車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

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車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

車を持っている人には例外なく車検が義務付けられていますが、わずらわしく感じている方も多いでしょう。費用も10万円前後と決して安いとは言えない値段が掛かってきますし、車検場に車を持っていく手間や時間も掛かります。

 

しかし車検を受けるのは単に決まりだからというわけではありません。定期的な車検があるからこそ私たちは安全に車を運転することができるのです。この記事では車検がどういった意味を持っているのか、実際にどのような検査が行われているのかを詳しく見ていきましょう。

 

※目次※

1.車検とはなにか

2.車検と整備は何が違う?

3.車検の検査項目の内容

4.車検に通らなかった場合の対策

5.車検の見積もりの内容は?

6.まとめ

 

■POINT

 

 

・車検は安全に公道を走れる基準を満たしているか国がチェックするためのもの

・車検は24ヵ月点検とセットで行われる

・車検に落ちてしまったら満了期間から15日以内に改善を!

 

 

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車検とはなにか

車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

車検とは「自動車検査登録制度」のことで、自分の乗っている車が国の定めた保安基準を満たしているかチェックするためのものです。車検を受けていない車は公道を走ることができません。普通乗用車や軽自動車の場合、初年度は購入から3年目に、その後2年ごとに車検を受けることになります。

 

国の定めた保安基準は、車が道路を走る上で安全面や環境面の問題はないか判断するためのものです。車はこの保安基準に十分配慮して作られるものの、その後どんな状態になっていくかは所有者の使用状況によって大きく変わってきます。

 

国が決めた基準に基づいて定期的な検査を行わないと予期せぬ事故や環境破壊に繋がってしまう可能性もあります。車検は車を利用する人だけでなく、車のある社会で生活する全ての人のために設けられている制度と言えるでしょう。

 

車検と整備は何が違う?

ディーラーやカー用品店、車検専門店などで車検を依頼すると「法定24ヶ月点検」が行われます。同時に行うため混同されがちですが、車検と点検・整備ではまったく意味が違ってくるのです。

 

車検は前項の通り「国が定めた基準を車が満たしているかチェックすること」です。対して法定24ヵ月点検は「車の正常な状態を保ち、事故や故障などを未然に防ぐこと」を目的に行われます。車検に問題なく合格するためにも法定点検と必要な整備をセットで行うのは合理的と言えるでしょう。

 

自分で運輸支局に自動車を持ち込むと車検のみになるので費用を抑えることができますが、法定点検・整備は自分で行わなければなりません。安全面や手間を考えると費用を払っても業者に依頼するのが無難だと言えます。

 

車検の検査項目の内容

車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

車検で「公道を走る上での安全面・環境面に問題がないか」をチェックするために具体的にはどのような検査が行われるのか詳しく見ていきましょう。検査内容を知ることで車検に時間が掛かる理由や重要性にも納得がいくはずです。

 

同一性の確認

同一性の確認とは、自動車検査証(車検証)に記載されている内容と持ち込まれている車が同一のものであるかを確認することです。エンジンが不正に改造されていないかを確かめる意味もあります。

 

具体的にはエンジンに打刻されている番号と車検証記載の車台番号が同一かどうかを確認する行程です。検査官はボンネットを開けてエンジンルームを目視することで番号を確認します。

 

外回り検査

外回り検査ではヘッドライトやテールライトなどの灯火類の動作状況、ホイールナットの緩み具合、ワイパーやクラクションが正常に動作するかの確認を行います。

 

まず検査官が車の前方に回りライト類をチェックするので、指示に従ってポジション球、ロービーム、ハイビーム、さらに左右のウィンカーと切り替えていきます。後方の場合はブレーキランプ、ポジション球、バックランプ、ウィンカー、ハザード……といった具合です。

 

ホイールナットの点検は検査官が工具でナットを叩き、緩み具合をチェックします。ワイパーやウォッシャー液、クラクションも実際に作動させて動作を確認していきます。最後は検査官が運転席にてクラクションマークやコーションラベル、発煙筒の有効期限の確認をして外回り検査は完了です。

 

サイドスリップ検査

サイドスリップ検査というのは車が真っ直ぐ走れるかどうかをチェックするためのものです。ハンドルをまっすぐの状態にしたまま1mを走行し左右の誤差を計測します。

 

改造していたりタイヤ周りを強くぶつけたことがあったりするなど車の使用状況によっては多少のズレが出てくることもあります。本人はいつも運転しているから慣れているかもしれませんが、少しの誤差でも車がまっすぐ走れないというのは非常に危険です。

 

ブレーキ検査

ブレーキ検査ではブレーキとサイドブレーキの効き具合を確認します。ローラーの上にタイヤを乗せた状態で電光掲示板の指示に従ってブレーキやサイドブレーキを操作していきます。

 

このとき注意しなければいけないのは、ブレーキをしっかり踏み込まないと検査に引っ掛かってしまうということです。普段は徐々に減速させていくものなので、ブレーキもゆっくり踏み込むことに慣れている人が多いでしょう。検査ではしっかり踏み込まないと確実に作動しているか判断ができないのです。

