車検時のオイル交換の必要性は?オイルの種類や交換タイミングの確認方法
車を所持していると必ずオイル交換が必要となります。オイル交換にはいくつか種類があり、交換時期が異なるため、どれをいつ交換するとよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。車検時に勝手に交換されて費用が高くついたなど、後から困ることのないよう交換するタイミングを知ることが大切です。
この記事では、オイル交換の種類や交換するタイミングに併せて、エンジンオイルの重要性についてもご紹介しますので参考にしてください。
※目次※
・オイル交換は個人でも行えるため、車検前に交換しておくと費用が抑えられる場合がある。
・オイルには3種類ありそれぞれ交換するタイミングが異なる。個人で交換する場合は走行距離をしっかりと確認しておくことが大切。
・車検時のオイル交換費用を抑えたい、安心して任せたいという方は、国家資格を持ったプロの整備士がいるネクステージへ。
車検時のオイル交換は必要なの?
車検を受ける際には、オイル交換をすすめられることがよくあるでしょう。車の部品が劣化していると部品の交換も行う必要があります。しかし、オイル交換は個人でも行えるため、車検時に必ずしなくてはならないものではありません。
この項目では、車検費用を少しでも抑えられるよう車検時のオイル交換の必要性についてご紹介します。
オイル交換について聞かれるケースがある
車検を受ける際や定期点検を受ける際に「オイル交換はしますか」と聞かれることがあります。これは、車のオイルが重要な役割を果たしているためです。ですがオイル交換は、車検の検査項目に必ず記載されているものではありません。そのため、オイル交換をしなくても車検を通す事は可能です。
車検と同時にすると安く済む場合もある
ディーラーなどで車検を受けたとき「いつの間にかオイル交換をされていた」というパターンもあります。小まめにオイル交換をしていなかった場合、車検のタイミングで店舗が気を利かせてオイル交換をしてくれるのですが、それをあまりよく思わない人もいるでしょう。
車検のタイミングではなくてもオイル交換は可能です。オイル交換の時期が来たら自分で購入し、オイル交換を行うこともできます。自分の車の走行距離を把握して、車検時以外にもできるだけオイル交換をするようにしましょう。
そうすることで、車検の際に勝手にオイル交換をされてしまうリスクを減らすことができます。ただし、一緒にオイル交換をしたほうが安く済む場合もあるため、気になる方は車検を受ける予定の店舗に聞いてみましょう。
最安値を目指すなら事前に済ませておく手段もある
オイル交換は車検と一緒に行うこともできます。車検と整備を一括で行えば、手間を掛けずに費用も抑えられると感じる方もいるかもしれません。しかし、オイル交換は車検より前に済ませておくことがおすすめです。
オイルの種類や業者を選べないことが理由として挙げられます。特にエンジンオイルは車の耐久性に大きな影響を与えるため、どのようなものを使用するのか自身でしっかり確認して選べると安心です。
オイル交換の費用は、使用するオイル代と工賃に分けられます。ディーラーだと高額になりがちですが、カー用品店などでは比較的安価なオイルを選べることもあり、費用を抑えることが可能です。
車検などのタイミングで確認したいオイル交換は3種類ある
車のオイルには、よく耳にすることがある「エンジンオイル」に加え、安全に走行するために必要な「ブレーキオイル」、AT車に使用されている「オートマオイル」があります。それぞれ役割や交換時期が異なるため、よく確認しておくことが大切です。この項目では、3種類のオイル交換についてご紹介しますので参考にしてください。
多くの人が思い浮かぶ「エンジンオイル」
車の「オイル交換」と聞いて、真っ先にエンジンオイルのことを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。車のエンジンは金属製の部品でできています。エンジンオイルは部品をスムーズに動かすための役割を担っています。
エンジンオイルがなければ車を走行させることができず、トラブルの原因となるため、定期的な点検と交換が必要です。そのため、愛車を快適に長く維持するためにも、自分の車に合ったエンジンオイルを選ぶようにしましょう。
またエンジンオイルの交換目安としては、走行距離1万km~1万5,000km、もしくは1年としている車種もあります。さらに、エンジンオイルのチェックゲージを確認して、黒い汚れが目立っているようであれば交換が必要です。
交換費用は、ガソリンスタンドやディーラーによって異なります。安く済ませたいのであれば、交換費用やオイルの種類をよく確認することが大切です。
安全走行に必要な「ブレーキオイル」
ブレーキオイルとは、別名「ブレーキフルード」とも呼ばれます。その働きは、ブレーキを作動させるために必要不可欠です。車を止める際にブレーキを踏むと、ブレーキオイルが押し出されることにより、動いている車を停止させます。
ブレーキオイルがなければブレーキは作動しません。油圧によってコントロールされている車のブレーキは、要であるブレーキオイルが劣化することで、ブレーキの作動に支障が出てしまいます。そのような危険が伴うことから、安全走行を行うにはブレーキオイルは欠かせません。
ブレーキオイルには空気中の水分を吸収する性質があり、水分を吸収すると性能が下がり、ブレーキを踏んでも減速しにくい状態になります。交換する目安としては2年に一度のタイミングがおすすめです。
AT車に使用する「オートマオイル」
オートマオイルは、別名「ATF(オートマチックフルード)」とも呼ばれ、AT車に使用されているオイルです。エンジン動力をギアへ伝える装置の作動や油圧制御装置の作動、変速ギアの保護、AT内の熱や不純物の制御を行なっています。
これらが機能しなくなると、発進時や加速時のもたつきが起こるだけでなく燃費の低下、シフトチェンジ時のショックが大きくなるなど走行に支障が出てくるでしょう。そのため、走行距離が3万km~4万kmに一度のタイミングで交換しておくと安心です。
車検時などにオイル交換をしないとどうなるの?
