車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

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車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

走行中の車を減速させたり停止させたりするブレーキシステム、その中でも「ブレーキパッド」は、実際に車のスピードを制御する重要なパーツです。しかし、あまり頻繁に交換するパーツではないため、車検時に交換をすすめられたとしても「まだ使えるのでは……」と考える方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、ブレーキパッドの交換目安、さらには車検での測定方法や規定などについて紹介します。安全にかかわる重要なパーツであるブレーキパッドについて理解を深められるでしょう。後半では、ブレーキパッドの消耗を抑える運転上の注意点も紹介しています。

 

目次※

1.車検項目でのブレーキパッド測定方法と規定

2.車検前にブレーキパッドをチェック そのまま使い続けたらどうなるのか

3.ブレーキパッドの交換費用はどのくらいか

4.ブレーキパッドが消耗しやすい環境と運転上の注意点

5.ブレーキパッドは定期チェックが一番!信頼のおける業者で残量チェックを

6.まとめ

 

■POINT

 

・車検にパッド残量に関する規定はないため、交換しなくても合格することがある

・ブレーキは人の命に関わる重要なパーツなため、日ごろのチェックと早めの交換を心掛けよう!

・交換時期の目安はあるが、運転の仕方や環境によって残量は変わる!優しい運転で寿命を延ばそう

 

 

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車検項目でのブレーキパッド測定方法と規定

車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

実は、車検の検査項目で「ブレーキパッドの残量測定」という項目は存在しません。極端なことを言えば、残りが1mmであっても車検に合格することはあります。

 

ブレーキの検査は「ブレーキがしっかりと利くか」ということです。機械によって回っているタイヤに対してブレーキを踏み、しっかりと正常に利いているかを検査します。パッド残量の規定もありませんし、検査官によって残量を検査されるということもありません。

 

そのため、ブレーキパッドの交換をすすめられたとしても、車検に合格することだけに焦点を当てるのであれば、交換をする必要はないということになります。

 

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車検前にブレーキパッドをチェック|そのまま使い続けたらどうなるのか

車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

車検では、パッドの残量についての検査項目や規定はありませんが、安全面から考えればチェックは必要不可欠な部分といえるでしょう。残量がほとんどない状態でそのまま使い続けてしまった場合、事故を起こす可能性が高まり命に関わる問題になるからです。しかし、残量は外観から確認することはできないため、いろいろな方法でチェックをする必要があります。

 

ブレーキパッドを目視する方法

ブレーキパッドを目視するには、ホイールを外す必要があります。自分で目視する時は、安全対策を施して作業をしましょう。特に、ジャッキで車を持ち上げた際、車の下に潜り込むのは危険です。また、うまくいかないと感じた場合は作業を中断し、業者に依頼しましょう。

 

【ブレーキパッドを目視する作業手順】

  • 1. ジャッキを使って車を持ち上げる
  • 2. ホイールを固定しているボルトやナットを全て取り外す
  • 3. ホイールをハブから外す
  • 4. ブレーキキャリパーの点検窓からブレーキパッドを目視で点検する

 

点検窓はブレーキキャリパーの中央付近にあります。ブレーキパッドの厚みを確認し、交換が必要か判断しましょう。

 

ブレーキパッド交換の残量目安は2~4 mm

残量が2~4mmになったら交換時期です。新品の状態は10mmほどあるため、およそ半分以下の残量になったら交換時期ということになります。

 

2mm以下の場合は、早急に交換しましょう。かなり摩耗した状態であると、土台の部分が露出して、ローターを傷つけてしまいます。さらに、摩擦熱によってブレーキフルードが沸騰し、ブレーキが利かなくなり危険です。

 

また、残量が5mmであった場合は注意が必要です。次の点検や車検までに時間があり走行距離が伸びる場合、残量が減って危険な状態になる可能性があります。安全を考えて交換を検討しましょう。

 

ブレーキパッド残量が0になった時の危険性

残量が0mmになると非常に危険です。残量がない状態でブレーキを踏んでも、全く利きません。残量がない状態での走行は、人の命に関わる重大事故につながります。

 

