車を擦った傷の直し方は？修理するメリットや依頼先を紹介

車を丁寧に運転している方でも、気づいたら車体に細かい擦り傷が付いていた、ということがあるのではないでしょうか。そのような場合、実際に費用がどれくらいかかるのかよく分からず、修理業者探しが難航した経験がある方もいるかもしれません。車の擦り傷修理に関する正しい知識を知ることで、信頼できる修理業者を見極められるようになるでしょう。

この記事では、車の擦り傷の修理方法や費用の相場など、車の擦り傷修理に関して詳しく解説します。また、ネクステージ独自の車に関してのアンケートの結果も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

・車の擦り傷は、傷がついた場所と傷の大きさによって修理料金が異なり、程度によってはパーツ交換や買い替えたほうが安く済む場合もある

・小さな擦り傷であれば個人で直すことも可能だが、道具が多く必要になったり、かえって傷が目立つこともあったりする

・車に付けてしまった擦り傷の修理は、実績のあるネクステージへ。

車を擦ったことによる傷は目に付きやすく、塗装が少し剥がれた程度でも目立ちやすいものです。狭い道を通る際にドアが枝や壁に擦れたり、高速走行中に小石を跳ね上げたりして、浅い傷がつくことは珍しくありません。

場合によってはさび止め塗装が取れて、車のパーツがさびる原因にもなります。修理する際にもさび落としを行うぶん手間がかかり、修理費用が高くなるなど、さびは車にさまざまな悪影響を及ぼすでしょう。修理した後も継続的に車に乗る予定であれば、出来るだけ早めに修理することをおすすめします。

車に傷が付いていると、買取価格が下がるというのも大きなデメリットです。爪が引っかからない程度の深さであれば査定に影響する可能性は低いものの、塗装が剥がれていたり、車体がへこんでいたりするようなら買取価格は通常より数万円~数十万円ほど下がります。傷の幅や深さ、車種によって査定の下がり幅は大きく異なるため注意が必要です。

修理することで査定料金は上がる可能性がありますが、場合によっては査定のプラス評価よりも修理料金の方が高くなることがあります。そのため、車両保険やメーカー保証でお得に修理できる場合を除き、売却する直前に傷の修理をすることはおすすめしません。

カーショップは修理費用が比較的安いところが多く、大手チェーンであれば支店によって修理費用が変動することは少ないという特徴があります。安心して依頼しやすく、比較的短期間で修理できることが、カーショップに依頼する主なメリットです。

修理手順に関してはカーショップごとにマニュアル化されていることが多いため、パーツの修理や交換に関する判断を的確にしてくれるでしょう。

塗装業者に車の修理を依頼する場合、修理担当者が直接見積りをしてくれることが特徴です。パーツの修理や交換などをその場で判断してくれるため、比較的安い価格で修理できる可能性があります。

個人経営や小規模な会社の場合、修理担当者によって技量に差が出やすい傾向があるため、業者選びは慎重に行うことが重要です。他社と比較して料金が極端に安い塗装業者を見つけた場合、評判の良さや修理担当者などの情報を確認した上で依頼の可否を検討しましょう。

・傷を修理する際の手順

車体についた傷がごく浅いものであれば、スポンジあるいは綺麗な布、そして研磨剤のコンパウンドを使うことで修理できる場合があります。まずは傷がついた部分を水洗いし、表面に付着した砂利や石などの汚れを除去しましょう。水洗いをせずにコンパウンドを使うと砂利や石が車体を傷つける可能性があるため、必ず車体を水洗いしてからコンパウンドを使用してください。

次に、スポンジあるいは布にコンパウンドを付けて傷をなぞるように磨きます。コンパウンドは粒子が荒いほど強い研磨力を発揮するため、傷の大きさに応じて使い分けることを心掛けましょう。磨くときは直線的にスポンジを動かすようにすると磨きやすく、仕上がりを良くできます。

傷の周囲を均等に研磨して見た目を改善するという修理方法のため、傷の深さに合わせて磨くときの力加減を調整することを心掛けましょう。研磨した部分は全体的に色味が薄くなることにも注意が必要です。

・へこみを修理する際の手順

車の一部分がへこんでしまった場合、小さいものであればパテや耐水スプレーなどを使用して修理できる場合があります。まずはへこみ傷の部分を水洗いしたあと、耐水ペーパーでパテを塗る部分の塗装を剥がしましょう。併せてシリコンオフスプレーを使うと、塗装や油分を綺麗に除去しやすくなります。

