シエンタとフリードを徹底比較!コンパクトミニバン人気車種対決
シエンタとフリードはともにコンパクトサイズのミニバンです。コンパクトサイズでありながら室内空間はとても広いことから人気があります。どちらも両側スライドドアが装備されるなど、共通点の多い2台ですが、どのような点で違いがあるのでしょうか。
この記事では、シエンタとフリードのそれぞれの内容から、2台の違いも含めてさまざまな点で比較をしていきます。どちらが自分の使い方にあっているかじっくりと考慮するきっかけになるでしょう。
※目次※
7.ネクステージならシエンタとフリードの中古車の在庫数が豊富!
・ミニバンの中でも最近はコンパクトミニバンが人気。その理由はコンパクトさと室内の広さのバランス
・シエンタやフリードは室内の広さが魅力。安全装備も充実していて便利な機能もそれぞれ特徴がある
・シエンタやフリードは人気車種のため中古車の流通量も豊富。ネクステージなら多くの在庫から希望の車種を探せる
シエンタとフリードは人気のコンパクトミニバン
シエンタやフリードはコンパクトミニバンと呼ばれるジャンルの車です。ミニバンといえばノアやヴォクシー、セレナやステップワゴンといったミドルクラスが人気ですが、最近はコンパクトミニバンも人気を集めています。
ここではコンパクトミニバンがなぜ人気となっているのかをシエンタやフリードの内容とともに紹介します。
コンパクトミニバンが人気の理由
ミニバンは人気のジャンルですが、その中でもコンパクトミニバンは特に人気があります。セレナや以前のノアなどは5ナンバーサイズに収まるものもありますが、ほぼ5ナンバー枠いっぱいの全長のため、取り回しの面でやや厳しいところがあります。
コンパクトミニバンは全長がコンパクトカーより若干長い程度のため運転がしやすいことに加えて、室内の広さは十分確保されているため人気となっています。またエンジンが小さく維持費が抑えられるのもポイントです。
トヨタ「シエンタ」とは
シエンタは2003年9月に初代モデルが発表されたコンパクトカーです。初代から続く5ナンバーサイズはそのままに、安全性能やより過ごしやすい室内空間へと進化した新型シエンタが、2022年8月に販売開始されました。
コンパクトカーでありながら、多彩なシートアレンジや使い勝手の良い荷室スペースなど、普段使いに便利な機能が多く詰まっています。
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ「フリード」とは
フリードは、ミニバン販売台数No.1にも輝いたことのある、ホンダの中でも人気の高い車種のひとつです。
フリードは、どの座席に座ってもリラックスできる室内空間を目指してつくられています。見るだけで上質さが伝わってくるシート素材や、インストルメントパネルには上質な室内空間を演出する木目調パネルが採用されているのが特徴です。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
どっちが売れている?販売台数を比較
それでは実際の販売台数がどうなのかを見てみましょう。2022年1月~12月の累計ではシエンタが68,922台、フリード79,525台とフリードの方が多く販売されています。
その反面、2023年2月はシエンタが11,767台でフリードが7,071台、3月はシエンタが14,326台、フリードが12,192台とシエンタが多くなっています。これは2022年8月にシエンタがフルモデルチェンジされたことが影響していると思われます。
シエンタとフリードの比較【室内の広さや特徴】
それではシエンタとフリードのボディサイズや室内寸法、内装を比較してみましょう。サイズに関しては数値の差がありますが、実際に乗ってみた感覚は人それぞれなので、数値だけで判断せずに乗り比べることをおすすめします。
また、室内装備によっても使いやすさが変わってくるので、そのような点もチェックしましょう。
ボディサイズを比較
シエンタとフリードのボディサイズと室内の寸法をまとめると以下のようになります。
|
シエンタ(7人乗り) |
シエンタ(5人乗り) |
フリード |
フリード+ |
全長 |
4,260mm |
4,260mm |
4,265mm |
4,295mm(4WD車は4,265mm) |
全幅 |
1,695mm |
1,695mm |
1,695mm |
1,695mm |
全高 |
1,695mm(4WD車は1,715mm) |
1,695mm(4WD車は1,715mm) |
1,710mm(4WD車は1,735mm) |
1,710mm(4WD車は1,735mm) |
室内長 |
2,545mm |
2,030mm |
3,045mm |
2,310mm |
室内幅 |
1,530mm |
1,530mm |
1,455mm |
1,455mm |
室内高 |
1,300mm |
