5名乗りのSUVです。セカンドシート短ブル機構&スライド機構をもち、快適さも確保されています。
上位モデルの「ZX」は8人乗りです。GXと同じ4.6Lのエンジンを搭載した乗車定員8名のモデルですが、燃費は6.7km/LとGXとの大差がありません。緊急ブレーキシグナルなど、トヨタが誇る安全性能も備えた車として人気上昇中です。
レジャーに便利な「トヨタRAV4」
レジャーを重視したいという方には「トヨタRAV4」がおすすめです。運転席から後部座席に至るまで最新性能を誇るエアバッグが搭載され、さらに運転席と助手席には快適温熱シートが採用されているため、長時間のドライブでも体力を奪われにくくなります。
ハイブリッドとしては「HYBRID G」と「HYBRID X E-Four」という2つのタイプがあります。どちらも乗車定員は5名で、JC08モードの燃費は25.0km/Lと、SUV車としては非常によい性能をもちます。
独自の「トルクベクタリング機構」を備えたことにより、旋回時の車両安定性を高められることもメリットです。オフロードの走行時には、路面状況に合わせたモードを選択することにより、駆動力やブレーキを最適に制御するシステムも備えられています。
装備にこだわりのある「ホンダCR-V」
装備のよさに定評のある4WDのSUVといえば「ホンダCR-V」です。EX Masterpieceでは、Honda SENSING、Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC2.0車載器、ステアリングヒーター、2列目左右席シートヒーターなどを標準搭載しています。
本革シートや専用インテリアも採用されているので、長時間にわたって悪路を走行する場合にも心身ともにストレスを感じにくい構造です。同タイプの燃費は7人乗りのタイプの場合13.6km/Lであり、良好な水準といえるでしょう。
e:HEVのEX、EX Masterpieceもラインナップに加えられており、こちらは本体価格が上昇する代わりにエコカー減税対象者になります。e:HEVは5人乗りタイプに限定されますが、JC08モードの燃費は25.0km/Lにまで上がるため、長い目で見れば経済的といえます。
内装にこだわり抜いた「マツダCX-5」
内装へのこだわりが強い方は「マツダCX-5」との相性が抜群です。シートアレンジ連動のラゲッジトレイを備えており、釣りやウォータースポーツを楽しむ方にとってこれ以上ないほどの快適性を誇り、ベッドクッションなどもあるため車中泊にも便利です。
XDタイプの場合、ディーゼルエンジン搭載で重量税免除の対象にもなります。4WD専用装備としてはヘッドランプウォッシャー、リアフォグランプ、AWDオーナメント、大型ウォッシャータンク&ウォッシャー液残量警告灯が備えられています。
同タイプの燃費はWLTCモードで17.4km/Lです。アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートやスマート・ブレーキ・サポート&マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールなどが標準搭載となり、安全性能にも隙がありません。
カラーバリエーション豊富な「スズキハスラー」
「スズキハスラー」では、HYBRID Xターボ、HYBRID X、HYBRID Gターボ、HYBRID Gの4車種に4WDの用意があります。軽量衝撃吸収ボディのTECTや、デュアルカメラブレーキサポートなどが標準搭載され、安全性に秀でています。
HYBRID Xターボの場合、WLTCモードの燃費は22.6km/Lです。運転席・助手席シートヒーターが搭載された快適なシートをもち、収納スペースとしてもシーアンダーボックスや6か所のユーティリティーナットがあり、使い勝手のよい車となっています。
カラーバリエーションが豊富であることもスズキハスラーの魅力です。ピュアホワイトパールを筆頭に11種類のラインナップが取り揃えられており、インテリアのカラーリングにもこだわれるため、可愛らしいSUVが欲しいという方からも人気です。
4WDのSUV車をお買い求めならネクステージで!
4WDのSUV車は2WDと比べて効果になることは、デメリットの欄でもお伝えしました。ただし中古車になれば状況が変わることも多く、狙っている車種をリーズナブルに購入できるというメリットを感じられます。
中古車に不安を感じるという方もいるかもしれませんが、ネクステージでは保証を充実させて万一の対応にあたっています。33機構318項目にもおよぶサポートを実施しており、オプション保証は最長3年、一定期間内なら消耗品でも無償保証が可能です。
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まとめ
4WDのSUV車は、2WDと比較してよりパワフルで、悪路に強いという特徴をもちます。SUVとしてのポテンシャルを最大限に引き出す車なので、オフロードを走行する機会が多い方にとって魅力的であることは間違いありません。
2WDよりも新車価格が高いことがデメリットになりますが、中古車であればリーズナブルにお求めいただけます。全国20,000台の在庫をもつネクステージへお気軽にご相談いただき、ライフスタイルに合った車選びのサポートをさせていただければ幸いです。