表面の汚れが除去できたら、パテを塗らない場所を新聞紙とマーキングテープで覆ってから、補修部分にパテを塗り始めましょう。傷の深い場所にパテを厚く塗り、浅い場所に向かってパテを伸ばしていくようにすると綺麗に仕上がります。

パテを塗り終わったら20分ほど乾燥させたあと、耐水ペーパーで表面を滑らかになるまで研磨しましょう。研磨が終わったら再度シリコンオフスプレーで表面を拭き上げ、ボディカラーに合わせて塗装すれば完成です。ボディカラーによってはクリア塗装とカラー塗装を重ね塗りする必要があるため、パテを使う場合は車のボディカラーを確認した上で道具をそろえるようにしましょう。

車の擦り傷を自分で直す方法を学べば、修理業者に依頼するより安上がりに直せるというわけではありません。傷の程度から必要な道具を選別し、買いそろえる必要があります。また、道具の判断ミスが生じるリスクに加え、資金や手間への考慮も必要です。

そして、実際に直す過程で慣れない作業で失敗したり、余計な時間がかかったりすることもあるでしょう。結果的に、うまくいかず修理業者に頼むことになれば、無駄な出費となってしまいます。これらを避けるためにも、最初から修理業者に依頼するほうが確実なのでおすすめです。

ひとくちに車の擦り傷の修理代といっても、擦り傷の種類や場所によって代金は変動します。

ネクステージでは、修理について不安なことをを独自でアンケート調査をしました。その結果、約53%の方が価格に不安があるという回答をしています。修理箇所を実際に見て見積もりを出さなくては、おおよその金額も分からないことが現状です。

擦り傷の長さや深さ、何本付いてしまっているかは修理代を左右する要因の代表例です。長く深く何本もついていると、それだけ代金は高くなります。

また、車のどの部分に擦り傷がついてしまっているかでも変動するため、しっかりと確認しておくことが大切です。例えば、多くの場合バンパーよりもフェンダー、フロントドアよりもリアドアの擦り傷を修理するほうが、代金が高くなります。

手のひら大ほどの傷やへこみであれば、バンパーの修理費用はフロント、リアのどちらも1万円~3万円ほどが相場です。バンパーは比較的傷がつきやすく、修理するにあたってパーツの取り外しや交換が必要になることが多いため、工賃が高くなる傾向があります。手のひら1個分よりも大きい傷やパーツの歪みなどがある場合、3万円~5万円ほどが修理費用の相場です。

バンパーが損傷しているときは車のフレームやフェンダーなども損傷している場合があるため、修理を依頼する際はある程度料金がかかることを想定しておくとよいでしょう。

フェンダーは車の側面にあるパーツで、擦り傷が付きやすい場所のひとつです。フェンダーに付いた擦り傷を修理する場合、手のひらサイズの傷であれば3万円~5万円ほどが修理費用の相場です。

フェンダーは付け外しが難しいパーツのため、小さい傷でも修理費用が高くなる傾向があります。修理が難しい場合はフェンダーを交換する必要があり、ドアやバンパーなどが同時に損傷していると修理費用は高くなるので注意が必要です。

車のドアは飛び石や木の枝などが当たりやすく、細かい傷が付きやすいパーツといえます。ドアに付いた傷を修理する場合、小さい傷であれば3万円~6万円ほどが修理費用の相場です。損傷した箇所によってはパーツの取り外しや交換が必要になり、パーツ代や工賃がかかるぶん修理費用が高くなる傾向があります。

ドアの関連部品であるドアガラスやサイドミラーが破損した場合はパーツ交換が必要になる可能性が高く、サイドミラーは全交換なら3万円~5万円、ドアガラスは8万円~20万円ほどが修理費用の相場です。軽自動車はガラスの交換費用が安く、大型車両は高くなる傾向にあります。

リアゲートを擦ってしまうタイミングとしては、駐車時のバックや、荷物を搬出入時に荷物をぶつけてしまったときなどが挙げられます。リアゲートの修理費用は、おおよそ1万円~5万円が相場です。

リアゲート周辺には、ライトやウインカーなど灯火類、バンパー、リアエンドパネルなどの部品があります。これらの箇所に擦り傷が及んでいた場合、擦り傷の程度によっては交換の必要が出てくることがあるため注意しましょう。

車の最も外側に位置するクリア層に付いた傷であれば、修理箇所にもよりますが数千円~数万円が修理費用の相場です。小さい傷であればコンパウンドを使って修理できる可能性があり、専門業者に依頼する場合でも比較的安く抑えられます。

