車の正しい洗車方法を解説!車を綺麗にするコツや洗剤の選び方とは
きれいな車は見ているだけで気持ち良くなります。愛車も美しく洗車してあげたいと思うものの、洗車機と手洗い、どちらが良いのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車の正しい洗車方法について紹介します。洗車に対する知識を持つことで、きれいな仕上げ方のコツが分かるようになるでしょう。ボディーコーティングした車の洗車方法についても解説します。
※目次※
・外装に傷を付けたくないなら手洗いでの洗車がおすすめ!スピーディーな洗車を求める場合は洗車機を使おう!
・洗剤を使用する場合は洗車用洗剤を!食器用洗剤は外装が盛り上がったり、水シミになったりとマイナスポイントになる場合も!
・いつまでも光沢感のある外装を保ちたい場合はボディーコーティングを!洗車も水洗いだけで簡単にお手入れ可能!
車の正しい洗車方法を解説!
洗車には正しいとされる方法があります。洗剤をはじめ、必要な道具やその選び方、洗う順番などが定型化されています。ボディを傷付けることなく、それでいてスムーズにできるようになるために、車の正しい洗車方法を身につけましょう。
洗剤はどれを選ぶ?
ボディへのダメージを最小限に抑えるには、洗車用の中性洗剤を選ぶのがおすすめです。一般的な汚れであれば、中性洗剤で対応できます。ただし、頑固な汚れに対しては洗浄力が足りないかもしれません。落ちにくい汚れにはアルカリ性の洗剤を選びましょう。
なお、同じ中性洗剤でも、キッチン用の洗剤は洗車に向いていません。商品によっては車のボディにシミが残ったり、表面が膨らんだりする恐れもあります。車にダメージを与えないためにも、洗車用の中性洗剤がベストでしょう。
洗車で用意するもの
洗車を始める前に必要なものを用意します。ホース、バケツ、スポンジ、タオル、合成セームがあると便利です。
スポンジは材質が柔らかく、サイズは大きめのものを2つ選びましょう。傷が付くのを避けるために、ボディを洗うスポンジと足回りを洗うスポンジとに分けて使用します。
タオルは、ギシギシした繊維のものはボディを傷付ける恐れがあるため避けましょう。柔らかい素材のマイクロファイバークロスがおすすめです。3枚用意し、ホイール、ボディ、それ以外の3つの箇所で使い分けることで傷が付きにくくなります。
水の拭き取りには吸水性の高い合成セームがぴったりです。余計な水分をサッと拭き取れ、マイクロファイバークロスでさらに拭けばきれいに仕上がります。
洗車の準備をする
洗車を始めるにあたって、まずは洗剤入りの水を用意します。バケツに規定の量の洗剤を入れ、水で薄めましょう。このとき、ホースの水の水圧を利用しながら洗剤を泡立てるのがポイントです。
十分泡立ったら、用意しておいたスポンジに泡をたっぷりと絡ませます。泡が少ないとボディに傷が付く恐れがあるため、たっぷりと絡ませて使うのがおすすめです。
足回りから洗車する
まずは足回りの汚れに向かって、たっぷりの水量で洗いましょう。タイヤのホイールやホイールハウスなどは、非常に汚れが溜まりやすい場所だからです。土や砂など細かな汚れもしっかりと洗い流しましょう。徹底的に汚れを落とすためには、高圧洗浄機が便利です。
足回り用のスポンジを使って、汚れが蓄積しそうな箇所からどんどん洗っていきます。乾燥しやすく、気温が高い時期は、洗剤がすぐに乾いてしまうため注意が必要です。部分ごとに水洗いしてから作業を進めた方がよいでしょう。
ボディに付いた汚れを流す
効率良く洗車を進めるために、ボディに付いている汚れは先に洗い流します。このとき、ホースがボディに当たるとそれだけで傷が付く恐れがあります。注意を払いながら、ルーフからトランク、バンパーといった順番に汚れを洗い流します。
フロントグリルや、窪みや溝がある箇所は目立ちませんが、足回りと同じく汚れが溜まりやい場所です。見逃すことなく、丁寧に洗い流してあげましょう。
車の上部を洗う