オイル交換の相場は、標準的なオイルであれば2,000円~4,000円程度となっています。車検費用を少しでも、抑えるならできるだけ削りたい項目ではありますが、オイル交換を怠った場合に何か不具合は起こるのでしょうか。ここでは、車検前に知っておきたい、オイル交換の必要性について事例を挙げながらご紹介します。
エンジントラブルのリスクが高まる
エンジンオイルの役割は、主に以下の5つです。
エンジンを動かすための潤滑作用
気密性を保つ密封作用
エンジン内で発生する熱を放出する冷却作用
燃焼による汚れを浄化する清掃分散作用
サビや腐食から守る防錆作用
これらの役割がひとつでも欠けると、エンジントラブルの原因につながります。少しでもエンジンを長持ちさせるためには、エンジンオイルの定期的なチェックと交換は大切です。
燃費性能の低下も懸念される
エンジンオイルは、燃焼時に発生する汚れを清掃する役割を果たしているため、長い間交換しない状態が続くとエンジン内部に汚れが溜まり、エンジン本来の性能が発揮できなくなり、エンジントラブルの原因につながります。また、エンジンを円滑に動かすための潤滑作用もなくなるため、エンジン内部での摩擦抵抗が増える可能性があるでしょう。
車が本来持っている性能が失われてしまうため、エンジンのパワーが低下したり、燃費性能が悪化する恐れがあります。
オイルの色が変色する
ブレーキオイルの交換頻度は2年に一度程度ですが、定期的に液体の色をチェックしてみましょう。新品の状態であれば薄い黄色となっており、時間が経過するとともに茶色く濁っていくといった変化を見ることができます。
これは、ブレーキオイルが空気中の水分を吸収する性質を持っており、それに伴い変色していくためです。水分を吸収するとオイルが劣化して、ブレーキオイルとしての性能が下がり、ブレーキキャリパのピストンを押すための力が加わらなくなります。ブレーキを安全に作動させるためには、ブレーキオイルは欠かせません。
減速させるためにブレーキを踏んだとしても正常に作動しないため、事故に繋がってしまうこともあります。そのため、定期的なチェックや交換が必要です。
車検前にオイル交換の必要性を確認してみよう
エンジンオイルの交換タイミングを自分で確認したい方もいるでしょう。確認方法はそれほど難しいものではありません。ただし、間違うと火傷をする可能性もあるため、正しい方法で行うことが大切です。ここでは、エンジンオイル交換のタイミングを確認する方法を解説します。
エンジンオイルの確認方法
エンジンオイルを確認するときには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。それはエンジンを切った状態で行うこと、運転前に行うこと、運転後に行うときにはエンジンの熱が冷めてからにすることです。これらを守らないと火傷をする可能性があります。
エンジンオイルのオイルゲージを確認するときは、エンジンが冷めている状態で行うことが重要です。エンジンをかけるとエンジン周りは高熱になり、エンジンを切ってもしばらくは熱が残ります。そのため、エンジンが冷えている状態で行えば火傷をする心配もなく安全です。運転後に確認をするときは、慎重に行いましょう。
オイルレベルゲージの使い方
エンジンオイルの量や状態を確認するときは、オイルレベルゲージを使います。オイルレベルゲージとは、エンジンルームにある輪の持ち手が付いた棒のことです。保管されている場所は車種ごとに異なりますが、多くの場合エンジンのすぐそばに設置されているでしょう。持ち手に色が付いていて、目立つように配慮されている場合もあります。
使用時は、まずオイルレベルゲージを抜き取り、ウエスなどで拭き取ってから奥まで差し込みましょう。もう一度引き抜くと、オイルの量や色が確認できます。
オイル交換をするタイミングの見極め方
オイル交換が必要な状態を判断するには、色と量に注目しましょう。エンジンオイルの量に問題がないかは、オイルレベルゲージについている点の位置で確認します。
2つの点の間にオイルがとどまっているならオイルの量は適正です。点より下の場合はオイル不足、点より多い場合はオイルが過剰と判断します。
次にエンジンオイルの色を確認しましょう。色を見れば、エンジンオイルの質が分かります。オレンジから少し茶色がかっている状態であれば問題ありません。黒色である場合や、濁っている、またはオイルがドロドロしている場合は交換を考えたほうが良い状態です。
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まとめ
オイル交換には3種類のオイルが関係しますが、それぞれが重要な役割を果たしています。そのため、それぞれを適切なタイミングで交換することが大切です。中でも、特に重要で小まめな交換を必要とするものがエンジンオイルでしょう。
エンジンオイルは車を維持するために重要なものです。定期的な交換をすることで、大切な愛車を長持ちさせられます。オイル交換のご相談ならネクステージにお任せください。エンジンオイルを含め、お客様のカーライフを総合的にサポートいたします。