車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

ネクステージのサイトを検索お気に入りを見る

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

大抵の自動車は、フロントガラスに車検シールが貼られています。できればガラスにシールは貼りたくないという意見もありますが、自分の希望次第で貼らなくてもよいのでしょうか。

 

結論としては、車検シールを貼ってない車は罰則の対象です。車検方法によっては自分で新しい車検シールを貼る必要がありますが、上手な張り替え方法があります。正しい貼付位置や、もしもに備えて再発行方法も覚えておきましょう。

 

※目次※

1.車検シールを貼っていない車は50万円以下の罰金

2.車検シールとは?

3.車検シール以外のステッカーについて

4.車検シールが貼られていない車は自分で貼る必要がある!

5.手順通りに行うと古い車検シールがスムーズに剥がせる

6.新しい車検シールをきれいに貼る方法

7.車検シールを紛失・破損した時の再発行方法

8.まとめ

 

■POINT

・車検シールを規定位置に貼り付けることは義務であり、貼ってない車には罰則規定が適用される。

・ユーザー車検や車検代行業者による車検を行う場合は、車検シールを自分で貼る必要がある。

・車検シール再発行申請場所は、普通自動車と軽自動車では異なるため注意しよう。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

車検シールを貼っていない車は50万円以下の罰金

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

デザイン性や雰囲気を大切にしたい方の中には、フロントガラスに何も貼りたくないという声もあります。しかし、車検シールはフロントガラスに貼るよう国土交通省により規定されていることをご存じでしょうか。貼ってない車には、どのような影響があるのか調べてみましょう。

 

車検シールを貼っていない車は法律違反

道路運送車両法第66条において、車検シールを貼ることは義務とされています。そのため、貼ってない車は法律違反となることを覚えておきましょう。道路運送車両法第109条で定められている罰則は、免許点数の減点ではなく50万円以下の罰金です。

 

車検シールは、車両のフロントガラスの内側で目につきやすい位置に貼ります。また外からも車検満了日が確認しやすく、運転の妨げにならないような位置に貼ることが大切です。

 

【道路運送車両法】

第66条第1項

自動車は……国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。

第109条

次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。

第109条9項

……検査標章を表示しないで自動車を運行の用に供した者

※slide →

 

車検シールの代わりになる「保安基準適合標章」

車検満了時には、業者側が「保安基準適合証」と「保安基準適合標章」を発行します。「保安基準適合証」とは、国指定の自動車整備事業者による車両検査の結果、保安基準に適合している車と判断した証拠として発行する書類です。車両の詳細情報などが記載されており、運輸局に提出し審査を受けます。

 

「保安基準適合標章」も保安基準の適合車であることを証明する書類です。車両の詳細情報ではなく車検の有効期限が大きく書かれており、車検シールの代わりとなり、フロントガラスに貼っておけば公道を走れます。

 

ただし、あくまでも後日郵送で車検シールが送られてくるまでの「仮」という役割です。「保安基準適合証」「保安基準適合標章」ともに、有効期限は15日と定められています。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

車検シールとは?

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

車の所有者・使用者は、車検を一定期間ごとに受けなければならず、義務として法律により定められています。次回の車検がいつであるかを思い出すために発行されているのが車検シールです。この機会に、車検シールの正式名称や表示内容についての知識を深めましょう。

 

車検シールの正式名称は「検査標章」

「車検シール」は「検査標章」が正式名称です。車検シールに記載のある数字は、車検の有効期限を示します。サイズが小さな数字は車検の有効期限となる年が、大きいほうの数字は有効期限となる月です。

 

車両外だけではなく、車両内からも確認できるように車検シールの裏面にも有効期限の記載があります。裏面には自動車検査証の有効期間の満了する日が年月日で載っていて、ドライバー自身でも確認しやすいデザインです。

 

