10万キロ超えの車検費用は高いの?高くなる原因や費用を抑えるポイント
車を購入したら一定期間ごとに「車検」を受ける義務がありますが「10万キロを超えた車の車検は高くなる」と耳にしたことはないでしょうか。
今回は、10万キロを超えた車の車検は本当に高いのか、その傾向を解説します。また、交換が必要になりそうな部品の目安価格や、10万キロを超えた車の車検費用と安くするためのポイントなども紹介するので、ぜひ車検前にチェックしてよりお得に車検を済ませましょう。
※目次※
2.10万キロを超えると車検で交換が必要になりがちな部品費用とは?
4.10万キロ超えの車は依頼する場所を選んで車検費用を抑えよう
・10万キロを超えた車の車検は法定費用、車検基本料など特別高くなることはない
・10万キロを超えた車は経年劣化による部品交換が多いため、その分費用がかかる
・車検費用を安く抑えるには、車検を依頼する業者選びがポイントになる
10万キロを超えたら車検の費用が高くなるってホント?
10万キロを超えた車の車検費用は、高くなるというのは本当なのでしょうか。
ポイントになるのは、10万キロの車には自動車重量税や保険料、検査手数料など車検の基本となる法定費用以外に、どれだけお金がかかるのかということです。
ここでは、10万キロを超えた車の傾向から、車検が高くなる可能性を考えてみましょう。
10万キロを超えた車の傾向
まず、走行距離10万キロ以上の車は大丈夫な車といえるのでしょうか。結論からいうと、大丈夫です。
日本では、走行距離10万キロを買い替えの目安にする傾向があります。しかし、広大な国土があり車での移動距離も長くなる諸外国では、走行距離が20万キロを超えた車も当たり前のように走っています。
もちろん車の部品は経年劣化するため適切なメンテナンスが必要になりますが、しっかりとメンテナンスしていれば10万キロを超えても十分に走るのです
劣化した部品は金額が高いケースが多い
なぜ走行距離10万キロを超えた車の車検が高くなると言われるのか、その理由は10万キロでの交換を推奨される劣化部品の交換が必要になるためです。
10万キロを超えた車のメンテナンスは、比較的金額の高い部品交換などが多いことからメンテナンス費用が高くなるケースがあります。車の部品は故障の予兆を感じるか壊れてから交換する人が多いため、それ以外の場合はほとんど車検と同時に交換するのが一般的です。
車検と同時に交換するため、その分「走行距離が10万キロを超えたら車検費用が高くなる」と考えられているのかもしれません。
10万キロを超えると車検で交換が必要になりがちな部品費用とは?
前章では、10万キロを超えた車は経年劣化した部品の交換が推奨されていると紹介しましたが、具体的にどのような部品の交換が必要なのでしょうか。
ここでは、エンジンに関わる部品と走行に関わる部品に分けて解説します。
エンジンに関わる部品
10万キロを超えた車の車検で、交換が必要な可能性のあるエンジンに関わる部品は以下などです。
・エンジンオイル
・オイルフィルター
・バッテリー
・冷却水
・ブレーキフルード
・エアクリーナーエレメント
・スパークプラグ
・パワステオイル
・ラジエーターホース
・サーモスタット
・オルタネーターブラシ
・フューエルフィルター
・Vベルト
・タイミングベルト
・プラグコード
・デフオイル
・ミッションオイル
・ATフルード
・クラッチ
費用については車種により大きく異なりますが、高い物なら5万円前後は下らないパーツもあります。
エンジンオイルやフィルター、バッテリーなどタイミングによって交換している部品については、10万キロを超える前に何度も交換していることがほとんどです。
また、ほかの部品に関しても交換済みの部品も当然あるでしょう。多くの部品を挙げましたが、すべてを車検時に交換するわけではありません。
走行に関わる部品
10万キロを超えた車の車検で、交換が必要な可能性のある走行に関わる部品は以下などです。
・タイヤ
・タイヤローテーション
・ブレーキパット
・ドライブシャフトダストブーツ
・ブレーキホース
・ブレーキキャリパー
・スプリング
・ダンパー
・タイロットエンド
費用については車種により大きく異なりますが、高い物なら5万円前後は下らないパーツもあります。
タイヤやブレーキパットなどタイミングによって交換している部品については、10万キロを超える前に何度か交換していることもあるでしょう。
多くの部品を挙げましたが、すべてを車検時に交換するわけではありません。
10万キロ超えの車の車検費用はどのくらいなの?