ボディ用のスポンジを使って車の上部を洗います。順番としておすすめなのは、ボンネット、フロントガラス、ルーフ、リアガラス、トランクです。一面をまとめて洗い流してもよいのですが、効率を重視しながら隅々まで洗うには、半分に分けて洗うのがおすすめです。
スポンジで汚れを落としたら、ホースの水で洗い流します。ルーフ、窓、ボンネット、トランクの順番で行うといいでしょう。
側面を洗浄する
続いて車の側面を洗浄します。特に汚れが溜まりやすいドアバイザーやサイドミラーは、意識しながら汚れを落としましょう。サイドからバンパーという順番で洗うのがおすすめです。車のボディの中でも側面は凹凸が多い箇所となります。1度の手洗いでの洗車で汚れを全て落とすためには、洗い方にも工夫が必要です。
なお、手が滑るなどしてボディ用のスポンジを地面に落としてしまった場合は、新しいものと取り替えることをおすすめします。水洗いすればそのまま使えそうですが、ボディに傷を付けてしまう恐れがあり、取り替えた方が無難です。
拭き上げを行う
水滴をきれいに拭き取るのは意外と難しい作業です。拭き残しがあると仕上がりにムラが出たり、水シミになったりします。ここで活躍するのが合成セームです。吸水性が高いため、普通のタオルよりも水滴を拭き取りやすくなっています。拭いている途中で合成セームが水っぽくなってきたら絞りましょう。
次に、マイクロファイバークロスを持ち、合成セームで拭いた部分を優しく拭きます。拭く箇所によって使い分けるのがポイントです。ホイール用、ボディ用、ボンネット用と使い分けることでボディに傷が付きにくくなります。
マイクロファイバークロスで足回りを拭く
裏や溝などに残った水分も拭き取ります。自宅など、水道水を使って洗車する場合は特に注意して拭き取りましょう。水質の関係上、ムラが出たり、水シミになったりする恐れがあるためです。
ちなみに、販売店などの洗車サービスでは純水を使います。水道水よりも透き通った仕上がりが期待できるため、美しさを重視するならプロに依頼することをおすすめします。
洗車でやってはいけないこと
太陽の光が降り注ぐ青空の日は、洗車日和だと思っている方もいるかもしれません。しかし実は、晴れの日よりも曇りの日の方が洗車に向いていることをご存じでしょうか。
天気が良い日は乾燥しやすく、水滴が乾いて水シミができやすくなるためです。せっかくの洗車を失敗なく仕上げたいなら、晴れの日よりも曇りの日が適しているといえます。
また、洗車で使用するタオルは普通のものは向いていません。車専用タオルや、マイクロファイバークロスを使うのがおすすめです。
洗車機を使った洗車のメリット・デメリット
ガソリンスタンドなどに行くと洗車機があります。洗車機を使った洗車はコースを選択し、料金を支払うだけで洗車ができる手軽さが魅力です。とはいっても、洗車機を使った洗車にもメリット・デメリットがあります。ここからは、手洗いと洗車機の長所と短所の他、どちらが車にとって良いのかも併せて解説します。
洗車機のメリット・デメリット
洗車機のメリットは、やはりその手軽さにあるでしょう。セットしてから仕上げまでの工程が短時間で済みます。手洗いなら必要になる道具の購入や準備なども、洗車機では必要ありません。手洗いにかかる労働力も考慮すると、費用も安く済みます。
一方、デメリットは、ボディに傷が付く可能性がある点でしょう。また、車高が一般的な車よりも高い場合は使用できず、選択肢に入らないケースもあります。
洗車機は傷が付く?
洗車機は、ある程度の汚れを落としてから行うという前準備がないため、傷が付きやすい傾向があります。愛車にできるだけ傷を付けたくない方は、洗車機を使用する前に自分で汚れを落としておくことをおすすめします。
また、洗車機はあくまで機械ですので、さまざまな原因が絡み合って不具合が起きる可能性があります。不具合が運の悪い方向に表れた場合、愛車に傷を付けてしまうことも考えられます。
洗車機と手洗いどちらがよい?
