車検シールとは?タイプごとの見方や貼り方と貼り忘れたときの罰則
車検に通ると、車検シール(検査標章)を受け取ることになります。「車検シールに書かれた数字は何を意味しているの?」「車検シールは必ず貼らなければいけないの?」といった疑問を抱えている方も多いかもしれません。
車検シールに関する知識をつけておくことで、安全なカーライフを実現できるでしょう。そこで今回の記事では、車検シールについて知りたい方に向けて、シールの見方・貼り方・注意点など幅広く解説します。
※目次※
・車検シールは車の有効期限を表示するもの。普通自動車用と軽自動車用でデザインが異なるため注意!
・車検シールを貼り忘れると道路運送車両法違反になり罰則の対象になる!
・車検ならネクステージまで。地域最安値を目指しておりリーズナブルかつ高品質な車検が受けられる!
車検シールは検査標章のこと
車検シールは、車の有効期限を示す「検査標章」を指します。この記事を読んでいる人の中には、「車検シールについて正直よく分かっていない」という方も多いのではないでしょうか。
特に車検シールを貼り忘れてしまったような場合は、罰則の対象になるため注意が必要です。ここでは、車検シールの基礎知識について、3つのトピックに分けて解説します。
検査標章は車の有効期限を表示するシールのこと
検査標章は、車の有効期限を表示するシールです。無車検状態での車の走行を防止するものとして、道路運送車両法第66条によって規定されています。「検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない」(同法第66条)とされているように、運転時に必要なものです。
また「検査標章若しくは保安基準適合標章を偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造に係るこれらの物を使用してはならない。」(同法第98条)と規定されているように、偽造や不正利用も固く禁じられています。
車検シールはデザインが変更されている
無車検運行を防止する観点から、車検シールは定期的にデザインが変更されています。平成16年までは、手作業で交付されており、誤交付することも珍しくありませんでした。そこで、平成16年1月から、自動車登録検査情報システムから印刷する方法に変わっています。
従来のものに比べてシールが小さくなったため、文字の視認性が悪いと言う課題がありました。そこで平成20年11月から文字の大きさを改良し、多少の距離があっても数字を視認しやすくなっています。
貼り忘れは罰則の対象になる
有効期限の切れた車検シールを貼っていたり、車検を受けたにもかかわらず車検シールを貼り付けていなかったりした場合は、罰則が科せられます。
道路運送車両法第109条によれば、これらの法律に違反した場合は、3万円以下の罰金となります。
また先ほど解説したように、車検シールの偽造や不正利用も法律違反です。道路運送車両法第98条によれば、こちらは3年以下の懲役、もしくは10万円以下の罰金(またはその両方)が科せられます。
車検シールは車のタイプに合わせて2種類ある
車検シールは、普通自動車用と軽自動車用の2種類があります。普通自動車、または軽自動車しか乗らない人であれば、両者にどのような違いがあるのか分からない方も多いでしょう。
普通自動車用の検査標章
普通自動車用の検査標章は、陸運局で発行でき、「青地+黒文字」になっています。シールのサイズは40mm×40mmです。現在のデザインは2017年度から始まっており、従来のものに比べて少しだけ大きくなっています。
シールの中央付近に書かれている数字が「車検満了月」となります。。また表面の四隅に書かれている数字が、「車検満了年」です。そのため、一目見ただけで、「何年の何月に車検が切れるのか」が分かりやすくなっています。
軽自動車用の検査標章
軽自動車用の検査標章は、普通自動車用のものとデザインが異なります。カラーリングは、軽自動車のナンバープレートをイメージした、「黄色地+黒文字」です。シールのサイズは、普通自動車用と同じく、40mm×40mmとなっています。
シールの表面には、「車検満了年月」が記載されているものの、普通自動車用とデザインが大きく異なります。シール上部の楕円の中に表示されている数字が「車検満了年」、下部に記載されているのが「車検満了月」です。
車検シールで車検満了日を調べる見方
車検シールには、車検満了日が記載されています。車検満了日の確認は、車検を切らさないためにも重要です。前の項目でも少し触れましたが、普通自動車と軽自動車では、車検シールのデザインが異なります。
