車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

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車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

車高を低くするロースタイルは、定番のカスタマイズのひとつとして知られるようになりました。車高が下がることで見た目が格好いいだけでなく、ボディの重心が下がり走行性能も向上します。

 

その一方で、車高が低すぎると車検に通らないのではと不安に感じている人もいるのではないでしょうか。この記事を読めば、車検に通るための車高の高さを知ることができます。また、車検における審査の基準についても詳しくご紹介していきます。

 

■POINT

 

 

・車高の高さは「平面」で「規定空気圧」にしてから測定することを忘れずに!

・基本的な最低地上高は9センチ以上だが、取り付け部品などで基準が変わることもある!

・安全性を考慮して、部品の交換などを行う場合はプロに依頼するようにしよう!

 

 

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車検の車高の審査方法!どのように測定するか?

車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

車高とは、「タイヤ接地面から車の最上部まで」のことです。ただし、“シャコタン”といった愛称で呼ばれるように、車高を下げているロースタイルの車は、地面から車体の一番低い箇所までの垂直距離を指しており、ロードクリアランスともいいます。

 

「道路運送車両の保安基準第3条」では、最低地上高について以下のように規定されています。

 

  1. 測定する自動車は、空車状態とする
  2. 測定する自動車のタイヤの空気圧は、規定された値とする
  3. 車高調整装置が装着されている自動車にあっては、標準(中立)の位置とする。ただし、車高を任意の位置に保持することができる車高調整装置にあっては、車高が最低となる位置と車高が最高となる位置の中間の位置とする
  4. 測定する自動車を舗装された平面に置き、地上高を巻き尺等を用いて測定する
  5. 測定値は、1cm未満は切り捨て、cm単位とする

 

車高を図るときの3つの基準測定場所

車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

車検において、地上高は9センチ以上というのがひとつの基準になっていると耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。とはいっても、どこの部分で9cm以上ないといけないのかを把握していなければ、車検に通らないこともあるかもしれません。車検前にどの部分を確認すべきなのか、3つの基準測定場所についてご紹介します。

 

車体下部全体

道路運送車両の保安基準第3条においても規定されているように、車高の高さを計測する場合は、「舗装された平面」で「規定空気圧」にしてから始めるのが大切です。規定を守ることで車検を通りやすくするだけでなく、車両の安全性を高めます。

 

車体下部を測定するためには、一番低く見えた箇所を中心に測定するようにしましょう。定規やメジャーなどを使って、地面から車体下部までの垂直距離を測ります。通常なら9センチ以上、樹脂製のエアロパーツを取り付けていれば5センチ以上が目安です。

 

マフラーの高さ確認

バンパーやサイドステップから地面までの高さに問題がなければ、次はマフラーから地面までの垂直距離を計測しましょう。下をのぞきこむとマフラーが地面に近づいている場合もあり、最低地上高がマフラーとなっていることも少なくありません。

 

そのなかでも、タイコと呼ばれる消音機部分が一番低くなることがほとんどです。目視で少し低いと感じたら、地面からタイコまでの垂直距離を測ります。マフラーの場合、最低地上高の基準は9センチ以上となっています。

 

フォグランプの高さ確認

意外と知られていませんが、車高の高さで重要なのがフォグランプです。フォグランプとは、霧などで視界が悪いときに使われるもので、ヘッドライトの下に取り付けられています。一見、車高の高さとは関係ないように感じるかもしれません。

 

しかし、初年度登録が平成18年以降の車両を対象に「フォグランプレンズの下側部分が地面から25センチ以上」という規定が設けられています。車高を低くした影響で基準値を満たしていない場合もあるため、忘れずに測定しておきましょう。

 

車高について

車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

車好きの人なら「ロースタイルで格好よくしたい」と思ったことがあるかもしれません。このように、車高を低くする人は少なからず存在しますが、車高についてしっかりと理解していない人もいるのではないでしょうか。ここでは、車高の高さの基準だけでなく、危険性についてまで、詳しくご紹介します。

 

車高とはなにを指している?

