新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

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新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

新車を購入した際には、エンジンオイルの交換時期について確かめておく必要があります。エンジンオイルは車の血液ともいえる重要な役割を担っており、適切なタイミングでの交換が欠かせません。

 

交換時期は車のタイプや使用環境によって異なるため、具体的な交換時期を把握しておくと安心です。

 

そこでこの記事では、新車のエンジンオイル交換の適切なタイミングや、エンジンオイルの役割についても解説します。車に長く乗るためには、メンテナンスも重要なポイントです。長く快適に車に乗り続けるためにも、エンジンオイルについて理解しておきましょう。

 

※目次※

1.新車購入後にオイル交換は必要?最初のタイミングはいつ?

2.車のタイプ別にオイル交換のタイミングをチェック

3.車のコンディション別にオイル交換のタイミングをチェック

4.新車購入後はメーカーが推奨するオイル交換の時期目安も確認しておこう

5. 新車のエンジンオイルを交換する際のオイルの選び方

6.まとめ

 

■POINT

・新車の初回オイル交換は6か月~1年また5,000km~1万kmが目安。ただし、車種や使用環境によって適切な時期は異なる。

・軽自動車、ハイブリッド車、ターボ車はそれぞれ特性が異なり、オイルの交換頻度も変わる。

・ノーマルコンディションとシビアコンディションでオイル交換の時期が異なる。愛車を長く使い続けるには適切なオイル選択と正しい交換が重要!

 

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新車購入後にオイル交換は必要?最初のタイミングはいつ?

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

新車を購入したばかりの方は、オイル交換のタイミングや必要性について悩むこともあるでしょう。新車であってもエンジンオイルの交換は重要です。エンジンの性能を最大限に引き出すには、適切なオイルの管理が欠かせません。

 

ここでは、エンジンオイルの重要性、新車の初回オイル交換のタイミングについて詳しく解説します。

 

エンジンオイルの役割

エンジンオイルは、車の心臓部であるエンジンを守る不可欠な存在です。主に以下の5つの機能によってエンジンを適切な状態に保ちます。

 

1. 潤滑作用

エンジンオイルは車の内部を循環します。各部品の間に入り込み、それぞれの部品同士の滑りをよくする効果があります。そのため、各部品がスムーズに動くためにはオイルが欠かせません。

 

2. 清浄作用

オイルの役割はススなどエンジン内部に付着した汚れを洗浄する役割です。洗浄する効果がある添加剤が含まれており、きれいな状態を維持するのに重要な役割を果たします。

 

3. 冷却作用

冷却用の冷却水もあるのですが、それだけでは十分な役割を果たせません。そのため、エンジンオイルも冷却の役割を担っています。

 

4. 防錆作用

オイルはさまざまな部品に入り込み、部品を錆(さび)から保護する役割があります。

 

5. 密封作用

オイルはエンジン内部のシリンダーとピストンリングの隙間を塞ぎ、気密性を確保する役割があります。気密性が確保されていることで、燃焼効率が向上するため、燃費性能の維持ができます。

 

エンジンオイルには上記の役割がありますが、使用とともに劣化するため、新車で購入しても適切なタイミングでの交換が欠かせません。愛車を長く快適に乗り続けるためには、適切なメンテナンスが大切です。

 

新車の初回オイル交換のタイミング

新車の初回エンジンオイル交換の目安は、6か月~1年、走行距離で確かめる場合には5,000kmから1万kmです。

 

ただし、これはあくまで一般的な目安であり、車種や使用環境によって適切なタイミングは変わります。

 

短距離走行や渋滞の多い使用状況では、オイルの劣化が早まる可能性があるため、より頻繁な交換が望ましいでしょう。取扱説明書を確認して、メーカー推奨の交換時期を守りましょう。

 

1,000kmでの交換は本当に必要?

新車購入後1,000kmでのオイル交換が常識とされていました。しかし、現代の自動車技術の進歩により、常識は見直されつつあります。

 

以前は、新車のエンジンが初期運転時に発生させる金属粉を除去するため、早期の交換が推奨されていました。当時の製造技術では、エンジン部品の「なじみ」過程で多くの金属粉が発生したためです。

 

しかし、現在は技術が進歩しており、金属粉の発生量は大幅に減少しました。そのため、多くの自動車メーカーは初回オイル交換を5,000km以上走行後に設定しています。

 

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車のタイプ別にオイル交換のタイミングをチェック

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

エンジンオイルの交換時期は、エンジンタイプや車種によって異なります。軽自動車、ハイブリッド車、ターボ車など、それぞれの特性に合わせてエンジンオイルを交換するとよいでしょう。ここでは、車種別のオイル交換の目安を詳しく解説します。

 

軽自動車のエンジンオイルの交換時期

軽自動車のエンジンオイル交換は、走行距離5,000kmまたは使用期間6か月が目安です。軽自動車は排気量が小さいため、必要な出力を得るためにエンジンの回転数を高く保つ傾向があります。高回転運転は、エンジン内部の温度上昇を引き起こし、結果としてエンジンオイルの劣化を早めてしまうのです。

