車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

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車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

車には、ヘッドライトやブレーキランプ、警告灯などさまざまなランプが使われています。特に警告灯は種類が多く、突然見慣れないものが点灯すると慌ててしまう方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、車に使われるランプの種類、警告灯や表示灯がどのような意味と役割があるのかを紹介します。警告灯が点灯したときも落ち着いて対処できるようになるでしょう。

 

※目次※

1.車の主なランプ類

2.車の警告灯の色と意味

3.車の警告灯の種類:日常的に点灯しやすいランプ

4.車の警告灯の種類:早めの点検が必要なランプ

5.車の警告灯の種類:走行を中止しすぐに点検が必要なランプ

6.車の警告灯に関する疑問を解消

7.まとめ

 

■POINT

・車のランプには、ライトの他に警告灯や表示灯などの種類がある。

・警告灯は緊急度の違いによって緑色、黄色(オレンジ色)、赤色に分けられ、赤色が最も緊急度が高いことを表す。

・点灯したままでは車検が通らない警告灯もある。点灯したら時間を置かずに点検しよう。

 

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車の主なランプ類

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

車に備わっているランプには、ヘッドライトなど外側に取り付けられるものだけでなく、メーターパネル内の警告灯・表示灯もあります。警告灯・表示灯は種類が多いことから、突然点灯すると慌ててしまう方もいるでしょう。ここでは、警告灯・表示灯・ライトの種類を紹介します。

 

警告灯

異常、不具合が発生した際に点灯する警告灯は、主に下記のような種類があります。車種によって用いられる警告灯は異なるため、自分の車をチェックしましょう。

 

・エンジン警告灯

・ABS警告灯

・燃料残量警告灯

・半ドア警告灯

・ウォッシャー液警告灯

・シートベルト非装着警告灯

・ブレーキ警告灯

・SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯

・AT警告灯

・タイヤ空気圧警告灯

・マスターウォーニング

・水温警告灯

・充電警告灯

・油圧警告灯

・EPS警告灯

・PCS警告灯

・ハイブリッドシステム異常警告灯

 

ライト類

「ライト」というとヘッドライトを思い浮かべる方も多いでしょう。車にはヘッドライトの他にもライトが使われています。下記はその一覧です。

 

・ヘッドライト(前照灯とも呼び、車両前方を照らす)

・スモールランプ(車幅灯とも呼ぶ小さなライト)

・フォグランプ(霧灯とも呼び、車体の下側に取り付けられることが多い)

・デイライト(日中に点灯させるライト)

・ウィンカーランプ(右左折の際に使用する)

・ハザードランプ(周囲に危険を知らせる)

・テールランプ(後方の車に自車の存在を知らせる)

・ブレーキランプ(ブレーキペダルを踏むと点灯する)

・バックアップランプ(後方の車両などにバックすることを知らせる)

・ナンバー灯(リアのナンバープレートを照らす)

・ルームランプ(車内に取り付けられる)

 

車の警告灯と間違いやすい表示灯ランプの種類

スリップ表示灯とセキュリティーランプは警告灯のように見えますが、緊急性を示すものではなく、作動の有無などを示す表示灯です。

 

スリップ表示灯の点灯は、タイヤのスリップ状態を表しています。ぬかるみ・雪道などを走行する際に点灯することの多い表示灯です。セキュリティーランプは、盗難防止装置システムの作動状態を表しています。

 

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車の警告灯の色と意味

車の警告灯は、緊急度の違いによって「緑色」「黄色(オレンジ色)」「赤色」の3種類に分けられています。緑色の警告灯は異常を示すものではなく、正常な状態です。走行に支障もないため、安心して運転できます。

 

黄色(オレンジ色)は、注意が必要な警告灯です。点灯や点滅して速やかに運転を止めなければならない状態ではなく、走行を継続できるものの早めの点検や対処が求められます。赤色は最も緊急度が高い状態を示しており、そのままでは重大な事故・故障につながる恐れがあることから時間を置かずに点検しましょう。

 

警告灯やランプのマークは、国際規格(ISO)で定められていることから車種やメーカーを問わず同じものが使用されています。しかし、車種やメーカーによって名称・色味が異なることもあるため、マニュアルなどで確認するのがおすすめです。

車の警告灯の種類:日常的に点灯しやすいランプ

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

ここからは、各警告灯が表す意味、点灯や点滅をしたときにどのような異常を示しているのかを解説します。どのような意味があるのか大まかな内容を知っておくだけで、警告灯が点灯や点滅した際に慌てずに済み、落ち着いて対処が可能です。

 

1.シートベルト非装着警告灯

シートベルト非装着警告灯は、シートベルト未装着の人がいると点灯する警告灯です。これまでのシートベルト非装着警告灯の設置義務対象は運転席・助手席のみでしたが、保安基準が改正されたことで2020年9月以降の新型車は後部座席にも設置義務があります。人が乗っていなくとも、荷物の重さによっては警告灯が点灯するのもポイントです。

 

