【調査レポート】中古車購入者の購入実態に関する調査
はじめに
近年は世界情勢の変化や新車価格が高騰していることから、中古車の需要は上昇傾向です。
車の購入においては、車種の人気度が意思決定に影響を与えることも少なくありません。一方、どのような理由で「人気がある車」と認識しているのかは、人によって異なると考えられます。
そこで、直近3年以内に中古車を購入した方がどのような車を「人気」と捉えているのか、実際に購入した車との違いについて調査しました。
今回、ネクステージが実施した調査では「中古車購入者が人気があると認識する車と購入実態の違い」が見えてきます。
調査概要
調査名:ライフスタイルに関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年6月16日~2025年6月17日
有効サンプル数:20代~50代の男女1,210名(直近3年以内に中古車を購入した方)
・中古車購入者が人気があると認識する車は、高級ミニバンや実用性の高い車種、SUVが上位を占める結果に。最も多くの回答を集めたのは「アルファード」で、次いで「プリウス」「N-BOX」「ランドクルーザー」「ハリアー」となった。
・ミニバンでは「アルファード」が圧倒的な支持を集めており、「フリード」や「シエンタ」といったコンパクトミニバンは下位にとどまった。同じカテゴリーでも、人気認識に大きな違いがあることが分かった。
・SUVでは「ランドクルーザー」が4位、「ハリアー」が5位にランクイン。軽SUVの「ジムニー」も8位に入っており、幅広いニーズに応えるSUVが支持を集めている。
・軽自動車では「N-BOX」が3位にランクインし、高い人気認識を獲得。スライドドアを備えた使い勝手の良さが、幅広い層から認知されている証拠といえる。
調査結果
「人気がある」と認識した理由は「テレビCMや雑誌などでよく見る」から
特定の車種に対して「人気がある」と認識した理由についての調査では、次の回答が多い結果となりました。
「テレビCMや雑誌などでよく見る(17.9%)」「SNSで話題になっている(YouTube、Instagram、TikTok等)(14.5%)」「ネットや比較サイトのランキングで上位だった(11.1%)」と何らかの情報を得て、人気車種として認識している方が多いようです。
次いで「友人・知人・家族が乗っている/勧められた(10.9%)」「芸能人・インフルエンサーが乗っている(10.7%)」「街中や駐車場でよく見かける(10.6%)」など、周りの人が乗っている車に対して、人気が高いと認識する方も少なくありません。
人気があると認識する車と実際の購入車種のギャップが明らかに
実際に購入された車種と「人気がある」と認識されている車種を比較すると、ギャップが浮き彫りになりました。この背景には、「憧れ」と「現実」の違いがあると考えられます。
高級車やSUVは人気車として認識されやすい一方、実際の購入では価格や維持費、日常での使い勝手を考慮した選択を重視する方が多いようです。結果として、コンパクトカーやファミリー向けミニバン、軽自動車といった実用性の高い車種が購入されています。
人気調査で1位に輝いたのは、高級ミニバン「アルファード」でした。次いで「プリウス」「N-BOX」など実用性の高い車種、4位には高級SUV「ランドクルーザー」がランクインしています。
一方、購入実績には「アクア」「N-BOX」「プリウス」など実用性の高い車種がランクインしていますが、人気車種として認識されている「アルファード」や「ランドクルーザー」「ハリアー」は実際の購入車種10位以内には入っていません。
軽自動車では「N-BOX」が、人気調査と購入実績ともに高い順位を維持しており、人気調査の上位には入っていない「セレナ」「タント」「ワゴンR」などが、購入実績の10位以内にランクインする結果となりました。
このことから、人気があると認識する車と実際の購入車種の大きな違いをみると、販売価格が高い車は「人気がある」と認識されていても、実際の購入には結びつきにくいことが分かります。
実際の中古車市場では、ファミリー向け実用車が人気
上記画像は、ネクステージにおける2024年6月~2025年5月までの中古車販売台数ランキングTOP50です。アンケートでの購入実績と比較しても、ファミリー向けの実用車が上位を独占していることが分かります。
1位は「セレナ」2位は「ヴォクシー」と、3列シートを備えたファミリーカーへの需要の高さから、子育て世代を中心に安定した支持を得ていると捉えられるでしょう。
また、3位「N-BOXカスタム」、5位「N-BOX」、7位「タント」と、スライドドアを備えた軽自動車が好調です。TOP50の内訳では、軽自動車が19車種を占めています。
SUVカテゴリーには、17車種がTOP50にランクインしましたが、人気調査で上位だった「ランドクルーザー」や「ハリアー」は10位以内には入っていません。