そもそも車高とは、本来「タイヤの接地面から車の最上部」を意味しています。しかし、一般的に知られている車高の意味は「地面から車体の一番低い部分」を指していることがほとんどです。これは、先ほどもご紹介した通り「最低地上高」と呼ばれています。

 

サスペンション(スプリング)を短くすることで、車高を低くすることができます。もしくは、すでに装着されているスプリングを切断して短くするといった方法もあります。スプリングを抜くといった方法もありますが、リスクの関係からおすすめできません。

 

車高を低くすることによって車両の重心が下がるため、コーナリングでの走行性能の向上につながります。また、スーパーカーやレーシングカーのように車高を低くすることでスタイルを追求し、「低い車は格好いい」という価値観を持っている人もいます。

 

車高の高さの基準

本来の意味である「車高」の高さは車検にはほとんど関係なく、一般的に車検に通るか通らないかで使われている車高のことを「最低地上高」と呼びます。これは、水平な地面から車の一番低い部分までの垂直距離が計測されたものです。

 

具体的な最低地上高の基準は「道路運送車両の保安基準第3条」によって規定されており、9センチ以上の高さが必要になります。そのため、最低地上高が9センチ以上あれば、基本的に車検に通すための基準としては問題ありません。

 

しかし、前輪より前方または後輪より後方に位置する地上高については別の基準があるなど、注意が必要です。また、サイズが大きい車ほど厳しくなっていたり、アンダーカバーなどを装着している場合は5センチ以上であったりと、基準が変わってきます。

 

車のパーツはどうすればいいの?

基本的な最低地上高は9センチ以上ですが、車の状態によっては基準が変わってくることもあります。たとえば、エアロパーツは車高に含まれることはなく、水平な地面から5センチ以上の高さにあれば問題なく車検に通すことができます。

 

ただし、以下のような規定が設けられており、注意が必要です。

 

  1. 樹脂製であること
  2. ウインカーやフォグランプなどの灯火類が埋め込まれていない事

 

つまり、エアロパーツが樹脂製以外、もしくはウインカーやフォグランプといったランプ類が埋め込まれている場合は、最低地上高は9センチ以上必要になります。

 

また、以下の部品については測定が除外されています。

 

  1. タイヤと連動して上下するブレーキ・ドラムの下端、緩衝装置のうちのロア・アーム等の下端
  2. 自由度を有するゴム製の部品
  3. マッド・ガード、エアダム・スカート、エア・カット・フラップ等であって樹脂製のもの

 

タイヤに空気を入れて車高を高くするのはNG!

車高の低さが原因で、車検が不合格にならないか不安に感じている人もいるかもしれません。これを回避する方法として散見するのが、タイヤの空気圧を入れて車高を高くすることです。ただし、最低地上高の基準では、タイヤの空気圧について明記されています。

 

そのため、あまり無理に空気圧を入れすぎることはできません。そもそも、タイヤの空気圧は走行や乗り心地だけでなく、燃費にも大きく影響するといわれています。空気圧を入れすぎることでハンドリングが悪くなるなど走行にも問題が生じてしまうかもしれません。

 

本来、タイヤには適正空気圧が存在します。その場しのぎでタイヤの空気圧を入れすぎることで、寿命を縮めることにもつながります。安全性の面からも、無理に空気を入れるようなことはするのではなく、プロに依頼して車高を調整するようにしましょう。

 

まとめ

車検に通るための車高はどれくらい?審査の基準についてご紹介

自分好みに車をカスタマイズしている人にとって、定期的に訪れる車検は不安に感じることも多いかもしれません。基本的に車高の高さは9センチ以上が必要とされていますが、取り付けられている部品によっても、基準が変わってくることがあります。

 

少しでも不安が残るようなことがあれば、ネクステージにご相談ください。中古車の販売・買取はもちろんのこと、ネクステージでは車検も行っています。安全性の面からも、車高を下げるための部品交換などは、プロに依頼するようにしましょう。

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