2.半ドア警告灯

半ドア警告灯は、フロントドア・リアドア・バックドアいずれかに衣類などが挟まっている、ドアが全て閉まっていないことを知らせる警告灯です。

 

半ドアのまま走行すると危険なだけでなく、ルームランプが点灯したまま放置すればバッテリー上がりにもつながります。点灯に気付いたら安全な場所に停車し、全てのドアが確実に閉まっているかチェックしましょう。

 

3.燃料残量警告灯

燃料残量警告灯は、燃料タンク内の残量が少なくなったときに点灯する警告灯です。点灯直後に走行不能になるといったことはありませんが、早めの給油をおすすめします。

 

給油しても短時間で燃料残量警告灯が点灯する場合は、燃料漏れなどの恐れもあるため、エンジンを止めて車の下や燃料タンク周辺をチェックしましょう。

 

4.ウォッシャー液警告灯

ウォッシャー液警告灯は、ウォッシャータンク内のウォッシャー液が足りなくなると点灯する警告灯です。タンク内にあるウォッシャー液不足により噴射できないと、ガラスの汚れが落とせず視界不良になることが考えられます。

 

ウォッシャー液がない状態でウォッシャー液を出し続けようとすると、ウォッシャー液のポンプが故障する可能性もあるため、まずはウォッシャー液を補充するのが最適です。

 

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車の警告灯の種類:早めの点検が必要なランプ

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

黄色の警告灯は、点灯した直後に走行不能になる、車が止まらなくなるといった可能性は低いものの、早めの対処が必要です。青色は低温を示すもので、直接的な異常を示すものではありませんが、消灯しないときは黄色の警告灯と同じく早め点検をおすすめします。

 

5.ブレーキ警告灯(黄色の点灯)

ブレーキ警告灯(黄色)は、パーキングブレーキシステムなどブレーキ関連システム異常が原因で点灯する警告灯です。赤いブレーキ警告灯と比較すると、緊急性は高くありません。

 

点灯直後にブレーキが利かなくなる可能性は低いものの、放置すれば事故につながる恐れもあるため注意しましょう。

 

6.ABS警告灯

ABS(アンチロックブレーキシステム)警告灯は、急ブレーキ時にタイヤのロックを防いで車両の安定性を確保するABS装置に異常が発生した場合、タイヤが空転している場合に点灯します。通常の制動力は確保可能ですが、万が一の際にABSが作動せず事故につながることも考えられるため、早めの対処がおすすめです。

 

7.SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯

SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯は、エアバッグもしくはシートベルト(プリテンショナー付き)に異常があると点灯する警告灯です。

 

異常がある状態で走行すると、事故の際にエアバッグが正常に作動しない、急にエアバッグが作動するなどの恐れがあります。

 

8.タイヤ空気圧警告灯

タイヤ空気圧警告灯は、外気温による空気圧変化時、自然な空気漏れが起こったとき、パンクしているとき、スペアタイヤに交換したとき、システム異常発生時に点灯します。

 

点灯したら速やかに停車し、パンクしていないか、空気圧が適正に調整されているかを確認しましょう。パンク修理や空気圧調整後はシステムの初期化をしなければ消灯しないため、取扱説明書を参考に初期化します。

 

9.水温警告灯(青色の点灯)

水温警告灯(青色)は、エンジン内部を循環する冷却水の温度が低い場合に点灯する警告灯です。赤色の点灯とは異なり、青色点灯時の緊急度は高くありません。

 

エンジンを始動してしばらく走行するなど、暖機運転が済めば水温警告灯は消灯します。暖気が済んでいるにもかかわらず消灯しないのであれば、冷却水温度を検知する水温センサーなどの異常が考えられるため、点検などの対応が必要です。

 

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車の警告灯の種類:走行を中止しすぐに点検が必要なランプ

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

赤色の警告灯は最も緊急性の高いランプで、点灯・点滅したらすぐに安全な場所へ停めて対応する必要があります。点灯、点滅している状態でも通常時と変わらず走行できることもありますが、突然ステアリングが重くなる、ブレーキが利かなくなるといった重大な事態につながることもあるため注意しましょう。

 

10.ブレーキ警告灯(赤色の点灯)

ブレーキ警告灯は、ブレーキフルードが規定レベルよりも下がった場合、ブレーキ系統の故障が起こった場合、パーキングブレーキの使用中に点灯します。

 

パーキングブレーキを解除している状態でも点灯しているのであれば、ブレーキが利かなくなることも考えられるため注意が必要です。

 

11.水温警告灯(赤色の点灯)

水温警告灯(赤色)は、冷却水の温度が高過ぎる場合に点灯する警告灯です。冷却水温度が異常に高い状態で走行し続けると、エンジンのオーバーヒートにつながります。

 

故障だけでなく、車両火災などにつながるリスクもあることから、速やかに停車してエンジンを回した状態で自然冷却しましょう。

 

