ハリアー VS フォレスター!キャラクターの違う両車を徹底比較
「SUVを買いたいけれど、どれにすればよいか分からない」と迷っている方もいるのではないでしょうか。SUVには本格オフロード仕様のものからコンパクトなタイプまで、多様なラインアップがあります。
そこでこの記事では、今とくに人気のSUVであるトヨタのハリアーとスバルのフォレスターを、内外装・安全性・走行性などの特徴から徹底比較します。それぞれの魅力を理解しつつ、どちらが自分に適した車なのか考えてみましょう。
※目次※
・ハリアーは高級感のあるデザインを求める人、フォレスターはアウトドアが好きで安定した走行性を求める人におすすめ
・車の目的と予算を見直し、運転のしやすさや自分に適したグレードに注目する
・お得に購入したい方は中古車での購入を検討する
ハリアーとフォレスターそれぞれの特徴
ハリアーとフォレスターのどちらにしようか迷っている方向けに、ここではそれぞれの特徴について紹介します。一般的に、ハリアーは都会の街並み向き、フォレスターは山道などの悪路向きといわれているので、車を購入する目的に合わせて選ぶようにしましょう。
スタイリッシュで都会に馴染むハリアー
ハリアーは、流れるような美しいボディが特徴的で、ヘッドランプやテールランプのシャープな形状が都会的なデザインになっています。また、インテリアデザインも上質で、乗馬の鞍を彷彿とさせるセンターコンソールや、末端部分のメタルラッチによって大人な空間が作られているのが魅力です。
さらには、優れた燃費性能を兼ね備えたハイブリッドシステムにより、ブレーキを多用する都会の運転にも向いています。ストップ&ゴーを繰り返す街並みでも快適に運転することができるでしょう。
逞しい外見で悪路に強いフォレスター
フォレスターは、スバルの強みである4WD(四輪駆動)が標準搭載されているので、路面の状況に左右されることなく力強い走りをすることができます。舗装されていない道や滑りやすい雪道でも難なく走行することが可能なので、安心感がある点が大きな特徴です。
また、存在感のある力強いフロントデザインとシャープなボディラインによって、躍動感が生まれており、冒険心をくすぐられるようなアウトドアデザインになっています。
トヨタ ハリアーの魅力とは?
ハリアーは1997年の販売開始から人気の高い高級SUVです。ここでは、ハリアーの魅力を詳しく解説します。優雅なボディと目を引くライト、向上した走行性能など、多角的な視点からハリアー人気の理由を押さえておきましょう。
高級感とかっこよさが目を引くデザイン
ボディは最適な空気抵抗が計算されたスタイリッシュな流線形です。ハリアーといえばシーケンシャルターンランプをイメージする方も多いのではないでしょうか。流れるような光は視認性が高いだけでなく、高級感や先進的な印象を周囲に与えます。
またブラック塗装された18インチアルミホイールに施された切削光輝など、足元からかっこよさを引き立てるデザインのモデルもあるのが特長です。
内装は温かみのある洗練された空間が特徴です。室内ライトと連動して点灯するブルーの室内イルミネーションも、高級感を演出します。まるで特等席にいるような気分にさせてくれるでしょう。
ターボモデルによって走行性能アップ
3代目ハリアーには2.0L直噴ターボエンジンが専用装備されたことにより、走行性能の向上が図られています。ターボモデルにはスポーツモードがあり、走る楽しさを体感できることもポイントです。
4WDにはダイナミックトルクコントロールが搭載されています。路面状況に合わせて2WD(FF)と4WDを自動的に切り替えることで、より快適な走行が可能です。
安全装置の充実度が高い
ハリアーには「トヨタセーフティセンスP」という安全装置が標準装備されています。これは、前方のカメラとレーダーを駆使して行われる複数の予防安全装置のことです。主要な機能は以下のとおりです。
- ・プリクラッシュセーフティ:衝突回避支援
- ・レーンディパーチャーアラート:対向車線へのはみだし防止支援
ほかにも走行中に前方の車を検知し、自動で車間距離をとりつつ安全に追従する「レーダークルーズコントロール」も搭載していて、安全装備の充実度が高いといえるでしょう。ドライバーと歩行者の安全を力強くアシストします。
ハリアーはこだわりのある車好きにおすすめ!
ハリアーの運転席には「8ウェイパワーシート」「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」といった、快適なポジションで運転できる機能が備わっているのも特徴です。
「都市型SUV」と呼ぶのにふさわしい、スタイリッシュで高級感を醸し出す外装や内装は、信号待ちであっても多くの人の目を引くでしょう。安全性能・走行性能にも優れていることから、車好きの方、高級志向の方、こだわりのある方におすすめしたいSUVです。
スバル フォレスターの魅力とは?