車検シールの見方が分かれば、車検満了日をスムーズに確認できるようになるでしょう。ここでは、車検シールで車検満了日を調べる見方を解説します。
普通自動車の車検シールの見方
普通自動車に割り当てられる車検シールは、青色で黒の数字が記載されているデザインです。表と裏とでは書かれている文字が違いますが、同じ内容と考えて構いません。
シールの表には、車検の有効期限が満了になる年度と月が記されています。より大きく書かれたほうが月で、小さめに書かれているのが年度です。例えば、「3」「11」と書かれてあれば、令和3年11月に車検が切れることを表しています。
シールの裏には、車検が切れる年月日まで記載されているので確認してみましょう。例えば、令和3年11月7日に車検が切れる場合は「3年11月7日」と書かれています。
軽自動車の車検シールの見方
軽自動車に対しては、黄色い車検シールが発行されます。こちらも黒い文字で数字が記載されており、その意味は普通自動車用の車検シールと同じです。黄色なので誤解されることもありますが、要注意として扱われているわけではありません。
表に書かれている数字は、上と下の2つに分かれています。ラグビーボールのような楕円形に囲まれている上の数字は満了年度、その下に書かれている大きな文字は満了月です。「3」「11」と書かれている場合、令和3年11月が車検切れの年月であることを示しています。
裏側は、普通自動車の裏側に書かれている文字と全く同じです。車検の期限が満了する年月日が横書きされています。「3年11月5日」と書かれている場合、その日付が車検の切れる日となり、この日までに車検を通す必要があります。
車検標章と一緒に渡される丸いステッカーは?
指定工場で定期点検を受けると、車検シールとは別に丸いステッカーが渡されます。これに書かれている数字が示す意味は車検シールとは異なり、次の点検整備の年月です。裏面には定期点検を実施した日づけや点検整備を行った整備工場名が入っています。
これは「ダイヤルステッカー」と呼ばれるものであり、プロの整備士が点検した証です。ダイヤルステッカーの貼り付けは義務ではありません。放置していても構いませんが、より確実に点検日を確認したい方は、目立つ場所に貼っておきましょう。
車検シールの貼り方と剥がし方
車検シールが交付されたら、適切な位置にシールを貼らなければなりません。特に車検シールの場合は、普通のシールと違って、貼り方がやや複雑になっています。
また新しい車検シールを貼る際は、古いものを剥がさなければなりません。ここでは、車検シールを貼るべき正しい位置や、車検シールの剥がし方について解説します。
車検シールを貼る位置
車検シールの台紙には折り目を付ける線が付いているので、その線までシールを剥がします。剥がされた台紙を折り目に沿って二つ折りにしましょう。半分だけ剥がしたシールを右側の台紙に移した上で裏を全て剥がして移すと、2枚のシールが1枚になります。これをフロントガラスに貼り付けます。
車検シールを貼る位置は、貼ってあることが一目でわかる場所にすることが重要です。一般的にはフロントガラスの中央、ルームミラーの裏側に貼り付けます。この位置なら運転席からシールが視界に入らず、煩わしさを感じることがありません。
運転席から最も離れた、助手席側の端に車検シールを貼り付けることもあります。フロントガラス上部に着色加工がある場合には、着色されている位置を避け、透明な部分に車検シールを貼り付けるように調整が必要です。
車検シールの剥がし方
新しい車検シールを貼る際に、古いものを剥がす必要があります。車検シールは比較的粘着力が強いため、中性洗剤やシールはがし、スクレーパーのようなアイテムを使うのがおすすめです。
手順としては、まず古いシールに中性洗剤・シールはがしを塗り、ラップをかけて放置します。10分程度おいたら、スクレーパーではがし、ティッシュやクロスを使って剥がした箇所をきれいにしましょう。
スクレーパーを持っていなくても、薄い板状のものであれば対応できます。
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まとめ
日常であまり気にすることのない車検シールですが、法律でもルールが定められているなど、カーライフには欠かせないアイテムです。貼り忘れは罰則の対象になるため、必ず車検シールを貼って公道を走るようにしましょう。
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