ステップワゴンの特徴とは?現行モデルの基本スペックを詳しく紹介
ステップワゴンはホンダが生産するミニバンです。コンパクトなサイズながらも広い車内空間を確保しており、多目的に利用できる乗用車として長年人気を誇っています。ステップワゴンの購入をお考えの方の中には、特徴や魅力について詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ステップワゴンの全ラインアップや基本スペックについてご紹介します。新車販売価格や中古車販売価格など、購入の際に参考になる情報も集約していますのでぜひ参考にしてください。
※目次※
・ステップワゴンは1996年に誕生したミニバン。コンパクトなサイズに広い車内空間を設けているのが特徴
・2022年には6代目のモデルが登場。3つのグレードに加えて、車いす仕様車やサイドリフトアップシート車などの福祉車両も用意している
・ステップワゴンをお得に購入するなら中古車がおすすめ。品質にこだわるネクステージなら気軽に車選びができる
ステップワゴンの歴代モデルをチェックしよう
ステップワゴンは1996年に販売を開始しており、2022年には5回目のフルモデルチェンジを実施しました。快適な車内を構築するための機能や設備を積極的に採用しており、安定した販売を続けています。
ここでは、ステップワゴンの誕生から現在に至るまでの歴史を見ていきましょう。各モデルのコンセプトや特徴についてご紹介します。
1996年:初代モデルが誕生
ステップワゴンの初代モデルが誕生したのは1996年5月です。家族全員の使いやすさや心地よさをテーマにしており、必要な機能や性能が備わった低価格のミニバンとして登場しました。
初代ステップワゴンの特徴は取り回しのよさです。車内は広く設計していますが、コンパクトなエンジンを採用しています。小回りが利きやすいようになっているため、街中の運転でも軽快に走行できる設定です。初代のステップワゴンではW・G・Nのグレードが用意されていました。
2001年:2代目のモデルが登場
2代目モデルが登場したのは2001年4月です。子どもの視点から車を見つめるというテーマを掲げており、低床やフラットフロアなどを採用しました。安全性能にも優れており、歩行者保護や衝突安全性能などの機能が備わっています。設定されたグレードはK・I・D・Yの4つです。
2代目の発売を開始した後の2001年6月には、1996年5月の発売からの累計販売台数が50万台を突破します。特にフルモデルチェンジ後の6月には、1万7,086台の月間累計販売台数を達成しました。
2005年:フローリングフロアを搭載した3代目が登場
3代目のステップワゴンが登場したのは2005年5月です。従来同様、低床や低重心化を可能にしたプラットフォームを採用しており、セダンのような乗り心地や走行安定性を特徴としています。
先進機能を積極的に取り入れており、ミニバンで初となるフローリングフロアや外からの光を車内に取り込むトップライトルーフなどを採用しました。
3代目のモデルは発売直後から順調に販売台数を伸ばし、発売後から10日間で約1万台の受注を達成します。
2009年:家族で楽しめる4代目モデルが誕生
2009年10月に登場したのは4代目のモデルです。家族が楽しく移動できる車の開発をテーマは変わらず、大きな荷物も楽に収納できる3列目床下格納シートや狭い路地でもスムーズに走行できるサイドビューサポートミラーを採用しました。
優れた燃費消費率を備えており、14.2km/Lの燃費性能を記録しています。低燃費での運転をサポートするエコアシストも搭載しており、実用燃費の向上が可能です。パワートレインは2.0Lのi-VTECエンジンを採用しており、低速から力強いトルクを体感できます。
2015年:5代目モデルでは新開発のターボエンジンを搭載
2015年4月に販売を開始したモデルは5代目です。5代目ではホンダ初の採用となるVTEC ターボエンジンを全グレードで取り入れています。
1.5Lのエンジンですが、常用域で2.4Lエンジン並みの力強い加速が可能です。優れた静寂性を備えており、家族や友人とのドライブでも快適な時間を過ごせます。
インテリアやエクステリアでは利便性が意識されており、3列目のシートを分割したまま格納できる「マジックシート」や、荷物の出し入れを便利にした「わくわくゲート」などを採用しました。
2022年:5月に現行モデルの販売を開始
2022年5月に登場した最新のステップワゴンは、「すてきな暮らし」をコンセプトにし、生活スタイルに寄り添ったことを目指して開発されたモデルです。
エクステリアでは安心や自由を意識しており、シンプルで利便性の高いデザインになっています。インテリアは室内空間を意識した造りになっており、リビングのようにくつろげるのが居住性のよさが特徴です。
現行モデルの人気は高く、発売前の時点で5カ月の入荷待ちを記録しました。過去のモデルと同じように、子育てファミリーを中心に人気を集めています。
ステップワゴンの現行モデルの特徴とは?
