トヨタのローン金利は何%?基本知識やプラン、審査基準を解説
トヨタの新車の購入を検討するに当たり、トヨタのローンについて気になっている人もいるでしょう。この記事では、トヨタのローンの基本知識や金利、返済プラン・審査基準などを紹介します。
トヨタのローンを利用すれば、夢の愛車を手に入れる近道になるかもしれません。上手に活用して、理想のカーライフを手に入れましょう。
※目次※
6.金利のあるローンではなく、トヨタのサブスク「KINTO」もおすすめ
・トヨタローンにはいくつかの種類があり、中でも「残価設定型ローン」「残額据置き払い」がおすすめ。
・トヨタローンの金利は販売店により異なるが、3.9%~6.5%ほどとされている。
・金利のあるローンが難しいなら、トヨタのサブスク「KINTO」もおすすめ。
金利が気になるトヨタローンの基本
トヨタのローンは、多様な支払いプランを提供しているのが特徴です。まずは、プランの主な種類と特徴、通常ローンと残価設定型ローンの違いなどを解説します。基本的な情報を押さえ、各ローンを選択する際の参考にしましょう。
金利が気になるトヨタローンは4種類
トヨタのローンは、主に以下の4種類です。
・残価設定型ローン
・残額据置き払い
・通常の分割払い
・e-way
残価設定型ローンは、車両価格の一部を残価として据え置き、残りを分割払いする方式です。月々の支払いが軽減され、契約満了時には乗り換えや返却、買取を選択できます。
残額据置き払いは、車両価格の一部を据え置き、購入時に頭金と手数料を支払う方式です。1年~5年後に据置き額を一括または分割で支払うため、購入時の負担が軽くなるでしょう。
通常の分割払いは、最大96回までの分割払いが可能で、ボーナス併用にも対応しています。支払額可変クレジット「e-way」は、契約後でも返済プランの変更が可能な柔軟性が魅力です。
金利が気になるトヨタの通常ローンと残価設定型ローンの違い
トヨタの通常ローンと残価設定型ローン(残クレ)には、大きな違いがあります。通常ローンは車両価格全額を分割で支払うのに対し、残価設定型ローンは最終回に大きな支払いを残す仕組みです。
これにより、残価設定型ローンは月々の支払額を抑えられますが、金利は通常ローンより高めな点に注意しましょう。
例えば、200万円の車を5年ローンで購入する場合、通常ローンの月々の支払いは約3.5万円です。一方、残価設定型ローン(残価70万円)では約2.5万円と、1万円ほど少なくなります。ただし、5年後に70万円の支払いが必要です。
総支払い額を比較すると、通常ローンが約210万円、残価設定型ローンが約224万円と、残価設定型ローンのほうが14万円ほど多くなります。これは、残価にも金利がかかるためです。
通常ローンは総支払い額を抑えたい人に、残価設定型ローンは月々の負担を軽くしたい人に適しているといえます。
トヨタローンの金利を徹底解説
トヨタのローン金利は、新車購入時の重要な検討事項です。ここでは、トヨタローンの金利範囲と決定要因を紹介します。
U-Carや認定中古車の場合、新車とは異なる金利設定であることも要チェックです。トヨタローンの金利の、重要なポイントを見ていきましょう。
トヨタローンの金利と決定要因
トヨタの新車のローン金利は、一般的に3.9%~6.5%とされています。ただし、金利は販売店によって異なる場合がある点に留意しておきましょう。
金利を決定する主な要因には、借り手の信用スコアと契約期間があります。信用スコアが高いほど、また契約期間が短いほど、低い金利が適用される傾向です。基本的に、トヨタの金利は実質年率として徴収されます。
トヨタ認定中古車のローン金利
トヨタでは新車のみならず、中古車にも残価設定型ローン・残額据置き払いができるのが大きな特徴です。トヨタ認定中古車は「U-Car」とも呼ばれ、厳格な品質基準を満たしていることを意味します。
例えば、150万円の中古車を買う場合で考えてみましょう。通常の分割払いであれば金利手数料が約27万円かかるところ、「U-Carゆとりプラン」で残価設定型ローンを利用すると約17万円に抑えられます。
また、残額据置き払いを利用する「U-Car楽々2回プラン」なら2回払いなので、金利手数料が約3万5,000円と大幅に軽減される点が魅力です。
ただし、上記は販売店や状況によっても変動するため、具体的な条件はトヨタ販売店に確認することをおすすめします。
トヨタと他メーカーのローン金利比較
一般的に、トヨタの金利は業界平均と同程度か、やや低めに設定されています。例えば、日産やホンダなどの主要メーカーと比べると、0.1%~0.5%程度低いケースが多いようです。
ただし、各メーカーは時期によって特別金利キャンペーンなどを実施するため、一概に優劣を付けるのは難しいでしょう。
トヨタの強みは、多様な支払いプランを提供していることにあります。通常ローンだけでなく、残価設定型ローンや残額据置き払いなど、顧客のニーズに合わせた選択肢が豊富です。これにより、実質的な金利負担を軽減できる可能性があるでしょう。
金利を抑えるプランを選びたいならトヨタの診断も活用しよう
自分にとって最適なローンが分からない人には、トヨタが公式で提供しているサービス「自動車クレジット診断」を利用するのがおすすめです。このシミュレーターを使えば、さまざまな支払いプランを比較検討できるでしょう。
使い方は簡単で、車種・購入価格・支払いイメージなどを入力するだけで、最適なプランを提案してもらえます。ただし、シミュレーション結果はあくまで目安です。将来の収入や支出の変化も考慮に入れ、無理のない計画を立てましょう。
