事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

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事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

車を購入した際には自賠責保険に加入する必要がありますが、廃車を行う場合は解約手続きを進めなければなりません。手続きの方法や保険の取り扱いなどに悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、事故などで廃車を決断する前に知っておきたい保険の情報を詳しく解説します。還付に関する規定だけではなく、廃車にする判断基準も把握することも大切です。万が一の事態を想定して、任意保険の加入も検討しましょう。

 

※目次※

1.事故などで自賠責保険を使う前に知っておきたい!廃車するかの判断基準

2.事故で廃車する際の自賠責保険はどうなる?

3.事故で廃車する際の自賠責保険の注意点

4.事故で乗り替えをするときの自賠責の取り扱い

5.事故などで廃車や被害者への弁償に備えて任意保険の加入も必要

6.事故などによる廃車や自賠責保険について業者へ相談するのがおすすめ

7.まとめ

 

■POINT

 

 

・事故で修理ができないときや費用が高額になる場合は、無理に所有し続けるより廃車を決断したほうが賢明なケースもある。

・廃車にする場合は自賠責保険の解約も忘れずに!1か月以上残っているのであれば早めに還付手続きを進めよう。

・万が一の事故で自分と相手を守るためには任意保険の加入も大切。わからないことや不安があれば業者に相談をして解決しよう!

 

 

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事故などで自賠責保険を使う前に知っておきたい!廃車するかの判断基準

事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

車を抹消登録して廃車手続きを完了するまでには、複数の書類を用意して適切な流れを把握しなければなりません。また、いま持っている車を廃車にしたほうがよいかどうかの判断基準をおさえておきましょう。売却できる可能性がある場合は、業者に頼むのもひとつの方法です。廃車を判断する4つのポイントをご紹介します。

 

修理不能か

事故で運転できない状態になった車や、長期間運転していない車でも修理をすると動く可能性があります。業者に依頼して修理できるのであれば、費用を負担して再度運転が可能な状態に戻すのもひとつの方法です。

 

「修理はできない」と判断された場合は、運転できる状態まで復活させられないということになります。お金を費やしても状態はよくならないため、廃車を決断するのが賢明といえるでしょう。修理できるかどうかを見極められないときは、業者に直接相談してみるのがおすすめです。

 

修理より買い替えのほうが費用はかからないか

修理が可能であるとわかったら、具体的な費用を算出しましょう。修理のためだけに大金を費やすのであれば、廃車手続きを行って新しい車を買ったほうがお得になるかもしれません。修理費用と買い替え費用を比較して廃車するかどうかを判断します。

 

修理費用は業者によって異なりますが、大幅に違いはほとんどないでしょう。不安な方は複数の業者に相談して見積もりを出してもらい、廃車・買い替えのどちらを選べばよいか相談するのも判断基準として有益な方法です。

 

修理した後も長期間に渡って運転できるか

買い替えよりも安い費用で修理を終えたとしても、短期間で運転できなくなってしまえば元も子もありません。短期間での故障リスクが高い場合は、修理を諦めて廃車にしたほうがよいでしょう。

 

とくに骨格部分を破損した車は、バランスの悪化や重要な部品の故障によって不具合が起きやすいといわれています。すべてのケースで不備が発生するわけではありませんが、故障リスクが高まる可能性がある点を理解しておきましょう。修理後も満足に運転し続けられる見込みがあるのであれば修理を選ぶのもおすすめです。

 

新たに購入したい車種があるか

廃車にする車の状態ではなく、「次に買いたい車があるかどうか」を基準にするのも有益な方法といえます。修理して復活する可能性がある場合でも、買い替えのタイミングであると考えて廃車を選んでもよいでしょう。

 

修理費用と買い替え費用に大きな差がないのであれば、欲しい車の購入を決断しても損に感じる可能性は低くなります。新しい車の購入を検討中の方は、廃車手続きを行って買い替えを選択するのもひとつの方法です。

 

事故で廃車する際の自賠責保険はどうなる?

