車検の時期はいつから?前倒しやずらすことは可能なのか?

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車検の時期はいつから?前倒しやずらすことは可能なのか?

車検は車を運転する人なら必ず必要な手続きですが、数年に1度しか行わないため忘れやすいことも特徴です。しかし、車検が切れてしまったまま公道で運転すると違反の対象となってしまいます。また、車検をする場合でも、期間によっては損をしてしまうのをご存じでしょうか。同じ車検でも、受けるタイミングによっては安心でお得になる方法もあります。

 

今回は、車検のお得な期間や時期、満了日の確認方法を紹介するので、しっかりと理解を深めていきましょう。また、車検切れの対処方法も加えて解説していきます。

 

※目次※

1.車検の時期は実はいつでも良い!

2.損をしないギリギリのライン!損をせず前倒しできる期間

3.車検を前倒するデメリット 自賠責はどうなる?

4.車検の前倒しと中古車を購入するときに損をしない方法

5.車検の時期は前倒しにはできるが後ろ倒しはずらせない!

6.車検は遅くとも1ヶ月前には予約をしておこう!

7.車検の時期の確認方法

8.車検が切れてしまった時の対処方法

9.それぞれの車検の期間について

10.まとめ

 

■POINT

 

 

・車検を受ける時期によっては損をしてしまうので、ベストな車検期間を理解しよう!

・車検満了日の確認は車検証や車検標章で確認し忘れないようにしておこう!

・車検が切れてしまっても、違反をせずに正しい方法で車検を受けよう!

 

 

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車検の時期は実はいつでも良い!

実は車検を受ける時期はいつでも良いのをご存じですか。通知書などで期日直前に受けなければならないと考えている人もいるかもしれませんが、これは間違えでいつ受けても問題はありません。問題となるのは、満了日が過ぎても受けていない車を公道で運転した場合です。一緒に自賠責が切れていればさらに罪は重くなり、発覚すると違反点数12点・90日間の免許停止・1年半以下の懲役または80万円以下の罰金となってしまいます。そのため、期日はありませんが満了日までには車検を済ませておくのが大切でしょう。

 

満了日までに済ませておく車検ですが、早すぎても損をしてしまいます。例えば、平成29年の8月30日が期日の場合、1年前の平成28年8月30日に受けても問題はありません。しかし、車検は次回までの税金などを前払いしているため、1年分損をすることになります。とくに重量税は還付制度の対象となるので、早すぎる車検のメリットは薄いでしょう.

 

逆に、満了日ギリギリも危険です。確かに、1日でも満了日に近い方がお得感はありますが、時期によっては混雑する場合もあります。その場合、期限が切れてしまうケースも最悪あるでしょう。期限が切れると公道を走れないため、レッカー代などの諸経費が多くかかってしまいます。そのため、いつ受けても問題はありませんが余裕を持った方法がおすすめです。

 

損をしないギリギリのライン!損をせず前倒しできる期間

損をせずに早めに車検ができるギリギリのラインは、ずばり「車検満了日の1ヶ月前の日」です。その日よりも前に車検を行うと損をしてしまう可能性があります。

 

車検の前倒しの期間が満了日の1ヶ月以内であれば、本来の車検満了日から次回の車検日が計算されるという特例があります。もし1ヶ月を1日でも超えて前倒しすると、その日を基準として次回の車検日が計算されてしまいます。その結果、車検有効期間を短縮させてしまうことになり、前回の車検時に支払った費用を無駄にしていることになります。

 

「車検満了日の1ヵ月前の日」の例を挙げると、満了日が3月1日なら「2月1日」、満了日が5月24日なら「4月24日」となります。

 

車検を前倒するデメリット 自賠責はどうなる?