なお、専門業者は損傷個所の数と大きさによって修理費用を設定していることがほとんどです。そのため、浅い傷でも複数ある場合は修理費用が高額化する傾向があります。

塗装が削れるほどの傷である場合、クリア層のみが削れた傷よりも修理費用は高くなる傾向にあります。どのパーツが損傷したかによりますが、修理費用の相場は数千円~数万円です。

車のカラーリングがパール・メタリック系だったり、塗装が剥がれてさびていたりする場合は、専用の塗料やさび落としが必要になるため修理費用は高額になります。

車の金属パーツが直接損傷している場合、修理費用は2万円~5万円ほどが相場です。車の鉄板まで届いている傷は塗装業者のみでは対応しきれない可能性があり、数センチ程度の傷でも修理費用は高くなりがちです。金属に付いた傷は放置しているとさびる可能性が高く、さび落としには別途費用がかかります。

損傷した場所や程度によっては、パーツを一度取り外して修理や交換をしなくてはなりません。ドアやフレームなど大きなパーツを交換する場合は10万円以上かかることがあります。場合によっては買い替えもひとつの選択肢です。

有償保証に入っておくと安心

中古車購入の際に価格以外では、保証について気になっている方もいるのではないでしょうか。ネクステージ独自のアンケートでは、中古車購入時に有償保証加入したと答えた方が約44%いました。中古車は新車に比べると故障の危険性が高いことがデメリットです。何かあった時の備えとして、有償保証の加入を考える方が多いことが分かります。無償保証だけではなく、幅広い保証範囲の有償保証に加入し安心感を得ている方が多いと言えるでしょう。

目視で分かるか分からないぐらいの擦り傷であればともかく、修理業者に依頼するレベルの擦り傷では、すぐには直らないのが実情です。なぜ時間がかかるのかは、修理業者で行われる修理の行程の内容に理由があります。ここでは、一般的な擦り傷の修理工程と、おおよそどのくらいの時間がかかるのかを解説しますので参考にしてください。

まず擦り傷の状態を確認し、コンパウンドで磨けば直る程度であれば磨くことで終了となることもあります。それでも直らない擦り傷は、板金修理が必要です。ここでへこみがある場合は、へこみの修理もセットで行わなければなりません。

これを行う際は、パテによる成形が必要となることもあります。本来の高さや形などを再現することが目的です。板金作業が終わると、塗料を塗るための足付け作業に入ります。

塗料の吸着を良くするためには欠かせない作業です。これと同時に、修理箇所以外に塗料が付かないようにする養生作業も行われます。そして、車体に合わせた調色をしながらの塗装になり、仕上げの磨きをコンパウンドで行って終了です。

擦り傷の修理は、多くの場合単に塗装して終わりということにはなりません。また、どの辺りに擦り傷が付いたかで修理日数は変動します。例えば、バンパーの軽度な擦り傷なら2日~3日ほど、フェンダーなら3日~5日ほどです。

もし、部品交換が必要となれば1週間ほどはかかると考えておかなければならないでしょう。さらに、この擦り傷が事故によるものであった場合、保険の関係で3日ほど追加でかかります。

ネクステージでは、車両購入時に自動車保険に入られたお客様限定で「バンパーサポート」を付帯しております。この保険は、最長3年間、最大3万円までのバンパー修理を補償するものです。リア、フロント双方のバンパーが対象となります。事故、過失などどのような原因で起きた擦り傷やへこみにも対応可能です。

擦り傷の修理において、万が一修理費用が高額になってしまうのであれば、買い替えを検討したほうがよいケースもあります。その際には、充実した保証と品揃えを誇るネクステージにぜひお問い合わせください。

擦り傷の修理費用相場は比較的浅い傷であれば安価ですが、傷が鉄板まで届いていたり、修理が難しい箇所が損傷していたりする場合はパーツ交換や車買い替えのほうが安く抑えられることもあります。ネクステージ独自で行ったアンケート結果では、修理価格に不安がある方が約半数以上いました。これを踏まえながら相場となる価格を正しく理解し、信頼できる依頼先を見極めましょう。

また、万が一の際に安心できる有償保証に加入している方も多くいます。ネクステージでは「すべてのお客様に満足していただく」ことをモットーとしており、車の修理から買い替え案内、保証範囲の広い有償保証まで総合的なサービス提供が強みです。修理依頼を検討されている方は、ぜひネクステージにご依頼ください。