12.エンジン警告灯

エンジン警告灯は、電子制御スロットル、電子制御システムなどエンジン関連の他、トランスミッションシステムに異常が発生した際に点灯する警告灯です。点灯する要因は、エンジン内スパークプラグの点火不具合、吸排気異常などがあります。

 

点灯してもしばらく走行できることもありますが、重大な事故や故障につながる前に停車するのがおすすめです。

 

13.充電警告灯

充電警告灯は、充電系統に異常が発生した際に点灯する警告灯です。バッテリー本体の他、充電に必要なオルタネーター、駆動用ベルトなどに異常が生じ、正常に充電されていないことが考えられます。

 

正常な状態であれば、車は走行中にベルトを介してオルタネーターを回しバッテリーへの充電が可能です。充電警告灯が点灯し、バッテリーが充電されていない状態で走行し続けると、バッテリー上がりを起こしてエンジンが停止することもあるため注意しましょう。

 

14.油圧警告灯

油圧警告灯は、エンジンオイルの圧力が異常に低下した場合に点灯する警告灯です。油圧が異常に低下するということは、エンジン内部をエンジンオイルが正常に循環していない恐れがあります。

 

そのような状態で走行を続けた場合、エンジンが焼き付きを起こして破損することも考えられるため、速やかに停車するのがおすすめです。

 

15.EPS警告灯

EPS(エレクトリックパワーステアリング)警告灯は、ステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング関連に異常あると点灯します。警告灯が点灯したまま走行すると、ステアリングが重くなって通常の運転ができなくなるようなことにつながる恐れがあるため注意が必要です。

 

16.PCS警告灯

PCS警告灯は、プリクラッシュセーフティーシステム異常時、プリクラッシュセーフティーシステムオフ時に点灯する警告灯です。

 

自分でプリクラッシュセーフティーシステムをオフにしておらず、点灯しているのであれば、気温などの環境またはセンサーに汚れが付着していることも考えられます。

 

17.ハイブリッドシステム異常警告灯

ハイブリッドシステム異常警告灯は、ハイブリッド車のみ該当する警告灯です。バッテリーの異常をはじめとしたハイブリッドシステムに、何らかの異常がある際に点灯します。点灯したまま運転すると、急に走行不能に陥る可能性や重大な事故につながる恐れもあることから、点灯したらすぐに停車することが重要です。

 

18.AT警告灯

AT警告灯は、オートマチックトランスミッション専用オイル「ATフルード」の温度上昇、車種によっては制御異常を知らせる警告灯です。

 

ATフルードの温度が上がり過ぎると、シフトショックが大きくなる、シフトチェンジができなくなる、オーバーヒートするといったことにつながる恐れがあります。

 

19.マスターウォーニング

マスターウォーニングランプは、何らかの異常があると点灯する警告灯です。マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示された際、ブザー音とともに点灯もしくは点滅します。

 

マスターウォーニングランプの点灯や点滅は、緊急性の高い異常事態を知らせるものです。走行中であればすぐに停止させ、警告メッセージの指示に従って処理しましょう。

 

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車の警告灯に関する疑問を解消

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

普段車を使う上で、警告灯のことを気にしない方も多いのではないでしょうか。突然点灯して慌てないためにも、細かな知識も知ることが大切です。ここでは、イグニッションON時に警告灯が点灯する理由、警告灯が点灯した状態での車検が受けられるかを解説します。

 

全ての警告灯が点灯するのは異常?

イグニッションスイッチ(イグニッションキー)をONの位置に回すと、メーター内にある警告灯と表示灯が点灯します。異常があったかのように見えますが、これは警告灯がランプ切れしていないか確認するために点灯するものです。

 

異常がなければ、イグニッションONの状態もしくはエンジンを始動すると警告灯は消えます。点灯・消灯しない警告灯があれば、早めに点検してもらうことが大切です。

 

点灯したままで車検は通る?

自動車技術総合機構は2017年2月以降、下記の警告灯が点灯・点滅した状態では車検を受けられないと定めています。

 

・エアバッグ警告灯(前方および側方)

・ブレーキ警告灯

・ABS警告灯

・エンジン警告灯

 

いずれかの警告灯が点灯・点滅しているのであれば、車検を受ける前にディーラーや整備工場などで点検してもらいましょう。

 

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まとめ

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

車のランプにはさまざまな種類があります。特に警告灯類は種類が多く、覚えきれない方も多いのではないでしょうか。どの警告灯がどのような意味を示すかよりも、日ごろからメーターパネル内のランプを見るようにし、見慣れない警告灯が点灯していたら点検を受けることが大切です。

 

警告灯が点灯したままでは車検も通りません。「車検まで放置してまとめて修理してもらおう」などと警告灯の点灯を放置すると、その前に故障が起きるリスクがあるだけでなく、修理に余計な費用がかかってしまうケースも考えられるため注意しましょう。

 

 

▼ライタープロフィール

車の警告灯とランプ|点灯したマークが示す意味と異常箇所を理解しよう

畠山達也

自動車Webライター

自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。

 

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