コンパクトカーでは「プリウス」が4位、「アクア」が9位、「ノート」が10位と堅調な売れ行きを示しています。燃費性能と実用性のバランスが評価されていることが分かるでしょう。
新車販売市場においても実用性の高い車が人気
日本自動車販売協会連合会が公表する新車販売台数ランキング(2024年4月~2025年3月)によると、新車販売市場ではコンパクトカーが上位を占めています。なお、この集計には、軽自動車及び海外ブランド車は含まれません。
人気調査で1位に輝いた「アルファード」が、6位という結果に驚く方も多いのではないでしょうか。人気調査2位の「プリウス」の販売台数は9位という結果です。
4位の「ランドクルーザー」や5位の「ハリアー」は、人気車種として認知されているものの、実際の販売台数ランキングでは10位以内にランクインしていません。
このように、人気車種として認知されている車種と実際の購入実態には、大きな違いがあることが分かります。新車の売れ行きが好調な車は、燃費性能・価格・使い勝手のバランスが取れた車種が人気を集めているといえるでしょう。
人気があると思う車種を購入した理由とその他の車種を購入した理由
人気があると思う車種を購入した方は「他車種より納車が早かった(19.0%)」に次いで、「予算に合っていた(15.2%)」という回答となりました。
在庫が確保されている中古車は、人気度によって納車までの期間が左右されることはないと思う方もいるかもしれません。しかし、登録済未使用車を希望する場合は、条件に合う車が流通しやすい人気車種のほうが納車が早くなるケースが考えられます。
一方、人気車種以外を購入した方の回答は「予算に合っていた(26.4%)」に次いで、「デザインが気に入った(19.8%)」でした。人気車種以外を選んだ方の回答からは、人気や流行ではなく、自分の経済状況や好みを重視して車を選んでいる様子が伺えます。
このように、中古車購入においては「人気」という要素よりも、総合的な実用性が重視されていることが明らかになりました。
人気があると思う車種を購入して満足している点と不満を感じた点
人気があると思う車種を購入した方に「実際に使用してみて満足している点」について調査したところ、実用面での評価が高いことが分かりました。
回答率が高かったのは「室内空間が広く快適(17.0%)」「運転がしやすい(視界・サイズなど)(13.2%)」「荷物がたくさん積める(12.6%)」です。
このように、デザイン面など個々の好みに応じて評価が変わるものではなく、万人受けする実用面について満足しているとの回答が多い結果となりました。
一方、不満やギャップを感じた点についての調査では「荷室容量・収納が少ない(17.9%)」「燃費が期待ほど良くない(15.0%)」という、購入前には予想しづらい問題点が挙げられています。これらは実際に使ってみて初めて分かる問題といえるでしょう。
人気があると思う車種を購入した後のユーザー評価では、基本的な満足度は得られているものの、実際の使用を通じて見えてくる細かな課題も存在することが明らかになりました。
購入の参考になる情報は所有欲を満たせるかどうかや経済面
人気があると思う車種を購入した方に「購入の参考になる」と感じる情報について調査したところ「知名度・ブランド力(22.9%)」や「外装・内装のデザイン性(16.7%)」が重視されていることが分かりました。所有欲を満たせるかどうかという点も重視されているようです。
次いで「維持費(燃費・税金・保険料など)」や「新車・中古車の価格帯」と、経済面での情報が参考になるという回答が多い結果となりました。
人気車種の購入を検討する際の情報収集では、所有欲を満たすことができるか、無理なく購入できるかどうかの判断に役立つ情報を求めている方が多いことが分かります。
まとめ
中古車購入において、人気があると認識されている車と実際に購入される車には明確なギャップがあることが分かりました。人気調査では高級ミニバンやSUVが上位を占める一方、実際の購入ではファミリー向けの実用車が中心となっています。
調査結果では、購入者が世間の人気よりも自分のライフスタイルに合った実用性と価格のバランスを重視していることが分かりました。中古車選びにおいては「人気」に惑わされることなく、自分にとって本当に必要な車を見極めるとよいでしょう。
ネクステージについて
ネクステージは全国に300店舗以上展開し、総在庫数3万台を誇る中古車販売店です。ご来店いただく全てのお客さまに満足していただけるよう「お客様ファースト」をモットーにサービスの提供、情報の提供を続けています。
ネクステージでは第三者機関による車両品質検査やOBD故障診断を積極的に導入し、誰もが安心して車選びを楽しめる環境の実現に取り組んでいます。「自分に合った車が分からない」というお悩みにもしっかりと寄り添いますので、中古車購入をお考えの方はぜひご相談ください。