トヨタSUV ハリアーとSUV C-HRの燃費~ハイブリッドの仕組みと違い
ハイブリッドカーには燃費の良さや静粛性など、ガソリン車にはないメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。トヨタのSUVに乗り換えることを検討していて、ハイブリッドカーかガソリン車のどちらにしようか迷っている方もいるのではないでしょうか。
人気車種ハリアーとC-HRの燃費を比較し、ハイブリッドカーの特徴を知れば、ガソリン車とどちらが良いか判断できるでしょう。トータルの費用も計算して、賢い選択をしたいものです。
そこでこの記事では、ハリアーとC-HRの燃費や、ガソリン車との比較で見えてくるハイブリッドカーの魅力についてご紹介します。
※ 目次※
1. トヨタの人気車種「SUV ハリアー」と「SUV C-HR」の燃費
・トヨタの人気SUVであるハリアーとC-HRは、ハイブリッドカーとガソリン車で燃費に大きな差がある
・ハイブリッドカーには、燃費性能・加速性能・静粛性・リセールバリューの高さといった、ガソリン車にはない魅力がある
・新車価格やバッテリー交換費用の高さはハイブリッドカーのネックだが、高品質な中古車を保証の手厚いネクステージで購入すれば問題は解決する
トヨタの人気車種「SUV ハリアー」と「SUV C-HR」の燃費
トヨタ車のラインアップには魅力的なSUVが多く、ハイブリッドカーの性能にも定評があります。人気車種ハリアーとC-HRの燃費を、ハイブリッドカーとガソリン車で比較してみましょう。WLTCモード燃費の比較は、表で紹介します。
SUV ハリアー
2020年6月にフルモデルチェンジをした4代目ハリアーは、ハイブリッドカー・ガソリン車ともに「S」「G」「Z」の3グレードを展開しています。G・Zグレードには、「Leather Package」もあります。グレードが違っても、パワートレインが同じならWLTCモード燃費は変わりません。WLTCモード燃費は、以下のとおりです。
|
2WD |
4WD |
ハイブリッドカー |
22.3km/L |
21.6km/L |
ガソリン車 |
15.4km/L |
14.7km/L |
PRハリアーの中古車
277.9 万円

S
純正8型ディスプレイオーディオ セーフティセンス 禁煙車 レーダークルーズ バックカメラ ドラレコ ETC LEDヘッド コーナーセンサー オートハイビーム 車線逸脱警報 スマートキー オートエアコン
289.9 万円

S
純正ディスプレイオーディオ バックカメラ 衝突被害軽減システム レーダークルーズ 禁煙車 レザーシート コーナーセンサー スマートキー LEDヘッド ETC2.0 オートハイビーム
367.9 万円

Z
JBLサウンド 調光パノラマルーフ 衝突軽減システム 純正12.3インチナビ バックカメラ ブラインドスポットモニター レーダークルーズコントロール デジタルインナーミラー パワーバックドア
335.8 万円

Z
禁煙車 純正12.3型ワイドナビ バックカメラ レーダークルーズ デジタルインナーミラー JBLサウンドシステム ブラインドスポットモニター 純正革巻きステアリング LEDヘッド 純正19インチアルミ
387.8 万円

G
モデリスタフルエアロ 12型ディスプレイオーディオ パワーバックドア プリクラッシュセーフティシステム レーダークルーズコントロール オートマチックハイビーム LEDヘッドライト ビルトインETC
355.8 万円

Z
12.3型純正ナビ JBLサウンドシステム パノラミックビューモニター デジタルインナーミラー レーダークルーズコントロール パワーバックドア 純正革巻きステアリング 純正19インチアルミホイール
304.9 万円

プログレス
禁煙車 モデリスタエアロ 9型ナビ 全周囲カメラ フルセグ セーフティセンス レーダークルーズ レーンアシスト オートマチックハイビーム クリアランスソナー 電動リアゲート パワーシート ETC
424.9 万円