普通自動車と軽自動車では色が違う

普通自動車と軽自動車では車検シールの色が異なります。普通自動車の車検シールは青色で、軽自動車は黄色です。色を使い分けることによって、車検シールを見ただけで有効期限以外にも車の区分までひと目で判別できます。

 

車検シールのデザインが変更されるときもありますが、デザインの見やすさを向上するための変更であり、車検シールの表示内容や役割は変わりません。

 

車検シールの見方

車検シールの表面には、自動車検査証の有効期間満了年月が表示されています。満了年は和暦表示です。有効期間満了年月を過ぎてしまった車は公道を走れません。有効期間満了年は、年により配置位置が変えられています。裏面には、有効期間満了年月日が表示されているため、時折確認しましょう。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

車検シール以外のステッカーについて

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

自動車の点検整備を終えた後、車検シール以外のステッカーが貼られていた経験がある方も多いのではないでしょうか。自動車のリアガラスに貼られているシールもあります。

 

どのような種類のシール・ステッカーがあるのでしょうか。代表的なものについて解説します。

 

定期点検標章は期限切れに注意

車検シールと勘違いしやすいシールに「定期点検標章」があります。見た目もデザインも全く異なるものの、点検整備日や実施業者名が記載されているため、間違って車検シールと思い込んでいる方もいらっしゃいます。

 

大抵の場合、車内から見てフロントガラス左上に貼ってあります。円形デザインのため「ダイヤルステッカー」とも呼ばれ、12か月または24か月の法定点検完了を表すステッカーです。

 

定期点検標章の有効期限が切れても、車検のように罰則規定はありません。ただし、有効期限が切れたステッカーを貼り付けたままにしていると、保安基準違反になります。期限が切れた場合は速やかに剥がしましょう。

 

保管場所標章を貼っていない車も法律違反

大抵の場合、車を購入する際には車庫証明が必要です。管轄の警察署で自動車保管場所を申請した後に「保管場所標章」が発行されます。「保管場所標章」に記載されているのは、9桁の標章番号・保管場所・標章発行の警察署名などです。

 

「自動車の保管場所の確保等に関する法律」第6条には「保管場所標章」の貼付について表示する旨記載されています。罰則はないものの、貼ってない車は警察に注意される可能性が高いため注意しましょう。

 

低燃費・低排出ガス認定ステッカー

近年、リアガラスに「低燃費・低排出ガス認定ステッカー」を貼ってある車をよく見かけるようになりました。「低燃費・低排出ガス認定ステッカー」とは、国土交通省により、低排出車や燃費基準達成車として認定された車に対して発行されるシールです。

 

規定の燃費基準を上回るレベルに応じて、段階的に発行されます。このステッカーは、国土交通省への申請手続きを経た車にのみ発行されるため、無許可で使用できません。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

車検シールが貼られていない車は自分で貼る必要がある!

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

貼り付けの義務がある車検シールは、ディーラーや整備業者が貼り付けてくれるときもありますが、場合によっては自分で貼る必要があります。

 

自分で貼り付けが必要となる場合、車検シールを紛失、または貼り忘れてしまうこともあるでしょう。ここではどういった場合に自分でシールを貼り付けることになるかをご紹介します。

 

ユーザー車検や車検代行業者を利用する場合

ユーザー車検とは業者を通さずに自分で車検場に車両を持ち込み手続きするサービスを指します。この場合受け取ったシールを自分で貼り付ける必要があるため、忘れないうちに貼り付けましょう。

 

車検代行業者を利用する場合は、代行業者が車検場に車両を持ち込んで検査を受けます。この場合も検査後に新しい車検シールを受け取ってきてもらえますが、車検シールを貼り付けしてくれるかは代行業者によって異なります。もし貼り付けされていなかった場合は、すぐに自分で貼り付けましょう。

 

自社で車両検査を行い、車検更新の申請を運輸支局で行う場合、車検シールを貼ってない車は返還されるケースがあります。いずれにしても、車検シールの貼付は義務のため、速やかに貼るようにしましょう。