車検を前倒しする際、車検費用や自賠責保険に関してデメリットが生じます。前項で解説したように、「車検満了日の1ヶ月前の日」以前に前倒しで車検を行うと、結果的に車検費用を損しています。車検の前倒しとともに、自賠責保険も前倒しで新しく加入することもできますが、古い自賠責保険と重複してしまい損をする可能性もあるので注意が必要です。

 

前倒しした分の車検費用は戻らない

「車検満了日の1ヵ月前」以前に前倒しで車検をした場合、短縮した月数分の車検費用は戻ってきません。

 

例を挙げると、2019年10月15日が満了日だとして、2019年7月15日に前倒しをして車検を行ったとします。そうしますと、2019年7月15日が新たに基準日となって2年間の車検有効期間が生まれます。前回の車検時には2019年10月15日分までの車検費用を支払っているので、短縮した3ヶ月分の費用を無駄にしていることになります。

 

短縮した分の費用は戻ってこないので、「車検満了日の1ヵ月前」以前に前倒しで車検を行う場合は注意しましょう。

 

自賠責保険料は還付可能だが微々たるもの

車検と一緒に自賠責保険も前倒しで新しく加入した場合、古い自賠責保険を解約することで還付金を受け取ることができます。しかし、この還付金は微々たるものになります。

 

自賠責保険を前倒しで加入する理由として、「値上がり前に旧保険料で契約する」というものがあります。新しい自賠責保険の契約は安く済みますが、古い方の還付金は残期間1ヶ月ほどで数百円程度と微々たるものなので、手続きの労力を考えると結果的に損をする可能性もあります。

 

【例】7か月前倒した場合の自賠責還付金

自賠責保険の還付金は、契約を行った保険会社に申請を行うことで還付が行われます。自賠責保険は国で定められた強制保険であるため、どの保険会社でも還付金の額は同額です。還付金は、契約の残期間の月割り計算となります。ただし、1ヶ月に満たない残期間であった場合、還付金は支払われないので注意が必要です。

 

7ヶ月前倒しした場合の自賠責還付金は、12・13ヶ月契約の場合「軽自動車6,410円」、「普通車6,840円」となり、24・25ヶ月契約の場合は「軽自動車6,280円」、「普通車6,700円」です。

 

車検の前倒しと中古車を購入するときに損をしない方法

中古車を購入する場合、気を付けるべきポイントが「車検の残期間」です。中古車の価格が相場よりも安いと感じても要注意です。残期間があまりにも少ない場合、購入後すぐに車検が必要となり、相場より安くても結局費用が追加でかかります。そのため、中古車の購入時に損をしないために、車検を前倒しにすることがメリットになります。

 

納車前に車検を前倒しし、車検が2年ある状態で価格交渉する

納車前に車検を前倒しして車検有効期間を2年とした上で、価格は据え置きとならないか交渉をしてみましょう。

前項で解説したように、車両価格が安くても車検有効期間が短ければ、購入後すぐに車検費用を支払う必要があります。業者側で車検を前倒ししてもらい、その費用は業者持ちにしてもらえるよう交渉を行えば、購入後の車検費用代が浮きます。結果、通常より安く中古車を購入することができます。

 

中古車の購入時においては、業者側に車検の前倒しを依頼することで、購入者側のメリットとすることが可能です。

 

車検を通さずしっかり検査をして残り期間を乗りきる

車検の有効期間が比較的長いのであれば、無理に車検を前倒しせず検査をしっかりと行ってもらうという方法も有効です。検査を綿密にしっかりと行ってもらえば、購入後に故障する確率が少なくなります。余計な費用をかけずに車検満了日を迎えられる確率も上がるでしょう。ただしあくまでもこれは提案ベースなので、基本的には前倒しできないことは頭にいれておきましょう。

 

車検の時期は前倒しにはできるが後ろ倒しはずらせない!

満了日を変えることのできない車検ですが、実は前倒しにすることもできます。通常、新車から初回は3年、2回目から2年と決められています。例えば、平成29年5月1日に新車を購入した場合、平成32年の5月1日が満了日です。

 

しかし、この期間を前倒しできる方法があります。それは満了日1カ月以内ならば満了日を変えずに車検を受けることが可能という方法です。上記の例だと、満了日は平成32年5月1日ですが、平成32年の4月15日に受けた場合でも更新後の有効期限は平成34年5月1日となります。つまり、一カ月以内であれば損をしないということです。この特例は、車検が混雑をすることが多いため、車検場と利用者の両方に嬉しい制度だといえます。

 

車検は遅くとも1ヶ月前には予約をしておこう!