Z レザーパッケージ
禁煙 JBLサウンド 純正10型ナビ 全周囲カメラ ブラインドスポットモニター レーダークルーズ デジタルミラー 黒革 メモリーシート シートベンチレーション 電動リアゲート LEDヘッド ETC
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※価格は支払総額
SUV C-HR
2016年の登場から数回マイナーチェンジを重ねているC-HRは、ハイブリッドカーには「G」「S」「S“GR SPORT”」の3グレード、ガソリン車には「G-T」「S-T」「S-T“GR SPORT”」の3グレードがあります。ガソリン車の各グレードのトランスミッションは、「CVT」と「6MT」から選べます。
なお、4WDの設定があるのはCVTのガソリン車のみです。特別仕様車を除くWLTCモード燃費を比較してみましょう。
|
2WD |
4WD |
ハイブリッドカー |
25.8km/L(S“GR SPORT”のみ25.0km/L) |
設定なし |
ガソリン車(CVT) |
14.9km/L |
14.3km/L |
ガソリン車(6MT) |
15.4km/L |
設定なし |
PRC-HRの中古車
195.9 万円

G
純正ナビ バックカメラ LEDヘッド シーケンシャルウィンカー ETC ブラインドスポットモニター シートヒーター 半革シート セーフティセンス レーダークルーズ スマートキー
184.9 万円

G
禁煙車 モデリスタエアロ 純正9インチナビ バックカメラ レーダークルーズ ブラインドスポットモニター 純正革巻きステアリング LEDヘッドライト 純正18インチアルミホイール ハーフレザーシート
222.9 万円

G
衝突軽減装置 純正8インチディスプレイオーディオ 全周囲カメラ レーダークルーズ ETC Bluetooth フルセグ ドライブレコーダー シートヒーター 合皮シート LEDヘッドライト
232.9 万円

G
全周囲カメラ 衝突被害軽減 100V電源 禁煙車 ハーフレザーシート 前席シートヒーター ドラレコ コーナーセンサー スマートキー LEDヘッド ナビ付8型ディスプレイオーディオ ビルトインETC
182.9 万円
DATE

G
禁煙車 純正9型ナビ 衝突被害軽減システム バックカメラ レーダークルーズコントロール Bluetooth接続 シートヒーター ETC クリアランスソナー オートマチックハイビーム レーントハイビーム
234.9 万円

G モード ネロ
9型ナビ バックカメラ セーフティセンス 禁煙車 レーダークルーズ ブラインドスポットモニター Bluetooth再生 ETC LEDヘッドライト&フォグ スマートキー オートエアコン
214.9 万円

G
純正9型ナビ バックカメラ 衝突被害軽減システム レーダークルーズ 禁煙車 ハーフレザーシート ドラレコ シートヒーター コーナーセンサー スマートキー LEDヘッド ビルトインETC
266.9 万円