フォレスターはアウトドアに適した走行性能をもち、優れた安全性能によってドライバーに安心感を届けてくれます。内装の遊び心のあるおしゃれなデザインも魅力のひとつといえるでしょう。ここからはファミリー層にも人気があり、アウトドアが好きな人の冒険心をくすぐるフォレスターの魅力に迫ります。
冒険心をくすぐるおしゃれなデザイン
フォレスターは「ダイナミック」がデザインコンセプトのひとつとされています。機能的かつ力強い形状と美しさを融合させたシャープなボディラインは、冒険心を刺激するアクティブなモデルといえるでしょう。
内装はシートのバリエーションが印象的です。世代・モデルによって異なりますが、オレンジステッチでアクティブさを演出するタイプや温かみを感じさせるブラウンの本革シートタイプなど、選択によって雰囲気が大きく変化します。カーゴルームと呼ばれるトランクも、ゴルフバッグやスノーボード、キャンプ用品といった大型の荷物も余裕をもって積み込むことが可能です。
アウトドアに適した走行性能
フォレスターには、「シンメトリカルAWD」という4輪駆動システムが搭載されています。このシステムはスバル独自のもので、4輪に配分されたトルクバランスを最適に保ち悪路でも安定走行できるという機能です。たとえば山道や雪道、雨の高速道路での運転も安心感が高まります。
また、調整されたエンジンとトランスミッションの配置バランスにより、ブレーキ時やカーブでの揺れを抑えられることもポイントです。フォレスターはアウトドア派におすすめの走行性能をもつといえるでしょう。
優れた安全性能が安心な運転を実現
フォレスターには、前方にいる人や車をステレオカメラで素早く感知し、アクセル・ブレーキ・ステアリングを制御する運転支援システム「アイサイト」が搭載されています。以下が機能の一例です。
- ・ツーリングアシスト:高速走行時や渋滞時に車間距離をとりつつ追従
- ・プリクラッシュブレーキ:自動ブレーキにより衝突回避を目指す
アイサイトによってドライバーの運転ストレスは軽減し、シーンを選ばず安心感のある運転が可能になるでしょう。
フォレスターはファミリーにおすすめ!
フォレスターはアクセサリーも充実しています。サーフィンや釣り、サイクリングなど趣味に合わせて多様なカスタマイズが可能なこともポイントでしょう。
カーゴルームも広く、重い荷物も楽に出し入れが可能です。また、優れた走行性能や安全性能によって環境を選ばず運転を楽しめます。「アウトドアを楽しみたい」という方のファミリーカーとしてもおすすめのSUVといえるでしょう。
ハリアーとフォレスターを徹底比較
この段落では、ハリアーとフォレスターのスペックについて徹底比較します。今回は、グレードと価格、取り回し性能、収納力、エンジン性能、ハイブリッド性能、4WD方式の違い、安全性能の7点に注目しました。ハリアーとフォレスターで悩んでいる方は、具体的にどのようなスペックの違いがあるのかチェックしてみてください。
グレードと価格
ハリアーとフォレスターのグレードと価格について紹介します。それぞれのグレードと価格について以下の表にまとめました。
車種 |
グレード |
価格(税込)[円] |
特徴 |
ハリアー |
2WD(ガソリン) |
S:2,990,000 G:3,410,000 Z:3,930,000 |
S:必要な装備は全て揃っているエントリーモデル G:アダプティブハイビーム&プロジェクター式LEDヘッドランプが標準装備、Leather Packageも選べる Z:ナビが標準搭載の最上級グレード、19インチのアルミホイールを採用 |
4WD(ガソリン) |
S:3,190,000 G:3,610,000 Z:4,130,000 |
||
2WD(ハイブリッド) |
S:3,580,000 G:4,000,000 Z:4,520,000 |
||
4WD(ハイブリッド) |
S:3,800,000 G:4,220,000 Z:4,740,000 |
||
フォレスター |
Touring |
2,937,000 |
基本性能を備えたスタンダードモデル |
X-BREAK |
3,080,000 |
撥水シートなど機能的なアイテムを備えている |
|
Advance |
3,179,000 |
質感の高いナッパレザーが選べる |
|
SPORT |
3,300,000 |
伸びの良い加速感と上級装備が魅力 |
取り回し性能(運転しやすさ)
ハリアーとフォレスターの取り回し性能を比べてみます。取り回し性能を確かめるために、「全長×全幅×全高」と「最小回転半径」を調べてみました。以下の表にまとめたので、どちらが小回りが利きやすいかチェックしてみましょう。
車種 |
グレード |
サイズ(全長×全幅×全高)[mm] |
最小回転半径[m] |
ハリアー |
S・G(2WD) |
4,740×1,855×1,660 |
5.5 |
Z(2WD) |
5.7 |
||
S・G(4WD) |
5.5 |
||
Z(4WD) |
5.7 |
||
フォレスター |
Touring |