前章では、走行距離10万キロを超えた車は経年劣化した部品の交換が必要なケースがあるため、車検費用が高くなりがちと紹介しました。
では、部品以外で車検時に必要となる費用にはどのような種類があり、いくらくらいかかるのでしょうか。ここでは、車検費用の内訳を紹介し発生する費用の目安を解説します。
車検費用の内訳
車検で必ずかかる費用には、法定費用と車検基本料があります。
法定費用についてはある程度金額が決まっており、軽自動車では4万円を超えることはほとんどありません。普通車は車両重量によって差はありますが、4〜6万円前後の費用がかかります(〜2t以下)。
ここに業者が行う車検基本料が加わります。車検基本料は、車検に通過するための「細かい機能点検」を行う整備や車検を受ける費用です。さらに安全性を高めるために「予備整備」が必要になることもあるでしょう。
では、法定費用と車検基本料、それぞれの内訳はどのようになるのでしょうか。
法定費用の内訳
車検の法定費用の内訳は以下の通りです。
【自賠責保険】
車の所有者が必ず加入しなければいけない保険です。加入しなければ車検を通過することはできません。加入せずに公道で走行した場合「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」「免許停止」と重い処分を受けることになります。
【自動車重量税】
金額は車の重量によって異なります。走行距離10万キロを超えていても同じ金額ですが、初回登録から13年以上経過した車には加算され、エコカーは安くなります。
【印紙代】
審査や車検適合証発行の手数料です。
法定費用とは、前述したように必ず発生する費用です。どこで車検を受けようが金額は変わりません。
車検基本料の内訳
車検基本料の内訳は以下の通りです。
【24ヶ月定期点検料】
法で定められた点検整備。車検に出したときに行われるのが一般的なので、車検のタイミングで支払います。
【測定検査料】
車検を通過させるための調整整備に必要な費用です。
【車検代行手数料】
車検業者が車検の手続きや代行をする手数料です。
車検基本料は、業者によって料金が異なります。一般的には、ディーラーなら4〜10万円前後、民間整備工場などでは2万5,000円〜8万円前後が相場だと考えておきましょう。
10万キロ超えの車は依頼する場所を選んで車検費用を抑えよう
初回登録から13年以上経過していなければ法定費用は変わりませんが、点検基本料は車検を依頼する場所によって異なります。
そのため車検費用を抑えるためには、どこに車検を依頼するかがポイントです。ここでは、車検の依頼先の種類や、費用の目安などを紹介します。
依頼先ごとの車検費用の目安
車検の依頼先となる業者は大きく6種類あります。
・ディーラー
・車検専門店
・中古車販売店
・ガソリンスタンド
・カー用品店
・町の整備工場
それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の目的に合わせて選ぶことが大切です。ディーラーは、自社の車に対する専門的な知識・技術があるため信頼性が高いというメリットがあります。そのぶん費用が高く、節約したい方にとってはデメリットが強く映ってしまうでしょう。
車検専門店や中古車販売店はメーカーや車種問わず知識があり、整備経験が豊富な店舗が多いのが魅力です。価格も比較的安く抑えられますが、数が多いため店舗選びに苦戦するかもしれません。町の整備工場も店舗によって技術力や知識量に差があるため見極めが必要です。
ガソリンスタンドやカー用品店は比較的身近な存在なので足を運びやすいというメリットがあります。ただし、整備を行うのは提携先の外部工場であることがほとんどです。整備内容や品質にムラが出てしまう可能性は否めません。
依頼先ごとの車検費用の目安
法定費用と、依頼先ごとの車検総額費用の目安です。参考にしてください。
【法定費用(非エコカー)】
|
軽自動車 |
小型車 |
中型車 |
大型車 |
自賠責保険 |
21,140円 |
21,550円 |
21,550円 |
21,550円 |
自動車重量税 |
6,600円 |
16,400円 |
24,600円 |
32,800円 |
印紙代 |
1,100円 |
1,200円 |
1,200円 |
1,200円 |
費用合計 |
28,840円 |
39,150円 |
47,350円 |
55,550円 |
【依頼先別車検費用総額の目安】
|
軽自動車 |
小型車 |
中型車 |
大型車 |
ディーラー |
63,840 |
79,150 |
92,350〜 |
105,550 |
車販売店など |
38,840 |
49,150 |
57,350 |
65,550 |
ガソリンスタンド |
48,840 |
64,150 |
82,350 |
95,550 |
整備教場など |
58,840 |
74,150 |
87,350 |
100,550円 |
車検依頼先と技術力の違い
整備内容の品質が高いと車検費用が高額になる傾向にあります。車検依頼先を検討するときは、価格と品質の2つを天秤にかけて吟味していくことが重要になりますが、車は安全が第一なので整備や点検については一定の品質を求めたいところです。
「なるべく費用を安くしたいが品質面もこだわりたい」という方には中古車販売店やカー用品店がおすすめです。「価格は高くても純正パーツで信頼性の高いものを」というこだわりがあるならディーラーがいいでしょう。
10万キロ超えの車の車検費用を安く抑えるポイント
10万キロ超えの車の車検費用を安くするには、金額が変わらない法定費用以外で抑えるのがポイントです。
ここでは、具体的にどのようにして車検費用を抑えるのかを解説します。
定期的にメンテナンスを行う
定期的にメンテナンスをしておけば、車検のとき一気に部品交換などをする必要がなくなります。自分で交換できる部品は自分で、できないものは業者へ整備を依頼するなどして、定期的なメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスを依頼できるおもな場所は、カーディラーや車の販売店、カー用品店、ガソリンスタンド、整備工場などです。特に走行距離が10万キロを超える車は、経年劣化などで交換が必要な部品も多くあるので定期的なメンテナンスを心がけましょう。
相見積を行う
前章で紹介したように、業者ごとで車検費用は異なります。そのため、複数の業者から見積もりを取って、もっとも安い業者に依頼することで車検を安く抑えられるでしょう。
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まとめ
10万キロを超えた車でも、初回登録から13年経過していなければ特別高くなることはありません。しかし、10万キロを超えた車は経年劣化による部品交換が必要になり、その分高くなる可能性があるのです。
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