G モード ネロ セーフティプラスII
禁煙車 2トーンカラー セーフティセンス 純正8型ナビ 全周囲カメラ ブラインドスポットモニター 前席シートヒーター LEDライト オートハイビーム レーダークルーズ 純正18インチAW ETC
もっと見る >
※価格は支払総額
ハイブリッドカーとガソリン車どっちが良い?
ハイブリッドカーの燃費は、ガソリン車を大きく上回っています。しかし、両者の違いは燃費だけではありません。ハイブリッドカーの特徴と言える部分をガソリン車と比較すれば、どちらが良いか判断しやすいでしょう。ハイブリッドカーの仕組みや燃費、税金、車両本体価格を見てみましょう。
ハイブリッドカーの仕組み
ハリアーやC-HRが採用しているトヨタのハイブリッドシステムは、始動時や低速時はモーターで駆動し、速度を上げるとエンジンで駆動する仕組みです。
エンジン駆動時の余分なエネルギーをバッテリーに充電し、「回生ブレーキ」による充電も利用します。車の内部で自動的に充電するため、EV(電気自動車)と違って外部から充電する必要はありません。
モーターとエンジンの駆動を効率的に使い分けることで、ガソリンを無駄にしない仕組みになっています。
燃費の違い
ハイブリッドカーは走行中にモーターとエンジンを使い分けるため、ガソリン車よりも燃費が良くなります。これはハイブリッドカーのメリットですが、同じ車種ならガソリン車のほうが車両本体価格は安いです。
燃費は維持費に影響しますが、車両本体価格の差を考えて、何年以上乗ればお得になるか考えてみましょう。例えば、15km/Lのガソリン車と30km/Lのハイブリッドカーがあったとします。燃費だけを見ると、ハイブリッドカーのガソリン代はガソリン車の半分で済みます。
ガソリン車のガソリン代が年間10万円なら、ハイブリッドカーは年間5万円です。この場合は1年で5万円ずつお得になるため、車両本体価格の差を5万円で割れば何年でプラスになるかがわかります。
税金の違い
燃費性能や環境性能が高い車は、自動車重量税・自動車税の免税や減税が受けられます。自動車重量税の免税・減税に関する制度が「エコカー減税」で、自動車税の減税に関する制度が「グリーン化特例」です。
ハイブリッドカーは燃費が良く、排気ガスも少ないため、最大で自動車重量税が免税になり、自動車税は75%減ります。自動車取得税に代わって導入された「環境性能割」の仕組みによって、税率が低くなることもメリットです。
ただし、ガソリン車でも燃費性能・環境性能が高ければ、各種税金の軽減が受けられます。しかし税金の軽減率はハイブリッドカーのほうが有利でも、それが車両本体価格の差を埋められるとは限りません。
なお、自賠責保険料は車種によって決まるため、同じ車種ならハイブリッドカーでもガソリン車でも変わりません。
車体価格の違い
ハイブリッドカーとガソリン車は燃費や税率が違うため、購入時にかかる費用と維持費を考慮してトータルの費用を計算しましょう。
例えばガソリン車が250万円、ハイブリッドカーが300万円の車種があったとします。購入時の差額は50万円ですが、各種税金の軽減額はガソリン車が約2万円、ハイブリッドカーが約10万円というケースもあります。
軽減される税額を差し引くと、ガソリン車は約248万円、ハイブリッドカーは約290万円で、差額は約42万円です。売却するまでにこの差を埋められるかどうかで、どちらがお得かが決まります。ハイブリッドカーのほうが税金もガソリン代も少ないだけでなく、買取価格が高くなりやすいことも考慮する必要があります。
結局どちらが良い?
ハイブリッドカーとガソリン車の価格差が大きい車種は、何年乗っても差額が埋まらないこともあります。しかし、車両本体価格の差が小さければ、走行距離(ガソリン代)によっては差額を埋められるでしょう。
ガソリン代の差が影響するため、車に乗る頻度や走行距離によってどちらが良いかは変わります。近所での買い物などに使うなら、ガソリン車をおすすめします。通勤やレジャーに利用するなら、ハイブリッドカーがおすすめです。
ガソリン車にはないハイブリッドカーの魅力
ハイブリッドカーとガソリン車のどちらが良いかを判断するために、ハイブリッドカーの魅力を掘り下げみましょう。燃費の良さが目立ちますが、リセールバリューの高さ、加速性能や乗り心地の良さもハイブリッドカーの魅力です。
