スポーツカーとの二台持ちに適した車はどれ？組み合わせの例を紹介
毎日の通勤や家族での買い物には実用的な車が欠かせない一方で、休日にはスポーツカーで思い切り走りを楽しみたいと思ったことはないでしょうか。そのような願いを叶えるのが「二台持ち」という選択肢です。
スポーツカーは走る楽しさを提供してくれますが、日常の足としては不便な面があるかもしれません。この記事では、車を二台持ちするメリットやデメリット、スポーツカーとの二台持ちに適した車の組み合わせを紹介します。
※目次※
・二台持ちは、日常の利便性と休日の運転の楽しさを両立する選択肢のひとつ。
・二台持ちのデメリットは、維持費や駐車場代など経済的な負担が増加することが挙げられる。
・任意保険のセカンドカー割引などを活用すると、二台持ちの維持費の削減につながる。
スポーツカーと他の車を二台持ちするメリットとデメリット
スポーツカーと他の車との二台持ちには、メリットもデメリットもあります。まずは二台持ちをする際に考えられる特徴を確認して、自分の状況にとって車の二台持ちが適しているかを考えてみましょう。
二台持ちするメリット
車を二台持ちするメリットは、それぞれの車両の長所を最大限に活用できることです。スポーツカーは走行性能に優れている一方で、乗車定員や積載性に制約があります。しかし、実用車を併用することで家族でのお出かけや大きな荷物の運搬にも対応でき、用途に応じた使い分けが可能になります。
さらに、走行距離を2台に分散することで、各車両への負担が軽減され、結果として車の寿命を延ばせる可能性もあるでしょう。
二台持ちするデメリット
車を二台持ちする際は、避けて通れないデメリットも存在します。最も大きな負担となるのが維持費の増加です。車検費用や自賠責保険、自動車税種別割や任意保険といった基本的な維持費がそれぞれの車両で必要になります。
さらに物理的な問題として、2台分の駐車場確保が必要です。都市部では月極駐車場代だけで月数万円の出費となるケースも少なくありません。これらの負担を十分に理解した上で、車の二台持ちを検討することが大切です。
スポーツカーとの二台持ちに適した車はどれ？
スポーツカーと他の車を二台持ちする際は、デメリットを補うボディタイプを選ぶと良いでしょう。ここでは、経済的な選択肢として、軽自動車とコンパクトカーを紹介します。
軽自動車
スポーツカーとの車の二台持ちを検討する際、軽自動車は経済的な選択肢のひとつです。なぜなら、軽自動車の自動車税種別割は年間1万800円（初度検査年月が平成27年4月以降の車両の場合）と普通車と比べて大幅に安く、燃費性能も優れているためです。
近年の軽自動車は安全装備や快適性能が大幅に向上しており、日常の買い物や通勤には十分な性能を備えています。スポーツカーを趣味として楽しみつつ、実用面では軽自動車でコストを抑える組み合わせは、無理のない範囲で車の二台持ちを実現したい方にとって理想的なバランスといえるでしょう。
コンパクトカー
コンパクトカーは、軽自動車と比べて居住性や積載性に余裕があり、普通車でありながら維持費を比較的抑えられる点が魅力といえます。
コンパクトカーの自動車税種別割は軽自動車より高額になりますが、大型車と比較すれば経済的です。燃費性能も優秀で、通勤や買い物といった日常使いでランニングコストを抑制できます。
スポーツカーでは難しい4人~5人乗車や荷物の積載に対応できる点も、コンパクトカーを選ぶメリットです。
スポーツカーとの二台持ちで車の維持費は軽減できる？
車を二台持ちするときに、なるべく維持費を抑えたいと思う方は多いのではないでしょうか。ここでは、車を二台持ちするときに意識したいポイントを紹介します。
セカンドカー割引を活用する
車の二台持ちでは、それぞれに保険料や税金が発生するため、維持費が倍増する点がデメリットとなります。維持費を抑える際は、任意保険の加入方法をよく検討すると良いでしょう。
任意保険にはセカンドカー割引があるため、活用すれば2台目の保険料を削減できます。さらに、長期保有車の高い等級を保険料の高い車両に移すことで、より安い保険料で加入できる可能性があります。
燃費や維持費の負担を考慮して使い分ける
車の二台持ちにおいて維持費を効率的に削減するには、それぞれの車両の特性を活かした使い分けが重要です。
通勤や買い物などの日常使いでは燃費の良い実用車を活用し、スポーツカーは週末のドライブや特別な機会に限定することで、タイヤやブレーキなどの消耗品の交換頻度を抑えられる可能性があります。
このような役割分担により、どちらの車両にも過度な負担をかけずに済むため、維持費の削減につながるでしょう。
まとめ
スポーツカーと他の車を二台持ちすると、用途に応じた使い分けが可能となり、それぞれの車の長所を活かせます。一方で経済的な負担が増えることがデメリットです。
二台持ちの維持費を抑えるには、任意保険のセカンドカー割引を活用したり、長期保有車の高い等級を保険料の高い車に移すなどの工夫をすると良いでしょう。
二台持ちは維持費の負担増はありますが、賢く組み合わせて使い分けることで、豊かなカーライフの実現につながります。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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