 

後日郵送で送られてくる場合

ディーラーや民間の車検場などで車検を受ける場合、検査は自社で行い、車検更新の申請は運輸支局でと分けて行うのが一般的です。

 

運輸支局における車検更新の申請が完了次第、新しい自動車検査証と車検シールを発行するため、検査が終了していたとしても車検シールの受け取りはできません。この場合、運輸支局がディーラーなどへ送付した後、郵送で自宅に届きます。

 

車検シールが到着するまでのあいだは、発行される「保安基準適合標章」を車両のフロントガラスに貼ることで、車検シールの代わりにすることが可能です。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

手順通りに行うと古い車検シールがスムーズに剥がせる

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

上手に車検シールを貼り変えるためには、まずは古い車検シールをきれいに剥がさなければなりません。準備しておきたいものをはじめ、車検シールをきれいに剥がす方法を3つのステップに分けて詳しくご紹介します。

 

剥がす前には、古い車検シールに水分を含ませておくのがポイントです。また、丁寧にスクレーピングした後、接着糊を拭き取ることできれいに剥がせます。

 

準備するもの

車検シールをきれいに剥がすときには、道具をそろえることからはじめましょう。必要な道具は以下のとおりです。

  • ・中性洗剤もしくはアルコールスプレー
  • ・ティッシュ
  • ・ラップ
  • ・ドライヤー
  • ・スクレーパー

 

ドライヤーはなくても困りませんが、用意がない場合車検シールを貼っているガラスを傷つけてしまうリスクにつながるため、可能であれば用意しましょう。

 

ステップ1:シール表面を濡らして剥がしやすくする

簡単に剥がれないように強力な粘着力を持つ車検シールは、剥がそうと思ったときになかなかうまくいかず、「きれいに剥がせない……」ということもあるでしょう。きれいに剥がすためには、車検シールに水分を含ませてしっかりとふやかしておく必要があります。

 

水で濡らしたティッシュを置いたり、中性洗剤やアルコールなどを付けたりして、車検シールの表面を濡らすとよいでしょう。水分を含ませるように表面を濡らしたら、車検シールの上からラップをかけて10分ほど時間を置いてふやかしましょう。中性洗剤やアルコールなどをしっかりと浸透させるためにも、ラップをかけて時間をおくのが効果的です。

 

ステップ2:丁寧にスクレーピングする

水分を含ませるとともに時間をおいてしっかりと車検シールをふやかしたら、丁寧にスクレーピングします。

 

スクレーピングをする際には、ヘラ状のスクレーパーを使いましょう。スクレーパーには金属製のほかプレスチック製もありますが、どちらを使用しても問題ありません。スクレーパーが用意できない場合は、定規やポイントカードなどで代用できます。

 

スクレーパーを使ってスクレーピングをする際には、丁寧に時間をかけて行うのがポイントです。いきなりスクレーパーを使うとガラスを傷つけてしまうリスクが高まるため、ドライヤーで温めてから行うとよいでしょう。

 

ステップ3:接着のりをきれいに拭き取る

粘着力が強い車検シールの場合、丁寧にスクレーピングをしても接着のりが残ってしまいがちです。そのため車検シール跡に残った接着のりは、直接アルコールスプレーをふきかけてからティッシュで拭き取ります。

 

それでもまだ接着糊が残っている場合には、車検シールをふやかしたときのようにラップを使うのがおすすめです。アルコールスプレーをふきかけたら乾かないうちにすばやくラップをかけ、しばらく時間を置きます。その後ラップを取り、ティッシュなどできれいに拭き取りましょう。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

新しい車検シールをきれいに貼る方法

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

古い車検シールをきれいに剥がせたら、貼り忘れないようにできるだけ早めに新しい車検シールを貼りましょう。基本的には古い車検シールがあった場所に貼り付けますが、フロントガラス上部に正しい貼り付け位置の指定があるため、分からなければ確認しましょう。