ブレーキパッドは、実際にブレーキ機能のあるライニングと、それを支えている土台の2つで成り立っています。残量とは、ライニング部分の厚さのことです。高速で回転するローターを、ライニングが摩擦を発生させてローターを制御します。

 

残量がなくなり土台のみとなってしまうと、その土台がライニングの代わりにローターの制御を行うことになります。土台は、ブレーキをかけるために作られてはいません。そのため、土台ではローターを摩擦で制御することはできず、ブレーキが利かなくなります。

 

パッドウェアインジケーターで残量をお知らせ

残量が減っている場合、視覚や音で知らせてくれます。これが「パッドウェアインジケーター」です。パッドウェアインジケーターには、電気式と機械式の2種類があり、それぞれで訴えかける媒体が異なります。

 

電気式の場合はパッドに電線が取り付けられており、その電線が削られて切断されることで残量がなくなったと判断され、インパネに警告灯が点灯します。視覚で判断できるため、分かりやすいシステムと言えるでしょう。

 

機械式の場合、パッドの中にあらかじめ金属片が入っています。その金属片が入っている部分まで削れ、金属片が露出することによってローターと接触して「キーキー」という音が発生する仕組みです。この音が発生したら交換時期ということになります。

 

注意したいのは、金属片自体が摩耗することによって、音が聞こえなくなることです。「音がしなくなったので換えなくてよい」と思わないように注意しましょう。

 

走行距離で考える交換目安

走行距離で交換時期を判断することも可能です。パッドは「1万km走行すると約1mm削れる」とされています。新品の残量は10mmほどありますので、7万kmや8万kmほど走行できると考える方も多いかもしれません。しかし、熱によってすり減る量が多くなることもあるため、実際はもっと早めに交換をする方がよいでしょう。

 

普通車の場合、3万km~4万kmで交換することが理想です。軽自動車の場合は4万km~5万kmを目安にしましょう。

 

ブレーキフルードの残量を見る

油圧式ブレーキの動作に必要な液体が、ブレーキフルードです。ブレーキパッドがすり減ってくると、ブレーキフルードの消費も多くなります。つまり、ブレーキフルードをチェックすれば、ブレーキパッドの状態もある程度把握できると言えるでしょう。

 

ブレーキフルードの残量は、ボンネット内のエンジンルームにあるタンクの残量でチェックできます。MINもしくはLOWERに液面が近づいていた時は、ブレーキフルードを補充するタイミングです。同時にブレーキパッドの交換も行いましょう。

 

なお、この方法は、前回のブレーキフルードの補充とブレーキパッドの交換時期が一致している必要があります。

 

ブレーキパッドの役割とブレーキが利くシステム

ブレーキパッドは、車を制御するための重要な役割を担います。ローター(ブレーキディスク)は、タイヤと連動して回転する部品です。ブレーキパッドはローターを挟み込むようにして設置されています。高速回転しているローターをパッドが両側から挟んで摩擦を起こすことでローターの回転が遅くなり、車が減速する仕組みです。

 

ブレーキパッドはピストンによって押し出されてローターを挟みますが、ピストンは、ドライバーがブレーキを踏むことによって発生する、ブレーキフルードの圧によって動かされています。なお、実際の圧力はドライバーの踏む力ではありません。「マスターシリンダー」と呼ばれる部分で作られています。

 

ブレーキパッドの交換費用はどのくらいか

まず、ブレーキパッド本体の費用についてです。本体費用は軽自動車の場合、フロントとリアで各7,000円ほどです。普通自動車の場合、フロントとリアで各8,000円ほどとなるでしょう。

 

スポーツ走行用のもの、輸入車や高級車のものはさらに高価となります。パッド自体も高価ですが、交換費用も高額になる傾向です。フロント、もしくはリアのみで5,000円~7,000円ほどすると考えておいた方がよいでしょう。

 

部品代と工賃を合わせて、前後どちらかだけで、軽自動車の場合は1万2,000円~1万4,000円ほど、普通自動車の場合は1万3,000円~1万5,000円ほどかかります。