ハイブリッドカーは燃費が良い
ハイブリッドカーの最大の魅力は、ガソリン車よりも燃費が良いことでしょう。これは車の使用頻度が高い人にとっては、特に重要なポイントです。
クラストップレベルの燃費性能を誇るC-HRを例に挙げて、見てみましょう。2WD仕様車のWLTCモード燃費は、CVT採用のガソリン車で14.9km/L、S・Gグレードのハイブリッドカーでは25.8km/Lです。
30Lのガソリンで、ガソリン車は447km、ハイブリッドカーは774km走れます。ハイブリッドカーは約1.7倍長く走れるため、ガソリン代を大幅に節約できます。
ハイブリッドカーはリセールバリューが高い
ハイブリッドカーは、ガソリン車よりリセールバリューが高いことも見逃せません。国がエコカーにかかる税金を優遇していることもあって、各自動車メーカーはハイブリッドカーの製造・販売に注力しています。
ユーザーからもハイブリッドカーの人気は高く、販売台数上位車種の多くはハイブリッドカーです。車両本体価格はガソリン車より高いものの、手放す際にガソリン車よりも高く売れるため、トータルで見れば損をしにくいといえます。
ハイブリッドカーは加速がスムーズで乗り心地が良い
ハイブリッドカーには、ガソリン車には真似できない加速性能や乗り心地があります。始動時にはエンジンではなくモーターを使用するため、瞬時に最大トルクを発揮し、非常にスムーズに加速します。
ハリアーやC-HRは、始動時だけでなく低速走行時もモーターを利用するため、エンジン音や振動がありません。高い静粛性と低振動によって、乗り心地はガソリン車よりも良いです。深夜や早朝でも、車庫入れ・車庫出しを気兼ねなく行えます。
ハイブリッドカーは中古車で買うのがおすすめ
ハイブリッドカーの魅力を知ると、ガソリン車から乗り換える人が多いのも納得できるのではないでしょうか。しかし、新車価格がガソリン車より高いのはネックです。
しかし、中古車なら新車よりも安く買えます。購入費用を抑えられれば、ハイブリッドカーのメリットだけを享受できます。ネクステージではハリアーやCH-Rの中古車在庫も豊富なので、ガソリン車から賢く乗り換えられるでしょう。
ハイブリッドカーとガソリン車の車検を比較
ハイブリッドカーの購入前に考えておきたいのは、車検や部品交換にかかる費用です。エコカー減税対象車の場合、車検時に自動車重量税の免税・減税を受けられます。ここからはバッテリー交換費用や、ガソリン車より長持ちするパーツについて見ていきましょう。
バッテリー交換費用は高い
車検時は点検・整備や部品交換を行いますが、部品交換費用は車検の代金が高くなる要因の一つです。ガソリン車にはありませんが、ハイブリッドカーは高価なバッテリーを搭載しています。
バッテリーはハイブリッドシステムに不可欠なパーツですが、交換費用は数十万円になるケースがあります。中古車を購入する際には、乗り換えのサイクルを計画した上で、バッテリーの交換時期についてヒアリングすべきです。手放すまでにバッテリーを交換する必要がない車体を選びましょう。
ガソリン車よりも長持ちする部品がある
ガソリン車と違って、ハイブリッドカーはブレーキパッドによる摩擦に加えて、回生ブレーキを利用して制動を行います。回生ブレーキとは、減速時に生じる運動エネルギーのロスを、電気エネルギーとしてバッテリーに蓄える仕組みです。
制動に回生ブレーキも利用するハイブリッドカーは、ガソリン車に比べてブレーキパッドの摩耗・劣化が少ないです。また、エンジンにかかる負荷が小さい乗り方をすれば、エンジンオイルの劣化も抑えられます。
まとめ
ハイブリッドカーは、ガソリン車よりも燃費性能・加速性能・静粛性が優れています。リセールバリューも高いので、乗り換えの際も有利です。中古車は新車よりも安く購入できますが、ハイブリッドシステムが故障すると修理・交換費用が高いため、ヒアリングによって寿命を見極めることが大切です。
ネクステージではハリアーやC-HRを含めて、高品質なハイブリッドカーの在庫が豊富です。業界最高水準の保証サービスも提供しているため、ハイブリッドシステムの故障にも問題なく対応できます。ハイブリッドカーを購入するなら、購入後も安心できるネクステージにご相談ください。