 

車検シールの裏面に記載のある方法で貼り付けると同時に、ゆっくり丁寧に貼り付けることがポイントです。

 

正しい貼り付け位置

車検シールの貼付位置は、国土交通省により規定されています。新しい車検シールを自分で貼る場合、まずは正しい貼り付け位置を確認しましょう。車検シールの貼り付け位置については、フロントガラス上部の状態によって異なります。

 

ルームミラーがある場合はフロントガラス上部、ルームミラーのない場合はドライバーから最も離れたフロントガラス上部が正しい貼り付け位置です。また、フロントガラス上部に着色のある場合は車両外部から車検シールを確認できるまで下げた位置に貼る必要があります。

 

国土交通省は、2022年6月に検査標章(車検シール)の標準位置を見直しする意向を発表しました。意見を募集し精査した後、正式に発表される予定です。

 

きれいに貼るコツは「ゆっくり丁寧に」

貼る前の車検シールは2つのシールが横並びになっていて、色付きシールは左側、透明シールは右側にあります。

 

まずは左側にある色付きシールを山折りにし、シールの半分だけを剥がしましょう。シートの中央に谷折り線があるため、線に合わせて谷折りにしたら、先ほど山折りにした色付きシールを右側のシールに被せるように貼り合わせます。

 

左の山折りにした部分を取り、ひとつのシールになるように貼り付ければ、左の色付きシールが右側へ移動して1枚の車検シールの完成です。シールが重なった状態で透明シールを剥がし、2枚が重なった状態のまま車検シールを正しい位置に貼り付けます。

 

きれいに貼るためには、ゆっくり丁寧を心掛けることがポイントです。車検シールの裏側には説明書きがあるため、貼る前にしっかりと確認しましょう。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

車検シールを紛失・破損した時の再発行方法

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

車検シールを注意して貼っていても、うまくいかないケースがあります。また、後日送付された車検シールを紛失・破損してしまった場合、再発行してもらうことが可能です。

 

万一に備えて、どこで再発行手続きをすればよいのか予備知識を蓄えておきましょう。

 

申請場所

普通自動車と軽自動車の場合では、車検シール(検査標章)再発行の申請場所が異なります。各申請場所は、下記のとおりです。管轄地域の申請場所や受付時間を事前に確認してから出向くようにしましょう。持参すべき必要書類は次の項目で取り上げます。

 

【申請場所】

・普通自動車:運輸支局または自動車検査登録事務所

・軽自動車:軽自動車検査協会

 

再発行に必要なもの

再交付手続きをする際の必要書類は、下記を参照してください。2022年9月現在、再発行手数料はいずれも300円です。申請書は、Web上でダウンロードできるほか、窓口でも受け取れます。車検シールが破損した場合など、持参できる場合は提出が必要です。詳しくは各申請場所へ問い合わせましょう。

 

【普通自動車】

・自動車検査証

・申請書

・手数料納付書

・印鑑(使用者本人申請の場合、認印可)

・委任状(代理人申請の場合、使用者の記名押印しているもの)

 

【軽自動車】

・自動車検査証

・申請書

・申請依頼書(代理人申請の場合)

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

 

まとめ

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

何気なく見ている車検シールは、貼付義務があります。貼ってない車は法律違反となり、罰則規定が適用されるため注意しましょう。正しい貼付位置も国土交通省により定められています。自分で貼る必要がある場合は、最新情報について確認しましょう。

 

車についての法律は、知らないことも多々あります。ネクステージは、お客様の不安を減らし、満足のいくサービスを提供することがモットーです。車検に関するご相談も遠慮なくお問い合わせください。

 

ネクステージの安心格安車検のご案内・無料見積り予約 >

車検シールを貼っていない車は罰則対象?正しい貼り方や再発行方法も

簡単ネット予約はこちら!

 

ページトップへ