1,300mm |
1,285mmm(ハイブリッド車は1,275mm) |
1,285mmm(ハイブリッド車は1,275mm) |
荷室の広さを比較
荷室の広さも、日常生活での車の使いやすさを左右するでしょう。下記は荷室の大きさを示す表です。
|
シエンタ |
フリード |
開口部高さ |
1,070mm |
1,110mm(フリード+のFF車は1,255mm) |
荷室フロア高(※フリードは荷室開口部の地上高) |
505mm~565mm |
480mm(フリード+のFF車は335mm) |
荷室幅 |
1,265mm |
― |
荷室高さ |
1,055mm~1,105mm |
1,255mm |
シエンタ、フリードともにリアシートを倒すことで、自転車のような大きな荷物も積み込めます。
2列目シートを比較
2列目シートは、どちらも3人掛けのベンチシートが基本ですが、フリードはそれぞれ独立したキャプテンシートも選べます。キャプテンシートは、乗車定員は減りますが、ゆったりと座れるのが特徴です。
3列目シートの格納方法にも違いがあり、シエンタは2列目シートの下に格納されるだいぶダウン式で、フラットな荷室を作ることができる一方で格納の際に2列目シートを動かす必要があり、若干手間がかかります。
フリードは左右にはね上げるタイプで比較的簡単に格納ができますが、斜め後方の視界が悪くなるのと荷室の左右方向が狭くなるのが注意点です。
ファミリーカーとしての性能を比較
シエンタやフリードは、ファミリーカーとしても人気があります。
フリードは地上からフロアまでの高さが390mmありますが、シエンタは330mmです。さらに車内には、アシストグリップが低い位置に装着されています。小さな子どもがいるご家庭であっても、スムーズに乗り降りできるのが特徴です。
一方フリードは、車内のルーフ部分に室内確認専用のミラーが備わっています。運転中でも後方を振り向くことなく、リアシートに座る子どもの様子を伺うことが可能です。
シエンタ・フリードともにスライドドアが採用されています。フリードは全てのグレードが電動両側スライドドアですが、シエンタは電動・手動の組み合わせもあります。
シエンタとフリードの比較【安全性装備】
ここからは、安全性能面に着目し、シエンタとフリードの比較を行います。トヨタ・ホンダの両方とも、安全性能は進化し続けていますが、装着される内容は一緒ではありません。どちらの安全性能が自分のカーライフを支えてくれるのか、ぜひ参考にしてください。
シエンタはトヨタセーフティーセンスを標準装備
シエンタは全てのグレードにToyota Safety Sense(トヨタセーフティーセンス)が備わっています。トヨタセーフティーセンスは、ミリ波レーダーと単眼カメラを活用した予防安全パッケージです。
全てのグレードに備わっているものの、機能はグレードによって異なります。全てのグレードに備わっているのは、歩行者や自転車との衝突を回避するプリクラッシュセーフティーや、高速道路などでのステアリング操作をサポートするレーントレーシングアシストなどです。
フリードはHonda SENSINGを標準装備
フリードは全てのグレードに、安全運転支援システム「Honda SENSING」を装備しています。衝突を回避するために自動的にブレーキをかけたり、前方の車との走行距離を適切に保ったりする機能です。
誤発進抑制機能の他、歩行者事故低減ステアリングも備わっています。歩行者事故低減ステアリングとは、車線を越えて歩行者との衝突を回避するためのサポートを行う機能です。周辺の車だけでなく、歩行者への安全も考慮されています。
シエンタとフリードの比較【燃費や走行性能】
走行性能や燃費性能にこだわりたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここからは、シエンタとフリードの走行性能の違いや燃費性能を紹介します。維持費を重視したい方や乗り心地を重視したい方は、ぜひ参考にしてください。
7人乗り3列シート車の燃費を比較
シエンタ、フリードともに乗車定員が複数用意されていますが、ここでは7人乗りの2WD車のWLTCモード燃費を紹介します。
シエンタ(ガソリン車) |
18.3km/L |
シエンタ(ハイブリッド車) |
28.2km/L~28.5km/L |
フリード(ガソリン車) |
17.0km/L |
フリード(ハイブリッド車) |
20.9km/L |
フリードにはエンジンブレーキサポート機能を採用
長い下り坂などで、ブレーキペダルを踏み続けていると、自動的にエンジンブレーキが働き減速力を得られる「ブレーキ操作ステップダウンシフト制御」が働きます。コーナー進入時には、コーナー通過後に力強い加速を得るための制御も行う機能です。
排気量1.5Lのエンジンを搭載しています。シリンダー内へ直接燃料を噴射し、高効率化を図ったDOHC i-VTECエンジンです。燃料消費率(WLTCモード)は15.6km/L~20.9km/Lを達成しています。