先ほどの特例を考えると、最もおすすめの時期は満了日1カ月前でしょう。1カ月前だと、予約をキャンセルされても、他社へ依頼する時間はしっかり残っています。また、業者によっては予約期間を早めることで割引が付くケースもあるので活用するとお得です。

 

さらに、お得に利用したい場合は、指定工場での車検を利用しましょう。整備工場には、認証工場と指定工場の2種類があり、認証工場では整備のみを行いますが指定工場では整備や検査までを一貫して行ってくれます。検査までを行うことで、最大で45日前の車検でも満了日を本来と同じ日にすることが可能です。

 

ただし、指定工場側は検査実施後15日以内に検査場に書類を提出しなければならない決まりなどもあります。そのため、満了日が一カ月よりも前に車検を受けたい場合は、指定工場に相談してみると良いでしょう。

 

また大手の販売店も非常におすすめです。販売店に車検を依頼すると、ディーラーに依頼する場合に比べて、車検の費用が大幅に減らすことができます。また、大手であれば車検の質も高く保証されているので、大手の販売店もおすすめです。

 

車検の時期の確認方法

車検の時期を確認しておくことで、知らない内に車検切れになっていたという事態を未然に防ぐことができます。切れてから公道を走っているが発覚すると、知らなかった・忘れていたでは済みません。そのため、小まめに満了日の確認をする必要があります。確認方法はシールと車検証となるので、それぞれ特徴や見方を見てきましょう。

 

車検の時期はシール(車検標章)で確認できる

車検が正しく行われた後に交付される書類のひとつに車検標章があります。別名、ステッカーやシールとも呼ばれておりフロントガラスの決められた位置に貼られているものです。このシールには、㉚・10などの2種類の数字が記載されており、〇で囲まれている数字が満了日の月となります。例えば、上記のように㉚・10だと満了日は平成30年10月と読み取ることが可能です。また、ステッカーの種類によって読み取り方は少しことなります。いずれにしてもシールを車の外から見ただけでは日にちまで把握できないため、満了日が1日なのか31日なのかは判断が付きません。そのため、シールでの確認はあくまでも目安として認識しておきましょう。

※文字は小さいですが、裏面には車検が満了する日付も記載されています。

 

詳細の日時は自動車検査証(車検証)で調べよう

各車に常備させている自動車検査証を見れば、満了日の日時まで調べることが可能です。車検証の項目にある「有効期限の満了する日」が該当します。この方法が、最も確実で詳細に日時を把握できるのでおすすめです。ただし、車検を受ける際は1カ月前後前から予約を開始するので、そこまで紹介に調べる必要はないかもしれません。万が一に備えて、満了日を確認したい人は、車検証を有効活用しましょう。

 

月の何日までが車検対象か把握しておこう

車検対象となる日は、有効期間の当日までです。つまり、満了日当日でも有効となります。例えば、平成30年5月5日が満了日だった場合、前月の4月5日から5月5日までに車検を終わらせれば、損せず車検の更新が可能です。しかし、5月6日になった時点で車検切れ扱いとなります。そのため、車検対象は満了日の当日まで有効ということを理解しておきましょう。不安な人は、事前に予約などの準備をしておくと安心です。

 

緊急事態!車検証紛失、ステッカーが劣化して文字が見えない

車検に必要な「車検証」。当然ですが、なくしてしまったら車検を受けることができません。そして、保安基準に適合していることを証明するステッカーの「検査標証」も、しっかりと貼られていないと法に触れる可能性があります。ですが両方とも再発行が可能なので、落ち着いて対処しましょう。

 