 

さらに、軽自動車は日常的な短距離走行や市街地を走行するケースも多く、これらもオイルの劣化を促進する要因となるでしょう。頻繁な発進や停止、低速走行などは、エンジンオイルに大きな負担がかかります。

 

軽自動車の新車を所有している場合、定期的なオイル交換が重要です。使用状況によってはさらに頻繁な交換が必要な場合もあるため、定期的なチェックをおすすめします。

 

ハイブリッド車のエンジンオイルの交換時期

ハイブリッド車のエンジンオイル交換は、一般車とは異なる注意が必要です。エンジンとモーターを併用するため、一見するとエンジンへの負担は軽減されているように感じるかもしれません。ただし、実際には通常の車よりも強い負荷がかかっている可能性があります。

 

ハイブリッド車の特徴のひとつは、頻繁なエンジンの始動と停止です。これは短距離走を繰り返すアスリートのような状態で、エンジンオイルが十分に温まる前に冷えてしまうサイクルを繰り返します。

 

その結果、オイルが本来の性能を発揮しづらくなり、エンジンへの負担が増大する可能性があるのです。よって、ハイブリッド車のオイル交換は一般車よりも早めに行うのがおすすめです。

 

ターボ車のエンジンオイルの交換時期

ターボ車のエンジンオイル交換は、他の車種よりも慎重な対応が求められます。ターボユニットにより圧縮空気をエンジンに送り込むため、エンジンへの負担が通常車よりも大きくなるからです。

 

新車のターボ車では、走行距離3,000km後のオイル交換が推奨されています。他の車種と比べてかなり短いサイクルですが、エンジンの性能維持には不可欠です。

 

日本の道路事情を考慮すると、頻繁な発進停止や短距離走行が多くなり、エンジンへの負荷がさらに高まります。状況によっては、3,000kmよりも早い段階でのオイル交換を検討する必要があるでしょう。

 

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車のコンディション別にオイル交換のタイミングをチェック

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エンジンオイルの交換時期は、車の使用状況によって大きく変わります。コンディションに関する主なパターンは、ノーマルコンディションとシビアコンディションの2つです。

 

運転スタイルや使用目的を考えながら、オイル交換の計画を立てるのがよいでしょう。ここからは、それぞれのコンディションに応じた交換の目安を解説します。

 

ノーマルコンディションでのエンジンオイルの交換時期

ノーマルコンディションとは、理想的な走行環境のことです。具体的には、一定の速度で長距離を走行したり、急な加速や減速を避けたりする状態を意味します。このような条件下では、エンジンへの負荷が最小限に抑えられ、オイルの劣化も緩やかです。

 

多くの車のメンテナンスノートに記載されている推奨オイル交換時期は、ノーマルコンディションを想定しています。

 

しかし、日本の道路事情を考えると、純粋なノーマルコンディションでの走行はまれです。都市部での頻繁な発進停止、短距離走行、渋滞など、さまざまな要因がエンジンに追加の負荷をかけます。メーカー推奨の交換時期を参考にしつつも、実際の使用状況に応じて柔軟に対応しましょう。

 

シビアコンディションでのエンジンオイルの交換時期

シビアコンディションとは、エンジンに大きな負荷がかかる過酷な使用状態のことです。具体的には、頻繁な短距離走行や渋滞での運転、山道や悪路の走行などが当てはまります。これらの条件下では、エンジンオイルの劣化が通常よりも早く進行するでしょう。

 

シビアコンディションでの車のエンジンオイル交換は、より頻繁に行う必要があります。ただし、車種によって異なる場合もあるため、あらかじめ取扱説明書を確認しましょう。

 

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新車購入後はメーカーが推奨するオイル交換の時期目安も確認しておこう

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

各自動車メーカーでは、それぞれの基準に沿って生産する車のエンジンオイル交換時期の目安について公表しています。新車を購入した場合は、自身の車がどの基準に当てはまるか事前にチェックしておきましょう。

 

トヨタ車

トヨタ車におけるオイル交換の時期の目安は、以下の通りです。

車種

交換時期の標準目安

シビアコンディション時

ガソリン車

(ターボ車を除く)

1万5,000km

または1年

7,500km

または6か月

ガソリンターボ車

5,000km

または6か月

2,500km

または3か月

ディーゼル車

5,000km~2万km

または半年~1年ごと

2,500km~1万km

または3か月~半年ごと

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また、トヨタはオイル交換をする際に、オイルフィルターも定期的に交換することを推奨しています。

 

日産車

日産によるオイルの点検・交換の時期の目安は、5,000kmごとの走行または6か月ごとです。エンジンオイルの選び方として、以下の基準を提示しています。

 

・車種によって搭載しているエンジンは異なり、それぞれに適合するエンジンオイルがある

・エンジンが本来の性能を発揮できるように、指定のオイルを使用する

 