4,640×1,815×1,715 |
5.4 |
X-BREAK |
4,640×1,815×1,730 |
||
Advance |
4,640×1,815×1,715 |
||
SPORT |
上記の結果から、ハリアーよりもフォレスターの方が小回りが利き、狭い道でも乗り回りやすいため、運転のしやすさでいえばフォレスターの方が上回っているといえるでしょう。
収納力
次に、ハリアーとフォレスターの収納力について紹介します。両方の収納力を比較するために、室内寸法と荷室容量を調べました。以下の表にまとめたので、どのくらいの収納スペースがあるのかチェックしましょう。
車種 |
グレード |
室内寸法 (室内長×室内幅×室内高)[mm] |
荷室容量[L] |
ハリアー |
・ガソリン車 ・ハイブリッド車 |
1,880×1,520×1,215 |
・リアシート使用時:409 ・リアシート格納時:1,045 |
フォレスター |
Touring |
2,140×1,545×1,275 |
509(リアシート使用時) |
X-BREAK |
|||
Advance |
2,130×1,545×1,275 |
||
SPORT |
520(リアシート使用時) |
室内寸法や荷室容量を比較すると、フォレスターの方がゆとりがあり、多くの荷物を載せることが可能です。フックなども多数あるため、アウトドアをするのにぴったりの車種といえるでしょう。
一方、ハリアーでもゴルフバッグが3つ収納できるスペースはあるため、積み込み性能は高いです。ハリアーの収納力も十分といえるので、アウトドアをしない方はハリアーをおすすめします。
エンジン性能
ハリアーとフォレスターのエンジン性能にも注目してみます。エンジン性能を比較するために、今回は総排気量、最高出力、最大トルク、燃費性能について以下の表にまとめました。
|
ハリアー |
フォレスター |
||
エンジン性能 |
ガソリン車 |
ハイブリッド車 |
・Touring ・X-BREAK ・Advance |
SPORT |
総排気量[L] |
1,986 |
2,487 |
1,995 |
1,795 |
最高出力[kW(PS)/rpm] |
126(171)/6,600 |
131(178)/5,700 |
107(145)/6,000 |
130(177)/5200-5600 |
最大トルク [N・m(kgf・m)/rpm] |
207(21.1)/4,800 |
221(22.5)/3,600-5,200 |
188(19.2)/4,000 |
300(30.6)/1600-3600 |
燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
|||
燃費性能[km/L] ※WLTCモード |
15.4 |
22.3 |
14.0 |
13.6 |
特にハリアーのハイブリッド車は燃費性能がずば抜けています。一方、フォレスターのエンジンは静粛性や低重心が特徴です。燃費の良さを考慮すると、ハリアーの方が優れているといえるでしょう。
ハイブリッド性能
ハリアーとフォレスターのハイブリッド性能を比べてみます。モーターの性能を見るために、最高出力と最大トルク、燃費について以下の表にまとめました。
車種 |
最高出力 [kW(PS)] |
最大トルク [N・m(kgf・m)] |
燃費性能[km/L] ※WLTCモード |
ハリアー |
フロント:88(120) リヤ:40(54) |
フロント:202(20.6) リヤ:121(12.3) |
22.3 |
フォレスター |
10(13.6) |
65(6.6) |
14.0 |
単純にハイブリッド性能を比べると、ハリアーの方が優れていることがわかります。フォレスターは路面状況に左右されず快適な走行に力を入れた結果、ハイブリッドシステムがハリアーに比べると劣っているといえるでしょう。
4WD方式の違い
スバルのお家芸であるフルタイム4WDのシンメトリカルAWDが採用されているフォレスターは、低重心で前後左右のバランスを取りやすい構造になっているため、優れた安定感と走破性が魅力的です。
一方ハリアーは、ガソリン車とハイブリッド車で異なるシステムを採用していますが、パートタイム4WDにより前輪駆動に切り替えることができます。通常は前輪駆動で走行し、坂道などパワーが必要なときに四輪駆動に切り替えるなど使い分けることで、燃費性能をアップさせることが可能です。
安全性能
ハリアーはトヨタセーフティセンス(衝突回避支援パッケージ)によって高い安全性能を持っています。たとえば、レーザーと単眼カメラが車や歩行者を検知し警告してくれたり、ブレーキアシストによって衝突やブレーキの踏み間違いの防止が可能です。過去の交通事故の事例を分析し、事故に対応するための機能が集約された最先端技術が搭載されてます。
一方フォレスターは、「事故を起こしにくい車を設計する」という0次安全をコンセプトに作られた車なので、安全に運転するために考え抜かれた構造です。たとえば、ドアミラー位置やピラー形状の工夫により、全方位にわたって死角を低減することに成功しました。視野が広く確保されているので視認性に優れており、コーナリングやバックのときも安全に運転可能です。