 

ブレーキパッドは安全面において特に重要なパーツなので、車検でOKとされても擦り減ってきたと感じる場合は早めに交換するようにしましょう。

 

スピードメーター検査

スピードメーター検査では、実際に出ている速度とスピードメーターの示す数値の誤差を計測します。検査ではスピードメーターが40km/hになるまで車を加速させ検査場の計測器と比べてどのぐらい誤差があるかを調べます。

 

ただスピードメーターに多少ズレが出るのは仕方がないことなので、誤差の許容範囲も10km/h程度とそこまで厳密ではありません。

 

ヘッドライト検査

ヘッドライト検査ではヘッドライトの光量と光軸の検査をします。適正な明るさで適正な向きにライトが照らされているかを確認する行程です。

 

検査ではローラーの上に停車した状態で電光掲示板の指示に従いハイビームでのヘッドライト点灯を行います。点灯した状態で待っていれば、ヘッドライトテスターによって適正に照らされているかが検査されます。

 

排出ガス検査

排出ガス検査ではマフラーから排出されるガスに含まれるCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の濃度を計測します。これらは有毒ガスとされていて、濃度が高すぎると環境汚染に繋がってしまうのです。

 

検査は排気ガステスターを使って行います。車をアイドリング状態にして、電光掲示板の指示に従ってプローブと呼ばれる管状の装置を差し込むと計測が開始されます。

 

整備不良でエンジンの状態が悪くなっていると排気ガスにも問題が出る恐れがあります。これは燃費が悪くなっているということでもあるので、環境だけではなく所有者にも直接的な影響を及ぼすのです。

 

下回り検査

下回り検査では検査官が車体の下からオイル漏れやボルトの緩み、ドライブシャフトブーツの劣化の有無などを確認します。各部が正常に作動しているかチェックするため、運転手はブレーキ類やギアの操作を行う必要があります。

 

オイル漏れに関しては目視確認のため、実際に異常があっても発見されないこともあるでしょう。安全に走り続けるためには車検さえ受けていればそれでOKとするのではなく、日頃からマメに整備を行っていることが大切なのです。

 

車検に通らなかった場合の対策

車検に通らなかった場合は、問題があるとされた箇所を速やかに改善した上で再検査を受けなければいけません。この再検査については当日に受けることができれば追加費用は掛かりません。

 

またその日には改善できず車検満了期間を過ぎてしまうことがあれば、満了日から15日間公道を走行できる「限定自動車検査証」を発行してもらえます。

 

いずれの場合も期間内であれば再検査の必要があるのは問題があった箇所なので、改善後の車検にそこまで時間は掛からないでしょう。

 

もし満了日から15日以内に車検を受けられない場合は公道を走れなくなる上に検査も一からやり直しです。レッカーや仮ナンバーの手配など手間もかさんでくるのでいいことは一つもありません。基本は期間厳守と覚えておきましょう。

 

車検の見積もりの内容は?

車検にはそれ自体に掛かる法定費用と、車検前の24ヶ月点検の整備費用が掛かってきます。これを合計すると普通自動車で大体10万円前後になるのです。

 

車検に必要な法定費用は「自賠責保険料」「自動車重量税」「印紙代」です。

 

自賠責保険料は24ヶ月契約であれば、普通自動車は2万1,550円、軽自動車は2万1,140円です。自動車重量税は0.5トンごとに増税されていき、普通車なら1万6,400~4万1,000円といったところです。対して軽自動車は6,600円と安くなっており、ここで普通車との差が出てきます。

 

収入印紙代は国の指定整備工場であれば1,100円、認証整備工場なら1,400~1,800円となっています。

 

24ヶ月点検の費用は依頼先や整備する内容によっても変動があります。カー用品店や車検専門店で2~8万円、ディーラーに頼むと4~10万円ほどです。ディーラーのほうが高くなっているのは車検に必要な項目以外も細かくチェックしてくれるためです。車の状態や個人個人のニーズの違いによっても変わってくるでしょう。

 

まとめ

車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

今回は車検で検査される内容を細かく紹介してきました。いずれも車を安全に快適に運転していくには必要不可欠なものばかりです。日頃からメンテナンスをしっかり行っておくことが問題なく合格するための近道と言えるでしょう。

 

とは言っても、よほど車に詳しい人でもない限りなかなか行き届かない部分もあることは否めません。せめて車検前の点検は信頼のおける業者に依頼したいところです。

 

ネクステージでは、国家資格を持ったスタッフが責任をもって車検に向けた点検をお引き受けします。まずは無料見積もりからお気軽にお問合せください。

 

※本記事に記載の自賠責保険料は、基準料率改訂等の理由により変更となる場合があります。最新の自賠責保険料率表は損害保険料料率算出機構のHPをご確認ください。

車検の検査項目内容を徹底解説!車検ではなにをチェックされるの?

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