事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

自賠責保険は、車を所有するすべてのユーザーに加入する義務があるものです。2年間や3年間といった単位で料金を支払いますが、廃車にした場合は還付金を受けられます。廃車にする可能性を考慮し、還付手続きに必要な書類も詳しく理解しておきましょう。廃車を決断する前に知っておきたい自賠責保険について解説します。

 

自賠責保険とは

自賠責保険は、国から加入を義務付けられている損害保険です。交通事故によって相手がケガを負った際に費用を補償することで、加害者の金銭的な負担を軽減します。普通自動車・軽自動車だけではなく、原動機付自転車のユーザーも加入が必要な保険です。

 

一定の基準によって補償の有無や限度額が規定されています。治療のための入院や通院費用すべてが負担されるものではない点には注意しましょう。

 

加入期間は所有者が車を手放すまでです。加入と解約が自動的に行われないため、自ら手続きを進める必要があります。期限が切れると自賠責保険分は全額自己負担となり、任意保険に加入していない場合は請求額のすべてを支払う結果になることを理解しておきましょう。

 

自賠責保険の還付手続きについて

自賠責保険は、解約手続きを完了させることで還付が受けられます。ただし、残存期間すべての料金が還付される可能性は低いと考えたほうがよいでしょう。保険会社ではなく、日本自動車査定協会(JAAI)が定めた基準にしたがって算出します。

 

期限が切れるまでの日数が少ないほど還付の金額が減るため、手続きは早めに済ませたほうが賢明です。場合によっては1万円以上の還付を逃すことになるため、廃車を決めた段階で必要な準備をはじめましょう。

 

廃車の手続きは陸運局で行います。業者に依頼すると代行も可能ですが、手数料が発生するため費用の負担を抑えたい方は自分で済ませるのがおすすめです。廃車の手続きをした後に、自賠責保険に加入している保険会社に連絡をして還付手続きを進めます。

 

自賠責保険の解約により還付される金額

保険の解約手続きが完了するとお金を受け取れますが、実際にどのような基準で還付されるのか気になる方もいるでしょう。具体的には以下の条件があげられます。

  • ・残存期間が1か月以上ある
  • ・計算方法は月単位
  • ・期間に該当するのは保険会社が解約を受理した日

 

1か月単位で金額を計算するため、残存期間が1か月以下の場合は還付を受けられません。たとえば、残り2か月20日残っている場合でも還付の対象となるのは2か月分の料金です。

 

計算の開始日は廃車の完了日ではない点にも注意しましょう。普通自動車や軽自動車によって金額が異なりますし、離島なども金額が異なる点も覚えておきましょう。料金が改定されると還付金も変動するため、保険会社に問い合わせて確認できると安心です。

 

自賠責保険の還付手続きで必要な書類

還付手続きをはじめる前に、必要な書類をそろえておきましょう。加入している保険会社により異なる可能性もありますが、基本的に求められる書類は以下のとおりです。

  • ・自賠責保険証(原本)
  • ・一時抹消登録証明書のコピーや登録事項等証明書
  • ・所有者の印鑑
  • ・振込先口座情報

 

手続きで押印するための印鑑は認印でも問題ありません。口座情報に誤りがあるとお金を受け取れないため正確な情報を把握しましょう。自賠責保険証は、コピーではなく原本の提出が必要な点にも注意が必要です。

 

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事故で廃車する際の自賠責保険の注意点

事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

事故をはじめなんらかの理由で廃車を決断する際は、できるだけ早く保険の解約手続きを行いましょう。手続き後すぐに返金されるものではありません。また、自賠責保険は加入を拒否できない保険です。現在廃車にする予定がない方も、自賠責保険に関する2つの注意点をしっかりと理解しておきましょう。

 

解約の時差に注意

自賠責保険を解約する際に注意しておきたいのは、解約手続きから正式に受理されるまでの期間です。業者に廃車を依頼した時点で1か月以上残っている場合でも、解約手続きが遅れると還付の対象外となる可能性があります。

 

解約手続きを業者に依頼するときに考慮したいリスクともいえるでしょう。還付を受けたい方は、あらかじめ業者に相談して早めに手続きを進めてもらうことが大切です。残存期間を提示して「いつまでに受理してほしいか」を明確にできるとリスクを回避できます。

 

加入していないと法律で罰せられることに注意

車を所有する前から把握しておきたいのは、自賠責保険の加入がユーザーの義務であるということです。万が一加入や更新をしないまま車を運転した場合、以下2つの罰則が課せられます。

  • ・1年以下の懲役または50万円以下の罰金
  • ・違反点数6点

 