洗車する際に迷うのが「洗車機と手洗いどちらが良いか」ではないでしょうか。結論からいうと、傷を付けるリスクを減らしたいと考える方は手洗い洗車がよいでしょう。洗車機は洗車する前に汚れを落とす工程がない上に、不具合が起きる可能性もあります。「傷を付けるリスクと隣り合わせにいる」ともいえるでしょう。
忙しくて洗車にかける時間がないという方には、洗車機での洗車が向いています。ただし、事前にある程度の汚れを落としてから利用することをおすすめすます。
ボディーコーティングした車の洗車方法
車の外装をいつまでもきれいに保つ目的で、ボディーコーティングを希望するオーナーは多いようです。購入してから年月が過ぎても、外装の色落ちや色むらを気にする必要がないのが最大のメリットだといえるでしょう。ここからは、ボディーコーティングした車の洗車方法をご紹介します。
ボディーコーティングの洗車は水洗いでよい
基本的には、ボディーコーティングしている車は水洗いだけで問題ありません。洗剤を使用しないことで心配になるかもしれませんが、ボディーコーティングには傷や色落ちなどを防ぐ効果が施されています。したがって、水洗いでも十分、汚れは落ちます。
もっとも、どのようなボディーコーティングかによって、汚れの落ち方には差があります。水洗いだけで済ませたいと考えるなら、ボディーコーティングの方法も理解しておくとよいでしょう。
ボディの汚れを水で流す
ボディーコーティングした車の洗車方法をご紹介します。まずは、汚れを落とすために水でボディ全体を洗いましょう。ホースの水圧を利用して、サイドミラーやホイールの裏など汚れが目立たない部分も徹底的に落とします。
鳥の糞が付いていたり、ひどい油汚れがあったりする場合は、洗車用の洗剤を使用するとよいでしょう。傷が付くのを恐れて放置していると、汚れが落ちにくくなってしまいます。
スポンジやタオルで汚れを落とす
ホースの水などで汚れを落としたら、水圧では落とし切れない汚れを落としましょう。スポンジは大きくて柔らかい素材のものを使用すると、傷が付く心配がありません。タオルは洗車用のものを使うのがおすすめです。素材はスポンジと同様、柔らかい素材を選びましょう。上から下に汚れを落とすことをイメージするのがポイントです。
タオルで吹き上げる
汚れを落としたら、外装に残った水滴を隅々まで拭き残しがないように拭き取ります。使用するタオルには、素材が柔らかく吸水性に優れたマイクロファイバータオルを選ぶとよいでしょう。
水分をたくさん吸い取ってタオルが水っぽくなってきたら、その都度絞って水気を失くします。「拭いて絞る」を繰り返しながら、丁寧に拭き上げましょう。
コーティングした車は手洗いで軽く
コーティングした車を洗車機で洗うのは、傷が付くリスクがあるためNGです。外装を守る加工が施されているとはいえ、堅牢なものではありません。1度で傷付くことは考えにくいですが、毎回、洗車機にかけていると、小さな傷がいく恐れがあります。
せっかくの撥水性能が、洗車機によって最大限に発揮できなくなる点も見逃せません。ボディーコーティングの魅力である光沢感が損なわれてしまうリスクも、知っておきたい注意点です。
ボディーコーティングの強みは、「いつまでもきれいな外装を維持できる」点にあります。愛車に美しいままでいてもらうためにも、汚れは手洗いで丁寧に落として拭き上げるのがおすすめです。
ボディーコーティングは洗車が楽になり車を綺麗に保てる
ボディーコーティングしていない車を手洗いで洗車する場合、洗車の用意から拭き上げまでの工程が長い上に、時間もそれなりにかかります。ボディーコーティングをすれば、洗車は軽く水洗いするだけで済み、簡単です。
ネクステージでは、独自に開発したボディーコーティング『弾スプラッシュコーティング』を提供しています。2年以上かけて、配合テストを100回以上繰り返す中で開発した技術です。ワンランク上の光沢感を手に入れられます。
また、高い撥水性能や酸化・劣化から保護する効果もあります。ボディーコーティングを考えている方は、ネクステージの『弾スプラッシュコーティング』をお試しください。
まとめ
洗車には、洗車機を使用する方法と、手洗いをする方法があります。洗車機は短時間で洗車できますが、傷が付きやすい点がデメリットです。手洗いなら、注意深く洗えば傷は付きませんが、手間暇がかかります。
その点、ボディーコーティングした車の洗車は、手洗いといっても水洗いだけで済むので簡単です。ネクステージが独自に開発した『弾スプラッシュコーティング』なら、洗車にかかる手間が省けるだけでなく、高い撥水性能や保護力でボディを守れます。
ネクステージは、中古車の販売・買取だけでなく、ボディーコーティングなど車のメンテナンスも得意としています。国家資格を持った整備士が、保有の自社工場で丁寧に対応するため、安心してご利用いただけます。コーティングをお考えなら、ぜひネクステージにご相談ください。