また、標準搭載されている運転支援システムのアイサイトによって、障害物を三次元的に認識することができ、自動ブレーキやクルーズコントロールなどを制御してくれます。安全性能に関していえば、どちらも最先端の技術が搭載されているといえるでしょう。
ハリアーとフォレスターで迷ったときの選ぶポイント
ここからは、ハリアーとフォレスターのどちらを選ぼうかと悩んでいる方に、後悔しないための選び方を紹介します。自分に合ったSUVを選ぶために、まずは使用目的や予算を明確にするところから始めましょう。装備の検討や運転のしやすさといった、実際に選ぶときにチェックすべきポイントも分かるでしょう。
車を使う目的と予算を見直す
どちらの車がよいか迷ったときは、使う目的を明確にすることをおすすめします。高級感を求める方はハリアーが有力な候補で、「アウトドアが好き」という方は、フォレスターが合っているかもしれません。あくまで一例ですが、目的をはっきりとさせることで候補を絞りやすくなります。
また、予算も車種を決める重要な要素です。ハリアーとフォレスターの新車本体価格の目安は以下のとおりです。(2021年12月21日現在)
・ハリアー:299万円~474万円
・フォレスター:294万円~330万円
「新車には手が出ない」「もっとリーズナブルに済ませたい」という方には、中古車がおすすめです。走行距離や年式などにもよりますが、ハリアーは約55万円、フォレスターは約46万円から探せるので、中古車であれば新車よりもお得に購入できるといえます。(2021年12月21日現在)
運転のしやすさをしっかりチェック
候補の車が自分にとって運転しやすいかをチェックすることも大切です。可能であれば試乗してみることをおすすめします。
運転席に座って、座り心地や身長、体格に合っているかをチェックしましょう。運転席からの見え方も安全性において重要なポイントです。前方だけでなく後方も見えやすい車は、運転ストレスを感じにくいかもしれません。操作パネルに触って使いやすさを確かめることも大切です。
試乗ができない場合でも、できれば運転席に座ってみましょう。運転の様子をイメージしてみることで、購入後の「こんなはずでは……」という事態を防ぎやすくなります。
自分に合ったグレードと装備があるか確認
車にはグレードがあり、装備の違いによって価格も異なるのが一般的です。グレードが高くなるほど性能や装備も充実しますが、価格も高くなります。自分にとって最適なグレードと必要な装備を見極めましょう。
高速道路を利用する機会が多い方なら、自動追従システムの装備があればロングドライブも安心です。アウトドアを楽しみたい方は、4WDを選べばより力強い走りを楽しめるでしょう。使う目的に合わせて自分に必要な装備を選び、グレードを決めることが大切です。
お得に購入するならネクステージがおすすめ!
お得にハリアーやフォレスターを購入したいならネクステージをご利用ください。ネクステージは、北海道から沖縄にかけて全国に店舗を構えており、これまで8万台以上の取引を行ってきた実績があります。値段も365日ベストプライスで販売しており、豊富な在庫の中からリスクの低い車を選ぶことも可能です。
もし、中古車をお探しの方は、一度ネクステージで自分の条件に合う車がないか探してみてください。
ハリアーとフォレスターの中古車相場
ネクステージのハリアーとフォレスターの中古車相場を紹介します。2021年12月21日現在の中古車価格は以下の通りです。
車種 |
中古車相場 |
ハリアー |
55万円~550万円 |
フォレスター |
46万円~370万円 |
相対的にフォレスターの方が価格を抑えて購入することができます。ネクステージは修復歴車は取り扱っておらず、専門メカニックが徹底した点検・整備を行っていますので、中古車でも安心してお探しください。
ネクステージならSUV専門店もある
ネクステージはただ取り扱い台数が多いだけでなく、SUV専門店も構えています。そのため、ハリアーやフォレスターなど希望する車種の在庫が豊富で、希望に沿った車を探すことが可能です。全国から在庫を取り寄せることもできるので、近くに専門店がなくても問題ありません。中古車に対してもこだわりがある方は、ぜひネクステージにご相談ください。
まとめ
ハリアーとフォレスターは同じSUVですが、「高級感」「アウトドア」と、それぞれ強みが違います。迷ったときは目的に合った装備やグレードを選ぶことで、車種の特徴を最大限に生かせるでしょう。また、車選びは予算も大切です。少しでも安く購入したい方は、中古車も選択肢に入れておくとお得に購入できます。
これから多くの時間を共に過ごすSUVを選ぶときは、ネクステージをご検討ください。全国に130店舗以上をかまえるネクステージならば、状態のよいSUVを見つけられます。アフターサービスや保証も万全なので、お気軽にネクステージにご相談ください。