車検証の場合、ナンバーを管轄している運輸支局において、必要書類を記入した後再発行できます。軽自動車は軽自動車検査協会で手続きを行います。必要な持ち物は、身分証と再発行の理由書(軽自動車は不要)、認印で、そのほかに手数料が300円ほどかかります。業者に依頼した場合は委任状の記入が必要であり、3,000円から5,000円ほどの代行料が必要です。

 

検査標証の場合は、どこの管轄ナンバーであっても最寄りの運輸支局で再発行が可能です。なお、軽自動車は軽自動車検査協会で再発行を行います。必要な持ち物は車検証の原本、認印、古いステッカーで、手数料は300円ほどです。業者に依頼した場合は委任状が必要ですので、3,000円から5,000円ほどの代行料が必要となります。

 

車検が切れてしまった時の対処方法

 

仮ナンバーを発行する

仮ナンバーを取得することで車検切れの車を、一時的に公道を走れる状態にできます。有効期限は発行から3~5日程度で、取得には以下の書類が必要です。

  • ・運転免許証
  • ・自賠責の原本
  • ・車検証
  • ・印鑑(認印可)
  • ・費用(手数料)

 

上記の書類と自動車臨時運転許可申請書を住んでいる役所の窓口に提出しましょう。記入に不備がな3ければ、仮ナンバーを取得できます。しかし、仮ナンバーは、返却が義務付けられており、身返納の場合6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金(道路輸送車両法第108条第1号)となるので注意が必要です。

 

中古車として売却する

車検切れの車でも売却は可能で、査定においてもマイナス要素にはなりません。また、査定などは訪問してもらえる業者に頼めば仮ナンバーの取得も必要ありませんし、レッカー代は業者が負担してくれます。そのため、車検切れを一つのタイミングとして買い替えや売却を検討する人は少なくありません。買い替えや売却を検討している人は、最初から車検を受けずに査定するのもベストな方法だといえます。

 

代行業者に運んでもらう

代行業者のサービスはさまざまで、中には車検切れの車を引き取りに来てくれる業者もあります。方法としては、車検証をFAXで業者に送り、仮ナンバーを代わりに取ってくれるものです。費用はかかりますが自分で行う手間はほとんどありませんので、簡単でおすすめでしょう。しかし、内容や手数料などの費用は、業者によって変わるので注意も必要です。

 

それぞれの車検の期間について

車種

有効期限

1回目(新車購入から)

2回目以降

自家用乗用自動車

3年

2年

軽乗用自動車

小型自動車二輪(250cc超)

バス・タクシー・貨物自動車(8トン以上)

1年

1年

レンタカー・貨物自動車(8トン未満)

2年

1年

軽貨物自動車・大型特殊乗用自動車

2年

2年

 

上記のように車種によって有効期限は異なり、新車購入から1回目と2回目では変わるケースもあります。これらの期限は、道路運送車両法第61条「自動車検査証の有効期間」によって定められており、自分の利用している車がどれに該当するのかを把握しておかなければなりません。

例えば、軽乗用車と軽貨物自動車とでは排気量や車種が同じでも事業用(商用)として積荷を利用するのであれば、軽貨物自動車に分類されます。つまり、有効期限は1回目から2年です。軽自動車と一緒に考えていると、車検切れになってしまいます。このように、利用条件によっても車種の分類が変わるのでしっかりと車検の有効期限を理解しておきましょう。

 

まとめ

売却を検討していない人は、車検切れになると手数料などの負担が増えるので注意が必要です。まずは、車検証やシールで満了日の把握を行いましょう。その後、満了日の1カ月前までに車検の予約をしておくと安心です。

 

もしも、車検の存在を忘れてしまい車検切れになった場合は絶対に運転をしてはいけません。代行業者に依頼することもできますし、仮ナンバーを取得することで対応できます。ただ、自分で手続きをするのが面倒な人は代行業者に依頼した方が簡単です。有効期間や満了日をしっかりと把握して、余裕をもった車検を行うように心がけましょう。

 

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