(参考:『自動車クレジット(ローン)診断|特設ページ|TS CUBIC WEBサイト』)
金利が気になるトヨタローンの審査
トヨタローンの審査は、申込者の返済能力を慎重に評価するプロセスです。審査の流れや審査基準、必要書類などについて詳しく解説します。以下の情報を理解することで、審査をスムーズに進め、希望の車種を手に入れられる可能性が高まるでしょう。
金利が気になるトヨタローン審査の基本的な流れ
まずは、販売店で必要事項を記入し、審査に必要な書類を提出しましょう。次に、トヨタファイナンスが申込内容を精査し、信用情報を確認します。この際、年収や職業、勤続年数などが重要な判断材料となるのがポイントです。
審査結果は通常3営業日程度で通知されますが、追加書類が必要な場合は時間がかかることもあるでしょう。審査に通過すると、契約内容の最終確認を行い、ローン契約が成立します。
金利が気になるトヨタローンの審査基準と審査に通りやすい条件
トヨタローンの審査基準は、主に「年収」「職業・勤続年数」「信用情報」の3点です。年収は返済能力の指標となり、借入希望額に見合う収入が求められます。
職業・勤続年数は収入の安定性を示し、正社員で3年以上の勤続者が有利です。信用情報は過去の借入や返済状況を反映し、延滞・債務整理の記録がないことが重要となります。
審査に通りやすい条件としては、安定した収入源があること、他の借入を極力減らしていること、そして正確な情報を提供することが挙げられるでしょう。
また、ローン申し込みの時期も重要で、転職直後・退職直前は避けるべきです。複数のローンを同時に申し込むことも、審査に悪影響を与える可能性があるため注意しましょう。
金利が気になるトヨタローンの必要書類と準備のポイント
トヨタローンの申込時には、必要書類の準備が重要です。主な必要書類を、以下で確認しましょう。
・本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)
・収入証明書(源泉徴収票や確定申告書)
・住所確認書類(公共料金の請求書など)
・印鑑証明書
・実印
スムーズな審査のためには、これらの書類を事前に用意しておくことが大切です。特に収入証明書は、最新のものを準備しましょう。書類に不備があると、審査が遅れる可能性があるため、記入漏れ・誤記入がないか確認することをおすすめします。
また、審査をスムーズに進めるためには、販売店のスタッフに不明点を確認し、必要な情報を正確に提供することが重要です。準備を整えることで、トヨタローンの審査をスムーズに進められます。
金利が気になるトヨタローンの返済中の注意点
トヨタローンの返済中に、返済プランを変更したくなる人もいるかもしれません。返済プランの変更は、可能なのでしょうか。
また、早期返済のメリット・デメリットや、返済困難時の対応と相談窓口も紹介します。自身の状況に合わせて、最適な返済方法を選択するためのポイントを押さえていきましょう。
トヨタローンの早期返済は、車両元金を上回る金額になることも
トヨタローンの早期返済には、メリットとデメリットがあります。最大のメリットは、将来発生する利息の支払いを抑えられることです。
一方で、デメリットとしては手数料や違約金の発生が挙げられます。特に、支払い開始前の早期完済では、車両元金を上回る金額を支払う場合もあるでしょう。これは、自動車クレジットの手数料が加算されるためです。
早期返済を検討する際は、契約内容を十分に確認し、総支払い額や手数料を比較検討する必要があります。また、一括返済だけでなく、増額返済などの選択肢も考慮に入れるとよいでしょう。
トヨタローンの返済プラン変更には資料請求が必要
トヨタローンの返済プラン変更手続きは、MY TS CUBICの「カードに関するお手続き」から「資料請求」を行うことで開始できます。必要書類は通常、本人確認書類と収入証明書類ですが、変更内容によって追加書類が必要になる場合もあるでしょう。
変更可能な条件としては、返済期間の延長や短縮、毎月の返済額の増減などがあります。ただし、金利の変更は原則として認められていません。また、変更には一定の条件があり、例えば返済期間の延長は最長7年までといった制限があります。
プラン変更を検討する際は、総支払い額の変化や手数料の発生有無を確認することが重要です。
トヨタローンの返済困難時は早めの対応を
トヨタローンの返済が困難になった場合、早めの対応が重要です。まず、トヨタファイナンスの自動音声システムを利用し、支払い予定日や方法の変更を行います。
支払いが遅れると、SMS・メール・郵送で連絡が来るため、この段階で相談窓口に連絡し、状況を説明することが大切です。ただし、引き落とし日の変更や翌月への繰り越しはできないため注意しましょう。
返済困難な状況が続く場合は、早期に専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。車の売却や契約の見直しなど、さまざまな選択肢を検討し、最適な解決策を見つけることが重要です。
金利が気になるトヨタローンのQ&A
トヨタローンを検討する際、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。ここでは、トヨタローンの地域限定プランの有無から、契約中の車の売却の可否まで詳しく紹介します。
トヨタローンを利用する際の疑問点を解消することで、より賢明な選択ができるようになるかもしれません。以下、具体的な質問と回答を見ていきましょう。
トヨタローンには地域限定の低金利プランもある?