シエンタとフリードの比較【車中泊に便利な装備】
コンパクトなサイズでありながら、ミニバンらしい高い利便性があることから、車中泊やアウトドアに使おうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここからは、シエンタとフリードの車中泊の際に役立つ装備を紹介します。
フリードはアクセサリーが豊富!
ホンダが販売する純正アクセサリーには、車中泊に便利なものが豊富にあります。
例えばラゲージクッションマットです。全長は1,800mmあるため、身長の高い方でもゆったりとくつろげるでしょう。
車中泊の際には、車外からの視線が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。フリードの純正アクセサリーには、プライバシーシェードもあります。フロントガラス・フロントドアガラス・サイドガラス・リアクォーターガラス・リアガラスに取り付けが可能です。
シエンタには電気製品を使える100V電源がある
シエンタはメーカーオプションを使うと100V電源の設置が可能です(ハイブリッド車のみ)。家庭用コンセントのように、合計1,500Wまで使用できます。設置される場所はインパネ部分と、荷室のデッキサイド部分です。
車中泊の際にはポータブル電源の代わりにもなるため、楽しみの幅も広がります。車中泊以外にも、万が一の災害時には最大約5.5日の電力供給が可能です。災害時の情報収集に必要なスマートフォンの充電にも重宝します。
シエンタとフリードの比較【新車・中古車価格】
「性能や装備よりも価格面を第一に考えたい」といった方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、シエンタとフリードの価格の違いを紹介します。どちらも新車だけでなく中古車市場にも流通しているため、購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
グレード別の新車価格を比較
下記はグレード別の新車価格の一覧です。
シエンタ |
|
グレード |
新車価格 |
X |
195万円~199万円 |
G |
230万円~234万円 |
Z |
252万円~256万円 |
HYBRID X |
238万円~261万8,000円 |
HYBRID G |
265万円~288万8,000円 |
HYBRID Z |
287万円~310万8,000円 |
フリード・フリード+ |
|
グレード |
新車価格 |
G |
233万900円~258万9,400円 |
G 特別仕様車 BLACK STYLE |
246万8,400円~265万5,400円 |
HYBRID G |
268万8,400円~287万5,400円 |
HYBRID G 特別仕様車 BLACK STYLE |
275万4,400円~294万1,400円 |
CROSSTAR |
262万7,900円~280万9,400円 |
HYBRID CROSSTAR |
295万7,900円~313万9,400円 |
Modulo X |
300万5,200円~302万7,200円 |
HYBRID Modulo X |
331万1,000円~333万3,000円 |
(2023年5月時点の情報です)
中古車価格を比較
シエンタの中古車価格相場は9万9,000円~309万9,000円です。2022年8月から販売が開始された新型モデルも、中古車市場に流通しています。フリードの中古車価格相場は9万9,000円~254万9,000円です。(2023年5月時点の情報です)
新車であれば、通常でも納車まで2か月程度かかります。部品供給などの問題が生じれば納期が延長されることもあるでしょう。中古車なら価格を安く抑えられるだけでなく、新車のように長い納期を待つ必要がありません。メーカーオプションが装着された中古車も流通することがあるため、チェックしましょう。
ネクステージならシエンタとフリードの中古車の在庫数が豊富!
シエンタやフリードの中古車を探すなら、ぜひネクステージをご利用ください。ネクステージは全国に店舗を展開する中古車販売店です。ここでは、ネクステージで中古車を探すメリットを紹介します。中古車をこれから探す予定の方は参考にしてください。
高品質な中古車の在庫が多数!
ネクステージでは、トラブルになりやすい修復歴車やメーター改ざん車、水害にあった車などは販売していません。その上で、第三者機関による品質鑑定をはじめとした、徹底した品質管理も行なっています。
ネクステージは全国で200店舗以上あり、3万台の中古車在庫があります。もし希望の条件に合った車が遠方の店舗にある場合は、お近くの店舗へ取り寄せが可能です。
PRシエンタの中古車
140.0 万円