ホンダ車

ホンダ車は一般的なオイル交換の時期は提示せず、車種や車の使用状況に応じて交換することを提案しています。

 

車種ごとに交換距離や時期の目安を設定し、不具合を防止するための基準としているのが特徴です。詳細はその車のメンテナンスノートを参照するか、ホンダ販売店に問い合わせてください。

 

また、悪路や雪道での走行が多い、短距離の繰返し走行が多いなど、車にとって厳しい使用状況(シビアコンディション)にある場合は、標準よりも早めの点検・交換を推奨しています。

 

ダイハツ車

軽自動車を主力とするダイハツでは、軽自動車について、以下のようにオイル交換の目安を提示しています。

車種

交換時期の標準目安

シビアコンディション時

軽自動車(ターボ車を除く)

1万kmまたは6か月

5,000km

軽自動車(ターボ車)

5,000kmまたは6か月

2,500km

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また、エンジンオイルを2回交換するうちの1回は、オイルフィルターも交換することを推奨しています。

 

スズキ車

スズキのサブディーラーの目安ですが、5,000kmまたは半年に一回のオイル交換を推奨しています。

 

また乗車しなくてもエンジンオイルは日々劣化することから、5,000km未満の走行の場合でも、半年以上経過した場合はオイル交換をすべきとのことです。

 

定期的なオイル交換を怠った場合、車の寿命が短くなるおそれがあるため、適切な距離や時期を目安とし、小まめなオイル交換を推奨しています。

 

マツダ車

マツダはオイルの交換時期について、車の種類ごとに細かく目安を設けています。

 

オイル交換の目安は以下の通りです。

車両のタイプ

交換時期の標準目安

シビアコンディション時

乗用車 DISIターボ

1万kmまたは6か月

5,000kmまたは3か月

乗用車 ロータリーエンジン

1万kmまたは12か月

5,000kmまたは6か月

乗用車 ディーゼルエンジン

1万kmまたは12か月

5,000kmまたは6か月

軽自動車 ターボなし

1万kmまたは6か月

5,000kmまたは3か月

軽自動車 ターボ有り

5,000kmまたは6か月

2,500kmまたは3か月

上記以外の乗用車

1万5,000kmまた12か月

7,500kmまたは6か月

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新車のエンジンオイルを交換する際のオイルの選び方

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

新車のエンジンオイル交換は、車の性能維持に不可欠です。ただし、適切に行わなかった場合、エンジンを傷める恐れがあります。エンジンオイルを交換する際には、エンジンオイルを慎重に選びましょう。ここでは、車種に合ったエンジンオイルの選び方について解説します。

 

メーカー推奨のオイルの硬さを選択する

まず重要になってくるのが、メーカー推奨のオイルの硬さを選択することです。「エンジンオイルの粘度」と表現されることもありますが、新車時には一定の硬さのオイルが入っています。その硬さを基準にしてオイルを選びましょう。

 

オイルの硬さを調べる方法は、車に付属している取扱説明書などを見ることです。5W、10Wのような硬さであれば、「低粘度」に分類されます。一方、30、40、50といった数値であれば「高粘度」です。

 

オイルの性質で選択する

メーカー推奨のオイルの硬さが分かったら、次にオイルの性質を確認しましょう。「ベースオイル」といわれるものであり、「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3種類があります。

 

化学合成油は、価格が高いのは難点ですが、不純物を含まず安定しています。部分合成油は、化学合成油に比べて耐熱性が低くなるものの、基本的な性能を備えたオイルです。鉱物油は最もリーズナブルな価格で手に入れられますが、劣化が早いといったデメリットもあります。

 

車の乗り方で選択する

ベースオイルの選択と同時に、車の乗り方でオイルを選択するのも忘れないようにしましょう。基本的にはメーカー推奨の硬さを選ぶことになりますが、車の乗り方によって「粘度の微調整」ができます。

 

低粘度のオイルは低温での始動性が高く、燃費改善にも向いています。一方の高粘度オイルは、高温でもエンジンを保護するなど、耐熱性に優れたものです。例えば高速道路や坂道での走行など、パワーが求められる走行が多い場合は、高粘度オイルのほうがパフォーマンスを発揮できるでしょう。

 

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まとめ

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

使用環境によって異なりますが、一般的には6か月~1年、または5,000km~1万kmが目安となっています。

 

軽自動車、ハイブリッド車、ターボ車はそれぞれ特性に応じた交換頻度が必要です。また、使用状況がノーマルコンディションかシビアコンディションかによっても交換時期が変わります。適切なオイルの選択と正しい交換方法を守ることで、愛車のコンディションを良好に保てるでしょう。

 

▼ライタープロフィール

新車のエンジンオイル交換の目安は?車のタイプ別のタイミングや役割を紹介

兒島裕和

2018年よりフリーランスのWebライターとして活動。車関係の記事を中心に、これまでに2,000本以上の記事を執筆。日本の普通自動車免許に加えて、EU圏内の自動車免許を2020年に取得。国内に加えて海外の自動車事情にも精通。

 

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