ステップワゴンは、過去のモデルでも現行モデルでもミドルサイズながらも広い車内空間を特徴としています。走行性能や環境性能にも力を入れており、家族や友人との快適なドライブを楽しめます。
ここでは、現行モデルのステップワゴンの特徴について4つの項目に分けて解説します。ご自身の欲しい車がどのような車か考えた上で確認すると、ご購入をする際の検討材料になるでしょう。
さまざまなシーンで使用できるデザイン
現行モデルのエクステリアはシンプルなデザインです。温かみのあるナチュラルなカラーを採用しており、自宅にいるような空間を作り出しています。
初代モデルでは全グレードが5ナンバーでしたが、現行モデルでは全車が3ナンバーになりました。ボディサイズを大きくしたことで、過去のモデルからテーマにしていた家族のための大空間を維持しています。
エクステリアのタイプは2種類です。「AIR」ではシンプルなデザインを特徴としており、「SPADA」では力強さを強調したデザインになっています。
ドライブを満喫できるインテリア
現行モデルではリビングのような居心地のよい車内空間を採用しました。2列目のシートは前後に加えて左右にもスライドできるように設計されており、乗車人数に応じてシートのアレンジが可能です。
3列目は座席の位置を高くし前方のシートやヘッドシートを工夫し開放的な視界を可能とし、大人数の移動でもストレスを感じさせません。床下には収納スペースを設けており、室内を広く利用するための配慮がなされています。
運転席には10.2インチのデジタルグラフィックメーターを搭載しました。運転やエンターテイメントに関する情報を瞬時にキャッチできます。
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快適なドライブを楽しめる走行性能
現行モデルのパワートレインはガソリンエンジンと2モーターのハイブリッドシステムのe:HEVの2種類です。
ガソリンエンジンには1.5L VTECターボエンジンを採用しました。ハイパワーながらも静寂性が高く、大人数での乗車でもスムーズな走行を楽しめます。
e:HEVには3つのモードを搭載しており、シーンに応じた使い分けが可能です。下り坂ではギアセレクターを使うことで、前走車との車間を守りながら滑らかに走行します。
乗り心地にも配慮しており、2列目と3列目には厚めのシートクッションを採用しました。路面からの衝撃を和らげて、快適な空間を維持します。
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環境への配慮を意識したパワートレイン
ステップワゴンに搭載したパワートレインは優れた燃費性能や環境性能が備わっており、快適な走りと低燃費を両立させました。新型モデルの燃費消費率は以下の通りです。
|
2WD |
4WD |
AIR |
13.9km/L |
13.3km/L |
SPADA |
13.7km/L |
13.1km/L |
SPADA PREMIUM LINE |
13.2km/L |
13.1km/L |
SPADA 車いす仕様車 |
13.4km/L |
12.9km/L |
SPADA サイドリフトアップシート車 |
13.5km/L |
12.9km/L |
e:HEV AIR |
20.0km/L |
- |
e:HEV SPADA |
19.6km/L |
- |
e:HEV SPADA PREMIUM LINE |
19.5km/L |
- |
e:HEVタイプのうち、AIRは2030年度燃費基準95%、SPADAとSPADA PREMIUM LINEは2030年度燃費基準90%を達成しました。地球環境を守りながら毎日の通勤や週末のドライブに存分に利用できるでしょう。
(参考:『ステップワゴン(ホンダ)の燃費情報』)
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ステップワゴンのスペックをグレード別にチェック
現行モデルのステップワゴンのモデルは「AIR」と「SPADA」の2種類です。SPADAには最上級グレードの「PREMIUM LINE」を設定しており、予算やライフスタイルに合わせて好きなグレードを選択できます。
ここでは、現行モデルの基本スペックをグレードごとに見ていきましょう。福祉仕様車の概要も紹介していますので、購入の際の参考にしてください。
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AIR