G
禁煙車 SDナビ 7人乗り 衝突軽減装置 両側電動ドア バックカメラ 合皮シートカバー シートヒーター LEDヘッドライト フォグライト スマートキー フルセグTV Bluetooth再生
170.4 万円

ハイブリッドG
純正ナビ 禁煙車 Bluetooth接続 両側電動スライド バックカメラ ドライブレコーダー ETC 電動格納ミラー フルセグTV オートエアコン CD/DVD再生 スマートキー プライバシーガラス
142.9 万円

G
純正ナビ 禁煙車 衝突軽減 両側パワースライドドア バックカメラ ETC ドライブレコーダー オートエアコン オートライト プッシュスタート 電動格納ミラー
188.9 万円

G クエロ
禁煙車 純正SDナビ 両側電動スライドドア トヨタセーフティセンス バックカメラ Bluetooth再生 フルセグTV ETC クリアランスソナー LEDヘッド&フォグ スマートキー オートライト
132.0 万円

ハイブリッドG
禁煙車 両側電動スライドドア トヨタセーフティセンス 純正SDナビ バックカメラ ETC コーナーセンサー Bluetooth再生 ドラレコ スマートキー&プッシュスタート TVキャンセラー
155.9 万円

ハイブリッドG
禁煙車 純正ナビ Bluetooth接続 衝突軽減 LEDヘッドライト 両側電動スライドドア 純正15インチアルミホイール シートヒーター バックカメラ ETC ステアリングリモコン
159.9 万円

G
セーフティセンス 禁煙車 純正SDナビ 両側電動スライドドア ETC バックカメラ Bluetooth再生 オートマチックハイビーム LEDヘッドランプ スマートキー オートエアコン オートライト
174.8 万円

ハイブリッド ファンベースG
両側電動スライドドア 禁煙車 純正ナビ 全周囲カメラ Bluetooth再生 トヨタセーフティセンス 車線逸脱警報 オートマチックハイビーム ETC LEDヘッドライト クルーズコントロール
もっと見る >
※価格は支払総額
保証サービスやメンテナンスサービスも充実!
ネクステージでは無料保証と有料保証をご用意しています。無料保証は国産車であれば、年式や走行距離にかかわらず、付帯が可能です。国産車の場合は、納車後3か月以内かつ走行距離3,000km以内であれば無料保証の対象となります。
さらに保証内容を充実させたい方は、有料保証がおすすめです。無料の点検やオイル交換、ロードサービスが含まれた最長3年の保証サービスや、1台の車に長く乗り続けたい方に向けた10年保証の付帯ができます。
また、有料保証の加入対象外となる低年式の車でも、初度登録から13年以上20年未満かつ総走行距離が13万キロ以下であれば有料の保証付きメンテナンスパック「Nextageサポート」がつけられます。
まとめ
シエンタもフリードもコンパクトミニバンとして人気の車です。室内の広さや安全装備など基本的なところをしっかりと押さえつつも、それぞれの個性や特徴があり、選ぶ楽しみがあります。選ぶという点でいえば、新車だけでなく中古車を検討するというのもおすすめです。
ネクステージでは修復歴車などを排除したうえで、全国200以上の店舗に多数の在庫を用意しています。Webサイトではさまざまな条件で希望に合う車を探せます。気になった車があったら詳細ページからお問い合わせもできますので、ぜひ検索してください。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。