トヨタは販売店により、特別の低金利プランを提供していることがあります。通常のローン金利よりも、大幅に低い金利で車を購入できるのが魅力です。
例えば、ネッツトヨタ愛媛では、実質年率2.9%の「いいねプラン」を29歳以下の若年層向けに展開しています。このプランでは、最長96回までの分割払いが可能で、月々の支払い負担を抑えられるでしょう。
さらに、契約期間中に最大5回までプラン変更ができる柔軟性も特徴です。ライフスタイルの変化に応じて、支払い回数や月額を調整できます。
自分がんでいる地域のトヨタ販売店に問い合わせて、特別プランがないか確認してみるのもよいでしょう。
(参考:『ネッツ愛媛の選べる支払いプラン | ネッツトヨタ愛媛株式会社』)
金利が気になるトヨタローンに保証人・担保は必要?
トヨタローンでは通常、保証人や担保は必要ありません。車両自体が担保となり、トヨタファイナンスが保証会社の役割を果たすためです。しかし、審査で返済能力に不安がある場合、保証人を求められることもあります。
例えば、収入が不安定な個人事業主や、年収に対して借入額が高い場合などです。また、過去に金融トラブルがある人も、保証人を求められる可能性が高くなります。
保証人を立てる場合、親族や配偶者など、収入が安定している成人に依頼するのが一般的です。ただし、高齢者や多額の借り入れがある人は、保証人として認められないこともあるでしょう。
保証人がいない場合の対処法としては、頭金を増やしたり、ローンの種類を変えたり、安い車種を選んだりなどの方法があります。また、カーリースという選択肢も検討する価値があるでしょう。
金利があるトヨタローンは契約中の車の売却や買い替えは可能?
トヨタローンで購入した車両でも、契約中の売却や買い替えは可能です。トヨタでは、ローンで購入した残債のある車を売却する際、買取金額を残債額の返済に充てる形を取ります。
残債額を差し引いた後、買取金額が余った場合は売主に支払われるのが基本です。ただし、ローン残債額が買取金額を上回る場合、売却できない可能性があります。
売却や買い替えの際は、トヨタのスタッフに相談するのがおすすめです。クレジット会社への残債確認や、所有権解除などの手続きを代行してくれます。
金利のあるローンではなく、トヨタのサブスク「KINTO」もおすすめ
トヨタの新しい車の利用方法として、サブスクリプションサービス「KINTO」が注目を集めています。KINTOは車両本体価格に加え、自動車税・任意保険・車検・メンテナンス費用などの諸費用が、全て含まれた月額定額制サービスです。
このサービスの最大の魅力は、分かりやすい料金体系と手続きの簡便さにあります。毎月の支払いが明確で、急な出費に悩まされることがありません。また、従来の車購入時に必要だった面倒な手続きが一切不要になります。
また、プリウスやヤリスクロスなど、人気のトヨタ車が月額1万円台から利用可能という点も大きな特徴です。車の維持費を気にせず気軽に乗りたい人や、トヨタの最新車種を試してみたい人とって、KINTOは魅力的な選択肢となるでしょう。
PRトヨタの登録済み未使用車
※価格は支払総額
まとめ
トヨタのローン金利は、3.9%~6.5%ほどの範囲で設定されています。通常ローンの他、残価設定型ローンなど多様な支払いプランを提供しており、自身のニーズに合わせて選択可能です。
各プランにはメリット・デメリットがあり、総支払い額にも影響を与えるので、条件を十分に理解する必要があるでしょう。
また、トヨタは新車のみならず、認定中古車にも残価設定型ローンなどを利用できます。中古車を購入する場合でも、通常ローン以上に金利を抑えられるでしょう。
ローンを検討する際は、トヨタの自動車クレジット診断を活用し、自身の経済状況に合った最適なプランを選択するのがおすすめです。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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