AIRは現行モデルのスタンダードグレードです。パワートレインは他のモデルと同じですが、ボディサイズは小さめに設計されています。
インテリアではシンプルなデザインを採用しました。運転席や助手席のシートはファブリックタイプになっています。AIRの基本スペックは以下の通りです。
パワートレイン |
e:HEVモデル |
ガソリンモデル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,800mm×1,750mm×1,840mm |
4,800mm×1,750mm×1,840~1,855mm |
最低地上高 |
0.145m |
0.145~0.15m |
総排気量 |
1.993L |
1.496L |
エンジンの最高出力 |
107kW |
110kW |
エンジンの最大トルク |
175N・m |
203N・m |
SPADA
SPADAは現行モデルの上級グレードで、パワーテールゲート・カラードテールゲートスポイラー・USBチャージャーなどが標準装備されています。
運転席や助手席にはシートヒーターを搭載しており、寒い季節でも快適な運転を楽しめるでしょう。SPADAの基本スペックは以下の通りです。
パワートレイン |
e:HEVモデル |
ガソリンモデル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,830mm×1,750mm×1,840mm |
4,830mm×1,750mm×1,840~1,855mm |
最低地上高 |
0.145m |
0.145~0.15m |
総排気量 |
1.993L |
1.496L |
エンジンの最高出力 |
107kW |
110kW |
エンジンの最大トルク |
175N・m |
203N・m |
PREMIUM LINE
PREMIUM LINEは現行モデルの最上級グレードで、オートレベリングのフルLEDライト・2列目のシートヒーター・17インチアルミホイールなどが標準で装備されています。
照射範囲を自動で調整するアダプティブドライビングビームが標準装備されており、夜間でも快適な運転が可能でしょう。PREMIUM LINEの基本スペックは以下の通りです。
パワートレイン |
e:HEVモデル |
ガソリンモデル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,830mm×1,750mm×1,845mm |
4,830mm×1,750mm×1,840~1,855mm |
最低地上高 |
0.15m |
0.15m |
総排気量 |
1.993L |
1.496L |
エンジンの最高出力 |
107kW |
110kW |
エンジンの最大トルク |
175N・m |
203N・m |
福祉仕様車のラインアップもある
現行モデルのステップワゴンには車いす使用者やサイドリフトアップシート車など、福祉車両として利便性の高いラインアップも用意されています。
福祉車両ではパドルシフトが標準装備です。ハンドルの裏側にレバーが取り付けられており、手元で車を自由にコントロールできます。
車いす仕様のステップワゴンでは、2列目乗車タイプと2列目&3列目乗車タイプの2種類から選択が可能です。使用目的やライフスタイルに合わせてタイプを選べます。
ステップワゴンの相場情報
車の購入を検討する際には、当然費用の確認も大切です。ステップワゴンはグレード・駆動方式・パワートレインによって販売価格が異なります。前もって販売価格を把握しておけば、おおよその初期費用を把握できるので車選びがしやすくなるでしょう。ここでは、新車販売価格・中古車販売価格・買取価格に関する相場情報をご紹介します。
ステップワゴンの新車販売価格
ガソリンタイプは2WDと2WDの2種類から選択が可能です。一方でハイブリッドタイプは2WDのみとなっています。2022年8月時点での新車販売価格は以下の通りです。
|
2WD |
4WD |
AIR |
299万8,600円 |
324万600円 |
e:HEV AIR |
338万2,500円 |
- |
SPADA |
325万7,100円 |
344万7,100円 |
SPADA サイドリフトアップシート車 |
339万6,000円 |
363万6,000円 |
SPADA 車いす仕様車(2列目乗車タイプ) |
355万5,000円 |
379万5,000円 |