6点という違反点数は、免許停止処分になる数字です。保険の未加入が発覚した時点で課せられるため、「事故を起こさなければ問題ない」というものではありません。未加入で事故を起こすと国土交通省から求償される点も理解しておきましょう。

 

事故で乗り替えをするときの自賠責の取り扱い

事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

「事故で廃車にするため新しい車に乗り替えたい」という方は、自賠責保険の名義変更を行わなければなりません。自動的に加入する仕組みではないため、新しい車に適用されているか確認しておきましょう。買い替え時の還付は法律上の義務となっていない点にも注意が必要です。自賠責保険の取り扱いについて詳しく解説します。

 

自賠責は車につけることが義務付けられている

自賠責保険は車を対象とする保険です。ユーザー自身ではなく、車に対して加入していると認識しましょう。したがって、廃車と同時に解約されたり新しい車に自動加入したりといったことはありません。

 

車を売却して買い替える場合は、自賠責保険の加入対象を変更する作業(車両入替)が必要です。手続きの際に保険証明書と新しい車検証を提示しなければなりません。保険会社によって異なる規定を設けているケースもあるため、加入している会社に確認したうえで手続きをしましょう。

 

買取業者に売却する場合は手続きの代行が主流

中古車として業者に売却した車は、自賠責保険の名義変更を済ませる必要があります。名義変更をしないまま放置すると、それまでのユーザーに対して料金の支払いが請求されるためです。名義変更手続きは業者が代行するケースも多いため、必要な書類を用意した後は任せてもよいでしょう。

 

自賠責保険証や売買契約に関する書類を提出し、業者と保険会社のあいだで手続きが進められます。個人で売買契約を結ぶ場合は、これらの手続きをすべて自分で担わなければなりません。

 

還付を受けられるかはケースバイケース

自賠責保険料の還付は、抹消登録を行った際に適用されます。新しい車に買い替える場合にも返金されるケースがほとんどですが、抹消登録を行わないときは還付がされない可能性を理解しておきましょう。

 

業者を介して買い替えると、車の買取金額に上乗せするかたちで還付する方法が多く見られます。自賠責保険の残存期間を計算したうえで、どのくらいの金額が受け取れるのか相談してみるのもおすすめです。査定額のアップにつながる可能性もあります。

 

事故などで廃車や被害者への弁償に備えて任意保険の加入も必要

車の購入を検討している方や現在所有している方は、任意保険の加入も検討しましょう。ユーザーに対して義務となっているものではありませんが、自賠責保険のみでは十分な補償が受けられない可能性もあるためです。

 

任意保険はさまざまな保険会社が複数のパターンのプランを提供しています。万が一の事態を想定し、少しでも安心して運転できるような内容を重視することが大切です。たとえば、以下のようなケースで補償が適用されます。

  • ・運転中に歩行者または自転車と衝突した
  • ・誤ってアクセルを踏み込み、店舗を破損させた
  • ・不注意で停車中の車に追突した

 

具体的な保険料は、車の年式やグレード、運転者の年齢によって異なる点も理解しておきましょう。保険会社に直接連絡したり、店舗経由で申し込んだりといった加入方法が選択できます。

 

事故などによる廃車や自賠責保険について業者へ相談するのがおすすめ

自賠責保険をはじめ、車の保険について不安や疑問がある方は業者に直接相談できると安心です。実績のある業者であれば保険に関する知識も豊富にあります。加入や解約に必要な書類と手続きも教えてもらえるでしょう。

 

事故などで破損した車を廃車にするかどうか迷っている場合も同様です。買い替えを決断したほうがお得になるのであれば、次に乗りたい車を探しながら保険手続きの準備も進められます。名義変更など面倒な作業も代行が可能です。廃車・修理を問わず、信頼できる業者に相談して安心のカーライフを続けましょう。

 

まとめ

事故などで廃車にするときの自賠責解約法|自賠責保険の還付について

車を購入すると同時に必要なのが自賠責保険の加入です。新しい車を購入する際や買い替え時には代行依頼が可能ですが、廃車にする場合は解約手続きを行わなければなりません。残存期間が1か月以上ある方は、還付金の取り扱いも理解しておきましょう。

 

複雑な手続きに不安を感じたときや疑問が残る場合は、ぜひネクステージにご相談ください。豊富な技術と知識をもつスタッフがさまざまな疑問にお答えします。保険に関する情報だけではなく、買い替えや廃車に関するご相談もお任せください。

 

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