 

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ブレーキパッドが消耗しやすい環境と運転上の注意点

車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

走行距離によっておおよその交換時期の目安はありますが、運転の仕方によって交換時期は変わると認識しておきましょう。ここからは、ブレーキパッドが消耗しやすい運転を解説します。

 

車間距離をあけて無駄にブレーキを踏まない、エンジンブレーキを上手に利用するなど、優しい運転を心掛ければパッドの消耗は抑えることが可能です。ブレーキパッドに負担がかかる運転は避けるようにしましょう。

 

乱暴な運転や急ブレーキが多い運転

運転のマナーという観点からも、乱暴な運転や急ブレーキは好ましくありません。車間距離を詰めたり、必要以上に加速したりする車が該当します。

 

車間距離を詰めると前を走る車が減速する度にブレーキを頻繁に踏むことになり、時には急ブレーキをかけることもあるでしょう。そのような運転の仕方では、パッドの減りは早くなります。また、必要以上の加速も同じです。スピードが出ているため、頻繁なブレーキや急ブレーキをかける確率も高くなります。

 

車間距離をあけて適度なスピードで走行すれば、前を走る車が減速したとしてもエンジンブレーキで事足りることが多くなるでしょう。不要なブレーキングが減りパッドへの負担がかかりません。

 

山道・下り坂運転が多い車

山道や下り坂の運転が多いと、平坦な道よりも加速してしまうため、必然的にブレーキングの回数が増えます。その結果、パッドの消耗も早くなるでしょう。

 

こういった場合には、エンジンブレーキを上手に利用することが重要です。下り坂になる前にあらかじめ低いギアに落としておけば、下り坂の勾配による加速も制御され、ブレーキングを減らせます。

 

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ブレーキパッドは定期チェックが一番!信頼のおける業者で残量チェックを

車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

ブレーキに関する部品が摩耗した状態のまま走行すると、事故やトラブルを起こす確率が上がります。車検や1年点検の前だけでなく、定期的なチェックを心掛けることで車の安全性を保ちましょう。

 

ブレーキの利きのよさに大きな影響を与えるブレーキパッドは、とても重要なパーツです。ここからは、ブレーキパッドの定期的な検査の必要性について解説します。

 

車検前だけでなく定期的に検査する

ブレーキに関係するパーツは、車検を通すために交換するだけで十分といった話を耳にすることがありますが、それは危険と言えるでしょう。走行距離は車によって異なり、ブレーキの摩耗の速さも変わります。定期的なチェックは、事故を未然に防ぐためにも重要です。

 

自分で残量のチェックもできますが、作業には手間がかかります。素人にはハードルが高い作業と言えるかもしれません。ブレーキパッドの点検は、安全意識の高い信頼できる業者への依頼がおすすめです。プロによる確かな点検によって、摩耗の予兆を見逃すことなく、適切な交換ができるでしょう。

 

ネクステージの保証は消耗品もカバー

ネクステージでは、購入から一定期間内であればブレーキパッドをはじめとする消耗品も保証しています。保証期間はプランによって変わり、最長で3年間の保証が可能です。

 

1年以上のプランであれば、保証期間に合わせて納車から6か月・12か月・24か月・36か月の周期で無料の定期点検も実施しています。消耗している部品を早期に発見し交換することで、安心・安全なカーライフを実現しましょう。

 

まとめ

車検でブレーキパッドを交換する?交換目安と車検の規定

車検にはパッド残量を計測する規定はありません。しかし、交換せずに残量がなくなってしまった場合、車を制御できなくなるなど深刻なトラブルとなります。人の命にも関わるため、早めに交換することが大切です。

 

ブレーキパッドは安全面で重要なパーツであるため、残量のチェックや相談などは信頼のおける業者で行いましょう。ネクステージでは、高い技術を持った国家資格を有する整備士が常駐しており、パッドの残量チェックやその他のメンテナンスなどについても安心して相談できます。車で不安なことがありましたら、ぜひネクステージにお任せください。

 

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