SPADA 車いす仕様車(3列目乗車タイプ) |
359万円 |
383万円 |
SPADA車いす仕様車(2列目&3列目乗車タイプ) |
364万5,000円 |
- |
e:HEV SPADA |
364万1,000円 |
|
SPADA PREMIUM LINE |
346万2,800円 |
365万3,100円 |
e:HEV SPADA PREMIUM LINE |
384万6,700円 |
- |
ステップワゴンの中古車販売価格
中古車販売価格は走行距離・年式・品質によって異なります。車両ごとに価格が異なるため、おおよその相場を把握して起きましょう。ネクステージにおける2022年8月時点での現行モデルの中古車販売価格は以下の通りです。
|
中古車販売価格 |
AIR |
304万9,000円 |
SPADA |
359万9,000円 |
SPADA PREMIUM LINE |
399万9,000円 |
e:HEV SPADA |
409万9,000円 |
現行モデルは2022年5月に販売を開始しており、中古車市場には流れている車両は少ない傾向にあります。ステップワゴンの購入をお考えの方は、過去のモデルの購入も選択肢に含めるとよいでしょう。過去のモデルを含めた中古車販売価格は29万9,000円~428万2,000円です。
(参考:『ステップワゴン(ホンダ)の中古車一覧』)
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※価格は支払総額
ステップワゴンの買取価格
ステップワゴンの中古車の購入を検討する際には、リセールバリューをチェックしておきましょう。リセールバリューとは、購入した車を手放すときの買取価格のことです。買取価格を把握しておけば、ステップワゴンの適切な価値が分かるでしょう。
ネクステージにおけるステップワゴンの買取相場は2,000円~285万円です。走行距離が2万8,411kmの2019年式のモデューロXが284万円、走行距離が10万5,758kmの2016年式のGが109万5,000円という買取実績があります。
(参考:『ステップワゴン(ホンダ車)の買取相場・査定実績一覧』)
ステップワゴンの中古車の購入ならネクステージへ
ステップワゴンをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめです。新車よりも安い価格で販売しており、予算に合わせた車選びができるでしょう。
一方で中古車販売店によって車両の品質は異なるため、店舗選びに悩むという方もいるのではないでしょうか。品質と保証を重視される方はネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージの2つの魅力について見ていきましょう。
こだわり品質の車両のみの提供で車選びがしやすい
ネクステージでは販売前に品質をチェックしており、トラブルの恐れの高い車両は排除しています。
中古車の中には骨格にダメージを受けた修復歴車がありますが、ネクステージでは取り扱っていません。故障やトラブルが発生する確率が高く、ドライバーを危険にさらしてしまう恐れがあるでしょう。
メーター改ざん車や水没車にも同様の危険があるため、ネクステージでは販売していません。徹底的な品質管理をしており、車選びをしやすい環境作りに努めています。
購入後の万が一に備えられる保証も充実
ネクステージでの保証は無料保証と有料保証の2種類です。無料保証は輸入車を含む全車が対象になっており、国産車については3カ月または3,000kmまでなら保証の適用を受けられます。エンジン機構やトランスミッションなどが保証の範囲に含まれており、気軽に車選びができるのです。
ネクステージでは「10年保証」や「サービスサポート」などの有料保証を用意しています。10年保証では5機構・76項目、サービスサポートでは33機構・318項目が適用範囲という充実した内容です。
まとめ
ステップワゴンは1996年に販売を開始しており、現在までに5回のフルモデルチェンジを実施しました。車内空間の広さを特徴としており、ファミリー層を中心に人気を集めています。
ステップワゴンをお得に購入したい方には中古車がおすすめです。ネクステージではこだわりの品質と充実した保証で、新しいカーライフを始めるためのサポートをしています。豊富に在庫を用意しておりWebサイトからの検索も可能です。ステップワゴンをお探しの方はネクステージにお任せください。